【今日のラインナップ】

 

✅ コパ・デル・レイ準決勝:奇跡に一歩届かず、誇り高き敗退

✅ フリック監督の総括:チームへの称賛と負傷者への懸念

✅ 選手たちの声:アラウホ、ベルナル、ハフィーニャの誇りと悔しさ

✅ デコSDの怒り:第1戦の幻のゴールを嘆く

✅ 驚異のスタッツ:ヤマル、ペドリ、クバルシの歴史的パフォーマンス

✅ ベルナルの躍動:ラ・マシアの新たな希望

✅ サイドバックの悲劇:クンデとバルデが長期離脱へ

✅ 応援団の帰還:カンプ・ノウに響き渡った大歓声

✅ 宿敵の挑発:グリーズマンがSNSで古巣を煽る

✅ 会長選の動き:シャビがビクトル・フォントを支持

✅ 裁判の行方:ソシオのナバーロ氏が今後の対応を発表

✅ レジェンドマッチ:サビオラの2発でマドリーを粉砕

✅ カンテラ情報:ヌフ・フォファナ、不屈のストライカーが爆発中

 

■【コパ・デル・レイ準決勝:奇跡に一歩届かず、誇り高き敗退】

 

⚽️バルセロナはコパ・デル・レイ準決勝第2戦でアトレティコ・マドリードを本拠地Spotifyカンプ・ノウに迎え、3-0の勝利を収めた。しかし、第1戦での0-4の敗戦が重くのしかかり、2戦合計3-4で惜しくも大会から姿を消すこととなった。

 

前半29分、ラミネ・ヤマルの見事な個人技からのクロスにマルク・ベルナルが合わせて先制。さらに前半アディショナルタイムには、ペドリがペナルティエリア内で倒されて獲得したPKをハフィーニャが冷静に沈め、2-0で折り返した。

 

後半に入ってもバルセロナの猛攻は続き、72分にはジョアン・カンセロの完璧なクロスから再びベルナルがネットを揺らし、3-0とした。

 

奇跡の逆転まであと1点に迫ったものの、必死に守りを固めるアトレティコの壁を最後まで崩し切ることはできず、タイムアップの笛を聞いた。圧倒的なポゼッションと猛烈なプレッシングで相手を自陣に釘付けにしたその戦いぶりは、敗退という結果にもかかわらず、45,399人の観客から惜しみないスタンディングオベーションを引き出した。

 

■【フリック監督の総括:チームへの称賛と負傷者への懸念】

 

🗣️試合後、ハンジ・フリック監督は激闘を繰り広げた選手たちを最大限に讃えた。

 

『みんな全力を尽くし、素晴らしい試合をしてくれた。勇敢だった。4点目は来なかったが、こういうことは起こる。このような試合をもっとできれば、我々は止まらない存在になれると感じている。得点機を多く作り、信じられない試合をした。しかし最終的には結果を受け入れなければならない。ラ・マシアから上がってくる若手選手のレベルを見ると信じられない思いだが、敗退には明らかに失望している』

 

『ジローナとアトレティコに負けた後、チームとしてたくさん話し合い、誰もが我々のプレースタイルに確信を持っていた。今日はみんな素晴らしいプレーをしたと思う。ベルナルは2ゴールを決めたし、クバルシも信じられないような試合をした。彼は世界最高のセンターバックの一人だ。ボールを持った時は信じられないが、今日見たものは驚くべきものだった。これこそ私たちが彼に求めているメンタリティだ』

 

『選手たちが全てを出し切り、100%以上の力を出し、魂を込めてプレーしたのだから、疲れ果てているのは普通のことだ。ファンもこの試合に満足していると思う。今日、誰もが心を込めてプレーし、このクラブにとってそれを見るのは素晴らしいことだ』

 

一方で、この試合で新たに発生した負傷者については強い怒りと危機感を露わにした。

 

『さらに2人の負傷者が出たが、これは良くない。幸せではない。フレンキーを含めて3人になった。1週間に3人の選手が負傷するのをどうやって防ぐか、メディカルチームやフィジカルコーチと話し合う必要がある』

 

また、疲労困憊のペドリを最後まで交代させなかったことについては『リスクだった。何も起こらなくて(怪我をしなくて)本当に良かった。彼がピッチにいてくれる必要がある』と胸をなでおろした。

 

■【選手たちの声:アラウホ、ベルナル、ハフィーニャの誇りと悔しさ】

 

🎙️死闘を終えた選手たちは、悔しさを滲ませながらも前を向いている。ロナルド・アラウホはチームのパフォーマンスに自信を深めた。

 

『このようなプレーをしていれば、残っている2つのタイトル(ラ・リーガとチャンピオンズリーグ)を獲得できると確信している。このチームを責めることはできない。試合には勝ったし、あと少しだった。当然、第1戦で起きたことが条件になったが、我々は全てを出し切った。監督はチームを誇りに思うと言ってくれた。話し合ったことは全てやったし、あと少しだった。ファンからのサポートに感謝したい。クバルシは素晴らしかった。私たちを大いに助けてくれるし、どんどん成長している偉大な選手だ』

 

2ゴールを挙げたマルク・ベルナルは自身の活躍よりもチームの敗退を悔やんだ。

 

『チームのパフォーマンスには満足しているが、決勝に進めなかったことには不満だ。1週間練習してきたことが今日起こったことだ。あと1ゴール足りなかった。最後は疲れていたし、ほろ苦い味が残った。個人的にはゴールを決めて満足しているが、決勝に進めなかったのは残念だ。今日のようなハングリー精神と才能があれば、素晴らしいことを成し遂げられる。ペドリは怪我から復帰したばかりで最後は少し硬くなっていたが、持ちこたえることができた。チャンピオンズリーグでもリーグ戦でも、今日のように全力で立ち向かう』

 

ハフィーニャは最後まで戦い抜いたチームを誇った。

 

『かなり難しい試合になることは分かっていた。4-0をひっくり返すのは簡単ではない。チームを誇りに思う。決勝に進みたかったし、今日のようなプレーをすればそれに値すると思うが、アトレティコがやったことも尊重しなければならない。彼らは素晴らしいチームで、守備をしっかりやっていた。全てを出し切った。第1戦でもっと良いプレーができたかもしれないが、言い訳はしない。起きたことは起きたことだ。最善を尽くす必要があり、我々はそれを非常に上手くやった。ファンがいればより簡単だ。もう少し足りなかったが、試合のネガティブな部分よりもポジティブな部分に誇りを持ってスタジアムを後にする。この試合でやったことを続けていけば、シーズンの終わりは素晴らしいものになるだろう』

 

なお、ハフィーニャは試合後のピッチ上でのインタビュー中、興奮するスタンドのファンに対して『落ち着いて、落ち着いて』と声をかけてなだめる一幕もあった。

 

■【デコSDの怒り:第1戦の幻のゴールを嘆く】

 

👔デコ・スポーツディレクターは、第1戦での判定が今回の敗退に直結したと不満を隠さなかった。

 

『第1戦の4-0をひっくり返すのは簡単ではなかった。だから我々はあそこでのクバルシの取り消されたゴールについてかなり不満を言っているのだ。あのゴールがあれば4-1で、今日は延長戦に入っていたはずだ。しかし言い訳はしない。あちらでは良い試合ができなかったが、今日は素晴らしい試合をした。決勝に進む選手たちとアトレティコ・マドリードを祝福したい』

 

『チームが必要とする時にファンはそこにいると思う。選手たちへの認識、チームが見せた努力は素晴らしいものだった。我々は実質的に試合全体を支配していた。ゴールを決めるチャンスもあったが、何よりも選手たちの献身性が際立っていた。これは良い兆候だ。今シーズンはまだプレーすべきことがたくさんあるので、我々を幸せにしてくれる。これは勝ちたかったタイトルだ。スーペルコパで優勝し、コパでも繰り返したかった。時々こういうことは起こるし、あちらでの悪い試合が響いた。今日達成したことを分析しなければならない。繋がる必要がある。このチームは興奮を生み出し、我々を幸せにしてくれる。怪我についてはどうなったかよく分からないが、回復に努めなければならない』

 

■【驚異のスタッツ:ヤマル、ペドリ、クバルシの歴史的パフォーマンス】

 

📊SPORTやMundo Deportivoなどの各種データが、この試合でのバルセロナの選手たちの異次元のパフォーマンスを証明している。

 

ラミネ・ヤマルは右サイドで圧倒的な存在感を放った。19回のドリブルを試み、実に14回を成功させた。成功率73.6%というこの数字は、欧州5大リーグにおいて、2025年5月6日のチャンピオンズリーグ準決勝インテル戦でヤマル自身が記録して以来の快挙である。105回のボールタッチ、4回の決定機演出、3本のシュート、アタッキングサードでのパス27本、そして7回のボールリカバリーを記録し、1点目の見事なアシストもマークした。試合終了の笛が鳴った直後、彼は誰よりも早く悔しさを露わにしてロッカールームへと引き上げた。なお、93分には抗議でイエローカードを受けている。

 

ペドリは100分53秒にわたりピッチを支配した。ボールリカバリー14回は両チーム通じて最多。114回のボールタッチ、パス成功83本(成功率91.2%)、アタッキングサードでのパス35本、2回のチャンスメイク、6回のタックルを記録し、2点目のPKも獲得した。足をつりながらも最後まで走り抜き、チームの猛攻を支え続けた。

 

パウ・クバルシは最終ラインの支配者として君臨した。ボールタッチ数は両チーム最多の129回を記録。114本のパスを出し、そのうち108本を成功させる驚異的な精度を見せた。空中戦でも3戦全勝。相手のカウンターの芽を高い位置でことごとく摘み取り、フリック監督から世界最高と絶賛されるパフォーマンスを披露した。

 

■【ベルナルの躍動:ラ・マシアの新たな希望】

 

💎18歳のマルク・ベルナルが、この大一番で主役の一人となった。フレンキー・デ・ヨングの負傷欠場という状況下で、彼は見事にその穴を埋めるどころか、それ以上の輝きを放った。

 

前半29分、ショートコーナーからのヤマルのクロスに完璧なタイミングで走り込み、ストライカー顔負けのフィニッシュで先制点を奪取。後半72分には、カンセロのクロスに再びドンピシャで合わせて2点目を記録した。

 

これで彼は、最近のホームゲーム4試合で4ゴールを記録(マジョルカ戦、レバンテ戦、そして今回のアトレティコ戦での2ゴール)。フベニール時代を彷彿とさせる得点力と、中盤での卓越したコントロール能力を見せつけ、Spotifyカンプ・ノウのファンを熱狂させた。

 

■【サイドバックの悲劇:クンデとバルデが長期離脱へ】

 

🚑見事な試合内容とは裏腹に、バルセロナは非常に重い代償を払うこととなった。両サイドバックが相次いで負傷退場したのだ。

 

前半13分、ジュール・クンデが右足のハムストリング(大腿二頭筋)に痛みを感じてピッチに座り込み、そのままアレハンドロ・バルデと交代した。

 

しかし悲劇は終わらない。代わって入ったバルデも後半71分、同じく左足のハムストリングに鋭い痛みを感じてプレー続行不可能となり、涙を流しながら自らの足でロッカールームへ退いた。

 

精密検査の結果を待つ必要があるものの、SPORTの医療関係者筋の情報では、バルデは5〜6週間の離脱となり、復帰は4月中旬以降になる見込み。クンデも最低1ヶ月の離脱が避けられない状況だ。

 

これにより、両選手は来週のチャンピオンズリーグ・ニューカッスル戦、さらにアスレティック・ビルバオ、ラージョ・バジェカーノ、セビージャとのリーグ戦を欠場することが確実視されている。

 

■【応援団の帰還:カンプ・ノウに響き渡った大歓声】

 

📣この試合のもう一つのハイライトは、Grada d'Animació(応援団)の帰還だった。

 

実に1年4ヶ月ぶりに、彼らがスタジアムに戻ってきた。警察当局(Mossos d'Esquadra)と市議会の許可を得て、前夜にクラブから正式な承認が下りた。Penya Almogàvers、Nostra Ensenya、Front 532、Supporters Barçaなどのグループから約750人が、ゴル・スドとラテラルの間のコーナー下段の仮設エリアに集結した。

 

試合前からバルセロナ市内に「歴史は語られるものではない。書かれるものだ」という横断幕を掲げて機運を高め、選手バスの到着時には発炎筒と大合唱で出迎えた。スタジアム内では90分間絶え間なくチャントを響かせ、かつての欧州のビッグマッチのような熱狂的な空間を創り出し、選手たちの猛攻を後押しした。

 

■【宿敵の挑発:グリーズマンがSNSで古巣を煽る】

 

📱激闘の直後、アトレティコのFWアントワーヌ・グリーズマンのSNS投稿が波紋を呼んだ。

 

彼は自身のInstagramに、自分が決勝進出を祝ってガッツポーズをしている背景で、バルセロナの選手2人がピッチに倒れ込んでいる写真をアップし、『この写真、かなりキツい?』というテキストと笑う絵文字を添えた。

 

実はこれには因縁がある。ちょうど1年前の2025年3月17日、リーグ戦でバルセロナがアトレティコに逆転勝利を収めた翌日、バルセロナの公式アカウントが、円陣を組むバルサの選手たちを背景に、ピントのボケたグリーズマンの姿が手前に写っている写真を投稿し、『この写真、かなりキツい』という全く同じテキストを添えていたのだ。

 

グリーズマンは1年越しに全く同じ言葉を使って古巣に強烈なリベンジを果たし、SNS上では両クラブのファンの間で大論争が巻き起こっている。

 

■【会長選の動き:シャビがビクトル・フォントを支持】

 

🗳️バルセロナの会長選挙に向けた動きも活発化している。

 

大統領候補のビクトル・フォントは、この日5,144枚の推薦署名を集め、Auditori 1899へ提出する準備を整えた。

 

特筆すべきは、クラブのレジェンドであり前監督のシャビ・エルナンデスが彼のプロジェクトを支持し、象徴的な署名を行ったことだ。シャビはフォントの選挙対策本部である「Nosaltres」を訪れ、和やかな雰囲気の中で署名を行った。フォントはその後、カンプ・ノウへ向かい、ソシオたちと交流しながら選挙活動の一環として試合を観戦するなど、精力的な活動を続けている。

 

■【裁判の行方:ソシオのナバーロ氏が今後の対応を発表】

 

⚖️ジョアン・ラポルタ会長らを資金洗浄や背任などの疑いで告発していたソシオのイシドロ・ナバーロ氏が、今後の法的手続きについて声明を出した。

 

先日、全国管区裁判所(Audiencia Nacional)のサンティアゴ・ペドラズ裁判官が当裁判所の管轄ではないとして告発を却下したが、ナバーロ氏はこれに対して控訴しないことを決定した。

 

彼は声明で次のように述べている。

 

『私の告発の現状を検討した結果、却下の決定に対して控訴しないことを決定した。しかし、これはバルセロナ市の管轄裁判所に再び訴えを起こすことを排除するものではない。選挙キャンペーンに影響を与えたり、幼い頃から愛し25年以上ソシオを務めるFCバルセロナに損害を与えたりする意図は決してないため、来たる3月15日の選挙が終わるまではいかなる活動も行わない。その日以降、法秩序が私に認める全ての法的措置を行使する』

 

■【レジェンドマッチ:サビオラの2発でマドリーを粉砕】

 

🌟トップチームの裏で、メキシコのハリスコ州グアダラハラ(アクロン・スタジアム)にて、バルセロナ・レジェンドとレアル・マドリード・レジェンドの親善試合が開催され、バルセロナが2-1で勝利を収めた。

 

主役となったのはハビエル・サビオラだった。前半4分、ペナルティエリアの手前でボールをコントロールすると、右足の強烈なシュートを放ち、イケル・カシージャスが守るゴールの右上隅に突き刺した。さらに18分には、シャビ・エルナンデスからの絶妙なスルーパスを中央で受け、エリア内に侵入して冷静に左下へ流し込み、2点目を奪った。

 

マドリードはフェルナンド・イエロのPKで1点を返すにとどまった。バルセロナからはカルレス・プジョル、ダビド・ビジャ、ガイスカ・メンディエタ、マクスウェル、ラファエル・マルケスらが出場し、詰めかけたメキシコのファンを魅了した。

 

■【カンテラ情報:ヌフ・フォファナ、不屈のストライカーが爆発中】

 

🔥下部組織では、フベニールAのストライカー、ヌフ・フォファナ(18歳)の活躍が目覚ましい。

 

マタロ出身でマリ人の両親を持つフォファナは、一度はバルサのフットボール7時代にクラブを去るという挫折を味わった。しかし、サバデルやコルネジャでのプレーを経て、不屈の精神で今季バルサへの復帰を果たした。

 

シーズン序盤はフベニールAで12試合中7試合の途中出場(計94分)にとどまっていたが、バルサ・アトレティク(Bチーム)でチャンスを掴んだ。昨年12月21日のアトレティコ・バレアレス戦で0-3のビハインドから後半開始と同時にデビューすると、彼の存在がチームの流れを変え、4-4の同点劇に貢献した。

 

これを機に自信を深めたフォファナは、2026年に入ってからフベニールAで大爆発。コパ・デル・レイのログロニェス戦での2ゴール(0-2からの逆転に貢献)を皮切りに、エスパニョール戦での1ゴール1アシスト、サン・フランシスコ戦でのゴール、そして直近のマジョルカ戦でもヒールキックでの見事なゴールを決め、今年だけで5ゴール3アシストを記録している。

 

彼のフィジカルとパワーを活かしたプレースタイルは、伝統的なラ・マシアのタイプとは異なるが、前線での基準点となり、激しいプレッシングでもチームを助けている。この活躍が認められ、U-18スペイン代表にも初招集された。

 

【本日の総括】

 

コパ・デル・レイでの奇跡の逆転劇にはわずかに届かなかったものの、ヤマルやベルナルら若手の歴史的な躍動と、復活した応援団による熱狂はクラブの未来に大きな希望を示しました。両サイドバックの離脱という痛手やピッチ外の喧騒を乗り越え、チームは残るラ・リーガとチャンピオンズリーグの二冠へ向けて歩みを進めます。