満員のマルティネス・バレーロで開幕!2連覇中の絶対王者バルセロナをホームに迎える大一番
エルチェCFはホームスタジアムであるマルティネス・バレーロで、ラ・リーガ2連覇中の王者バルセロナを迎え撃ちます。このホーム開幕戦は、サポーターの熱烈な支持によって、クラブが設定したシーズンチケットの販売上限である27,000人に達しており、一般販売分も含めて30,000人以上の大観衆が詰めかける今シーズン最初の満員御礼となる見込みです。昨シーズン、ホームでの強さ(1部で6番目の成績)を背景に劇的な形で残留を勝ち取ったエルチェにとって、今シーズンも本拠地を難攻不落の要塞とすることが最大のミッションです。過去にバルセロナを相手に1974年以来勝利がないという歴史的なジンクスがありますが、サポーターの圧倒的な熱量とエネルギーを背に受けて歴史的な大番狂わせを狙います。(via MARCA)
50年ぶりの歴史的ドロー発進!マーク・アグアドとゴンサロ・ビジャールが中盤で示す圧倒的存在感
エルチェは敵地リアソルで行われた今シーズンの開幕戦デポルティーボ・ラ・コルーニャ戦を1-1の引き分けで終えました。この結果、エルチェは50年ぶりに1部リーグ第1節のアウェイ戦で勝ち点を獲得するという、クラブの歴史に刻まれる素晴らしいスタートを切ることに成功しました。試合は立ち上がりに先制を許す苦しい展開となりましたが、そこからチームは見事な粘り強さを見せ、76分にゴンサロ・ビジャールのアシストから、マーク・アグアドが値千金の同点ゴールを叩き込みました。この中盤の2人は、この試合でもチーム内で最高のパフォーマンスを披露しており、アグアドは『ここからさらにチームを改善していき、目の前のバルセロナ戦に向かう必要がある』と語り、今後に向けた闘志をみなぎらせています。(via Estadio Deportivo)
「ピッチ上にバルサのユニフォームが1枚あれば何枚ものエルチェのユニフォームで取り囲む」アンセルミ新監督が語る闘争精神
エデル・サラビア前監督の後を継いでエルチェの指揮官に就任したアルゼンチン人のマルティン・アンセルミ新監督は、本拠地での公式戦初陣に向けて揺るぎない闘志を示しています。前シーズンの王者であるバルセロナを迎え撃つにあたり、準備期間の差やコンディションの不利を言い訳にするつもりはありません。
アンセルミ監督は、チームのアイデンティティは対戦相手のレベルや状況によって左右されるものではないと強く主張しており、次のように自らのゲーム哲学を語っています。
『最も重要となるのは、私たち自身であることです。相手が誰であるかによって、自分たちの本来の姿から遠ざかってしまえば、私たちが望む理想からも離れてしまい、それは結果から遠ざかることを意味します』
また、バルセロナの圧倒的な個のクオリティに対抗するため、選手たちの距離感を極限まで縮めて組織的に立ち向かう全員守備を掲げています。
『もし私たちが物さをともに行い、チームとして一丸となって取り組むならば、私たちの力は何倍にも膨れ上がります。ピッチ上にバルセロナのユニフォームが1枚あれば、それを迎え撃つためにエルチェのユニフォームが何枚も周りを取り囲んで戦うような姿を見せたいのです』
このように、ボール保持時も非保持時も全員が連動して移動する強固な一体感を選手たちに要求しています。(via SPORT)
怪我人の最新アップデートとバルセロナ戦に向けた5-4-1の予想スタメン
強豪をホームに迎えるにあたり、アンセルミ監督は負傷者による陣容のやりくりに頭を悩ませています。アダム・ボアヤルとヤゴ・デ・サンティアゴは怪我からの回復プロセスを継続中であり、プレシーズンでも出場機会が得られず、今回も引き続き欠場が確定しています。また、直前の最新情報によれば、グレイディ・ディアンガナとヤゴ・サンティアゴは怪我のため出場できず、ジョン・チェタウヤも出場が不透明な状況となっています。
その一方で、前節ベンチ入りしたキャプテンのペドロ・ビガスが出場の機会を伺っています。
アンセルミ監督は、前節のデポルティーボ戦で好感触を得た5バックシステム(5-4-1)を維持する見通しです。予想されるエルチェの先バレイレブンは以下の通りです。
ゴールキーパー:ディトゥーロ
ディフェンダー:サンガレ、アッフェングルバー、レドンド、チュスト、バレラ
ミッドフィールダー:アリ・ホウアリ、ゴンサロ・ビジャール、マーク・アグアド、セペダ
フォワード:フェル・ニーニョ
前節で同点ゴールの起点となった中盤の構成力を活かしつつ、強固な守備ブロックを形成してバルセロナの牙城を崩すカウンターを狙う構えです。(via Estadio Deportivo)
移籍市場最終盤への動き!さらなる補強の必要性とブラガルニクオーナーの交渉力に期待
開幕のデポルティーボ戦では素晴らしい闘志を見せたエルチェですが、長いシーズンを戦い抜くためにはまだ戦力の補強が不可欠であることは明らかです。現在、チームの補強作業は継続して進められており、移籍市場が閉まる直前のこの数週間に大きな動きがあると予想されています。
ここで注目されるのが、クラブのオーナーであるクリスティアン・ブラガルニク氏の存在です。彼は移籍市場が閉まる最後の瞬間、いわゆるブラガルニクの時間に、優れた新戦力の獲得手続きを劇的にまとめ上げることで知られています。
チームの攻撃陣や中盤、守備陣をさらに強固にするため、市場が閉まる最後の瞬間までフロント陣の電撃的な交渉が続けられる見込みです。(via SPORT)
伝説のOBマルシャル・ピナの生誕80周年!バルセロナと共同で行う記念セレモニー
この試合のキックオフ前に、エルチェとバルセロナの両クラブにとってレジェンド的存在である、元スペイン代表ミッドフィールダーのマルシャル・ピナの生誕80周年を記念する特別な共同セレモニーが開催されます。
1946年8月23日に生まれたピナは、2歳の頃からエルチェで育ち、18歳でエルチェから1部リーグデビューを飾りました。その後、1969年にバルセロナへと移籍し、そこから8シーズンにわたり公式戦357試合に出場して84ゴールを記録しました。特に1973/74シーズンには、ヨハン・クライフやレシャックらと共に伝説的な中盤を築き、リーグ優勝に貢献。自身も28ゴールを挙げてチーム得点王に輝きました。このお祝いとして、ピナへ両クラブの10番がプリントされた特別記念ユニフォームが贈られる予定です。
また、エルチェはこの機会に、バルセロナの最近のクラブワールドカップ優勝を祝福するセレモニーもあわせて行う予定です。さらに、7月に心臓不整脈で入院していたバルサのラポルタ会長も完全に回復して遠征に同行することが決まっており、午後2時からレストラン「ラ・マシア・デ・チェンチョ」で取締役会の公式昼食会も予定されています。(via SPORT)
迎え撃つ王者バルセロナの最新陣容!新加入ロドリの欠場と「2007年生まれ世代」の共演
対戦相手のバルセロナは、新加入のロドリ、アンソニー・ゴードン、アデイェミ、カンセロの登録を正式に完了させ、今シーズン初の公式戦に臨みます。しかし、中盤の要であるロドリは個別練習が続いており、今回のエルチェ戦は欠場が確定しています。一方、ジョアン・カンセロは合流からわずか2日間の練習であるものの、ハンジ・フリック監督がプレーする準備は整っていると明言し、先発の可能性があります。
バルセロナは本職の9番が不在(ジェシー・ビシウはビザの手続き遅れで未登録)のため、プレシーズン4得点と絶好調だった19歳のハムザ・アブデルカリムがワントップ、あるいはラフィーニャやゴードンを偽9番にする可能性があります。
中盤ではペドリやガビ、ダニ・オルモが休暇明けでスタメンを外れる可能性が高く、17歳のマーク・ベルナルと共に、同じく2007年生まれのシャビ・エスパルトがスタメンに抜擢される可能性が高まっています。もし彼らが同時に出場すれば、ラミヌ・ヤマル、パウ・クバルシ、マーク・ベルナル、シャビ・エスパルトというバルサの黄金の「2007年生まれ世代」の4名がピッチで共演することになり、これはバルセロナにとっても記念すべき一戦となります。
なお、バルセロナはこの試合で、ナイキとコービー・ブライアントのブランドとのコラボレーションによる黒と紫を基調とした新セカンドユニフォーム「Mamba」を初披露する予定です。
この試合を裁くのは、33歳の新鋭主審アレハンドロ・キンテロ・ゴンサレス氏。かつてマドリード対セルタ戦でレアル・マドリードの選手3名を退場させた実績を持つ、非常に毅然としたレフェリングを行うことで知られる審判です。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
エルチェCFにとって待望のホーム開幕戦は、伝説のOBマルシャル・ピナの生誕80周年記念セレモニーとともに、3万人以上の大観衆を前に華々しく幕を開けます。主力であるディアンガナの負傷欠場などの懸念はあるものの、アンセルミ新監督が提唱する「自分たちのスタイルを貫き、全員で団結して戦う」という強固なアイデンティティのもと、満員のスタジアムで2連覇中の王者バルセロナに対して大番狂わせを狙います。
