ジョアン・ジョルダンのポルトガル完全移籍公式決定と財務への影響
セビージャFCは、長年にわたりチームのミッドフィールドを支えてきた32歳のMFジョアン・ジョルダンが、ポルトガル1部のエストレラ・アマドラへ完全移籍することを正式に発表しました。移籍金は発生しないコストゼロでの取引となります。
ジョルダンは2019年夏、当時スポーツディレクターを務めていたモンチの第2期体制における2番目の補強として、SDエイバルから1400万ユーロという高額な移籍金で加入しました。これまでに公式戦通算203試合(LALIGA EA Sportsで139試合、コパ・デル・レイで23試合、UEFAチャンピオンズリーグで21試合、UEFAヨーロッパリーグで18試合、UEFAスーパーカップで2試合)に出場し、7ゴール14アシストを記録。2020年と2023年のヨーロッパリーグ優勝を勝ち取る原動力として、 Julen Lopetegui監督率いるチームの絶対的な心臓部を務めていました。
しかし、2022年1月15日のベティスとのダービーマッチにおいて、スタンドから投げ込まれた木の棒が頭部に直撃し、試合が中断・延期される悲劇的な事件が発生しました。この事件以降、彼のキャリアは急激な下降線をたどることになり、直後に2027年まで延長された大型契約が、その後のクラブの厳しい人件費予算を圧迫する大きな負担となっていました。昨シーズンはアラベスへ期限付き移籍したものの、怪我に悩まされて十分な出場機会を得られず、今夏のプレシーズンでも戦力外通告を受け、全体練習から完全に除外されていました。
この取引により、セビージャはジョルダンの高額な年俸の大部分(半分以上)をエストレラ側と分担して支払う形になります。そのため、直接的な財務の解放額はそれほど大きなものではありませんが、それでもこれまでの人件費上限の中で最も高価な契約の一つであった彼の退団は、クラブ再生に向けた貴重なスペースの確保に大きく貢献します。(via Estadio Deportivo / via SPORT / via Mundo Deportivo / via ElDesmarque)
スコットランドの超新星FWロビー・ウアがセビージャに到着と期待される能力
セビージャは今夏の攻撃陣の最優先補強ターゲットであった22歳のスコットランド人FWロビー・ウアの獲得を完了させました。ウアは本日、マニラやマレーシアといったアジアの地を経由したのではなく、バカンスを終えてマラガ空港へ到着したのち、車でセビージャへ移動しました。すでにメディカルチェックを通過し、本拠地ラモン・サンチェス・ピスフアンに到着してメディアの前で記念ポーズを取り、2031年6月30日までの5年契約に署名しました。
移籍金は固定で650万ユーロ、さらに最大250万ユーロの変動ボーナスが上乗せされる形となります。この変動額のうち100万ユーロは非常に容易な目標達成で発生し、残りの150万ユーロは極めて困難な条件に設定されており、これが完全に実行されればセビージャが素晴らしい選手を手に入れた確固たる証明となります。最終的な総額は最大で約900万ユーロに達しますが、セビージャは交渉を冷静に進め、当初スウェーデンのIK Sirius側が求めていた900万〜1000万ユーロの移籍金を大きく引き下げ、Transfermarktによる彼の市場価値である500万ユーロに近い水準での固定交渉を成功させました。
ウアはスウェーデンのSiriusにおいて、公式戦50試合に出場して31ゴールをマーク。特に直近20試合で20ゴール、今シーズンもすでに15試合で15ゴールという、欧州全体でも指折りの圧倒的なスタッツを残してきました。スウェーデン人アナリストのフレドリック・デ・ロンは、彼の驚異的な才能について、
『ロビー・ウアは間違いなく、現時点でスウェーデン・アルスヴェンスカンの最高のストライカーです。彼は本物の点取り屋であり、シーズン半ばで15試合15ゴールというスタッツは、スウェーデンサッカーにおいて歴史的に見ても驚異的であり、極めて珍しい出来事です。セビージャが支払う1セントたりとも無駄にはなりません』
と太鼓判を押しました。また彼のインテリジェンスについても、
『彼はエリア内にボールが届いた瞬間に、常に正確な位置にいることができる、並外れてインテリジェントな動きをします。その知性がなければ、彼はただ体格が大きくて力強いだけのストライカーにすぎなかったでしょう』
と、身長189cmの強固なフィジカルだけでなく、戦術的な賢さが真の強みであると絶賛しました。
ウアはレンジェーズのユース出身で、その後ベルギーのアンドレヒト・リザーブなどを経てSiriusへ75万ユーロで移籍していました。すでにスウェーデンでリーグ戦が開催中であったため、直近でも5試合に出場して8ゴール(Mjällby戦での4-4の試合では1人で4得点)を挙げるなどコンディションは完璧であり、今週土曜日のラージョ・バジェカーノとの開幕戦から即座に起用可能と見込まれています。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque / via Mundo Deportivo)
パトリック・メルカドの獲得合意破談とクラブ間の法廷闘争の緊迫
セビージャFCは、エクアドル代表MFパトリック・メルカド(23歳)の獲得手続きを断念することを公式に発表しました。
両クラブは今年2月26日に、この夏に契約解除金に相当する600万ユーロで獲得し、2031年までの長期契約を結ぶことで書面での事前合意を完了させていました。しかし、合意直後の3月22日に、メルカドは右膝の前十字靭帯および内側半月板のダブル断裂という極めて深刻な重傷を負ってしまいました。
セビージャの医療チームが実施した複数回にわたる厳格なメディカルチェックにおいて、負傷からの回復状況が不十分であり、今後の復帰予定が早くて10月、最悪の場合は2027年までずれ込むリスクが確認されました。これを受けてセビージャは、獲得交渉を完了させることが不可能な状況にあると断定し、相手のIndependiente del Valleに公式に決定を通知しました。
セビージャは以下の簡潔な公式声明を発表しました。
『セビージャFCは、独立したバレー(Independiente del Valle)との間で締結されていた事前契約の条項に基づき、パトリック・メルカド選手の獲得交渉を完了させることが不可能であることを通知します。この状況については、同クラブに対して正式に書面にてすべての詳細を報告済みです』
しかし、この決定に対してIndependiente del Valleおよび選手の関係者は激しく怒り、法的措置をとる構えを見せています。彼らは、
『怪我を負う3ヶ月前の時点で、すでに正式な労働契約が結ばれており、FIFAの規定では怪我に関係なくその契約は尊重されなければならない』
と猛反発。合意を破棄したセビージャに対して、契約解除違約金である300万ユーロの支払いや、FIFAへの数百万ユーロ規模の「巨額な賠償請求訴訟」を提起することを正式に準備していることを明かしました。
セビージャ側は、事前合意に盛り込まれている厳密な法的条項(メディカルチェックのクリア義務)を信頼しており、今回のキャンセルについて一切の法的な非はないと確信しており、冷静な姿勢を保っています。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque / via Mundo Deportivo)
15年間過ごしたカンテラ出身GKアルベルト・フローレスのグラナダ完全移籍
セビージャは、下部組織出身の守護神アルベルト・フローレス(20歳)が、セグンダのグラナダCFへ完全移籍することを公式に完了させました。移籍金は発生しないコストゼロの取引ですが、セビージャは彼の将来的なさらなる成長を見越して、今後他クラブへ移籍した際の売却額の40%を受け取る権利(パーセンテージ)を保持。さらに、グラナダのLALIGA EA Sportsへの昇格などが実現した際に作動する、特定の変動ボーナス条件を契約に盛り込みました。
フローレスは、ベンハミン世代に加入してから実に15年間をセビージャのアカデミーで過ごしてきた「生粋のセビジスタ」です。セカンドチームのセビージャ・アトレティコで通算100試合以上出場し、チームのキャプテンとして、昨季の昇格活動など大きく貢献してきました。2024年1月16日に行われたコパ・デル・レイのヘタフェ戦でトップチームの公式戦デビュー(1-3勝利)を飾り、ELを制覇したブダペストの夜にも遠征チームの一員として同行した素晴らしい経歴を持ちます。しかし、今夏レアル・マドリードから若きFran Gonzálezを獲得したことに伴い、トップチームでの出場機会が失われ、今回の移籍を決断しました。
フローレスは自身の退団に際し、涙ながらの熱い感動的なメッセージを公開しました。
『15年間、このエンブレムのない私の人生は全く理解することができませんでした。セビージャFCは私の本当の家であり、毎日夢を追いかけ、今の自分を形成してくれた場所です。あの子どもが心から夢見ていた以上の瞬間を生きることができ、本当に信じられないほどの幸運でした。このユニフォームを身にまとって公式戦デビューを果たし、毎週末ピッチで戦い、素晴らしいチームメイトとロッカールームを共有し、ブダペストの夜を経験し、セビージャ・アトレティコのキャプテンマークを巻くことができたこと……これらは私の心の中に永遠に刻まれる思い出です。指導してくれたすべてのコーチ、家族のようになったチームメイト、すべてのクラブ職員、そして何よりもセビージャのファンの皆さんに、心からの感謝を捧げます』
この誠実な態度に対し、セビージャのフロントおよびサポーターからも、将来的な彼の成長と買い戻しへの期待の声が多く上がっています。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque)
ジョージ・イレニヘナ獲得交渉の進展と詳細
攻撃陣のさらなる再編を狙うスポーツディレクターのジョゼ・イグナシオ・ナバロは、サウジアラビアのAl-Ittihadに所属する19歳(今月16日に20歳を迎える)のフランス人FWジョージ・イレニヘナの獲得交渉を急ピッチで進めており、移籍合意に向けて極めて優位な立場に立っています。
Al-Ittihad側は、高額な投資を行ったこのアタッカーを再びヨーロッパの舞台で経験を積ませるため、買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍(ローン)での放出に前向きな姿勢を見せています。イレニヘナはナイジェリアのラゴスで生まれましたが、3歳の時に家族でフランスへ移住。アミアンのカンテラから頭角を現し、ベルギーの名門ロイヤル・アントワープで公式戦14ゴールを決め、CLにおいてバルセロナを相手に劇的なゴールを沈めて大きな話題となりました。
その後、2024年にフランスのモナコが2000万ユーロを支払って完全移籍させ、さらに今年冬にはサウジのAl-Ittihadが3300万ユーロという巨額の移籍金で彼を買い取りました。しかし、サウジの地ではわずか6試合(先発はわずか1試合)の出場にとどまり、本人がヨーロッパへの復帰を強く希望。プレミアリーグのWest Hamや、ドイツのSchalke 04なども獲得に向けた打診を行っていましたが、イレニヘナ自身がセビージャの提示するスポーツプロジェクトと、LALIGAの舞台で再び挑戦することに最も魅力を感じています。
セビージャは、当初獲得リストに上がっていたエネス・ウナルやマルク・ギウといった高額なアプローチが財務規律の観点から不可能であったため、このイレニヘナをレンタルで獲得する方針にシフトし、交渉の大詰めを迎えています。(via MARCA / via Estadio Deportivo / via ElDesmarque)
カンテラ出身の至宝カルロス・アルバレスの復帰プロジェクトと契約交渉の背景
かつてセビージャのユース組織で将来を渇望され、現在はレバンテで活躍を見せている23歳のMFカルロス・アルバレスのセビージャ復帰プロジェクトが、水面下で具体化しています。
アルバレスとレバンテの契約は2027年までとなっており、レバンテ側は再三にわたり契約更新の交渉を行ってきましたが、選手本人がこれを拒否しています。これにより、このまま夏から秋を過ぎて2027年1月に入ると、アルバレスは完全にフリーで他クラブと自由に移籍に向けた事前合意を交わすことができる立場になります。レバンテにとっては、過去にベンフィカから届いた2000万ユーロの巨額オファーを拒否した経緯がありますが、現在は価値が下落しており、今夏に1000万ユーロ未満の金額であっても売却せざるを得ないプレッシャーに直面しています。
セビージャは、彼をレバンテに放出した際に30%(以前は40%でしたが10%はすでに何らかの取引で消費されています)の将来的な売却権を確保しています。このため、他クラブが彼を獲得する場合でも30%の金額がセビージャに転がり込む形になっており、さらにセビージャ自身が獲得に乗り出す場合は、この30%を差し引いた極めて安価な金額(数百万ユーロ規模)で彼の獲得をまとめることができる有利なカードを握っています。
アルバレス自身も周囲に対して『自分の本当の我が家であるセビージャに戻ってプレーすることがプロとしての最大の夢だ』と明かしており、クラブ幹部との非公式なコンタクトが続けられています。急成長を遂げているこのカンテラ出身の至宝の帰還は、セビージャのファンにとっても夢のあるストーリーとなるはずです。(via Estadio Deportivo)
リーグ登録の最新状況と戦力整理、高給取りの売却による財務状況
新シーズンの開幕まであと6日と迫る中、セビージャのオフィスの動きは活発さを極めています。本日月曜日、クラブはレアル・マドリードから新たに獲得したGK Fran GonzálezのLALIGA登録を正式に完了させました。これにより、GK登録はすでに登録されていたVlachodimosとGonzálezの2名が完全に揃うことになりました。
新加入選手のうち、Arouna Sangante(サガンテ)、Juan Iglesias(イグレシアス)、Jon Guridi(グリディ)、Julio Díaz(フリオ・ディアス)、さらに本日合流したRobbie Ure、そして獲得交渉が進むGiorgi KochorashviliやGeorge Ilenikhenaらは未登録の状態ですが、クラブ幹部は『開幕戦のラージョ・バジェカーノ戦の前までに、すべての新加入選手および獲得決定選手の登録手続きを問題なく完了させることができる』と語り、確固たる自信を示しています。
この選手登録を可能にしたのは、今夏におけるドラスティックな選手整理の成功です。人件費上限(リミット)を圧迫し続けていたJanuzaj、Nianzou、Rafa Mir、Sow(完全移籍)といった高給取りの主力選手たちを次々と放出し、さらにJuanlu Sánchezの売却などが決定したことにより、LALIGAの定める人件費予算に十分な余裕が生まれました。
なお、若手のAndrés Castrín、Manu Bueno、Oso、Nico Guillén、Miguel Sierra、Ibra Sow らは、リザーブチーム(Bチーム)枠での登録を維持したまま、問題なくファーストチームに合流し開幕戦のメンバーに召集できる方針です。(via ElDesmarque)
クラブの支配権を巡るゴールドマン・サックスとリバーサイド・マネジメントの熾烈な水面下での買収合戦
セビージャFCのクラブ売却プロセスをめぐり、金融最大手のゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)と、アメリカの投資ファンドであるリバーサイド・マネジメント・グループ(RMG)との間で、激しい主導権争いが繰り広げられています。
現在、ゴールドマン・サックスはセビージャの株式の85%を対象とした独占売却権(exclusividad)を保有しています。彼らはセビージャFCに対する最大の債権者であり、貸付金を確実に回収することを目的として、ニューヨークのオフィスからこの売却活動を完全にリードしています。ゴールドマン・サックスの計画では、2026年末から2027年の初頭にかけてクラブを新たな投資家に売却することを目指しています。しかし、金融専門家は『この売却プロジェクトが成功するかどうかは、すべて現場のスポーツ成績に懸念を抱いている。もし12月の時点でチームが降格圏に沈んでいたり、来年6月にセグンダへの降格が決定してしまった場合、クラブの資産価値は暴落し、売却計画そのものが完全に破綻してしまう』と指摘しており、スポーツディレクターのジョゼ・イグナシオ・ナバロのスポーツ計画がすべての命運を握っている状態です。
一方で、これに対抗してRMG(リバーサイド)が猛攻を仕掛けています。RMG側は、企業価値4億2050万ユーロ(1株あたり最大3400ユーロ)での買収オファーを現在も有効な形で維持しており、買収合意から45日以内にすべての手続きを終え、その直後に8000万ユーロの増資を実施してクラブを再建する提案を突きつけています。
しかし、セビージャの大株主やその法的・財務アドバイザー(MA Abogados、Bibium Capital)は、リバーサイドの提案に対して全く信用を置いていません。その理由として、『リバーサイドが提示した資金証明(Proof of Funds)が、アメリカベースのファンドと称しながらも国際的に知名度の低いアジア系のファンド(DCP Capitalなど)のものであったこと、合意文書(LOI)がスペインの法律ではなく租税回避地として知られるDelaware州の法律に基づいた形で提出されてきたこと、さらに契約違反に対する500万ユーロのデポジット保証金の支払いを彼らが拒否したこと』などを挙げ、交渉の信憑性は極めて低く、これまでに3回あった獲得チャンスもすべて彼ら自身の inconcreción(不履行)によって自滅してきたと一蹴しています。
かつてセルジオ・ラモスとFive Eleven Capitalが主導した買収計画にリバーサイドが便乗しようとした動きなど、水面下での駆け引きは続いており、交渉の席に入り込もうとしたサポーターグループの元メンバーと会長との法的トラブルも絡み合い、買収劇は泥沼化しています。(via Estadio Deportivo)
ベネチアへ移籍したFWアコール・アダムスが振り返るセビージャへの深い愛
セビージャからイタリアのベネチアへの完全移籍(移籍金固定1700万ユーロ+変動)が正式に完了したナイジェリア代表FWアコール・アダムスが、移籍後に応じたインタビューにおいて、セビージャを過ごした特別な時間と人々への心からの深い感謝を語りました。
アダムスはインタビューにおいて、セビージャに対する深い敬意を口にしました。
『セビージャという素晴らしいクラブについて、ここで改めて紹介する必要はありません。彼らは間違いなくヨーロッパの王であり、とてつもなく偉大な歴史と熱狂的な大サポーターを持っています。そのユニフォームを着てピッチに立つことは、選手に対して大きなプレッシャーをかけるのと同時に、本当に信じられないほどの多大な愛を体験させてくれます』
また、彼がセビージャを選んだユニークなきっかけについても明かしました。
『セビージャに加入できたことは、私にとっての真の夢が叶った瞬間でした。数年前、彼らがマンチェスター・ユナイテッドをヨーロッパリーグから排除したときには、私は個人的に非常に悔しくて怒りを感じていたのですが、まさか自分がそのチームの一員になり、神の恩恵によってこの素晴らしいユニフォームを着てプレーすることになるとは思っていませんでした。これまでのキャリアにおいて、最高の誇りです』
負傷に苦しんだ初期の戦いについても率直に語りました。
『加入した最初の6ヶ月は、相次ぐ身体の怪我のために、本当に思うようにプレーできず苦しい時間を過ごしました。しかし、プレシーズンから気持ちを完全にリセットし、過去の怪我は終わったことであり二度と繰り返さないと自分に言い聞かせて臨みました。それからの1年間は、チームのレギュラーとして、また代表チームとしてもプレーでき、常に最高レベルで安定したパフォーマンスを発揮することができた、私のキャリアの中で最も輝かしく素晴らしい時間でした』
最後に、セビージャという都市への愛を熱く表現しました。
『セビージャは本当に信じられないほど素晴らしい魅力的な街です。ぜひ訪れてみてください。人々は信じられないほど温かく、親切です。それはあの素晴らしい気候が関係しているのだと思います。アンダルシアの人々は決して急ぐことなく、毎日を心から楽しんで生きています。私の第二の我が家です』
巨額の売却益をもたらしてくれた彼の旅立ちに、ファンからも温かいエールが送られています。(via Estadio Deportivo)
マルセリーノのFWアミヌ・グイリ獲得打診の断念と詳細
攻撃陣の刷新を目指していたセビージャは、オリンピック・マルセイユに所属するフランス人FWアミヌ・グイリ(昨季28試合11ゴール、ワールドカップではアルジェリア代表として得点)の獲得可能性について最初の調査と問い合わせを行っていました。
マルセイユ側は現在、深刻な財務上の問題を抱えており、収支のバランスを取るために主力の売却が必要とされる状況にあります。しかし、マルセイユはグイリを安売りするつもりは一切なく、セビージャに対して3000万ユーロ(約30ミリオンユーロ)という、現在のクラブの許容範囲を完全に超越した不可能な移籍金を要求しました。
セビージャのジョゼ・イグナシオ・ナバロSDはこの高額な回答を受け、交渉を進めることは不可能と判断。彼の獲得交渉をすぐに引き出しの奥へと仕舞い込み、断念することを決定しました。これにより、より経済的に現実的であるイレニヘナの獲得などに完全に焦点を絞ることになります。(via Estadio Deportivo)
サポーター団体「ペーニャ・セビジスタ・トリアナ」の20周年ソシオ勧誘バイラルビデオ
セビージャFCを取り巻く最近の成績は厳しいものが続いていますが、セビジスタ(サポーター)の情熱が衰えることはありません。その象徴として、サポーター団体である「Peña Sevillista Triana SFC Fans」が設立20周年を記念して制作した新規会員(ソシオ)勧誘ビデオが、SNS上で爆発的なバイラルとなってファンを感動させています。
ビデオは、セビージャの街を象徴する偉大な伝統である「Semana Santa(聖週間)」と、今年初めにカタルーニャの鉄道事故で悲劇的に亡くなった同グループの熱狂的メンバー、フェルナンド・ウエルタ(Fernando Huerta)への深い敬意とオマージュを中心に構成されています。
トリアナ地区を代表する著名なコフレディア(La Estrella、San Gonzalo、Cachorroなど)の感動的な映像とともに、サポーターの熱い結束がメッセージとして語られています。
『生まれてからずっと、私たちはこの情熱とともに生きてきました。世代から世代へと情熱を受け継ぎ、毎週日曜日にこの神聖な情熱を持ってスタジアムへと足を運びます。たとえ状況がどれほど苦しく、困難な十字架を背負うことになっても、私たちは決して信仰を失うことなく、信じ続けてこの20年間を共に歩んできました。これは単なるファンの集まりではなく、私たちの人生そのものです』
困難な時期だからこそ、クラブとサポーターの固い絆を示す素晴らしい映像となっています。(via ElDesmarque)
プレシーズン最終戦レバークーゼン戦での僅差の敗北
セビージャはプレシーズンを締めくくる最後の親善試合として、ドイツ王者のバイヤー・レバークーゼンと対戦し、0-1の僅差で敗北を喫しました。
試合全体を通じて、チームはドイツ王者相手に粘り強く対抗したものの、現在の限られたスクアッド(選手層の薄さ)の課題が浮き彫りとなる結果となりました。特に前線の得点力不足や、攻撃の決定的な局面でのバリエーション不足が改めて確認されたことで、開幕戦のラージョ戦を前に、ロビー・ウアやジョージ・イレニヘナといった新たな攻撃のコマの早期の登録完了と合流が何よりも重要であることが強く再認識されました。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
激動の移籍市場の終盤を迎える中、セビージャFCはジョルダンの退団やフローレスのグラナダ移籍など、徹底した人員整理による人件費削減を断行。一方で、スウェーデンで大爆発した超新星FWロビー・ウアの獲得を電撃的にまとめ上げ、さらに19歳の神童イレニヘナ獲得交渉を前進させるなど、若く破壊力のある攻撃陣の構築を急ピッチで進めています。スタジアム問題や買収劇といったピッチ外の大きな嵐を抱えつつも、サポーターの熱い結束を背景に、今週末のラージョとの開幕戦に向けて新生セビージャの船出が始まろうとしています。