レアル・ソシエダ 詳細レポート (2026年5月28日)
【今回のラインナップ】
✅ 左サイドバックを巡る4人の候補と編成の行方 [エリック・ブレトスSDが直面する夏に向けた最大の議論]
✅ 守護神アレックス・レミロの退団の可能性とGK陣の再編 [バルセロナなどが関心を示す中、マレーロが正GK定着へ]
✅ 構想外ジョン・カリカブルの去就と宿敵ビルバオ行きの懸念 [出場機会を失った若手FWの契約問題と移籍の行方]
✅ 来季ヨーロッパリーグの顔ぶれと過密日程への備え [クリスタル・パレス参戦など強豪ひしめく大会に向けた選手層の拡充]
左サイドバックを巡る4人の候補と編成の行方
🛡️ エスタディオ・ラ・カルトゥハでのコパ・デル・レイ制覇という歴史的なシーズンを終え、チームはすでにバカンスに入っています。しかし、ペジェグリーノ・マタラッツォ監督率いるチームには課題も残されており、フットボールディレクターのエリック・ブレトスは夏の移籍市場に向けて大きな決断を迫られています。その最大の焦点が左サイドバックの編成です。現在、このポジションには4人の候補がおり、クラブ内でも議論の的となっています。
🔵 まず1人目はセルヒオ・ゴメスです。バダロナ出身の彼は左サイドバックにコンバートされ、マタラッツォ監督のお気に入りの一人として確固たる地位を築いており、残留は確実と見られています。
🔵 2人目はエチャウリ出身のアイエン・ムニョスです。昨季は非常に限定的な役割にとどまり、契約最終年を迎えるため、クラブ内でも彼の継続については疑問符がついており、去就は不透明です。
🔵 3人目はオビエドへのレンタル移籍で多くの出場時間を積み重ねて復帰するハビ・ロペスです。クラブが彼に投資してきた背景もあり、彼の存在が最終的な決断に大きな影響を与えることになりそうです。
🔵 そして4人目が、サンセでキャプテンを務めるジョン・バルダです。彼には大きな期待が寄せられており、このままサンセに残るか、レンタルで武者修行に出るか、あるいはマタラッツォ監督の下でトップチームのチャンスを掴むか、今後の動向が注目されています。 (via ElDesmarque)
守護神アレックス・レミロの退団の可能性とGK陣の再編
🧤 カスカンテ出身で長年チームのゴールを守ってきたアレックス・レミロですが、この夏での退団が現実味を帯びています。契約は2027年まで残っていますが、本人が新たな挑戦を求めて退団の意思を伝えており、クラブ側も800万から1000万ユーロのオファーがあれば移籍を容認する構えです。彼の退団希望の背景には、W杯出場を逃した空虚感を埋めたいという思いもあるようです。昨季のレミロはリーグ戦37試合で60失点を喫し、防ぐべき失点数を示すデータでもマイナス8.1というリーグ21位の不振に陥っていました。
✈️ 移籍先として最も熱心なのがバルセロナです。ハンジ・フリック監督は彼の経験や安定感、足元の技術を高く評価しており、スポーツディレクターのデコも状況を注視しています。しかし、バルサは現在GKが過剰な状態であり、レンタルバック組のテア・シュテーゲンとイニャキ・ペーニャを放出するまで具体的な動きに出られない状況です。さらに、来季チャンピオンズリーグに出場するウナイ・エメリ監督率いるアストン・ビラやクリスタル・パレスといったプレミアリーグ勢、さらにはイタリアやドイツのクラブも関心を示しています。
🌟 一方で、レミロの不調とは対照的に評価を急上昇させているのがウナイ・マレーロです。彼はセビリアで行われたアトレティコ・マドリードとのコパ・デル・レイ決勝のPK戦でヒーローとなり、リーグ最終節のコルネジャでの一戦でも見事なセーブや空中戦の強さを発揮しました。イマノル前監督やセルヒオ・フランシスコ監督の時代ほど足元の技術が決定的な要素ではなくなったこともあり、マレーロはマタラッツォ監督の絶対的な信頼を得て来季の正GKに定着する見込みです。
🔄 もしレミロが退団した場合、クラブは経験豊富なGKを外部から獲得するか、下部組織からアイトール・フラガを昇格させるかの2つのルートを検討しています。また、スビエタのGK陣全体にも玉突き人事が予想されます。サンセのアラナは契約満了でスポルティング・ヒホンへの移籍が濃厚で、ケガから復帰したオラサガスティや昨季出番のなかったフォルガドらがその穴を争うことになります。さらに下の世代では、Cチームでレギュラーだったハンガリー人のアコス・トンパがポテンシャルを秘めており、ハビ・ヒメネス、ウナクス・アスカラガ、オイハン・ロボ、トップチームの練習参加経験もあるダニエル・ガリレア、オイハン・サラソラ、テルセーラのサラウツにレンタルされていたエリック・ペレイラらが控えています。 (via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo, MARCA)
構想外ジョン・カリカブルの去就と宿敵ビルバオ行きの懸念
⚠️ かつてカンテラの大きな希望だったジョン・カリカブルですが、現在はクラブにとって非常に厄介な問題となっています。マタラッツォ監督の構想からは完全に外れており、2027年までの契約でありながら、来夏にはフリーで移籍できる状態に迫っています。フロントが最も恐れているのは、彼がフリーで永遠のライバルであるアスレティック・ビルバオに加入し、そこで成功を収めるというシナリオです。
📉 カリカブルは2022年にトップチームに昇格し、サンセ時代には驚異的な得点力を誇っていましたが、その後はレガネス、アラベス、アンドラ、ラシン・サンタンデールとレンタル移籍を繰り返しました。昨夏はクラブに残留したものの、今季はリーグ戦7試合とコパ1試合の合計152分しかプレー機会がありませんでした。セルヒオ監督時代にはサディクが優先され、マタラッツォ監督が就任した1月以降に至ってはわずか2分しかピッチに立っていません。指揮官は彼よりもサンセの得点王であるゴルカ・カレーラを優先して招集・起用している状況です。
🚪 23歳となった現在、クラブは契約解除も現実的ではないと考えており、来季も再びレンタル移籍で時間を過ごす可能性が高いと見られています。宿敵のユニフォームを着る日が来るのか、クラブは難しい舵取りを迫られています。 (via MARCA)
来季ヨーロッパリーグの顔ぶれと過密日程への備え
🌍 来季のUEFAヨーロッパリーグは非常にタフな大会になりそうです。イングランドのクリスタル・パレスがカンファレンスリーグ決勝でラージョ・バジェカーノを1-0で破り、新たにヨーロッパリーグの出場権を獲得しました。これにより、レアル・ソシエダは強豪ひしめく大会に挑むことになります。
⚔️ セリエAで不調だったミランやユベントスといった歴史的なビッグクラブをはじめ、フランスからはマルセイユとレンヌ、ドイツからはシャビ・アロンソ監督退任後にレベルが落ちたとはいえバイエル・レバークーゼン、ポルトガルからは予選次第でベンフィカが参戦します。プレミアリーグからはクリスタル・パレスに加えてボーンマスとサンダーランドが出場予定で、経済力のある不気味な存在となります。スペイン勢としてはソシエダとセルタがこの難敵たちに立ち向かいます。
🗓️ クラブの目標は、ヨーロッパリーグで好成績を残しつつ、ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、そしてスーペルコパ・デ・エスパーニャでも結果を出すことです。これだけの過密日程とハイレベルな戦いを乗り切るため、マタラッツォ監督のチームには全ポジションでローテーション可能な幅広い選手層が不可欠となります。 (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
マタラッツォ監督の下で歴史的なコパ・デル・レイ制覇を果たしたものの、チームは左サイドバックの再編、守護神レミロの退団とマレーロの台頭、そしてカリカブルの去就問題など、夏の移籍市場に向けて多くの重要な決断を迫られています。来季の過酷なヨーロッパリーグを戦い抜くための選手層の拡充が急務となっています。