アルナウト・ダンジュマに退団の危機 オランダ強豪PSVが契約解除金600万ユーロの満額支払い準備

バレンシアの攻撃の主軸であるアタッカー、アルナウト・ダンジュマの周囲で、非常に深刻な退団騒動が巻き起こっています。

ダンジュマは数日前、コルベラン監督に対して『今シーズン、すべての試合で自分をレギュラーとして先発起用してほしい』という強硬なスタメン保証を要求しました。しかし監督が『スカッドの全員にチャンスと役割はあるが、先発の座は日々の練習とピッチの上で、自らのパフォーマンスで勝ち取らなければならない。誰であってもスタメンを確約することはできない』と厳格に回答。この回答に激しく不満を抱いたダンジュマは、母国オランダへの移籍に向けて急遽退団の動きを本格化させました。

この不穏な動きに、オランダの強豪PSVアイントホーフェンが即座に反応しました。PSVはダンジュマ本人に対し、バレンシアが交渉を拒むのであれば、契約に設定されている600万ユーロの契約解除金(バイアウト条項)を即座に供託して彼を自由の身にする用意があると伝えてきました。

もしこの移籍が成立した場合、バレンシアは昨夏に彼の権利の50%しか買い取っていなかったため、600万ユーロのうち半分(300万ユーロ)はかつて権利を半分保持していたビジャレアル(Villarreal CF)に流れることになり、バレンシアが手にするのは300万ユーロとなります。しかし、チームトップクラスであるダンジュマの高額な給与負担から解放されることで、クラブのサラリー上限(FPF)には大きな空きスペースが生まれ、新たな補強資金を確保することができます。

しかしながら、すでにディエゴ・ロペスやセルジ・カノスの長期離脱を抱えている中でダンジュマまで失うことになれば、バレンシアは市場閉幕までのわずか10日あまりで、ウイングのポジションを「1人ではなく2人」緊急補強しなければならないという、極めて困難な戦力再編に直面することになります。(via ElDesmarque)