アスレティック・ビルバオ
ロンドンのロンドン・パラディウムで開催された2026年バロンドール授賞式において、アスレティック・ビルバオの守護神ウナイ・シモンが「年間最優秀ゴールキーパー賞(旧ヤシン・トロフィー)」を受賞しました。昨シーズン、アスレティックでは公式戦46試合で73失点と苦しいリーグ戦(12位)を経験したものの、スペイン代表として初優勝を果たした2026年ワールドカップ・アメリカ大会での歴史的なパフォーマンスが決定打となりました。
ウナイ・シモンはW杯の全8試合にフル出場し、許した失点は準々決勝ベルギー戦のわずか1点のみ。650分連続無失点という前人未到の大記録を樹立し、1990年イタリア大会でバルター・ゼンガが打ち立てた伝説的記録(517分)を大きく塗り替えて大会最優秀ゴールキーパー(ゴールデン・グローブ)を獲得していました。
伝説のGKピーター・シュマイケルからトロフィーを受け取ったウナイ・シモンは、壇上で感動的なスピーチを披露。『この賞は多くの人々の支えなしには決して受け取ることができませんでした。正しい価値観を教えてくれた両親と兄、過酷なサッカーの世界で僕に安らぎを与えてくれる最高のオアシスである彼女、そして20年以上付き合いを続けていて、僕たちが社会の中でいかに恵まれた存在であるかを思い出させてくれる幼馴染の「クアドリジャ」に感謝します』と感謝を述べました。
さらに『デ・ラ・フエンテ、エルネスト・バルベルデ、ルイス・エンリケといった歴代の監督たち、ライバルであり仲間であるジョアン・ガルシアやデビッド・ラヤ、そしてアスレティックの素晴らしい仲間たち、特にデ・マルコス、レクエ、グルセタに感謝します。何よりも大事なのは、引退した後にどんなレガシーを残せるかであり、タイトル以上に良い人間、良い仲間として記憶されることです。我が家には83歳になっても愛され続ける「チェポ」イリバルという最高の手本があります。アスレティックは僕にすべてを与えてくれました。このクラブとユニフォームを心から愛しています』と涙ながらに語り、会場から万雷の拍手が送られました (via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)。
アスレティック・ビルバオ
バロンドール授賞式で世界一のGKに輝いたウナイ・シモンですが、ロンドンへの移動中に見せた飾らない謙虚な素顔がファンの間で大きな話題を呼んでいます。世界のトップスターたちがプライベートジェットを仕立てて豪華に移動する中、ウナイ・シモンは一般の乗客に混じり、格安航空会社(Vueling)の商業フライトの普通席に乗って授賞式会場へ向かいました。
一般客で満席となった機内では、乗務員がマイクを取り『本日、当便には世界最高峰の舞台へ向かう我が国の誇り、アスレティックの守護神ウナイ・シモン選手がご搭乗されています』とアナウンス。機内からは大きな歓声と温かい拍手が沸き起こり、乗客全員から祝福を受ける一幕がありました。
ウナイ・シモンは照れくさそうな笑顔を浮かべながら丁寧に会釈を返し、ファンからのサインや写真撮影の求めにも気さくに応じるなど、彼の人間性の素晴らしさが改めて証明されるエピソードとなりました (via ElDesmarque / MARCA)。