【今回のラインナップ】
✅ スポティファイ・カンプ・ノウでのクラシコ開催日時と高額チケット問題
✅ エリック・ガルシアが語るCL敗退とクラシコへの意気込み
✅ ラミン・ヤマルがローレウス賞の最優秀若手選手賞を受賞
✅ アレッサンドロ・バストーニ獲得へ向けたインテルの反応
✅ フリアン・アルバレスがレバンドフスキの後継者候補の筆頭に
✅ スポティファイ・カンプ・ノウの改修工事の進捗と今後の展望
✅ オリヴィア・ロドリゴのロゴがクラシコのユニフォームに登場
✅ パトリシオ・パシフィコが左膝前十字靭帯断裂で長期離脱
✅ リオネル・メッシがコルネジャの買収へ向けてCSDに申請
✅ カンテラ情報:エスパニョールとのミニダービーでバルサが全勝
■【スポティファイ・カンプ・ノウでのクラシコ開催日時と高額チケット問題】
LaLiga第35節のクラシコ、FCバルセロナ対レアル・マドリードの試合が、5月10日日曜日の21時00分にスポティファイ・カンプ・ノウで開催されることが確定しました。この試合にはレフェリーカメラ(RefCam)が導入される予定です。また、第36節のアラベス戦は5月13日水曜日の21時30分にメンディソロサで行われます。ハンス・フリック監督率いるチームはレアル・マドリードに9ポイントの差をつけており、この時期にリーグ優勝を決める可能性があります。
一方で、月曜日の朝に発売されたソシオ向けのクラシコ限定チケットの価格が議論を呼んでいます。価格設定は、2階上層コーナーが499ユーロ、1階コーナーが599ユーロ、2階下層ラテラルが749ユーロ、1階メインスタンド(トリブナ)が799ユーロとなっています。VIPスタンダードは1,750ユーロ、VIPプレミアムは2,250ユーロからとなっており、SNS上では価格が法外であり、地元のファンをスタジアムから遠ざけているとの批判が殺到しています。クラブ側は、収容人数が制限されていることによる減収を補うためとしていますが、価格は今後調整されるべきとの声も上がっています。スポティファイ・カンプ・ノウ再オープン後初のクラシコであり、前回のリーグ戦ホームでの対戦は2023年3月のフランク・ケシエの劇的ゴールによる勝利でした。(via SPORT)(via Mundo Deportivo)
■【エリック・ガルシアが語るCL敗退とクラシコへの意気込み】
エリック・ガルシアは「Relats Solidaris de l'Esport」の第21版のプレゼンテーションに出席しました。この本はスポーツジャーナリストたちによるチャリティ本で、今回は神経疾患や神経発達障害の治療を行うFundació Avanに売上が寄付され、1台から2台のエクソスケルトンの購入に充てられます。このプロジェクトにはエル・コルテ・イングレス、メディオラヌム銀行、ブエリング航空などが協賛しています。エリックはアトレティコ・マドリード戦でのCL敗退と自身の退場について次のように長く語りました。
『全員にとって大きな打撃だった。特に0-2の後、0-3にするチャンスがあったときは、いけると思った瞬間もあった。でもサッカーにはこういうことがある。今は安定性の報酬であるリーグ戦に集中しなければならない。順調に進んでいるけれど、早く勝てれば勝てるほどいい』
『レッドカードの判定は基準の問題だ。いつも僕たちには裏目に出て、他のチームにはそうでもない。こういう大会では常に少しの運が必要だ。ファーストレグでもセカンドレグでも、物事が僕たちの有利には進まなかった。理解しがたい奇妙な判定はあるが、敗退の責任をすべて審判に押し付けるつもりはないし、それを言い訳にするつもりもない』
『チームが示したイメージは非常に良かった。僕たちが持っているわずかな経験の中で、それを身につけつつある。ああいうプレーをすれば誰も僕たちに勝てないのだから、こういう試合を定着させ始めなければならない。僕たちは物事をとてもうまくやっている。アトレティコに敗退させられたのは悔しい、カップ戦でも同じことが起きた。その負け方は痛いけれど、スーパーカップでも優勝しているし、僕たちが送っているこの一年の価値を下げるものではない。リーグ戦でのアドバンテージは大きく、僕たちがどれだけうまく物事を進めているかを物語っている』
また、クラシコでの優勝決定や、マドリードからのパシージョ(花道)については次のように述べています。
『もし彼らが僕たちにパシージョを作ってくれるなら、それは僕たちが前に優勝を決めたということだ。僕はできるだけ早く優勝したいから、もう質問には答えたことになるね』
『対戦相手が決勝やカップで勝った時、パシージョはクラブと人の中にあるものであり、最低限の敬意だ。もし僕たちなら、相手が誰であろうとそれをするだろう』
さらに、今後のワールドカップに向けたスペイン代表への招集についても意欲を見せました。
『すべての選手がW杯があることを知っているし、僕はそこにいたいと思っている。自分がコントロールできること、つまり毎試合で最大限のプレーをすることという自分の役割を果たそうとしている。もし監督が僕を招集すべきだと考えるなら、僕は喜んで行く』(via SPORT)(via Mundo Deportivo)
■【ラミン・ヤマルがローレウス賞の最優秀若手選手賞を受賞】
18歳のバルサのスター、ラミン・ヤマルが、マドリードのシベーレス宮殿で開催されたローレウス賞の授賞式で、昨年のブレイクスルー賞に続き「最優秀若手選手賞」を新設部門の最初の受賞者として獲得しました。ジーンズジャケットというカジュアルな装いで友人やエージェントのジョルジュ・メンデスと共に登場したヤマルは、ルート・フリットとカフーからトロフィーを受け取り、若くしてスターとなった責任について次のように語りました。
『自分が責任ある立場だと気づくのは少し難しい。良いことに対しては称賛が来るし、悪いことに対しても同じだから。だから、多くの子供たちの手本になっている以上、間違えることはできない。何か良いことがあるときは、話す際にはいつも意味のあることを言い、より多くの人を助けるようにしている。もちろん何度か間違えるだろうけど、18歳だから仕方ない』
また、自身のアイドルであるリオネル・メッシについては最大限の賛辞を送っています。
『メッシは僕にとってサッカー史上最高の選手だ。他のすべてのスポーツの中で最高かどうかは分からないけど、それに近いところにいる。彼はアイドルだ。彼がしてきたことすべてに対して世界中の誰もが彼を尊敬している。学校や公園でサッカーをしていた僕ら全員の子供時代に彼はいた。彼の道を歩み続け、家にあれ(トロフィーを指して)をもう一つ置けたらいいなと思う』
間近に迫ったワールドカップへの期待感や、スポーツの力についても力強く語りました。
『期待に胸を膨らませている。子供の頃から代表チームに行くことを夢見ていたから、早く来てほしい。僕にとっては短く感じる2ヶ月になるだろうから、最初の試合が待ち遠しいし、チャンピオンになれることを願っている』
『僕らの世代の選手たち、僕にインスピレーションを与えてくれる大好きな選手たちを思うと、Laureusアカデミーが僕を選んでくれたことに謙虚な気持ちになる。2025年のチームへの僕の貢献がこのLaureusで認められたことに感謝している』
『ピッチの内外で常に向上し、より良い人間になろうと努めている。スポーツには世界を変える力があると信じている。このトロフィーは、その変化をもたらすことができる新しい世代のアスリートを象徴している。このLaureusを最初に受け取ることを誇りに思う』(via SPORT)(via Mundo Deportivo)
■【アレッサンドロ・バストーニ獲得へ向けたインテルの反応】
FCバルセロナは夏の守備補強の最優先ターゲットとしてインテル・ミラノのアレッサンドロ・バストーニ(27歳、1.90m、左利き)をリストアップしています。フリック監督が志向する高い最終ライン、クリーンなボールの供給、ボールロスト後のアグレッシブなプレスという戦術に完璧にフィットすると評価されており、バルサは最大6000万ユーロを上限としています。バストーニ自身はバルサへの移籍を最優先し、前向きに捉えています。
この状況に対し、インテルのスポーツディレクターであるピエロ・アウジリオが公の場で初めて口を開き、バルサ側へ牽制のメッセージを送りました。
『バストーニはインテルと契約しており、現時点では彼が去るという兆候はない。それが私が言えることだ。スペインで何と言われているかは知らないが、バストーニがインテルにもたらしたものに満足しているし、もっと多くのものを与えてくれると確信している。もし誰かが彼に興味を持っているなら、電話番号を知っているはずだから、ただ話すのではなく電話をかけてくるべきだ』
また、ローレウス賞に出席した元イタリア代表のレオナルド・ボヌッチもこの移籍の噂について言及しました。
『彼のサッカーの理解の仕方はFCバルセロナのスタイルと非常によく合っている。彼はゲームを読むことができ、予測でき、まだ若い』(via SPORT)(via Estadio Deportivo)(via Mundo Deportivo)
■【フリアン・アルバレスがレバンドフスキの後継者候補の筆頭に】
現在26歳のフリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリード)が、ロベルト・レバンドフスキの後継者となる9番のポジションとして、FCバルセロナの最優先リストの1位に浮上しています。バルサはペドリ、フェルミン、ガビ、ダニ・オルモといった若手中心の魅力的なチームの最前線に彼を据えたいと考えています。
しかし、移籍金は1億ユーロを超えると見込まれており、アーセナルやチェルシーといったプレミアリーグの資金力のあるクラブも獲得を狙っているため、バルサにとっては財政的に非常に大きな挑戦となります。アーセナルは不振から抜け出すためにカイ・ハフェルツの売却を含めて資金を捻出する構えを見せています。バルサがこの大型補強を実現するためには、契約が残り1年となるフェラン・トーレスなど、重要な選手の売却が必須条件となります。(via SPORT)
■【スポティファイ・カンプ・ノウの改修工事の進捗と今後の展望】
スポティファイ・カンプ・ノウの改修工事は順調に進んでいます。3月15日にはフェーズ1Cの一次入居ライセンスを取得し、北ゴール裏の第1階層と第2階層がオープンし、現在のスタジアムの収容人数は約62,000人となりました。現在は第3階層の工事が進行しており、コンクリートの打設が完了し防水工事が行われています。今シーズン終了前には座席の設置が見え始める予定です。また、屋根を支える29トンの柱46本も設置が進められています。
バルサは来シーズン中に全席を利用可能にし、最終的な収容人数を105,000人に引き上げる計画です。オープンは段階的に行われ、ラテラルの第3階層とVIPボックス、南ゴール裏、そして最後に北ゴール裏という順になります。来シーズン終了後には約4ヶ月半をかけて屋根の設置が行われ、その期間中は再びモンジュイックのスタジアムかヨハン・クライフ・スタジアムを使用する可能性があります。
なお、第3階層が完成した時点で、メインスタンド(トリブナ)の座席で「Més que un Club」の文字が、ラテラル側でバルサのエンブレムが描かれる予定です。エンブレムが途切れるのを防ぐため、該当部分の座席は第3階層が完成するまで設置が見送られており、現在は建設会社のLimakが大切に保管しています。(via SPORT)
■【オリヴィア・ロドリゴのロゴがクラシコのユニフォームに登場】
5月10日に開催されるクラシコで、FCバルセロナのユニフォームにアメリカ・カリフォルニア出身のアーティスト、オリヴィア・ロドリゴ(23歳)のロゴが入ることが決定しました。Spotifyとの提携キャンペーンの一環で、彼女が6月12日にリリースする3枚目のアルバム『You Seem Pretty Sad for a Girl So in Love』のプロモーションとなります。彼女はすでにファーストシングル『Drop Dead』を発表しており、コーチェラ・フェスティバルでアディソン・レイとともにサプライズ披露しました。
ロッカールームからの情報によると、すでにオリヴィア・ロドリゴのロゴが入ったユニフォームを着て、男女のトップチームの選手たちが参加する写真撮影が行われています。彼女自身もスポティファイ・カンプ・ノウに直接試合を観戦に訪れることが期待されています。彼女は2024年6月にバルセロナのパラウ・サン・ジョルディで大成功を収めたコンサートを行っており、過去のクラシコで起用されたエド・シーランやトラヴィス・スコット、ローリング・ストーンズらに続く形となります。(via Mundo Deportivo)
■【パトリシオ・パシフィコが左膝前十字靭帯断裂で長期離脱】
バルサ・アトレティクにとって非常に厳しいニュースが入りました。フリアノ・ベレッチ監督率いるチームで、左センターバックや左サイドバックとして重要な役割を果たしていたウルグアイ人DFのパトリシオ・パシフィコ(20歳)が、1-1で引き分けたUEオロト戦の終盤に負傷退場しました。月曜日のシウタ・エスポルティバでの精密検査の結果、左膝前十字靭帯断裂であることが確認され、8〜9ヶ月の長期離脱を余儀なくされることになりました。彼は数日中にバルセロナで手術を受ける予定です。
パシフィコは冬の移籍市場でデフェンソール・スポルティングから買取オプション付きのレンタルで加入しました。ホアキン・デルガドと並んで冬の数少ない補強であり、彼のプレーにはクラブも満足していました。ハンス・フリック監督のトップチームの練習にも参加していましたが、この怪我により彼の将来は宙に浮くことになりました。契約では10試合の出場で買取が義務化される条項がありましたが、彼は7試合の出場にとどまっており、クラブが最終的に完全移籍に踏み切るかどうかは現時点では不透明となっています。(via SPORT)(via Mundo Deportivo)
■【リオネル・メッシがコルネジャの買収へ向けてCSDに申請】
バルセロナの永遠のレジェンド、リオネル・メッシが、Tercera RFEFに所属するUEコルネジャの買収へ向けて動き出しました。スポーツ上級委員会(CSD)は月曜日にコルネジャの買収承認要請を受理しました。メッシがどの程度の株式を取得するかは公表されていませんが、クラブのほぼ全てを買収すると見られています。スペインの法律では、SAD(スポーツ株式会社)の議決権の25%以上を取得する場合、CSDの事前承認が必要となります。通常、この承認は15日以内に下りるとされています。
ただし、スペインのスポーツ法における通称「反ピケ法」の条項により、現役のスポーツ選手が参加する可能性のある競技を主催する団体との商業関係を持つことは禁じられています。そのため、メッシが将来インテル・マイアミを退団したとしても、オーナーとしてコルネジャの選手としてプレーすることは法的に不可能です。(via Mundo Deportivo)
■【カンテラ情報:エスパニョールとのミニダービーでバルサが全勝】
週末に行われたカンテラのカテゴリーにおいて、バルセロナはエスパニョールとのミニダービー3試合すべてで勝利を収めました。
フットボール7のSub-9 Aはアウェーで1-5と圧勝しました。ゴールはノア・アレチャバレタが2点、アドリアン・マルティネス、アルバロ・ビベス、スレイマン・エッサラマが決めました。
Sub-13はジョアン・ガンペール練習場で行われた試合で1-2の勝利を収めました。ムニル・カンデの2ゴールで接戦を制し、ダムに次ぐリーグ2位につけています。
そして注目のSub-14(ディビシオン・デ・オノール)はダニ・ハルケ練習場で行われ、アドリア・モンラス監督のチームが0-3で完勝しました。この試合の主役となったのは、14歳の天才レフティー、ダビド・モレノ(背番号8)です。彼はスペクタクルなシュートで先制点を挙げ、コントロール、ドリブル、スペースへのパスと圧巻のプレーを披露しました。その後、フォデ・ディアロとイブラハン・ガルシアが追加点を奪い、首位ジローナに次ぐ2位の位置を固めました。
今週のラ・マシアのベストイレブンには、マックス・ボンフィル、イッサ・ニアカテ、ジョン・アダムス、セルジ・マヤンス、アメド・アバルカネ、ダビド・モレノ、フレン・ガジャルド、アルテム・リバク、イウ・マルティネス、フォデ・ディアロ、ムニル・カンデが選出されています。(via SPORT)
【本日の総括】
新装カンプ・ノウでのクラシコ開催が決定し、ラミン・ヤマルのローレウス賞受賞など明るい話題がある一方で、パシフィコの重傷やチケットの高額設定といった課題も浮き彫りになった一日でした。ピッチ内外でバルサを取り巻く動きが加速しています。

デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
Spotify Camp Nouの改修は段階的に進み、観客収容能力の拡大はクラブの収益基盤強化に不可欠な要素です。一方で、クラシコにおけるチケット価格の高騰は、ソシオのスタジアム離れを招きかねない懸念材料と言えます。リーグ優勝を目前に控える中、クラブがどのようにファンとの関係性を維持・発展させていくかが、今後の運営における重要な課題となるでしょう。また、フリック監督がもたらすであろう戦術的な変化は、カンテラ出身選手や新加入選手たちの適応力も試すことになります。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
ラミン・ヤマルのLaureus賞受賞は、クラブが育成に力を入れる姿勢と、その成果を象徴する出来事です。彼の謙虚かつ将来を見据えたスピーチは、若き才能が持つべき責任感を示しており、クラブの模範となるでしょう。一方で、スタジアム改修に伴うチケット価格の高騰は、クラブの伝統的なファン層との間に軋轢を生む可能性も否定できません。クラブは、伝統と革新、そして収益性のバランスをいかに取っていくか、難しい舵取りを迫られています。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
バストーニやフリアン・アルバレスといった大型補強の噂は、クラブの将来的な編成構想を示唆していますが、現状の財政状況を鑑みると、実現には大型の放出が不可欠です。アブデの移籍金に関する権利の減少は、過去の移籍戦略の複雑さを物語っています。また、パトリシオ・パシフィコの負傷は、カンテラからの昇格候補にとっての試練であり、クラブの補強方針に影響を与える可能性も考えられます。移籍市場での動きは、常に編成バランスとの兼ね合いが重要となります。