フリアン・アルバレスを巡るバルセロナとのSNS戦争

バルセロナがストライカーのフリアン・アルバレスの獲得をトップターゲットに据えていることに対し、アトレティコ・マドリードが公式X(旧Twitter)を通じて強烈な反撃に出ています。アトレティコは、バルセロナのラミン・ヤマル、ペドリ、ハフィーニャを、人気歌手バッド・バニーのコンサートチケットやヒマワリの種、ABC紙の購読権などと引き換えに獲得したいと提案する皮肉たっぷりのツイートを連投しました。

さらにアトレティコは声明を発表し、『ここ数ヶ月、我々の選手の一人に対する嫌がらせや破壊工作のキャンペーンに苦しんでいる。意図的なリーク、フェイクニュース、継続的な敬意の欠如、でっち上げのストーリーを作るクレ派の機械、直接対決の前の電話... もちろん、我々には審判の副会長を雇ったり、選手を登録するために政治的な便宜を図ってもらったりするようなことは思いもよらない。リスペクトと価値観を』と、暗にネグレイラ事件などを引き合いに出してバルセロナを痛烈に批判しました。

ファブリツィオ・ロマーノ氏などの著名ジャーナリストがバルセロナからのオファーを報じていますが、アトレティコ側はこれを完全に否定。クラブ関係者は、一連の騒動は代理人によるものであり、フリアン・アルバレス本人は加入以来非の打ち所のないプロフェッショナルな態度を貫いており、この件には無関係であると擁護しています。一方でロマーノ氏は、『多くのジャーナリストが同じ情報を出していた。アトレティコが完全に交渉の扉を閉ざすか、解決策を見つけるか見てみよう。ただ、フリアン・アルバレスはバルセロナへの移籍を強く望んでいる』と反論しています。

このアトレティコのSNSでの対応について、テレビ番組「El Chiringuito」では、熱狂的なレアル・マドリードのファンであるトマス・ロンセロ氏が『素晴らしいアイディアだ。アトレティコのツイートをリツイートしたのは人生で初めてだ』と大絶賛し、バルセロナが他クラブの主力選手を強引に引き抜こうとする姿勢によって、スペイン国内で敵を増やしていると指摘しました。かつては選手移籍において一定の流動性がありましたが、現在のSDマテウ・アレマニー体制下では、バルセロナへの主力放出は越えてはならない一線として強硬な姿勢が取られています。

(via Mundo Deportivo)

モルテン・ヒュルマンドへの高額オファー準備

ディエゴ・シメオネ監督が率いる中盤のバランスを整えるため、アトレティコ・マドリードはスポルティングCPのデンマーク代表MF、モルテン・ヒュルマンドを即戦力のピボーテ(守備的MF)として最優先ターゲットに設定し、獲得への動きを加速させています。

今年の冬の移籍市場でも約2500万ユーロのオファーを提示したものの、シーズン途中での主将放出を拒むスポルティング側に拒否されていました。その際、マテウ・アレマニーSDは代替案としてロドリゴ・メンドーサとオベド・バルガスを獲得しましたが、彼らは現在レンタル移籍の候補となっています。

アトレティコは今回、提示額を大幅に引き上げる準備を進めており、スポルティング側が要求する4000万から5000万ユーロという金額での決着を探っています。契約解除金は8000万ユーロに設定されていますが、クラブ間交渉により減額が期待されています。

一部の報道では、アトレティコとヒュルマンドの間ではすでに年俸手取り600万ユーロの条件面で合意に達しているとされており、残すは最大の障害であるクラブ間合意のみとなっています。他クラブとの競争を避けるため、アトレティコは今夏最初の大型投資としてこの移籍を早急にまとめる構えです。

(via SPORT)

ベルナルド・シウバの去就はW杯後に持ち越し

マンチェスター・シティとの契約が満了し、フリーエージェントとなったポルトガル代表MFベルナルド・シウバの去就について、アトレティコ・マドリードは引き続き熱視線を送っています。

スペインでのプレーを優先するシウバは、ユベントスからの関心やガラタサライからの巨額オファーを断り、アトレティコとバルセロナの2クラブに選択肢を絞っています。しかし、代理人のジョルジュ・メンデス氏が明かしたところによると、シウバは現在ポルトガル代表として挑むW杯に100%集中しており、次の所属先についての最終決断は大会終了後に持ち越されることになりました。

この決断の先送りは、財政問題を抱えるバルセロナに選手売却の猶予を与える一方で、早期決着を望んでいたアトレティコにとっては誤算となる可能性があります。それでも、アトレティコは彼のようなトップクラスの選手を待つ価値があると判断しており、状況を注視し続けています。

(via ElDesmarque)

ヤン・オブラクが自身の将来について言及

アトレティコ・マドリードの守護神ヤン・オブラクが、母国スロベニアのメディアで自身の去就について初めて口を開きました。2028年まで契約を残すオブラクですが、高額な給与(手取り1000万ユーロ以上)がクラブのサラリーキャップを圧迫していることもあり、毎夏のように退団の噂が絶えません。

オブラクは現在の心境について、『あまり考えすぎないようにしている。起こるべき時に起こるものだから。どこかに書かれていることは起こるだろう。私にはこれをどうにかする力はあまりない』と静かに語りました。

さらにクラブへの忠誠心を示し、『12年間過ごしたクラブとの契約がある。最初から最後まで尊重してきたし、これからもそうするつもりだ。まだこのクラブで達成していないことを成し遂げたい』とメトロポリターノ残留への意欲を口にしつつも、『彼ら(クラブ)もすべてを考慮しなければならない。ある時点で、将来についての決断を下す必要がある』と、最終的な決定権がクラブ側にもあることを認めました。

また自身のコンディションについては、『最高の気分なので、まだ数年はトップレベルでやれると思う』と自信を覗かせています。アトレティコ側は、長年クラブに貢献してきたレジェンドであるオブラクに対し、彼が退団を望むなら障害を設けない方針ですが、無理に追い出すようなことはしないスタンスを保っています。

(via Mundo Deportivo)

ユベントスがキャプテンのコケを標的に

アトレティコ・マドリードで出場試合数の最多記録を更新し続けるキャプテンのコケ・レスルレクシオンに対し、イタリアのユベントスが関心を示しています。

ユベントスは中盤のロカテッリやコープマイネルスを支える強力なリーダーを探しており、スパレッティ監督の強い要望もあってコケをリストアップしました。現在アトレティコからユベントスへレンタル中のニコ・ゴンサレスの交渉の席で、ユベントス側はコケの状況について問い合わせを行ったとされています。

コケとアトレティコの契約は毎年自動更新される形式となっており、クラブ側は「彼の将来を決めるのは彼自身である」とし、残留でも退団でもシメオネ監督やフロントは一切の障害を設けないという意向を伝えています。34歳になっても昨季56試合に出場し、チームの心臓として不可欠な存在であるコケが、キャリアの終盤でイタリアへ渡るのか、その決断に注目が集まります。

(via ElDesmarque)

アレクシス・マック・アリスター獲得に向けたマドリード・ダービー

アトレティコ・マドリードとレアル・マドリードが、リバプールのアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターの獲得を巡って場外ダービーを繰り広げています。

ディエゴ・シメオネ監督は、中盤の再建に向けてマック・アリスターの獲得を第一級の補強と見なしています。アトレティコには同胞のアルゼンチン代表選手が複数在籍しており、彼にとって完璧な適応環境が整っていると考えています。

マック・アリスターとリバプールの契約は2028年夏まで残っていますが、リバプール側は交渉に応じる姿勢を見せているものの、高額な移籍金を要求することは確実です。選手自身もラ・リーガでのプレーに前向きであると報じられており、アトレティコは宿敵レアル・マドリードとの激しい争奪戦を制すための戦略を練っています。

(via MARCA)

ドゥシャン・ヴラホヴィッチのフリー獲得の可能性

今夏の移籍市場で最大の目玉の一つとなる可能性があるのが、ユベントスとの契約が6月30日で満了するセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチです。

ユベントスのディレクターであるジョルジョ・キエッリーニ氏が『彼には残ってほしかったが、彼が要求する高額な給与は現在のイタリアでは支払えない。彼が他の場所を探すのは正当なことだ』と明言し、退団が確実となりました。

アトレティコ・マドリードは、前線のレギュラー争いを活性化させ、ゴールとフィジカルの強さをもたらすストライカーとしてヴラホヴィッチをリストアップしています。移籍金ゼロで獲得できる点は大きな魅力ですが、彼が求める高額な年俸をどのようにクラブのサラリーキャップに収めるかが交渉の鍵となります。アトレティコ以外にもバイエルン・ミュンヘン、バルセロナ、ACミランなどが状況を注視しています。

(via Estadio Deportivo)

ディエゴ・フォルランが古巣とアルバレスについて語る

元アトレティコ・マドリードのストライカー、ディエゴ・フォルランがマドリードで自身のドキュメンタリー『El ascenso de Diego Forlán』の発表会に出席し、古巣の現状について深い見解を語りました。

現在のアトレティコについてフォルランは、『要求は非常に高い。チームとクラブは過去10年、15年で大きく成長し、今ではヨーロッパのビッグクラブと肩を並べている。とても嬉しいことだ。私たちが、長年ヨーロッパの舞台から遠ざかり、7位や8位にいたクラブを立て直すための最初の礎を築けたことを嬉しく思う。今のアトレティコがチャンピオンズリーグに出場できないなんて大惨事だ』とクラブの成長を誇りました。

また、去就が騒がれる同胞のフリアン・アルバレスについては、『とても残念だ。彼をすごく気に入っているからね。彼がシティからアトレティコに来て、今、クラブが受け入れるような良いオファーがあるなら、それは別の選手を獲得するための良い資金になるだろう。残念ながら、この人生に不可欠な人間なんていない。彼が移籍することになっても、それはクラブを愛していないとか、残った時に全力を尽くさないという意味ではない。私たちはプロであり、どのユニフォームを着てもベストを尽くす。それが一番大事なことだ』とプロとしてのリアルな視点を語りました。

さらに、自身の退団時を振り返り、『私の退団の仕方は、私が望んでいたものではなかった。ゴールデンブーツ、ピチーチ、ヨーロッパリーグ優勝、スーパーカップ、コパ・デル・レイなど、2010年と2011年にあったことを考えるとね。誰も何も引き起こしてはいないが、私が望んでいたような形ではなかった。でも、素晴らしいのは、人々が今でも大きな愛情をもって私を覚えていてくれて、スタジアムに行くたびにそれを示してくれることだ。愛情は巨大だ。違う形で去りたかったが、そうなってしまった』と少しの心残りがあることを明かしました。

(via ElDesmarque)

フェルナンド・トーレス率いる下部組織で厳しい出場停止処分

フェルナンド・トーレス監督が率いるアトレティコ・マドレレーニョ(下部組織)にとって、痛手となるニュースが飛び込んできました。

セグンダ・フェデラシオン昇格プレーオフ準決勝第1戦のポンフェラディーナ戦で、トップチームデビューも果たしている有望株のイケル・ルケが、相手選手の髪を軽く引っ張るという行為で退場処分を受けました。相手選手のコケ・イグレシアスは、相手を挑発して退場に追い込む「罠」のスペシャリストとして知られており、ルケはまんまとその挑発に乗ってしまいました。

RFEF(スペインサッカー連盟)は、この行為をボールを争っていない状況での暴力行為とみなし、ルケに対して3試合の出場停止という非常に重い処分を下しました。これにより、ルケは準決勝第2戦だけでなく、チームが勝ち進んだ場合の決勝戦にも出場できなくなりました。さらに、この退場に関連して抗議を行ったコーチングスタッフのサンティアゴ・アルバレスにも1試合の出場停止処分が科され、チームは厳しい状況での戦いを強いられます。

(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

モルテン・ヒュルマンドやマック・アリスターへの高額投資の動き、そしてフリアン・アルバレスを巡るバルセロナとの激しいSNS上の対立など、アトレティコ・マドリードはピッチ外でも熱い戦いを繰り広げています。オブラクやコケといった重鎮の去就も注目される中、レジェンドのフォルランが語ったクラブの飛躍の歴史は、今の強気なアトレティコの姿勢を裏付けています。