プレシーズンマッチ・レイオア戦 怒涛の11ゴールで大勝

エディン・テルジッチ監督率いるアスレティック・ビルバオは、プレシーズン第2戦でTercera RFEF(スペイン5部相当)のレイオアと対戦し、0-11という歴史的な大勝を収めた。約1500人の観客が詰めかけたサリエナでの一戦は、最初から最後までアスレティックの独壇場となった。火曜日にプレシーズンを始動したばかりで、まだ4回しかトレーニングを行っておらず、ベテラン選手も休暇中だったレイオアに対し、アスレティックは容赦なくゴールを重ねた。

前半はパディジャ、アレソ、ジェライ、モンレアル、ホナヘコ、レゴ、ゲレナバレナ、サンセト、ジャロ、グルセタ、ナバーロの11人が先発。開始わずか7分でナバーロが先制点を奪うと、10分にジャロが追加点。そして17分、19分、41分にはグルセタがハットトリックを達成した。さらに25分にジャロがこの日2点目、31分にナバーロも2点目を決め、前半だけで0-7と圧倒した。特にナバーロは夏の最初の親善試合でもゴールを決めており、2試合で4ゴールと絶好調。ラインを突破する能力やフィニッシュの局面に顔を出す能力で、今夏の大きなニュースとなっている。なお、前半途中でゲレナバレナが足を引きずって退場するアクシデントがあった。

後半、テルジッチ監督はモンレアルを除く10人を交代。サントス、ウゴ・リンコン、パレデス、アダマ、ハウレギサル、カナレス、セルトン、ギフト、イエロ、ベレンゲルがピッチに立った。レイオアもメンバーを総入れ替えし、前半よりは拮抗した展開になったものの、60分にベレンゲルが8点目を記録。81分には相手のアルトラのオウンゴールで9点目が入った。締めくくりは、マロアン・サナディの負傷によってトップチームに合流しチャンスを得たBチームのFWアシエル・イエロ。83分と90分に立て続けにゴールを奪い、テルジッチ監督に猛アピールした。

この試合では、アンドニ・ゴロサベル、ダニ・ビビアン、ニコ・セラノ、マロアン・サナディが負傷のため欠場。代表組では、ガーナ代表としてベスト32で敗退したイニャキ・ウィリアムスが最初に合流予定となっており、スペイン代表としてW杯決勝に臨むウナイ・シモン、アイメリク・ラポルテ、ニコ・ウィリアムズも不在だった。

(via ElDesmarque, Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)

テルジッチ監督 プレシーズンの手応えとW杯決勝組へのエール

レイオア戦の歴史的大勝後、テルジッチ監督は満足げな表情で試合を振り返った。監督はチームの改善を実感しており、トレーニングの成果がピッチに表れていることに喜びを示している。

『水曜日から土曜日にかけて、明らかな改善が見られました。トレーニングで取り組んでいることがピッチ上で見られるのは非常に嬉しいですし、自信に繋がります。お互いをよく知るためにプレシーズンをとても早く始めました。選手たちのことをもっと知りたいですし、彼らも私たちが提示するすべてのアイデアを理解する必要があります。毎試合11ゴールを決めることはできないと分かっていますが、規律と自分たちのプレーへの自信を深めることが私たちにとって非常に重要です。だからこそ、この試合のパフォーマンスにはとても満足しています』

また、テルジッチ監督はスペイン代表としてW杯決勝を戦うウナイ・シモン、ラポルテ、ニコ・ウィリアムズの3選手に向けて、誇りと共に熱いエールを送った。彼らが優勝すれば、フェルナンド・ジョレンテやハビ・マルティネスのようにクラブの歴史にワールドチャンピオンとして名を刻むことになる。

『私たちの3人の選手が参加しているだけでなく、このトーナメントで重要な役割を果たし、高いレベルでプレーしていることを非常に誇りに思います。残すは最後の一歩です。彼らをワールドチャンピオンとして、すぐにここでお迎えできることを願っています』

(via Estadio Deportivo)

今後のプレシーズンマッチ日程

現在確定しているアスレティック・ビルバオのプレシーズンマッチの日程は以下の通り。今後さらに試合が追加される可能性もある。

・7月22日 19:30 vs セスタオ・リーベル (Segunda RFEF)

・7月25日 vs エイバル (Segunda)

・7月29日 19:00 vs ラシン・サンタンデール (Primera昇格組)

・8月1日 19:00 vs ブルゴス

・8月8日 vs オリンピック・マルセイユ

・8月14日 vs アタランタ

(via Estadio Deportivo)

16歳の超有望株GK ダーリントンをマンチェスター・Uから獲得

アスレティック・ビルバオは、カンテラへの投資と育成というクラブ哲学の根幹を揺るぎないものとするため、新たな才能を確保した。マンチェスター・ユナイテッドの下部組織で大きな注目を集めていた16歳のGK、ダーリントン・オスチュクゥの獲得である。

ムルシア生まれでナイジェリア人の両親を持ち、ナバラのガステ・ベリアクで育ったダーリントンは、オサスナの下部組織にも所属した経験を持つ。2020年にマンチェスター・ユナイテッドにスカウトされ、同年代や年上の選手たちとプレーしてきた。ドルトムント、リール、アンデルレヒト、FCコペンハーゲンといったクラブも彼を追っていたが、レサマが輩出してきたウナイ・シモン、ケパ・アリサバラガ、アレックス・レミロ、そして過去のアンドニ・スビサレッタといった国際的な名GKたちの歴史が、彼にサン・マメスへの移籍を決断させる大きな要因となった。彼はまずアスレティックのフベニルAでプレーすることになる。

ダーリントンは自身のInstagramでマンチェスター・ユナイテッドへの感謝と別れを綴っている。

『この素晴らしいクラブでの忘れられない4年間の後、ここを離れて新たな挑戦に立ち向かうという、信じられないほど難しい決断を下しました。これは私と私の家族にとって軽い決断ではありませんでした。ここで自分の道を歩み続ける機会を与えられたことにはとても感謝していましたが、新しい章を始める時が来たと感じています。このクラブが私にとってどれほどの意味を持っていたか、言葉で表現することは不可能です。私を信じてくれたコーチから、舞台裏でたゆまぬ努力をしてくれたスタッフ、そしてただのチームメイトから私の兄弟になった仲間たちまで、マンチェスター・ユナイテッドのすべての人に感謝したいです。あなた方一人一人が、今日の私というサッカー選手だけでなく、私がどういう人間になったかを形作るのに貢献してくれました。ここで得た教訓、価値観、友情、そして思い出は、私の残りの人生に寄り添ってくれるでしょう。私を信じ、このエンブレムを守る機会を与えてくれたクラブにも感謝します。マンチェスター・ユナイテッドを代表して戦えたことは、私の若いキャリアの中で最大の特権の一つであり、常に深く誇りに思うことです。これからは新たな道を歩みますが、マンチェスター・ユナイテッドは常に私の心の中で特別な場所を占めるでしょう。永遠に大切にする思い出と共に、大きな感謝と敬意を抱いてここを去ります。すべてに感謝します』

(via Estadio Deportivo)

アギレサバラに退団の可能性 プレシーズンマッチは招集外

フレン・アギレサバラに今夏のアスレティック退団の可能性が浮上している。ウナイ・シモンがW杯決勝に向けてスペイン代表に集中している中、テルジッチ監督は水曜日に行われたデリオとの親善試合にパディジャとミケル・サントスの両GKを招集し、それぞれに1ハーフずつプレー時間を与えた。しかし、アギレサバラはこの試合の招集メンバーにすら含まれておらず、今後の動向が注目されている。

(via Mundo Deportivo)

ベスガがテルジッチ監督の構想外に マジョルカ移籍の噂

MFミケル・ベスガが、エディン・テルジッチ新監督の構想から外れていることが判明した。クラブに9シーズン在籍したベスガだが、退団を具体化させるためにすでに単独でのトレーニングを開始している。

ギリシャのPAOKからの選択肢にはあまり前向きではないようだが、オマル・マスカレルの穴を埋める存在を探しているマジョルカのターゲットとして浮上している。

(via Mundo Deportivo)

ラポルテ バルセロナへ逆オファーの可能性

アル・ナスルからアスレティックに復帰して1年未満となるアイメリク・ラポルテが、FCバルセロナに逆オファーされたとの情報が出ている。現在スペイン代表としてパウ・クバルシと強固なセンターバックコンビを組み、W杯決勝の舞台に立つラポルテだが、アスレティックとの契約は2028年まで残っており、給与も高額に設定されている。

アスレティックとバルセロナの関係は決して良好とは言えないものの、契約解除金はそれほど高額ではないと見られており、左利きのセンターバックを求めるバルセロナが獲得を検討する可能性がある。

(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

プレシーズン第2戦で11-0の歴史的大勝を飾り、テルジッチ新体制は順調な滑り出しを見せています。また、将来を嘱望される16歳GKダーリントンの獲得が決まった一方で、アギレサバラやベスガの退団の可能性が浮上し、ラポルテのバルサ移籍の噂も飛び出すなど、チーム編成の動きが活発化しています。W杯決勝に臨むウナイ・シモン、ラポルテ、ニコ・ウィリアムズの3選手への期待も高まっています。