ピーター・リム氏による3500万ユーロの債務株式化 合法的な選手補強レバーの発動
バレンシアの最大株主であるピーター・リム氏が、約7年ぶりにバレンシアの地を訪れ(または現地で経営陣から補強状況の報告を受け承認した)、チームが抱えている深刻な金銭的制限を取り払い、登録完了をアシストするための大きな決定を下しました。
リム氏は現地でクラブ経営陣から補強状況の報告を受け、バレンシアが自身に対して負っている約3500万ユーロの第二期ローン債務(2022年に貸し付けられたもの)を、「株式( acciones )」へと変更して資本金に組み入れる債務の資本化(キャピタライゼーション)を完全に許可・承認しました。これにより、リム氏のクラブ持株比率は92%まで上昇することになります。
この決定は、次回の株主総会で正式に可決される予定ですが、会計上、この3500万ユーロは直ちにバレンシアの対外債務を大幅に減らし、財務バランスを綺麗にする効果(将来的なクラブ売却への布石とも噂されています)をもたらします。
さらに重要なのは、これがラ・リーガにおける強力な「補強レバー(パランカ)」として即座に機能する点です。
ラ・リーガの規定により、この資本組み入れ額の約50%にあたる約1750万ユーロが、今シーズンと来シーズンの2年間にわたり(毎年約875万ユーロずつ)、ラ・リーガの Fair Play Financiero (選手サラリー上限・サラリーキャップ)の保証金としてそのまま上乗せされます。これにより、バレンシアはマフェオの即時登録を完了させることができ、今後の市場終盤に向け、新たな選手補強に回せる極めて貴重な「財政的酸素」を手に入れることに成功しました。(via ElDesmarque)