ロビー・ウアの獲得公式発表と5年契約の締結

🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿 スウェーデンのIKシリウスから、グラスゴー出身の22歳のスコットランド人フォワード、ロビー・ウアを完全移籍で獲得したことが正式発表されました。契約期間は2031年6月30日までの5年間です。移籍金は固定で650万ユーロが支払われ、今後の目標達成に応じて最大250万ユーロの変動ボーナスが追加される条件となっています。変動ボーナスのうち100万ユーロは比較的達成が容易な条件で、残りの150万ユーロはハードルが高い目標に設定されています。

ウアは1.89メートルの恵まれた体格を誇り、圧倒的なポジショニングセンスとスピードを兼ね備えた万能ストライカーです。スウェーデンリーグでは直近の5試合で8ゴールを挙げるなど、15試合15ゴールという脅威的なスタッツを残してシリウスを首位に牽引していました。現地のアナリストであるフレドリック・デ・ロン氏は彼のプレースタイルについて、『ウアはスウェーデンリーグで圧倒的に最高のフォワードです。彼はシーズン中盤までに15試合15ゴールという記録を残しましたが、これは極めて珍しい驚異的なスタッツです。セビージャが支払う移籍金にはそれだけの十分な価値があります』と絶賛し、さらに『エリア内でボールが届く瞬間に、常に正確な位置に身を置く極めて知的な動きをします。この優れたインテリジェンスがなければ、ただの大きくて力強い選手で終わっていたでしょう』と彼の技術と知性を高く評価しました。

ウアはかつてレンジャーズの下部組織で育ち、UEFAユースリーグではセビージャのユースチームと対戦した経験もあります。本人はウクライナの祖父母を通じてウクライナ代表としてプレーする資格も持っていますが、自身の代表活動について『自分はスコットランド人であり、スコットランド代表のためにプレーしたい』と強い思いを口にしています。チェルシーやマンチェスター・シティ、ミラン、フェネルバフチェなど多くの欧州強豪クラブが獲得に乗り出していた中、セビージャが迅速に先手を打ってこの争奪戦を制しました。土曜日のレイヨ・バジェカーノ戦でのデビューが期待されています。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque / via Mundo Deportivo)

ジョージ・イレニヘナ獲得に向けたAl-Ittihadとの交渉

🇸🇦 クラブのスポーツディレクターを務めるホセ・イグナシオ・ナバロは、攻撃陣の層をさらに厚くするため、サウジアラビアのアル・イテハドに所属する19歳のフランス人フォワード、ジョージ・イレニヘナの獲得に向けて本格的な交渉を進めています。

交渉は買い取りオプションが付随した期限付き移籍(レンタル)の形態で行われており、アル・イテハド側もこの貸し出しに極めて前向きな姿勢を見せています。イレニヘナは今冬にモナコから3300万ユーロという巨額の移籍金でサウジアラビアへと渡りましたが、わずか半年でヨーロッパのフットボール界へ復帰することを強く望んでいます。

イレニヘナにはプレミアリーグのウエストハムやドイツのシャルケ04なども関心を示していますが、選手本人はセビージャの提示するスポーツプロジェクトに最も惹かれており、セビージャが獲得レースで大きくリードしています。彼の加入が実現すれば、前線の戦術的バリエーションは劇的に向上することになります。(via MARCA / via Estadio Deportivo)

ジョアン・ジョルダンのエストレラ・アマドーラ完全移籍

🇵🇹 32歳のベテランミッドフィールダー、ジョアン・ジョルダンが、7年間に及んだセビージャでのキャリアに幕を閉じ、ポルトガル1部のエストレラ・アマドーラへ完全移籍することが正式発表されました。移籍金はゼロのフリー移籍で、2年契約となります。

ジョルダンは2019年にエイバルから1400万ユーロで加入して以来、公式戦203試合に出場し、7ゴール14アシストを記録しました。フレン・ロペテギ監督のもとで中心選手として活躍し、3年連続のチャンピオンズリーグ出場権獲得や、2度のヨーロッパリーグ制覇に多大なる貢献を果たしました。しかし近年はパフォーマンスの低下が目立ち、年間コストが給与と償却費を含めて約700万ユーロという高額な「チャンピオンズリーグ級」の契約を抱えていたため、財政再建を進めるクラブにとって最優先の放出対象となっていました。

移籍に伴い、ジョルダンは契約に残る給与を一切妥協しなかったため、セビージャ側が今後の彼の給与の半分以上を引き続き負担することになります。それでも高給取りの選手枠を削減できたことは、クラブにとって一定の財政的猶予をもたらすことになります。

ジョルダンは新天地への合流にあたり、自身のキャリアについて『フレン・ロペテギがこれまでのキャリアで最高の監督です』と語り、さらに最も印象深い試合として『ローマとのブダペストでの決勝は本当に苦しく厳しい戦いでしたが、その分とても特別な日として心に刻まれています。ヨーロッパリーグを2度制覇できたことは、それ以上の素晴らしい喜びです』とセビージャでの栄光の日々を振り返りました。対戦した中で最も困難だったライバルには『リオネル・メッシ』の名前を挙げ、最後に新たなサポーターに向けて『ここでプレーできることは非常に名誉であり、この新しい挑戦にとてもワクワクしています。我々がともに働き、素晴らしい1年にできると確信しています』と前向きな決意を口にしました。(via Estadio Deportivo / via SPORT / via Mundo Deportivo)

パトリック・メルカドの獲得破談と法的紛争の危機

⚖️ クラブは、今年2月に事前合意を交わしていたエクアドルのインディペンディエンテ・デル・バジェ所属の22歳のエクアドル代表ミッドフィールダー、パトリック・メルカドの獲得手続きを正式に中止したことを発表しました。

当初は移籍金600万ユーロ、2031年までの契約で合意に達していましたが、その合意発表からわずか数週間後の3月22日に、メルカドは右膝の前十字靭帯および内側半月板の二重断裂という極めて深刻な大怪我を負ってしまいました。

クラブが実施した厳格なメディカルチェックの結果、膝の回復状態が極めて不十分であり、早くて10月の回復、そして実戦復帰は2027年以降にまでずれ込む可能性があることが判明。これにより、契約書に明記されていた前提条件を満たさないとして、獲得の断念が決定されました。

しかし、このクラブの判断に対し、インディペンディエンテ・デル・バジェおよび選手側は強く猛反発しています。彼らは『怪我が起きる3ヶ月前にすでに正式な雇用契約を交わしており、FIFAの規定においても選手は保護されるべきだ。一方的な破棄は完全に違法である』と主張し、数百万ユーロ規模の損害賠償を求めてFIFAに提訴する具体的な準備を始めています。セビージャ側は、事前合意における各種契約条項に基づき、法的にもクラブの正当性が保証されているとして冷静な姿勢を保っています。(via Estadio Deportivo / via Mundo Deportivo / via ElDesmarque)

フェデリコ・ガットーニのアスコリ移籍に向けた交渉

🇮🇹 27歳のアルゼンチン人センターバック、フェデリコ・ガットーニが、イタリア2部のアスコリへの移籍に向けて最終段階の交渉に入っています。

ガットーニは2023年夏にサン・ロレンソから140万ユーロで加入したものの、スペインでのデビュー戦となったバレンシア戦で致命的なミスを犯して以降、チームでの居場所を失い、通算でわずか5試合の出場に留まっていました。その後はアンデルレヒトやリバー・プレートへの期限付き移籍を繰り返していましたが、リバー・プレートでも出場機会に恵まれず、セビージャに復帰したあとも出場時間はわずか9分間に留まっていました。

クラブとの契約は残り1年となっており、セビージャは彼の給与の半分をクラブが引き続き負担する形で、アスコリへの完全移籍またはレンタルでの放出を今週中にも完了させたい考えです。選手自身もクラブの財政状況を考慮して減給を一度受け入れており、双方の未来のために速やかな決着が望まれています。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque)

カルロス・アルバレス買い戻しに向けた非公式アプローチ

🇪🇸 昨シーズンにレバンテへ完全移籍し、そこで目覚ましい大活躍を見せている23歳のゲームメーカー、カルロス・アルバレスに対し、セビージャが再獲得に向けて非公式な接触を行っています。

アルバレスは現在レバンテとの契約が2027年までとなっており、契約延長のオファーを拒否し続けているため、レバンテ側は彼をフリーで失うリスクを避けるべく、かつてベンフィカから届いた2000万ユーロのオファーを拒絶した頃とは異なり、今夏は売却要求額を大幅に引き下げる現実的な対応を迫られています。

セビージャは彼をレバンテへ譲渡した際、将来の売却時に発生する移籍金の「30%」を得る転売権利を保持しています。このため、セビージャが自ら彼を買い戻す場合は、30%引きの割引価格で獲得することが可能となります。

現時点ではウアの獲得に資金を費やしたため今夏に即座に買い戻すのは難しいものの、非公式な話し合いを進めることで、数ヶ月後にフリーでの獲得、あるいは有利な価格での買い戻しを確実にするためのアプローチが継続されています。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque)

アルベルト・フローレスのグラナダへの完全移籍

🧤 カンテラ出身の若きゴールキーパー、アルベルト・フローレスが、グラナダCFへ完全移籍することが正式に決定しました。この移籍は移籍金ゼロのフリー移籍の形態をとっています。

しかし、セビージャ側はただで彼を手放したわけではありません。契約には、フローレスが将来的に他クラブへ移籍した際の売却金の「40%」をセビージャが回収できる権利や、グラナダが将来的に1部へ昇格した場合などの複数の変動ボーナスが設定されており、将来的な経済的リターンをしっかりと確保しています。

フローレスはベニハミン(ユース最下部)の世代からセビージャの育成組織一筋で育ち、Bチームで100試合以上に出場。2024年1月16日のコパ・デル・レイのヘタフェ戦でトップチームデビュー(3-1勝利)を飾りました。クラブは長年の貢献に対し、『長年にわたりセビージャのユニフォームのために尽くしてくれた彼の仕事と献身に心から感謝し、新しい挑戦での最大の成功を祈っています』と温かい門出の言葉を送りました。(via ElDesmarque)

アレクシス・サンチェスのCFモントリオールへの移籍決定

🇨🇦 昨シーズン、セビージャの攻撃陣で重要な役割を果たした37歳のチリ代表フォワード、アレクシス・サンチェスが、メジャーリーグサッカー(MLS)のCFモントリオールと2年契約を結ぶことで合意しました。すでに書類の手続きは完了しており、正式発表を残すのみとなっています。

サンチェスは昨シーズンに単年契約でセビージャに加入し、公式戦28試合に出場して4ゴール2アシストを記録しました。特にシーズン終盤の残留争いにおいては、第34節のレアル・ソシエダ戦での値千金の決勝ゴールや、エスパニョール戦のアディショナルタイムでのアシストなど、チームの残留を決定づける極めて大きな働きを見せました。

セビージャ側も彼の残留と契約延長を模索していましたが、厳しい予算制限のなかで条件を合わせることができず、サンチェスは新たな挑戦の舞台としてカナダを選びました。(via Mundo Deportivo / via Estadio Deportivo)

開幕戦登録に向けた大規模な人員整理と選手登録

📊 新シーズンの開幕に向けて、クラブはNyland、Januzaj、Gudelj、Azpilicueta、Mendy、Maupay、Alexis Sánchez、Akor Adams、Rafa Mir、Nianzou、Juanlu、Sow、Joan Jordán、Alberto Floresの計14名もの大量放出を完了させました。

特に高給取りであったヤヌザイ、ニャンズ、ラファ・ミル、ソウ、そしてジョルダンといった選手たちを整理できたことにより、クラブのサラリーキャップ(選手人件費予算上限)には極めて大きな空きが生まれることになりました。

この人員整理の成功により、今夏に新たに加入した選手たち(Odysseas Vlachodimos、Fran González、Juan Iglesias、Sangante、Julio Díaz、Guridi、そしてRobbie Ure)全員が、今週末に予定されているレイヨ・バジェカーノとのラ・リーガ開幕戦までに全く問題なく選手登録を完了できる見通しとなっています。一方で、ペドロサやカルドーゾ、エジュケといった構想外となっている余剰戦力の処分についても、引き続き交渉が進められています。(via ElDesmarque / via MARCA)

ゴールドマン・サックスによるクラブ独占売却権確保とRMGとの対立

🇺🇸 セビージャFCの株式(85%)の売却手続きについて、アメリカの投資銀行ゴールドマン・サックスが独占権(arranger)を確保し、ニューヨーク主導での売却プロセスが本格化しています。これにより、かつて進められていたセルヒオ・ラモスやアルゼンチンのFive Eleven Capitalとの交渉は完全に破綻しました。

一方、これまでに何度も買収オファーを提示していたとされるアメリカの投資グループ「Riverside Management Group(RMG)」は、依然として4億2050万ユーロ(1株あたり最大3400ユーロ、45日以内に買収を完了できる条件)のオファーが有効であると主張しています。RMG側は、売却側の顧問(MA Abogadosなど)が、独自の利益のためにゴールドマン・サックスを優先していると非難を浴びせています。

これに対し、売却側はRMGについて、約束された資金証明の不備、デラウェア州(事実上のタックスヘイブン)の法律下での法的適用要求、500万ユーロの違約金保証(デポジット)の拒否などを挙げ、『彼らの提案は信頼性に欠け、これまで何度も無駄な時間稼ぎをされただけだ』と激しく拒絶しています。

ゴールドマン・サックスはクラブの筆頭債権者でもあり、自身の債権回収のためにも早期の売却(2026年末または2027年初頭)を急いでいます。しかし、冬の時点でチームが降格圏に沈むなどの事態に陥ればクラブ価値は暴落するため、今夏のナバロSDによる補強の成否が、最終的なクラブの売却価格に決定的な影響を与えることになります。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque)

ペニャ・セビジスタ・トリアーナ創立20周年の感動的な映像

🌸 サポーターグループ「ペニャ・セビジスタ・トリアーナ・SFCファンズ」が、創立20周年を記念した新規会員募集ビデオを公開し、SNS上で大きな感動と話題を呼んでいます。

この映像は、今年初めにカタルーニャの列車事故で亡くなった熱狂的メンバー、フェルナンド・ウエルタへの美しいオマージュと、セビージャの街が世界に誇る「聖週間」の深い信仰心をテーマに制作されました。

トリアーナ地区を代表するキリスト・マリア像(La Estrella、San Gonzalo、Esperanza de Triana、El Cachorro、La Oなど)の荘厳な映像とともに、信仰心とセビージャFCへの揺るぎない情熱を重ね合わせて表現。参拝札をスタジアムのアボノ(年間シート)に例え、聖堂をエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンに、そしてトリアーナとスタジアムを繋ぐTussam 5番バスの路線を人生の道のりに例えるなど、セビージャの街における生き方と情熱を美しく描き出し、多くのサポーターの涙を誘っています。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

セビージャFCは、移籍市場の最終盤において極めてダイナミックかつ実りの多い動きを見せています。スウェーデンでゴールを量産した若き至宝ロビー・ウアの獲得公式発表は、得点力不足に喘ぐチームにとってこれ以上ない朗報であり、さらにジョージ・イレニヘナの獲得交渉も大詰めを迎えています。長年の課題であったジョアン・ジョルダンをはじめとする高給取りの14名の大量整理に成功したことで、開幕戦に向けた選手登録上限の不安も一気に解消されました。メルカドの獲得破談による法的紛争の影や、ゴールドマン・サックス主導のクラブ売却プロセスの不透明感は漂うものの、サポーターの熱い信仰心を描いたトリアーナの記念映像が示す通り、新シーズンに向けたネリビオンの地はかつてないほどの結束と熱い期待感に満ち溢れています。