ホーム開幕戦は王者バルサを迎える大一番!スタジアムは3万人超で今季初の満員御礼へ

エルチェCFのホームスタジアムであるマルティネス・バレーロは、一般販売分も含めて30,000人以上の熱烈なサポーターで埋め尽くされ、今シーズン初の満員御礼となる見込みです。クラブはすでにシーズンチケットの販売上限である27,000人に到達しており、サポーターの今シーズンへの期待感は最高潮に達しています。昨シーズン、エルチェが劇的に1部残留を勝ち取ることができた最大の要因は、ホームでの並外れた強さ(リーグ全体で6番目に優れたホーム成績)にありました。今シーズンも本拠地を難攻不落の要塞とすることを目指しており、最初のホーム戦でいきなり王者バルセロナを迎えるというこれ以上ない大舞台となりました。サポーターの圧倒的な大声援を力に変え、王者の出鼻を挫く素晴らしい戦いを目指します。(via MARCA / SPORT / Estadio Deportivo)

50年ぶりの快挙!敵地リアソルでの開幕戦ドローと値千金の同点ゴールを決めたマーク・アグアドの闘志

エルチェはアウェイの地リアソルで行われたデポルティーボ・ラ・コルーニャとの今季開幕戦を1-1の引き分けで終えました。この結果は、エルチェが1部リーグ(プリメーラ)の開幕戦アウェイゲームで勝ち点を獲得した「50年ぶり」という半世紀ぶりの大快挙となります。試合は立ち上がりに先行を許す苦しい展開となりましたが、後半76分にゴンサロ・ビジャールからの好パスを受けたマーク・アグアドが見事な同点ゴールを叩き込み、貴重な勝ち点1をチームにもたらしました。この同点ゴールの立役者となったアグアドは、試合後に『ここからさらにパフォーマンスを改善させていき、目の前のバルセロナ戦に全力で挑まなければならない』と力強く語り、王者との大一番に向けて熱い闘志を燃やしています。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)

マルティネス・バレーロでの「52年間の呪い」!バルセロナを相手に歴史的な大番狂わせを狙う

エルチェにとってバルセロナという存在は、ホームスタジアムであるマルティネス・バレーロにおいて、未だに破ることができていない巨大な壁となっています。エルチェがホームでバルセロナに最後に勝利したのは、1974年12月22日まで遡り、実におよそ52年前の出来事です。しかも、その最後の勝利は旧スタジアムである「アルタビクス」での出来事であり、1976年に開場した現在のマルティネス・バレーロにおいては、エルチェは一度もバルセロナから白星を挙げたことがありません。これまでマルティネス・バレーロで行われたバルサとの公式戦は12試合を数えますが、その成績はバルサの9勝3分けと圧倒されています。昨シーズンもホームで1-3と苦汁をなめ、バルサは昨季のエルチェのホームゲームにおいて、マルティネス・バレーロで勝利を収めたわずか2つのクラブのうちの1つとなりました。エルチェの選手たちは、この半世紀にわたる不名誉な呪いを自らの力で打ち破るべく、歴史的な大番狂わせを狙っています。(via SPORT / Mundo Deportivo)

チーム再建を託されたアンセルミ新監督の哲学!「ボール保持」を軸とした5バック守備戦術

今シーズンからエルチェの指揮を託されたのは、エデル・サラビア前監督の後を継いだアルゼンチン人の新将マルティン・アンセルミ監督です。アンセルミ監督は、前監督がチームに深く浸透させていた「ボールを大切に保持してビルドアップするスタイル」の長所をしっかりと土台として引き継ぎながらも、戦術的なポジショニングやディフェンスの強度を実戦的にアップデートしています。特に今回のバルセロナ戦においては、守備時には強固な「5バック(5-4-1)」のシステムを形成し、ピッチを広くカバーする戦術を徹底する予定です。キーパーのディトゥーロをビルドアップの起点として機能させ、自陣から相手のハイプレスをいなしつつ、バルサの強力なアタッカー陣に対して組織的なブロック守備でスペースを消す粘り強い戦い方を志向しています。(via Mundo Deportivo / SPORT)

負傷者リストとバルセロナ戦に向けた最新の予想スターティングメンバー

大一番に挑むにあたり、アンセルミ監督は攻撃陣のコンディション管理でいくつかの重大な課題を抱えています。まず、アタッカーの主力であるグレイディ・ディアンガナとヤゴ・サンティアゴの2名が負傷のため欠場することが確定しています。さらに、ジョン・チェタウヤとアダム・ボアヤルもコンディション面での問題を抱えており、現時点で出場が不透明な状況となっています。これらの欠場者事情を踏まれた、バルセロナ戦のエルチェの予想スターティングメンバーは、ゴールキーパーにディトゥーロ。ディフェンダーにサンガレ、アッフェングルバー、フェデリコ・レドンド(またはペドロ・ビガス)、チュスト、バセラ。ミッドフィールダーにアリ・ホウアリ、ゴンサロ・ビジャール、マーク・アグアド、セペダ。最前線にはフェル・ニーニョが入る5-4-1の布陣が有力視されています。左サイドハーフまたはディフェンダーとして起用が予想される左利きのバセラは鋭いクロスを持っており、最前線のフェル・ニーニョを狙ったサイド攻撃が大きな鍵を握りそうです。(via Estadio Deportivo / SPORT)

深刻な「9番(ストライカー)」不足!ブラガルニクオーナーらが挑む移籍市場最終盤の戦力補強

エルチェのフロント陣は現在、ピッチ上での戦いと並行して、移籍市場における「ストライカー(9番)」の獲得という最優先課題の解決に奔走しています。チームは今夏の移籍市場において、かつて攻撃を牽引したラファ・ミル、アンドレ・シウバ、そしてアルバロ・ロドリゲスという、実力あるセンターフォワード陣が全員退団してしまいました。そのため、現在のファーストチームには純粋な9番タイプのフォワードがフェル・ニーニョしか存在せず、前線の層が極めて薄い危機的な状況に置かれています。リーグを長く戦い抜くためには、ゴールを奪える新たなスコアラーの補強が絶対に不可欠であり、クラブを所有するオーナーのクリスティアン・ブラガルニク氏を中心としたフロント陣が、市場閉幕の最後の瞬間まで電撃的な交渉を進めるべく精力的に動いています。(via Mundo Deportivo)

両クラブの伝説マルシャル・ピナ氏の生誕80周年!キックオフ前に行われる歴史的な記念セレモニー

マルティネス・バレーロでのキックオフ直前、エルチェとバルセロナの両クラブが共同で執り行う、極めて感動的で歴史的な記念セレモニーが開催されます。対象となるのは、この日(8月23日)に記念すべき生誕80周年を迎える伝説的な名ミッドフィールダー、マルシャル・ピナ氏です。ピナ氏はアストゥリアスで生まれたものの、2歳の頃からエルチェの街で育ち、エルチェの下部組織から18歳で1部デビューを果たした純血のレジェンドです。その後1969年にバルセロナへ移籍すると、8シーズンにわたり公式戦357試合に出場して84ゴールを記録。1973/74シーズンにはヨハン・クライフ氏らと共に伝説的な中盤を築き、チーム得点王としてリーグ制覇に大きく貢献しました。この栄誉を称え、ピナ氏には両クラブの背番号10がプリントされた特別なコラボレーション記念ユニフォームが贈呈されます。また、エルチェはこれにあわせて、バルセロナの「クラブワールドカップ優勝」を祝福するピッチ上での表彰セレモニーもあわせて行う予定であり、試合前のスタジアムは両クラブの深いリスペクトに満ちた素晴らしい雰囲気に包まれることになります。(via SPORT)

【本日の総括】

エルチェCFにとって待望のホーム開幕戦は、伝説のレジェンドであるマルシャル・ピナ氏の生誕80周年記念セレモニーという温かい祝福ムードのなか、30,000人以上の大観衆を迎えて華やかに幕を開けます。主力攻撃陣の怪我やストライカー不足といった厳しい台所事情はあるものの、敵地での開幕戦を50年ぶりに勝ち点獲得で終えた自信を胸に、アンセルミ新監督が掲げる全員守備とボールを大切にするゲームモデルをもって、半世紀にわたり勝てていない天敵バルセロナに歴史的な挑戦を挑みます。