夏の移籍市場での大規模なチーム再建と新体制

レアル・オビエドはプリメーラからの降格に伴い、大規模なチーム再建を進めている。新スポーツディレクターにダビド・フェルナンデス、新監督にフリアン・カレロを迎え、移籍市場が開いてからわずか3週間で既に8人の新戦力を獲得した。新たに加わったのは、パブロ・サエンス、ハコボ・ゴンサレス、ユネス・ラチャブ、アイサル・アフメド、サム・ロドリゲス、ビクトル・ミンゴ、アリツ・アルダソロ(レンタル移籍)、そしてアレクサンドル・イスファンである。さらに、下部組織からゴールキーパーのミゲル・ナルバエスがトップチームに昇格を果たした。🔄

一方で、チームを去った選手も多数いる。オイエル・ルエンゴはブルゴスへ、デル・モラルはクロアチアのハイドゥク・スプリトへ完全移籍した。また、降格に伴う契約解除によりエリック・バイリー、レアンデル・デンドンケル、オビエ・エジャリアがチームを離れ、ベテランのサンティ・カソルラは現役引退を決断した。その他、レンタル期間満了により元のクラブへ復帰した選手たちもいる。カレロ監督の指揮下、降格からの再建は順調なペースで進んでいるものの、クラブはまだチーム編成が完了したとは考えていない。(via SPORT)

補強の優先ポイントとクリス・ラモスの獲得に向けた動き

現在のチームには、センターバック、ミッドフィルダー(1人または複数)、そして実績のあるストライカーが不足している。特にオイエル・ルエンゴが退団したため、ダビド・コスタスとダニ・カルボの相棒となる左利きのセンターバックを探すことが急務となっている。第4のセンターバックの枠は、マルコ・エステバンとディエゴ・エスピノサが争う構図だ。そして、フェデ・ビニャスが抜けた穴を埋める得点力のある9番の獲得が最大の優先事項に位置付けられている。⚽️

その最有力候補となっているのがクリス・ラモスである。29歳になるこのアンダルシア出身のストライカーは、カディスなどで1部と2部の両方で豊富な経験を持っており、クラブのオーナーであるヘスス・マルティネスが以前から高く評価していた選手だ。昨シーズン、ボタフォゴは出場時間の条件を満たした彼に対して400万ユーロの買い取り義務を行使したため、オビエドはボタフォゴからのシーズン終了までのレンタル移籍という形で彼を獲得する見込みであり、数日中にも契約が完了する。彼はスピード、フィジカル、1.90メートル近い長身を活かした空中戦の強さ、スペースへの飛び出しを持ち、カウンター時の脅威となる。守備への献身性やサイドへのフリーランニングも惜しまず、近年はポストプレーも向上している。この契約はオビエドにとって今夏最大の補強になる見込みだ。(via SPORT) (via MARCA)

クリス・ラモスの感動的な背景とマルコ君との絆

獲得が間近に迫るクリス・ラモスには、心を打つ背景がある。彼は1997年1月にカディスで生まれ、不在だったアメリカ人の父親の代わりに祖父のペドロに育てられた。少年時代は月に150ユーロほどの給料でプレーしていた苦労人でもある。彼はゴールを決めた後、かつてはスタンドにいる祖父を探していた。カディスに移籍した際の入団発表では観客席の祖父と抱き合い、『おじいちゃん、やっと家に帰ってきたよ』と語っていた。しかし、2023年10月に祖父が他界してからは天を指差すようになった。祖父の死の6日後にセビージャ戦でゴールを決めた際、彼は涙を流し、後に祖父がボールを押し込んでくれたように感じたと明かしている。🕊️

その後、彼は小児がん(リンパ芽球性リンパ腫)と闘うカディスの10歳の少年マルコ・ブルン君と出会い、深い絆を築いた。マルコ君が『僕たちは兄弟のようなものなんかじゃない。本当の兄弟なんだ』、『クリスは僕の薬の一部なんだ』と語るほど、二人は頻繁に自宅で会い、ゲームをして過ごした。それ以来、ラモスはゴールを決めると両手でマルコ君の頭文字である「M」の字を作るパフォーマンスを続けている。2025年8月にボタフォゴへ移籍してデビュー戦で2ゴールを挙げた際にも、リオデジャネイロから「M」のサインを送り、毎日連絡を取り合ってきた。2026年初めにはラモス自身が大怪我を負い4ヶ月間離脱する苦しい時期を過ごしたが、その間にマルコ君はがん治療の終了を意味する「夢の鐘」を病院で鳴らすという奇跡を起こした。周囲の人々によれば、ラモスは今でも内気で、評価されることを必要とする性格であり、プレッシャーに対処するために心理学者のサポートを受け、SNSも避けている。オビエドに移籍すれば、マルコ君と共に新しいスタジアムに現れる日が来るかもしれない。(via SPORT)

ワールドカップで活躍したハッサンなど主力選手の去就

チームにはまだ、プリメーラでプレーしていたアロン・エスカンデル、ラヒム・アルハサン、ダビド・コスタス、ダニ・カルボ、ナチョ・ビダル、アルベルト・レイナ、ルカ・イリッチ、イリアス・シャイラ、ハイセム・ハッサンが残っている。しかし、クラブはサラリーキャップに余裕を持たせ、さらなる補強資金を得るために、エスカンデル、ハッサン、シャイラ、レイナといった市場価値の高い選手たちの売却を除外していない。💰

特に注目されているのが、エジプト代表としてワールドカップに出場したウインガーのハッサンである。彼はアルゼンチンとのラウンド16などで見事なパフォーマンスを披露しており、今後重要なオファーが届く可能性が高い。彼の売却が実現すれば、オビエドの移籍市場での動きを活発にする経済的な後押しとなる。また、2027年まで契約を残すGKエスカンデルについては、クラブが満足するオファーが来ない限りはスタメンにとどまる予定である。もし彼が残留すれば、カレロ監督の判断次第で新昇格のナルバエスが第2ゴールキーパーを務めることになる。(via SPORT)

プレシーズンに挑む若手選手と構想外の選手たち

前線の補強が進む中、すでにチームに合流している新戦力のイスファン、そしてホアキン・デルガド、ビクトル・ミンゴの3人はプレシーズン中にストライカーのポジションを争っている。ただし、ミンゴはさらなる成長を促すためにプリメーラ・フェデラシオン(3部)のクラブへレンタル移籍する可能性が残されている。🏃‍♂️

また、レンタル移籍から復帰したものの構想外となっている選手たちもおり、ダニエル・パラシフの退団は最も確実な状況だ。さらに、アレックス・カルデロ、チュクウマ・エゼ、そして膝の手術の影響を抱えるブランドン・ドミンゲスについても、チームに残る可能性は低いと判断されている。(via SPORT)

モルドヴァン、昨季のレンタル失敗を経てアトレティコを退団へ

オビエドに関するその他の話題として、アトレティコ・マドリードに所属するルーマニア人GKホラツィウ・モルドヴァンの動向がある。彼は昨シーズン、レアル・オビエドへのレンタル移籍を経験したが、この移籍は失敗に終わっていた。現在、彼はアトレティコ・マドリードから新たな移籍先と交渉するための許可を得ており、マドリードでのプレシーズンのトレーニングには参加していない。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

プリメーラからの降格を受け、レアル・オビエドは新体制のもとで急速なチーム再建を進めています。多くの新戦力が加わる一方で、クリス・ラモスの獲得がチームの命運を握る最大の焦点となっています。ワールドカップで活躍したハッサンの売却など、財政面を考慮した選手の去就も引き続き注目されます。