欧州大会出場ならず、地元メディアによる辛口シーズン総括

⚽️ 最終節と不名誉な記録

メスタージャで行われた最終節のバルセロナ戦では、ロベルト・レヴァンドフスキの先制点を許したものの、後半にハビ・ゲラ、ルイス・リオハ、ギド・ロドリゲスがゴールを決めて3-1の逆転勝利を収めました。しかし、他会場でヘタフェとラージョ・バジェカーノが勝利したため、カンファレンスリーグの出場権は獲得できませんでした。

これにより、クラブの歴史的ワースト記録を更新する7シーズン連続での欧州大会不出場が決定しました。ピーター・リム体制の12シーズン中、実に9回が欧州大会不出場となります。リム就任前の17シーズンでは16回欧州大会に出場していた時代とは完全に対照的な結果です。また、欧州大会に出場していない日数は2200日を超えており、この夏の間には1983年から1989年に記録した2373日という不名誉な最長記録を更新する見込みです。

🎙 地元メディアの評価と批判

地元メディアによる今シーズンの評価は非常に厳しく、点数は10点満点中で「3」「4.5」「5」「5」「5.5」と軒並み低評価がつけられました。

・評価「3」の意見:

5節もの間降格圏に沈み、残り4節の段階で2部降格まで勝ち点3差という状況でした。残留が確定していない状態で最終節の1つ前のレアル・ソシエダ戦を迎えたことは落第に値します。エンブレムに対する敬意が欠けており、サッカーの質、プラン、アイデンティティ、明確なシステムが一切見られませんでした。昨季から成長した選手はおらず、契約延長した3選手もプレースタイルの中で重要には見えませんでした。本来の適正ポジションでプレーした終盤戦のハビ・ゲラだけが違いを作っていましたが、彼がそこでプレーしたのは9ヶ月間のうちわずか1ヶ月でした。勝利が勝ち点3になって以来、最も勝ち点のハードルが低かったシーズンに欧州大会への切符を逃したことはリスペクトを欠いています。

・評価「5.5」の意見:

シーズン前の状況や補強を見た際の目標は6位から10位の間でした。最終的に9位で終わりましたが、非常に苦しみました。前半戦は明らかに落第点ですが、後半戦はチャンピオンズリーグ圏内の3番目に良い成績を残しました。そのため、前半戦と後半戦を合わせてカルロス・コルベラン監督と選手たちに5.5点をつけます。もう少し姿勢を見せて、最近のラージョ戦やアトレティコ・マドリードB戦、オビエドとの2試合のうち1試合に勝っていれば欧州に行けたという感覚が全員に残っています。

・評価「5」の意見:

降格争いをし、欧州への戦いに参加するチャンスがありながら最終節になってようやく争いに加わりました。数学的に残留を決めたのはその前の節です。監督にも選手たちにもある種の野心が欠けており、単なる「十分」以上の評価はつけられません。ただカテゴリー維持の目標を達成するだけでは、この評価しかできません。

・評価「4.5」の意見:

クラブとしては完全な落第です。第37節まで2部に落ちるかもしれないという感覚を抱かせたことは、2点に近い落第点に値します。監督については、前半戦は0か1に近いですが、後半戦はチャンピオンズリーグレベルの数字を残したので、平均点は4から4.5あたりになります。第37節までの苦しみを経て、最終節で欧州を争ったことを加味し、4.5の評価です。

・評価「5」の意見:

最初は試合をものにできず、カルロス・コルベランは解任レベルの数字でしたが、メリトンの信頼が彼を維持させました。その後、サディク、ウナイ・ヌニェス、レンソ・サラビア、そしてギド・ロドリゲスの獲得で持ち直したものの、再び不安定になり、1部残留すら危ぶまれました。スポーツ面では選手たちのレベルも達しておらず、監督と選手、ファンの関係は断絶しています。クラブとしては、必要な時に決断を下さず、終わっているプロジェクトに賭けきれなかったため落第です。(via ElDesmarque)

ギド・ロドリゲスの去就と契約更新の行方

🇦🇷 交渉の現状

バレンシアはギド・ロドリゲスとの契約延長を熱望しており、すでに更新のオファーを提示しています。終盤戦や最終節のバルセロナ戦でのパフォーマンスは非常に高く、チームのベストプレイヤーの一人として活躍しました。

代理人は高額な給与と、これが彼にとって最後の大きな契約になることを見越したサインボーナスを要求しており、スペイン国内外、特にメキシコからの金銭的に好条件なオファーも届いているため交渉は難航しています。しかし、クラブ側は「お金以外の魅力」を最大の武器として引き留めを図っており、ロン・グーレイとカルロス・コルベラン監督がパテルナの内外から彼をクラブに恋に落とさせるためのアプローチを完了させました。バレンシアでの活躍がアルゼンチン代表のワールドカップ予備登録メンバー入りに繋がったことも、彼にとって大きなプラス要素となっています。また、アリウ・ディエングの獲得で中盤の守備は固めていますが、ギドの残留の扉は開かれたままです。

📱 家族の生活と別れのメッセージ

ギドの妻であるワダ・ラモンは、バルセロナ戦後に家族や友人(ルーカス・ベルトランなど)と一緒に撮った幸せそうな写真とともに、以下のようなメッセージを投稿しました。

『私たちは少し前に到着したばかりですが、とても献身的に、そして楽しく過ごせたので、お互いを愛することが日常になりました。そしてギド・ロドリゲス、あなたが愛することをするのを見るのはなんて美しいんでしょう。あなたへの賞賛は止まりません、ゴレアドール(点取り屋)』

現在、彼が借りていた家が売りに出されたため引っ越しを余儀なくされました。短いメッセージを残して別れを告げたものの、誰も彼が戻ってこないと断言はしていません。クラブは彼の決断を待っており、その結果次第で来季のチーム編成が大きく変わることになります。(via ElDesmarque)

イスマ・ルイスの獲得オプション浮上

🔍 新たな中盤のターゲット

ギド・ロドリゲスの去就が不透明な中、バレンシアは広範囲をカバーできる守備的ミッドフィルダーのプロファイルを埋めるための代替案として、コルドバCFのイスマ・ルイスに関心を示しています。

彼は25歳で身長1.80m。今季セグンダ・ディビシオンで35試合に出場し、2ゴール3アシストを記録しました。イバン・アニア監督率いる非常に攻撃的なチームの中盤を支える絶対的なレギュラーであり、高いボール奪取能力と戦術的インテリジェンスでチームに安定感をもたらしています。

💰 移籍の条件

クラブには彼に関する多くの肯定的なレポートが届いています。移籍を容易にする要素として、市場価値が約100万ユーロと低コストであること、そして給与面でもバレンシアにとって十分に許容範囲内であることが挙げられます。彼はコルドバ内でカルロス・マリンやクリスティアン・カラセドと並ぶ高給取りですが、メスタージャのクラブにとっては問題ない金額です。

懸念点としては、約1年前にコルドバと2028年までの契約延長を行っているため、残り2年の契約があり、移籍金を支払っての交渉が避けられないことです。さらに、メキシコやポーランド、そして他のラ・リーガのクラブも彼の獲得を狙っています。(via ElDesmarque)

ダンジュマの不振とファンへの公開状

🇳🇱 期待外れのシーズン

アルナウト・ダンジュマは今夏に放出されるべき契約下選手の一人とみなされています。彼の今シーズンは大失敗に終わり、完全に構想外となってしまいました。数字を見ても議論の余地はなく、8ヶ月以上も無得点が続いています。

最後にゴールを決めたのは9月30日のメスタージャでのオビエド戦(1-2での敗戦)で、その試合ではペペルが蹴るはずだったPKを奪って外すという出来事もありました。アシストに関しても、1月24日のエスパニョール戦(3-2の勝利)が最後で、すでに4ヶ月が経過しています。年俸が高く、シーズン終盤には出番が激減したため、クラブは彼を放出して新たな選手を迎えるためのスペースと資金を空けたい意向です。

✉️ ファンへの謝罪

ダンジュマ自身もこの状況と自身が放出候補であることを自覚しており、SNSを通じてバレンシアニスタに向けた自己批判を含む公開状を発表しました。

『バレンシアニスタの皆さん、2位になるということは、最下位の中の1位になるということです。私は常にベストを尽くし、このクラブ、ファン、そしてチームメイトのために全てを捧げようとしています。最初のシーズンに受けた歓迎は信じられないほど素晴らしいもので、今、このクラブがどれほど特別なものか本当に理解しています。今シーズンは間違いなく皆さんがふさわしいレベルには達していませんでした。だからこそ、私は約束します。私たちはより強くなって戻ってきます。さらに努力し、来シーズンはさらに多くを捧げ、この美しいクラブと素晴らしいファンを、ふさわしい場所へと導きます。ゆっくり休んで、またすぐにお会いしましょう』(via ElDesmarque / SPORT)

サイドアタッカーの補強計画とカンテラーノの台頭

🏃‍♂️ ウイングの深刻な人材不足

ディエゴ・ロペスの重大な負傷離脱により、サイドアタッカーの補強がクラブの最優先事項となっています。昨シーズンから攻撃の生産性に苦しんでおり、チームのすべてのエリアを改善する必要がありますが、サイドには特に大きな穴が空いています。

ディエゴ・ロペスの長期離脱に加え、ラルジ・ラマザニのレンタル期間が終了し、ダンジュマのパフォーマンスも非常に低調だったため、カルロス・コルベラン監督が信頼して起用できるサイドアタッカーは現状ルイス・リオハのみとなっています。

🔄 夏の補強ノルマ

この夏、クラブは絶対に補強で失敗することは許されず、スタメンレベルの選手を1人、そしてポジション争いができる選手を2人、計2〜3人のサイドアタッカーを獲得する必要があります。リーズ・ユナイテッドが良い条件を提示すれば、ラマザニの再獲得に動く可能性もありますが、基本的には構想に含まれていません。ダンジュマの放出に成功すれば、3つの空き枠ができる予定です。

コルベラン監督が昨季には見られなかった「カンテラを起用する」という決断をしない限り、補強は必須です。しかし、Bチームであるメスタージャで素晴らしい1年を過ごし、契約延長を勝ち取ったダビド・オトルビが、プレシーズンで監督にアピールし、トップチームの3つの枠のうちの1つを掴み取りたいと意気込んでいます。(via SPORT)

【本日の総括】

最終節で勝利するも、欧州大会への切符を7年連続で逃す結果となり、地元メディアからはクラブや首脳陣に対して厳しい評価が下されました。来季に向けた再建の鍵として、ギド・ロドリゲスの慰留やイスマ・ルイスの獲得、そしてディエゴ・ロペスの負傷などで手薄となったサイドアタッカーの補強が急務となっています。ダンジュマの放出とオトルビら若手の台頭が、新たなチーム作りの重要なポイントになりそうです。