【今回のラインナップ】

✅ アトレティコ・マドリード 負傷者続出とCLを見据えカンテラーノ9名を大量招集

✅ セビージャ ガルシア・プラサ新監督のホーム初陣は守備陣に欠場者多数

✅ セルタ・デ・ビーゴ 守備の要スタルフェルト不在で失点増、逆転へ向けオビエド戦で勢いを

✅ レアル・オビエド アルマダ監督がセビージャ戦勝利で自信、セルタ戦はフェデ・ビニャスに期待

✅ オサスナ MFイケル・ムニョスと2030年まで契約延長、契約解除金は2000万ユーロ

✅ レアル・ベティス ヨーロッパリーグ準々決勝でドロー、次節はオサスナ戦

✅ エスパニョール バルセロナ・ダービーへ向けカブレラが闘志、ドーランは社会活動で表彰

✅ ジローナ ベルナベウで堂々のドロー、後半戦の強豪相手の勝負強さが光る

✅ レアル・ソシエダ コパ決勝前最後のバスク・ダービー、守備陣野戦病院化もマタラッツォ監督は勝利を狙う

✅ アラベス アウェイのソシエダ戦で残留に向けた勝ち点獲得を目指す

✅ ビジャレアル マルセリーノ監督が3位躍進を誇示、ビルバオ戦はラファ・マリン復帰も一部欠場

✅ アスレティック・ビルバオ 欧州出場権を目指しホームで3位ビジャレアルを迎え撃つ

✅ バレンシア コルベラン監督率いるチームは降格圏との差を広げるべくエルチェとのダービーへ

✅ エルチェ サラビア監督は残留へ向けホームでのバレンシア戦に臨む、ラファ・ミルら古巣対決

✅ ラージョ・バジェカーノ カンファレンスリーグでAEKアテネに快勝、ベスト4へ前進

✅ マジョルカ デミチェリス監督のもと、残留をかけた運命のラージョ戦へ

 

■【アトレティコ・マドリード】🐻

ディエゴ・シメオネ監督は、来週に控えるFCバルセロナとのチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦、そしてレアル・ソシエダとのコパ・デル・レイ決勝を見据え、セビージャ戦で大幅なローテーションを実施する。ヒメネス、ハンツコ、パブロ・バリオス、ジョニー・カルドーソ、オブラクが負傷欠場し、コケとニコ・ゴンサレスが出場停止となる野戦病院状態のなか、指揮官はPrimera RFEFで首位を走るアトレティコ・マドリードBから9名ものカンテラーノを招集した。ハビ・ボニャル、フリオ・ディアス、ダニ・マルティネス、ラヤン・ベライド、ハノ・モンセラーテ、ハビ・モルシージョ、ヘロニモ・スピナ、GKのサルバドール・エスキベルとマリオ・デ・ルイスがリスト入りしており、一部の選手はスタメン起用される可能性が高い。シメオネ体制下で51人目のデビューを飾る選手が現れると見られている (via SPORT)。また、アタランタに所属するブラジル人MFエデルソンの獲得に関し、アトレティコは3500万から4000万ユーロの移籍金で合意に近づいていると報じられていたが、インテル・ミラノが獲得レースに割って入ってきた模様だ (via Estadio Deportivo)。

 

■【セビージャ】⚪️🔴

ルイス・ガルシア・プラサ新監督のサンチェス・ピスフアンでの初陣となるアトレティコ・マドリード戦だが、最終ラインは危機的状況にある。右足内転筋を痛めているアスピリクエタの復帰が遅れており、マルカオも負傷中。さらにカルモナが累積警告、ニアンズが前節の退場により出場停止となる。朗報としては、累積警告からアグメが復帰し、ジブリル・ソウやモペイもメンバー入りを果たした。監督は「オビエド戦では良いプレーができなかった。アトレティコ相手にホームで一歩前進し、ポイントを獲得したい」と語っている。右サイドバックにはフアンル、左にはオソが入り、グデリとキケ・サラスがセンターバックを組む4-3-3が基本線だが、カストリンを含めた3バックの可能性も示唆されている (via SPORT)。一方、セビージャでヨーロッパリーグを2度制覇するなど活躍した38歳のフェルナンド・レジェスが現役引退を発表。「サッカーに別れを告げるわけではない。一つの章を閉じるだけだ」と語り、かつての同僚マルカオからも労いの言葉が送られた (via Estadio Deportivo)。

 

■【セルタ・デ・ビーゴ】🩵

ヨーロッパリーグ準々決勝第1戦でフライブルクに0-3と完敗を喫したクラウディオ・ヒラルデス監督率いるセルタ。イアゴ・アスパスは「身体的に上回られた。まずは日曜日のオビエド戦で精神を取り戻し、逆転を目指す」と語り、自身の契約更新については「木曜日に話す」と明言を避けた (via Estadio Deportivo)。チームは守備の要であるスウェーデン代表CBカール・スタルフェルトの不在が大きく響いており、彼が腰痛で欠場した直近3試合で合計9失点を喫している。アラベス戦での逆転負けやバレンシア戦での苦戦、そしてフライブルク戦の敗北は、守備のオーガナイザーである彼の重要性を浮き彫りにした。木曜日のヨーロッパリーグ第2戦での復帰が期待されているが、オビエド戦は欠場の見込みである (via SPORT)。

 

■【レアル・オビエド】🔵

最下位に沈みながらも前節セビージャを撃破し、残留への希望を繋いだレアル・オビエド。ギジェルモ・アルマダ監督はセルタ戦へ向け、「勝利は常に良い雰囲気と自信を生む。楽観的に試合に臨む」と意気込みを語った。負傷していたカルモ、オビエ、ルーカスが練習に復帰し、メンバーの選択肢が広がっている。指揮官はセルタのボール保持能力やインサイドでのプレーを警戒しつつ、「我々のアグレッシブなプレッシングが鍵になる」と分析。さらに、好調を維持するウルグアイ人FWフェデ・ビニャスについては「メキシコ時代から知っており、彼の活躍は驚きではない」と絶賛し、セットプレーでの工夫も示唆している (via AS)。

 

■【オサスナ】🔴

アレッシオ・リスチ監督率いるオサスナは、23歳のMFイケル・ムニョスとの契約を2030年6月30日まで延長したことを発表した。新たな契約解除金は2000万ユーロに設定されている。今シーズンは公式戦18試合に出場しているものの、直近の試合ではベンチスタートや出場機会に恵まれないこともあった。しかしクラブは彼の将来性を高く評価し、長期契約を結んだ。ヨーロッパ出場圏内まで6ポイント差に迫る中、次節ホームのエル・サダールで行われるレアル・ベティス戦でムニョスがスタメンに復帰する可能性も取り沙汰されている (via Estadio Deportivo)。

 

■【レアル・ベティス】🟢⚪️

ヨーロッパリーグ準々決勝第1戦でスポルティング・ブラガとアウェイで対戦したベティスは、パウ・ビクトルのゴールで1-1の貴重なドローに持ち込んだ。第2戦はホームのラ・カルトゥーハで行われる。国内リーグではチャンピオンズリーグ出場権を懸けてセルタと激しい5位争いを繰り広げており、次節はアウェイでオサスナとの重要な一戦を控えている (via Esport3)。

 

■【エスパニョール】🐦

バルセロナとのダービーマッチをカンプ・ノウで迎えるエスパニョール。マノロ・ゴンサレス監督率いるチームは2026年に入ってから13試合勝利がなく、苦しい状況が続いている。クレメンス・リーデルが累積警告で欠場し、ハビ・プアドも負傷離脱中。さらにピッケルが代表合流の遅れによりメンバー外となった。リーデルの代役には契約満了が迫るカレロが起用される見込みだ (via Estadio Deportivo)。守備の要であるカブレラは「勝ってエンブレムを高く掲げたい。バルサの状況は関係ない。ホームでのベティス戦のように守備を固め、トランジションを狙うことが鍵だ」と闘志を燃やしている (via MARCA)。また、FWティリス・ドーランが自身の財団「Go Again」を通じた社会貢献活動により、Esport Solidari Internacional (ESI)のソリダリティ賞を受賞している (via SPORT)。

 

■【ジローナ】🔴⚪️

ミチェル監督率いるジローナは、サンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリードと1-1の価値あるドローを演じた。後半戦に入ってからのジローナは、バルセロナやビジャレアルに勝利し、マドリーとは今季2度の対戦でどちらも引き分けるなど、強豪相手の勝負強さが際立っている。勝ち点を38に伸ばし、残留ラインの目安とされる42ポイントまであと4ポイントに迫った (via Mundo Deportivo)。また、デルフィ・ヘリ会長はLALIGA VSのイベントに出席し、「試合は祭りであるべき。スポーツにおけるヘイトや人種差別を撲滅するために、模範となるメッセージを発信し続ける必要がある」と強調した (via Mundo Deportivo)。

 

■【レアル・ソシエダ】🔵⚪️

ペジェグリーノ・マタラッツォ監督率いるレアル・ソシエダは、来週セビージャで行われるアトレティコ・マドリードとのコパ・デル・レイ決勝を前に、ホームのアノエタでアラベスとのバスク・ダービーに臨む。チャンピオンズリーグ出場権獲得に向けた重要な一戦だが、守備陣は野戦病院と化している。オドリオソラ、ゴロチャテギ、スベルディア、ヤンヘル・エレーラ、ルペレスが負傷中で、ジョン・マルティンも出場停止。トップチームのCBはアリツ・エルストンドとチャレタ=ツァルのみという状況だ。大一番を前にローテーションの可能性もあるが、マタラッツォ監督はリーグ戦の重要性を強調しており、レミロ、オヤルサバル、バレネチェア、ゲデスら主力を起用する見込みだ (via Mundo Deportivo)。

 

■【アラベス】🔵⚪️

降格圏から抜け出すために勝ち点が欲しいアラベスは、アウェイでレアル・ソシエダとのダービーに挑む。ファクンド・ガルセスが累積警告で、カルロス・プロテソニが負傷でそれぞれ欠場する。先発にはGKシベラ、最終ラインにジョニー、テナグリア、パチェコ、中盤にアントニオ・ブランコやイバニェス、前線にはトニ・マルティネスやルーカス・ボジェが名を連ねると予想されている。残留争いが熾烈を極める中、ソシエダの隙を突いてアノエタから勝ち点3を持ち帰ることを狙う (via Estadio Deportivo)。

 

■【ビジャレアル】🟡

マルセリーノ・ガルシア・トラル監督率いるビジャレアルは、アウェイのサン・マメスでアスレティック・ビルバオと激突する。指揮官は「第30節を終えて3位に位置している我々の素晴らしいシーズンが過小評価されている」と不満を漏らしつつ、「昨年同じ勝ち点70を獲得したアスレティックに現在20ポイント差をつけているのは、我々のパフォーマンスの高さを示している」と胸を張った。チームはラファ・マリンが復帰を果たすものの、ローガン・コスタ(膝)とトーマス・パーティ(大腿四頭筋)は負傷のためビルバオ遠征のメンバーから外れた。監督はアウェイでの決定力不足を課題に挙げ、前節ジローナ戦からのスタメン変更を示唆している (via SPORT)。

 

■【アスレティック・ビルバオ】🔴⚪️

ホームのサン・マメスに3位のビジャレアルを迎えるアスレティック・ビルバオ。来季のヨーロッパ大会出場権獲得に向けて負けられない一戦となる。今季は怪我人の影響もあり勝ち点の取りこぼしが目立ち、ビジャレアルに大きく水をあけられている状況だが、サン・マメスでの圧倒的なホームの利を活かして難敵撃破を狙う (via SPORT)。

 

■【バレンシア】🦇

カルロス・コルベラン監督率いるバレンシアは、アウェイでエルチェとの地域ダービーに臨む。前節セルタ戦での足踏みにより、降格圏(エルチェ)との勝ち点差は6ポイントの35ポイント。再び降格の危機を感じさせないためにも勝利が必須だ。ウナイ・ヌニェスがハムストリングの拘縮で新たに離脱し、長期離脱中のアギレサバラ、ディアカビ、フルキエ、コペテと合わせて5人の主力を欠く厳しい台所事情となっている。GKにはディミトリエフスキが入り、中盤にはギド・ロドリゲスやハビ・ゲラ、前線にはウーゴ・ドゥロらが起用される見込みだ (via Mundo Deportivo)。

 

■【エルチェ】🌴

残留争いの渦中にあるエデル・サラビア監督率いるエルチェは、ホームのマルティネス・バレーロでバレンシアを迎え撃つ。現在勝ち点29で降格圏に沈んでおり、ホームでの勝利は至上命題だ。ペドロ・ビガスが出場停止、グラディ・ディアンガナとアダム・ボアヤルが負傷欠場し、マルク・アグアドもハムストリングの違和感で出場が危ぶまれている。一方で、エクトル・フォルトが100日以上の離脱から復帰し、ビクトル・チュストとジョン・チェタウヤも起用可能となった。バレンシアに所属していたラファ・ミルやヘルマン・バレラにとっては古巣対決となり、彼らの活躍が残留への鍵を握る (via Estadio Deportivo)。

 

■【ラージョ・バジェカーノ】⚡

ラージョ・バジェカーノは、カンファレンスリーグ準々決勝第1戦でAEKアテネをホームのバジェカスに迎え、3-0の快勝を収めた。この結果、準決勝進出に大きく前進し、ヨーロッパの舞台で旋風を巻き起こし続けている (via Esport3)。

 

■【マジョルカ】👹

マルティン・デミチェリス監督率いるマジョルカは、ホームのソン・モイシュでラージョ・バジェカーノとの大一番に臨む。セビージャと同勝ち点で残留争いの真っ只中にあり、ホームでの勝ち点3獲得は必須条件だ。土曜日はソシエダ対アラベス、エルチェ対バレンシア、セビージャ対アトレティコといった残留を争うライバルチームの試合が目白押しであり、彼らの結果次第ではキックオフ時点で降格圏に転落しているプレッシャーの中で試合を迎える可能性もある。運命を左右する週末となる (via SPORT)。

 

【本日の総括】

優勝争いではFCバルセロナが独走態勢に入りつつある中、熾烈を極めているのがヨーロッパカップ戦出場権と残留を巡る戦いである。ビジャレアル、セルタ、ベティス、レアル・ソシエダが上位戦線で凌ぎを削り、下位ではオビエド、エルチェ、マジョルカ、セビージャ、アラベス、エスパニョールなどが毎試合を「決勝戦」の覚悟で戦っている。ヨーロッパの舞台でもアトレティコやベティス、セルタ、そして躍進するラージョが奮闘しており、国内リーグと並行した過密日程における各指揮官のマネジメント能力が問われるシーズン終盤戦となっている。