右サイドバック不足の救世主カンテラ出身ロドリゴ・ガモンがプランBとして台頭
🏃♂️ バレンシアは今夏の移籍市場において、極めて深刻な右サイドバック不足に頭を悩ませており、この問題に対してカンテラ(下部組織)の若き才能たちに大きな期待が寄せられていました。その中で、ミゲル・モンフェレールとともに大きなアピールを見せたのがロドリゴ・ガモンです。
ガモンは昨シーズン、ウイングからサイドバックへとポジションを移し、守備の概念を徹底して学んできた経緯があります。もともと非常に攻撃的なプロファイルを持っており、サイド全体をカバーできる高い身体能力と物怖じしないパーソナリティを備えています。
カルロス・コルベラン監督が現在取り組んでいる3バックシステムや、サイドバックを高く押し上げる可変戦術において、ガモンの高い推進力は大きな強みとなっており、今夏のプレシーズンマッチでもその実力を証明しました。現在、右サイドバックは新加入選手が1人もおらず、あと2名補強する必要があるほど深刻ですが、ガモンはファーストチームで戦う準備を整えています。
トロフェオ・タロンハのテストにより、開幕のセルタ戦ではヘスス・バスケスが本来の左から右に回って先発する可能性が高いものの、プランBの筆頭は完全にガモンに委ねられています。コルベラン監督は彼のプレシーズンでの出来に大いに満足しており、今週、彼の下部組織チームへの復帰をブロックし、ファーストチームのダイナミクスに完全に残す決定を下しました。(via SPORT)
カンテラ育ちのルベン・イランソがサラゴサへ移籍金なしの3年契約で完全移籍
🤝 バレンシアは、カンテラ育ちでピカニャ出身のディフェンダー、ルベン・イランソ(愛称ルボ)のレアル・サラゴサへの完全移籍について最終調整を行っています。彼はこれまでのキャリアで初めてバレンシアを離れ、2部リーグに所属する古豪サラゴサへ活躍の場を移します。
この移籍はすでにクラブ間で合意に達しており、3年契約となります。バレンシアはサラゴサから移籍金を受け取らない代わりに、将来サラゴサが彼を他クラブへ売却した際の数パーセントをバレンシアが受け取る権利のみを保持する形をとりました。
イランソは数日中にも現地へ出発し、2部昇格という非常に大きなプレッシャーが漂うチームで定位置獲得を目指します。昨シーズン、彼はセルタ・デ・ビーゴの下部組織チームからのオファーを受けて移籍を望んだものの、バレンシアが守備陣不足を懸念して移籍を拒否。結果的に残留したものの、ほとんどピッチに立てない不遇の1年を過ごしました。今夏は、本人のキャリアのために円満に送り出す判断が下されました。(via SPORT)
ベティスの右SBベレリンの負傷でバレンシア戦の布陣に大きな影響の可能性
🤕 バレンシアにとって、開幕延期分で対戦するライバルチームに大きなアクシデントが発生しました。ベティスの右サイドバック、ヘクトール・ベレリンがインター戦で試合開始早々に右足首を強く踏まれて交代を余儀なくされました。
バレンシアとベティスの第1節は、ベティス側の代表選手バカンス帰国による労働規律の関係で延期が決定しており、現在は8月25日火曜日21:00にメスタージャで開催されるスケジュールとなっています。この一戦まであと10日足らずの状況において、ベレリンがバレンシア戦に復帰できるかは極めて不透明となりました。
ベティスはアイトール・ルイバルも怪我で離遅しており、右サイドバックの戦力は急遽出場した若手のアンヘル・オルティスのみとなる緊急事態に陥っています。このベティスの最終ラインの異変は、バレンシアがホームでの対戦で勝利を掴み取るための戦術的な大きなキーポイントとなる可能性があります。(via SPORT)
アトレティコのメキシコ代表MFオベッド・バルガス獲得へ向けてローン移籍を打診
🇲🇽 バレンシアは、今夏の移籍市場で中盤のクオリティを高めるため、アトレティコ・マドリードに所属する21歳のミッドフィルダー、オベッド・バルガスのローンでの獲得を真剣に検討し、状況を注視しています。
バルガスはアトレティコでのプレシーズンにおいてシメオネ監督のもとで良いプレーを見せたものの、中盤の層が厚すぎるために今シーズンは他クラブへのローン武者修行が濃厚となっています。これに対してバレンシアは、獲得を望むヘタフェやベティスを相手に、いち早くポジションを確保する姿勢を見せています。
バルガスは1.75メートルと小柄ながら球際が非常にタフであり、対人守備とボール回収能力に極めて秀でた実用的なプレースタイルを持っています。さらに、今年5月にスペイン国籍を取得したため、バレンシアの非EU(外国人)枠を一切圧迫しないという極めて大きな魅力も備えています。アンドレ・アルメイダの放出が現実味を帯びる中、中盤の守備力と機動力を高める存在として、ローン交渉の動きが活発化しています。(via Estadio Deportivo)
ベルンハルドソン獲得候補浮上もラマザニとアルナウ・マルティネスの交渉を優先
🔥 バレンシアは、ドイツのホルシュタイン・キールでプレーするスウェーデン代表の右ウイング、アレクサンダー・ベルンハルドソンの獲得に関心を示しており、ヴォルフスブルクなどとの争奪戦が予想されています。
しかし、スポーツディレクターのロン・ガーレイ氏らが率いる強化部には、この交渉を進める上で2つの大きな障壁、すなわち優先度の高いオペレーションが存在しています。
まず、右ウイングの最大のターゲットは依然としてラルジ・ラマザニ(リーズ・ユナイテッド)です。ラマザニ自身も自身のソーシャルメディアを通じてバレンシア復帰への熱烈なメッセージを送るなど熱望していますが、クラブとして獲得に必要な予算の算出を慎重に進めています。そして何よりも、最大の優先事項は右サイドバックの穴を埋めることであり、ジローナのアルナウ・マルティネス獲得に向けてリソースを集中させなければならないため、ベルンハルドソン獲得は現時点で優先順位が下がっています。(via ElDesmarque)
アンドレ・アルメイダのセルタ移籍合意と8月22日の対戦終了までの放出禁止令
🔄 バレンシアの中盤の核であるアンドレ・アルメイダの去就は、今夏の市場で最も議論されているトピックの一つです。アルナウ・マルティネス獲得の資金調達のため、クラブは彼の売却を容認しており、セルタ・デ・ビーゴとの交渉が進められてきました。
すでにアルメイダ本人とセルタ側は個人合意に達しており、移籍金は約400万ユーロ規模になると見込まれています。しかし、セルタ側からの正式なオファーはまだ届いていません。
これに関連して、バレンシアのフロント陣は非常に明確なレッドラインを設定しました。それは、たとえ今後数日以内にセルタから希望通りのオファーが届き完全合意に達したとしても、8月22日よりも前には絶対にアルメイダを移籍させないというルールです。なぜなら、バレンシアは8月22日のラ・リーガ第2節において、まさにメスタージャで直接のライバルであるセルタと対戦するためです。直接対決を前にして相手チームを利するような主力放出を絶対に行わないという、強気の戦術的判断が下されています。(via ElDesmarque)
元所属レジェンドのラファ・ドミンゴ氏が語るバレンシアの深刻な内情と痛烈な批判
🎙️ 1970年代から80年代にかけてバレンシアで左サイドバックとして活躍したレジェンド、ラファ・ドミンゴ氏が、現在のクラブが置かれている悲惨な状況について言葉を濁すことなく激しい怒りを表明しました。
ドミンゴ氏は現在のトップチームについて、次のように語り、ピッチ上での闘争心の欠如を批判しました。
『現在のバレンシアは完全な大災害であり、どこを切り取っても褒められたものではない。先日のニューカッスルとのプレシーズンマッチを見ても、選手たちは明らかに半分の力しか出さずにダラダラとプレーしていた。キャプテンのホセ・ルイス・ガヤに関しても、ここ数年は試合の緊張感にまったく入れ込めていないような危なっかしいタックルやPK献上が目立っている。キャプテンの腕章を巻いているからといって、無条件でピッチに立ち続ける必要はない。下からしっかりと努力している若手の控え選手を今こそ抜擢するべきなのだ』
さらに、カルロス・コルベラン監督の指揮能力と、シンガポールのピーター・リム氏らオーナー陣の経営姿勢についても強烈に非難しました。
『コルベランはクラブの上層部にとって扱いやすい都合の良い監督にすぎず、この名門バレンシアで指揮を執るほどの器やレベルはない。スタジアムのサポーター全員に見えている極めて明確な課題を、監督自身や背後にいるスタッフたちは全く読み取ろうとしない。自らの浅はかなアイデアと心中するつもりか、あるいは単に目を瞑っているだけだ。彼らがここを立ち去らないのは、ただ単に新しいスタジアム建設ビジネスの権利に群がっているからであり、毎年主力選手を売り払って得をする単なる営利企業としてクラブを扱っているからに他ならない』
また、バルセロナで評価が揺れており、現在PSGへの移籍金5000万ユーロ規模での売却が確実視されているバレンシアの下部組織出身、フェラン・トーレスの去就にも言及し、次のようにアドバイスを送りました。
『フェランはバレンシアのユース時代から、高い技術とスピードで決定的な違いを作れる稀有な才能を持っていた。バルサで不当な扱いを受けるくらいなら、ルイ・エンリケの待つPSGへ移籍するべきだ。今こそキャリア最大のビッグ契約を掴み取り、フランスの厳しい環境でさらに守備を含めて鍛え直されるべき絶好の機会だ。そこで一回り大きく成長した後に、またスペイン、そして愛するバレンシアへと戻ってくればいい』(via Estadio Deportivo)
フェラン・トーレスのPSG移籍決定で約160万ユーロの連帯貢献金が舞い込む
💰 バレンシアは自らの選手を売却することなく、移籍市場の恩恵による大きな臨時収入を得ることになりました。バルセロナに所属するフェラン・トーレスのPSGへの電撃移籍が約5000万ユーロの金額で決定間近となっています。
この国際移籍により、バレンシアにはFIFAの育成クラブに対する連帯貢献金(メカニズム・デ・ソリダリダッド)のルールが適用されます。このルールは、12歳から23歳までの育成期間に所属したクラブに対し、移籍金の5%を配分するシステムです。
フェラン・トーレスは12歳から20歳までの最も重要な成長期をバレンシアのパテルナで過ごしたため、移籍金の3.3%を受け取る権利が発生します。金額にして約160万ユーロという小さくない資金がバレンシアの銀行口座に直接振り込まれることになります。フロント陣はこの約160万ユーロの全額を、最大の補強ターゲットであるジローナのアルナウ・マルティネス獲得オファーの引き上げ資金、あるいは新たな実力派右サイドバック獲得のための即効性の高い資金として直接投入する計画を立てています。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
バレンシアCFは、深刻な右サイドバック不足という極めて厳しい現実の中で開幕を迎えようとしていますが、カンテラからロドリゴ・ガモンがプランBとして台頭するなど、育成組織の底力を示しています。ピッチ外では、アンドレ・アルメイダのセルタ移籍における強気の「8月22日までの放出禁止」という独自のレッドラインの設定、さらにはフェラン・トーレスのPSG移籍に伴う約160万ユーロのFIFA連帯貢献金の獲得という、貴重な臨時収入が舞い込みました。レジェンドのラファ・ドミンゴ氏からの厳しい監督・クラブ経営陣批判という逆風が吹き荒れる中、この臨時資金を悲願であるアルナウ・マルティネス獲得の決定打にできるかどうかが、今シーズンのバレンシアの運命を左右しそうです。
