カディスCF

カディスCFは、LALIGA HYPERMOTIONの開幕戦となるCelta Fortuna戦をわずか4日後に控えたタイミングで、イマノル・イディアケス監督の電撃解任に踏み切りました。後任候補としては、バレンシアなどで指揮経験のあるアルベルト・セラデス氏の名前が最有力として浮上しています。解任の引き金となったのは、プレシーズン最終戦トロフェオ・カランサ(カランサ杯)でのUDラス・パルマス戦における1-3の敗北です。プレシーズン全体を通して、カディスはプロチーム相手に5敗(オーランド・パイレーツに1-2、レスターに0-1、コルドバに0-1、セウタに1-3、ラス・パルマスに1-3)を喫しており、唯一の白星はグラナダ戦(2-0)のみでした。イディアケス監督は敗戦後に『チームはまだ構築の途上にあり、新しい選手たちがお互いを知るための学習プロセスである』と語り、『土曜日の開幕戦では勝利のために戦う』と意気込んでいましたが、そのチャンスを失うことになりました。

この決定は、Manuel Vizcaíno前会長に代わって7月3日に就任したクリスティアン・セプティエン新会長(メキシコ系ドイツ人実業家)による、初めての大きなスポーツ面の決断です。セプティエン会長は3年以内での1部復帰を掲げ、650万ユーロの増資を実施するほか、クラブの土地を700万ユーロで購入するなど、積極的な改革を進めています。さらに、クラブは新たなソーシャル方針としてチケット料金の大幅な値下げを発表しました。これまでは50〜80ユーロと2部としては高額だったチケットを、開幕戦ではプレフェレンシア席を30〜35ユーロ、トリブナ席を40〜50ユーロへと変更しました。補強面では、デポルティーボからホセ・アンヘルやダニ・バルシアの獲得を狙っています。(via ElDesmarque / via SPORT)

レアル・ソシエダB

LALIGA Hypermotion 2026/2027シーズンの開幕戦として、8月14日金曜日20:30にホームであるZubieta(ズビエタ)でカステリョンと対戦することが決まっています。この対戦は、今季の2部リーグ全体のオープニングマッチとなります。前シーズンのカステリョンとの対戦は、2試合で合計「15ゴール」が生まれるという、2部リーグ史上最も壮絶な打ち合いの歴史を持っています。1試合目はカステリョンが5-4で勝利、2試合目はレアル・ソシエダBが4-2で勝利しており、1試合平均12分に1回ゴールが決まった計算となります。今季の開幕戦に向けて、ブックメーカーのオッズではアウェイのカステリョンが優勢と評価されており、レアル・ソシエダBの勝利は3.80〜4.20、引き分けは3.60〜3.90とされていますが、再び歴史的な打ち合いが期待されています。(via SPORT)

CDカステリョン

昨シーズンは勝ち点72を獲得し、2部で6位に入りクラブ史上初の1部昇格プレーオフに進出。準決勝でアルメリアに敗れたものの、リーグ最多の70ゴールを挙げるなど、センセーショナルなフットボールを展開しました。今季も昇格を目指すプロジェクトを率いるのは、2029年までの長期契約を結んだパブロ・エルナンデス監督です。開幕戦はアウェイでレアル・ソシエダBと対戦。過去に対戦した180分間で合計15ゴールという派手な殴り合いを演じた相手であり、ブックメーカー各社も2.5ゴール以上や両チーム得点を本命視しています。カステリョンは敵地ながらも勝利オッズが1.71〜1.80と、2部開幕戦で最も勝利が期待されているチームの一つとなっています。(via SPORT)

UDアルメリア

移籍市場における大きな動きとして、ミッドフィールダーのディオン・ロピをサウジアラビアのアル・イテハドへ売却し、固定で1300万ユーロ、さらに変動ボーナスとして最大600万ユーロを受け取る大型取引を成立させました。アルメリアは近年、驚異的な価格で若手を売却する「錬金術(工場)」を確立しています。これまでにわずか6人の選手から、変動込みで合計1億5600万ユーロを稼ぎ出してきました。ダーウィン・ヌニェスをベンフィカへ2400万ユーロで売却し、さらにリバプール移籍時の20%の売却利益権から1000万ユーロが入り、合計3400万ユーロとなったほか、ウマル・サディクをソシエダへ2000万ユーロ+変動500万ユーロ、エル・ビラル・トゥーレをアタランタへ史上最高の固定2800万ユーロ+変動300万ユーロ、ルイス・スアレスをスポルティングへ2200万ユーロ+変動500万ユーロ、マルク・プビルをアトレティコへ1600万ユーロ+変動400万ユーロで売却してきました。今夏もブルーノ・ランガ(100万ユーロ)、フアン・グティエレス(180万ユーロ)、ペドロ・フィデル(30万ユーロ)、マレジ(600万ユーロ)、ペロビッチ(100万ユーロ)を売却し、すでに計2300万ユーロを確保しています。一方、右サイドバックのダイジロ・チリーノを巡り、オササナから届いた600万ユーロの獲得オファーを拒否し、1500万ユーロ未満での売却は認めない強硬姿勢を示しています。(via MARCA / via SPORT)

レアル・オビエド

守備の要として、セルタ・デ・ヴィーゴから25歳のセンターバック、カルロス・ドミンゲスを買い取りオプションなしの1年間のシンプルローンで獲得することに合意。選手はすでに練習場であるエル・レケソンでチームに合流しています。ドミンゲスはセルタのジラルデス監督の構想から外れており、かつてトップチームでプリメーラ通算64試合(昨季13試合)に出場した経験を、オビエドの昇格プロジェクトに注入します。一方、エジプト代表として大活躍し、市場価値が高騰していたウインガーのハッサンが、スコットランドの名門セルティック・グラスゴーへ完全移籍することが決定し、メディカルチェックのために出国しました。売却額の40%は前所属のビジャレアルに支払われますが、オビエドにとって極めて大きな資金をもたらします。このハッサンの売却により、これまで財政上限(サラリーキャップ)のために未登録だった新規加入の選手たちのLALIGA登録が一気に進むことになり、フリアン・カレロ監督を悩ませていた開幕前の登録枠問題が劇的に解消されることになりました。(via SPORT / via ElDesmarque)

UDラス・パルマス

今季のハイパーモーションにおける最も野心的なチームとして驚異的なチーム再編を進めています。降格したものの、年間シート(アボナード)の販売数は22,040名を数えます。最大の注目は、日本のウインガー宮代大聖を180万ユーロを支払って完全移籍にて獲得したことです。宮代はプレシーズンで抜群のフィット感を見せており、主に右ウイングとして起用され、デ・ラ・バレーラ監督が目指す垂直的なサッカースタイルを牽引します。カランサ杯でのカディス戦でも得点を決め逆転の原動力となりました。さらに、ローマ所属の22歳のルイージ・ケルビーニのローン獲得で個人合意に達しています。しかし、ローマ側が今夏すでに6件のレンタル放出を行っており、RFEFやUEFAの規定する上限をクリアするための法的調整が進められています。また、レーシング・サンタンデールのファン・カルロス・アラナの獲得も熱望しており、レーシング側が補強を完了し次第、取引がまとまる見通しです。ラミレス会長は『彼はカンテラ出身で友人であり、1部でプレーするのがふさわしい。もし1部に席がないなら、2部で選ぶのは我々だけだ』と獲得への自信を語りました。(via SPORT / via Mundo Deportivo)

ジローナFC

2部への降格という試練の中でも、クラブへの支持は爆発的なものとなっています。今シーズンの年間シート(アボナード)の販売数は、歴史的な「10,000名」に達して販売を締め切りました。昨季のアボナード更新率は驚異的な96.6%に達し、キャンセルしたソシオはわずか332名にとどまりました。空いた332席に対し、昨季から3,000人以上が順番を待っていたキャンセル待ちリストから532名が新たに年間シートを確保。これにより、クラブの総ソシオ会員数は15,000名を超え、過去最高の規模となりました。日曜日に行われるレガネスとの開幕戦において、Montiliviスタジアムは2部とは思えないほどの大歓声に包まれます。一方、右サイドバックのアルナウ・マルティネスに対し、バレンシアが本格的な獲得交渉を開始しており、彼の退団交渉が進行しています。(via Mundo Deportivo / via Esport3)

CDテネリフェ

アルバロ・セルベラ監督のもと、日曜日の16:00から敵地イプルアでのSDエイバル戦で2部リーグの過酷な戦いをスタートさせます。クラブの歴史的な象徴であり、13年間キャプテンとして戦い続けたアイトール・サンスがスパイクを脱ぎ、エイバル戦からは初めてコーチングスタッフの一員として戦いに臨みます。サンスは自身の新しい生活について『朝、目が覚めても、日曜日に対戦相手とどのように走るかを考えなくてよくなり、何よりも現役時代の激しい練習による足腰の痛みがなくなったことが本当に素晴らしい』と笑顔で語りました。引退会見に家族を呼ばなかった理由を『もし目の前に愛する子どもたちの顔があったら、恥ずかしながらマドレーヌのように大号泣してしまうことが分かっていたからだ。だから私の方からクラブに対して、できるだけ簡素で控えめな引退手続きにしてほしいと強く懇願した』と明かしました。中盤の構成について、後を任せる現在のメンバーに対して絶対の信頼を寄せており、『彼らは間違いなく2部で渡り合える素晴らしい選手たちだ』とエールを送り、チームに対して『2部で戦う上で、いかなる強豪に対しても劣等感を抱かずに挑むことが最も重要だ』と、ソリッドで隙のないサッカースタイルを掲げるチームの昇格への意気込みを代弁しました。(via SPORT)

スポルティング・ヒホン

ニコラス・ラルカモン監督が率いるチームは、エル・モリノンにサバデルを迎える開幕戦(月曜日開催)に向けて最終調整に入っています。しかし深刻な負傷問題を抱えており、ルー、フェラーリ、ホルゲ・サエンスの3選手は依然として個別の回復トレーニングを消化中で、開幕戦の出場は完全に不可能です。一方、筋肉系の違和感でプレシーズン最終戦(バジャドリードに2-4で逆転負け)を回避していた主力アタッカーのガスパールは、開幕戦に間に合う見通しが立っており、大きな救いとなっています。守護神のルベン・ヤニェス、新戦力のヘラベルト、ギジェ・ロサス、グラルテ、フアン・オテロらは、週明けのセッションで軽い調整を行いました。ピッチ外の話題として、クラブOBのナチョ・カセスが、Luancoのビーチで開催されたビーチサッカー大会に出場し見事3位に入り、大会のMVPに輝きました。カセスは『砂の上でのプレーは、想像以上に体や足腰に多大な負担がかかって非常にハードだが、大観衆の中でプレーを楽しめた』と現役時代さながらの熱いプレーを振り返りました。(via SPORT)

RCDマジョルカ

2部降格という厳しい現実に直面しながらも、今夏の移籍市場で歴史的な大立ち回りを見せ、降格チームとしては21世紀史上最高額となる「6420万ユーロ」に達する巨額の資金創出に成功しました。主な放出と売却益として、ヴェダト・ムリキがフェネルバフチェへ1550万ユーロ(昨季マジョルカで23ゴールを挙げて2位)、サム・コスタがサウジアラビアのアル・ナスルへ2200万ユーロ(クラブ史上2番目の高額売却)、ヤン・ヴィルジリがベルギーのブルージュへ1200万ユーロ、レオ・ロマンがデポルティーボへ900万ユーロ、パブロ・マフェオをオリンピアコスへ270万ユーロ、カイル・ラリンをサウサンプトンへ300万ユーロで売却しました。これまでにアルナウ・テナス、アブ・スマホロ、アルナウ・プッチマル、アレックス・サラ、アントニウ・ロカ、ルヴンボ、アドリ・フエンテス(コルドバから300万ユーロで獲得、昨季14得点)、シフレなど8名の新規加入が完了しています。さらに、サラゴサから21歳の左利きFWアドリアン・リソの獲得に向けて、移籍金250万ユーロ+将来の昇格ボーナスや売却%を含む4年契約で最終合意に達しています。リソは左ウイング、右、中央をすべてこなせる期待の新星です。(via MARCA / via SPORT)

【本日の総括】

LALIGA Hypermotion(スペイン2部リーグ)は、1部復帰を狙うクラブたちの劇的な再編により、戦い前からかつてない熱気に包まれています。マジョルカが降格チームとして史上最大の6420万ユーロを売り上げる巨額市場を展開し、降格したジローナやラス・パルマスが過去最高のソシオ会員数や野心的な補強で存在感を示す一方、テネリフェではサンス前主将のコーチ合流や、カディスにおける開幕4日前でのイディアケス監督解任劇という前代未聞の混乱が発生しています。レアル・ソシエダBとカステリョンの歴史的な殴り合いから始まるオープニングマッチを含め、昇格をかけた過酷なセグンダの戦いは間もなく幕を開けます。