エディン・テルジッチ新体制の始動とプレシーズン計画

🦁 エルネスト・バルベルデが昨シーズン限りで退任し、新たにエディン・テルジッチがアスレティック・クラブの指揮官に就任した。ボルシア・ドルトムントでの確かな実績を持つドイツ人指揮官の到来に、バスクのファンからは非常に高い期待が寄せられている。

チームは昨季、チャンピオンズリーグに出場しながらも、最終的にはリーグ戦経由での欧州コンペティション出場権を逃すという悔しい結果に終わった。新体制下での巻き返しが急務となる中、プレシーズンは7月6日からレサマの施設でメディカルチェック等の始動日を迎える。

テルジッチ新監督のプレシーズン計画は、バルベルデ前監督の手法とは一線を画している。バルベルデ体制下では、2022-23シーズンにドイツやイギリス、2023-24シーズンにはメキシコのケレタロやグアダラハラへ遠征し、直近の2024-25シーズンも開幕前にドイツでキャンプを行っていた。しかし、テルジッチ監督は充実した施設を誇るレサマを最大限に活用し、親善試合の開催地へ移動する時以外はホームでじっくりとチームの土台作りに専念する方針を固めている。クラブの哲学にいち早く適応したいという意向が色濃く反映された形だ。

このレサマ滞在は、新監督にとって重要な評価の場となる。レンタル移籍から復帰する選手や、昨季出場機会に恵まれなかった選手たちが、来季のトップチームで通用するかどうかを直接見極めるためだ。親善試合の数は未定だが、そこでの采配がテルジッチ監督の目指すチーム像を明らかにしていく。

また、バルベルデの盟友であるオルバイスも、テルジッチ体制のトップチームにおいて自身の去就を現在熟考している状況にある。

(via Estadio Deportivo)

ウルコ・イセタの去就と新監督へのアピール

⚽ 今年の9月で27歳を迎えるストライカー、ウルコ・イセタの動向が移籍市場で注目を集めている。

イセタは2023-24シーズンにビルバオ・アスレティックで22ゴールを量産し、2024-25シーズンはアレッシオ・リスチ監督率いるミランデスへレンタル移籍。そこで15ゴール3アシストを記録し、チームを1部昇格プレーオフ決勝へ導く大車輪の活躍を見せた。しかし、アスレティックに復帰した昨季は、リーグとコパ・デル・レイを合わせてわずか16試合の出場にとどまり、ゴールも最終節のレアル・マドリード戦での1得点のみに終わった。

現在、フェデ・ビニャスが抜け得点力不足に直面しているレアル・オビエドが、イセタの獲得に強い関心を示している。オビエドはまだ新監督が決まっていない状況にあるものの、クラブのフロントはイセタを攻撃陣強化の最有力候補としてリストアップしている。オビエド以外にも、5月末の段階でレアル・バリャドリードやスポルティング・ヒホンといったセグンダ・ディビシオンのクラブが彼を追跡している。

イセタ自身はアスレティックと2027年6月までの契約を結んでおり、プレシーズンからトップチームに合流する。テルジッチ新監督は過去の実績や先入観を持たずに全選手をフラットに評価するため、イセタにとっては新監督の構想に入るためのラストチャンスとなり、自身の価値を証明する絶好の機会となる。

(via Estadio Deportivo)

チームの市場価値が大幅下落

📉 移籍情報専門サイトのトランスファーマルクトが実施した最新の選手価値アップデートにより、アスレティック・クラブのチーム市場価値が大幅に低下した。

前回の評価では2億8300万ユーロを記録していたチーム全体の市場価値だが、今回の更新で2億2920万ユーロにまで落ち込んだ。この下落により、市場価値が2億4640万ユーロとなったレアル・ベティスに追い抜かれ、ラ・リーガ全体での市場価値ランキングにおいて6位の座を明け渡す結果となった。

(via Mundo Deportivo)

ウィリアムズ兄弟がワールドカップの大舞台へ

🌍 間もなくアメリカ、メキシコ、カナダで共同開催される2026年ワールドカップにおいて、アスレティックが誇るウィリアムズ兄弟が揃って大舞台に立つ。

弟のニコ・ウィリアムズは今シーズン怪我に悩まされた時期もあったものの、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督率いるスペイン代表のメンバーに順当に選出された。コンディションに細心の注意を払いながらの合流となるが、スペインの2度目の世界制覇に向けた重要な切り札として期待されている。

一方、兄のイニャキ・ウィリアムズはガーナ代表として同大会に出場する。今大会には8組の兄弟プレーヤーが出場予定であり、運命の巡り合わせ次第では、イニャキとニコがワールドカップの舞台で兄弟対決を果たす可能性も秘めている。

(via ElDesmarque)

U-12大会で躍動するイケル・ムニアインの息子

👦 ビジャレアルのシウダ・デポルティーバ・パメサで開催されているU-12の全国大会、第33回ラ・リーガ FC Futuresにおいて、アスレティック・クラブのレジェンド、イケル・ムニアインの息子が強烈な存在感を放っている。

彼は前回のブルネテでの大会でも観衆を驚かせた逸材であり、今回のビジャレアル大会でも最も注目すべき選手の一人としてピッチに立っている。偉大な父親を彷彿とさせるプレースタイルに加え、レサマの育成組織で培われた不屈の闘争心を前面に出したプレーを見せている。未来のアスレティックを背負って立つ可能性を秘めたサラブレッドの活躍に、多くの視線が注がれている。

(via ElDesmarque)

【本日の総括】

エディン・テルジッチ新監督によるプレシーズンがレサマで始動し、ウルコ・イセタら復帰組にとっては勝負の夏となります。市場価値の下落という厳しい現実もありますが、W杯に臨むウィリアムズ兄弟や、下部組織で躍動するムニアインの息子など、未来に向けた明るい話題もクラブを活気づけています。