バルセロナに0-5の惨敗!マルチネス・バレーロでのホーム開幕戦は冷酷な現実に直面
エルチェCFにとって今シーズン初のホームゲーム、エスタディオ・マルチネス・バレーロで行われたFCバルセロナ戦は、0-5という非常に重い大敗を喫する試練の夜となりました。前半はアンセルミ監督が目指すプレースタイルをピッチ上で見せ、強豪バルセロナを相手に対等な戦いを見せましたが、後半に入ると完全にバルセロナのペースとなり、一挙に失点を重ねる厳しい展開となりました。ホームでの敗戦から引き出した冷酷なレッスンを今後の戦いに活かすことが求められています。(via SPORT)
アンセルミ監督の信念と序盤の崩壊!ミスから始まった失点のシナリオ
アンセルミ監督が掲げる「恐れずに主導権を握る」というスタイルは、強敵バルセロナを前に入っても決してブレることはありませんでした。キックオフ直後からの10分間は非常に希望にあふれるプレーを展開し、集まったファンに「金星」を予感させる素晴らしい滑り出しを見せました。しかし、12分に不運なプレーがチームを襲います。ブバ・サンガレが送ったロングパスがミスとなり、そこから相手の電撃的なカウンターを浴びました。この守備へのトランジッションの局面で、リベロを務めるフェデ・レドンドがポジションを外れてしまっており、カバーに入ったセンターバックのビクトル・チュストがエリア内でハフィーニャを倒してPKを献上。先制点を許したことで、ゲームプランを大きく見直さざるを得なくなりました。(via SPORT)
背番号10を背負ったブオナノッテが鮮烈デビュー!ポスト直撃シュートで示した未来の輝き
重苦しい敗戦の中にあって、チームにとって今後の最大の希望の光となったのが、後半64分にピッチに投入された新加入のアルゼンチン人MFファクンド・ブオナノッテでした。伝統あるエルチェの背番号10を背負った彼は、デビュー戦ながらその並外れた才能を如何なく発揮しました。相手守備陣のマークを外してペナルティエリア外から放たれた強烈なシュートは、相手GKジョアン・ガルシアの壁を破りましたが、惜しくもポストを直撃。さらにその数分後にはキーパーと完全に1対1となる決定機を迎えましたが、ジョアン・ガルシアの素晴らしいセーブに防がれ、初ゴールを挙げることはできませんでした。しかし、その突出したテクニックとクオリティは、今週金曜日に控えるサンタンデール戦からの先発出場を強く予感させています。(via SPORT)
3年ぶりの古巣復帰を果たしたポンセ!攻撃陣の再編と得点力への期待
3年以上ぶりに懐かしのエルチェ(ラ・フランハ)への帰還を果たしたアルゼンチン人FWポンセが、後半に途中出場しました。すでに大勢が決した困難な時間帯での投入となりましたが、彼にかかる得点源としての責任は非常に大きいものがあります。フェル・ニーニョ、ポンセ、アンドレス・アビエル・オソリオという現在の前線陣ですが、歴史的にゴールが量産された昨シーズンの攻撃力と比較すると、現時点での得点保証やクオリティには若干の懸念も残されています。移籍市場が閉幕する最後の瞬間まで、フロントの動きと、アンセルミ監督がどのような攻撃陣の組み合わせを見出すかに期待が寄せられます。(via SPORT)
カンテラの星アル・ワリの躍動!ガビの股を抜く美技でスタジアムを魅了
プレシーズンでの輝かしい活躍が認められ、重要なバルセロナ戦でスタメンとして起用された下部組織(カンテラ)出身の星、アル・ワリ。強豪相手の厳しい状況にあっても、ピッチ上で並外れた才能と自信に満ちたクオリティを示しました。前半にはバルセロナのMFガビを相手に、見事な股抜き(caño)を決めてマルチネス・バレーロのサポーターを大いに沸かせ、さらには素早いドリブル(conducción)から最前線のフェル・ニーニョに向けて決定的なスルーパスを配給しました。後半は試合展開の影響もあり影響力を低下させましたが、前半に見せた強烈なパフォーマンスは、彼がアンセルミ監督の構想において重要な鍵となることを示しています。(via SPORT)
中盤の新たなリーダーへ!責任感を増したゴンサロ・ビジャールの孤軍奮闘
昨季の主軸だった中盤の要フェバスが退団したことで、エルチェの中盤を背負う役割を引き受けたのがゴンサロ・ビジャールです。このバルセロナ戦においても、誰よりもボールの逃げ口となり、自陣深くでのビルドアップを助ける献身的な働きを見せ、チームの中で最も輝きを放ちました。後半はチーム全体の崩壊もありフラストレーションを露わにする場面も見られましたが、その高い技術と高いインテリジェンスは、中盤の絶対的な主軸として欠かせないものとなっています。(via SPORT)
ビガスの完全復活とフェデ・レドンドのリベロ起用!守備陣の新たなオプション
負傷によりプレシーズン期間をほぼ全休していたベテランディフェンダーのペドロ・ビガスが、後半80分からピッチに立ち、完全復活をアピールしました。さらにこの試合では、若いフェデ・レドンドが3バックの中央でリベロ(líbero)として起用されました。5失点という厳しい現実こそ突きつけられたものの、ビガスの復帰とレドンドの新しい役割の適応は、これからの過酷なリーグ戦を戦い抜く上で、アンセルミ監督の守備のオプションを確実に広げる朗報となっています。(via SPORT)
スタジアム周辺で警察とサポーターが激しい衝突!クラブが過剰な警備を公式に非難
試合前後のスタジアム外では、メディアや行政を巻き込む大きな混乱が発生しました。試合に先立ち、マルチネス・バレーロのスタジアム周辺において、国家警察の捜査官がバルセロナサポーター(ソシオ)に対して過度な力を行使して暴行を加え、逮捕した映像がSNS上で拡散され、激しい批判を浴びています。警察側はカタルーニャの旗(エステラーダ)を無理やりサポーターから没収し、これに抗議したサポーターを力ずくで引き倒して警棒で殴るなどの暴挙に出ました。これを受け、バルセロナの各サポーター団体やクラブは共同で、警察の『非対称で不当な力、表現の自由の侵害』を厳しく非難する公式声明を発表。カタルーニャ政府の代表やスペイン内務省のマルラスカ大臣も動き出し、警察内部の調査を開始する大騒動に発展しています。(via Mundo Deportivo / SPORT / MARCA)
試合後の車中から「マニータ」の手形!バルサ会長ジョアン・ラポルタの挑発的な仕草が物議
マルチネス・バレーロでの0-5という完勝の後、スタジアムを去る車中からのFCバルセロナのジョアン・ラポルタ会長の行動が、大きな議論を呼んでいます。報道カメラマンや記者が取り囲む中、車の窓を半分開けていたラポルタ会長は、笑顔を浮かべながら、車内から大きく右手の5本の指を広げて「5」を示すマニータ(手のひら)のジェスチャーを披露しました。この映像がメディア等で広く拡散されると、エルチェ側のサポーターやコメンテーターの間で、ホーム大敗を喫したエルチェへの敬意を著しく欠く、不必要な挑発行為であるとして怒りと落胆の声が上がっています。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
エルチェCFにとって、ホームで迎えた昨季王者バルセロナとの一戦は、0-5という非常に重い冷酷な敗戦となりました。最初の10分で見せた勇敢なフットボールや、アル・ワリの素晴らしい股抜き、そして新加入ブオナノッテがポストを叩いた一撃など、今後に期待を持たせる「明るい兆し」は確かに存在しました。しかし、守備のミスから招いた崩壊や、得点力不足という課題を解決するために、移籍市場閉幕までの数日間における前線の補強と調整が最大のテーマとなります。ピッチ外ではバルササポーターと警察との衝突事件が大きな騒動となる中、チームは金曜日の敵地サンタンデール戦に向けて強い気持ちでバウンスバックを狙います。
