90日ぶりの沈黙を破ったカルロス・コルベラン監督の契約延長後初会見とヨーロッパへの覚悟

昨シーズンの終了後、クラブの管理陣やフロント陣がメディアの前に一切姿を見せず完全に口を閉ざしてきた中、バレンシアの唯一の代弁者としてカルロス・コルベラン監督が会見の場に立ちました。

7月6日にクラブとの間で2028年までの契約延長にサインをして以来、90日ぶりの沈黙を破る公式記者会見に臨んだ監督は、チームが抱える厳しい現実と今シーズンへの野心を明かしました。

コルベラン監督は、現在の状況について率直に語りました。

『現時点で私たちのスカッドはまだ不完全であり、今ある穴を埋めるためにも、クラブが新たな補強を完了させる努力をする必要がある』とフロントへの補強要求を明言しつつも、手元にいる選手たちに対しては『みんな驚くほどの高いモチベーション、成熟した態度、真剣さ、そしてコミットメントを持って日々の厳しい練習に取り組んでくれており、非常に良いコンディションで開幕を迎えられる』と信頼を口にしました。

さらに、サポーターや選手の間で議論となっている「ヨーロッパ進出」という野心的な目標についても、非常に現実的な持論を述べました。

『夢と目標は全くの別物だ。クラブから私に対して、今季ヨーロッパ進出を達成しなければならないという具体的な目標や約束が課されているわけではない。私たちの現実的な内部目標は、出遅れた昨シーズンの成績を上回り、順位を改善することだ。だが、ヨーロッパの舞台で戦いたい、いつかタイトルを獲得したいという熱い夢は、私自身にも、そして選手たちの心にも等しく存在している。その夢のために、私は自分自身を滅ぼすほど尽くす覚悟がある。しかし、フットボールにおいて何よりも重要なのは「 hechos (事実)」だ。事実やそれに伴う補強、ピッチでの具体的な勝利が示されなければ、言葉だけを並べるのはサポーターを苛立たせ、落胆させるだけの虚しい言葉遊びになってしまう。バレンシアの afición (ファン)が求めているのは、言葉ではなく事実なのだ』

また、プレシーズン中にサポーターから浴びせられた一部の厳しいブーイングに対しては、

『バレンシアという伝統ある偉大なクラブのファンが、非常に高い要求水準を持っていることは心から理解しているし、素晴らしいことだと思う。このブーイングを、これからの自分のピッチでの仕事と結果によって、必ず拍手に変えてみせる自信が100パーセントある』と強い決意を述べました。(via Superdeporte)