【今回のラインナップ】

 

✅ アトレティコ戦への準備と陣容状況 重要な3連戦に向けたトップチームの動向

✅ フリック体制での驚異的なゴール記録 クラブ通算300ゴール到達まで残り1点

✅ ジョアン・カンセロの胸中と将来 ペップとの確執からバルサへの愛着までを激白

✅ 守備陣の再編とクリステンセンの去就 大幅な減俸提示とバストーニ獲得に向けた動き

✅ ダニ・オルモらの登録問題のその後 スポーツ上級委員会(CSD)判決から1年が経過

✅ 次世代ストライカー獲得への動き 18歳の新星クリスチャン・コファネへの関心

✅ バルトメウ元会長の猛反論 自身の経営によるクラブ財政破綻の責任を完全否定

 

■【アトレティコ戦への準備と陣容状況】

 

⚽️ ラ・リーガ第30節、アトレティコ・マドリードの本拠地メトロポリターノでの一戦に向け、チームは最終調整を行なっている。今後4試合のうち3試合がアトレティコ戦(リーガおよびチャンピオンズリーグ準々決勝)となり、残る1試合はエスパニョールとのダービーマッチという非常に過酷で重要なスケジュールが組まれている。

 

🏟️ トレーニングにはジョアン・ラポルタ会長とラファ・ユステ副会長が訪問し、ハンジ・フリック監督と選手たちを激励した。ラポルタ会長はスーペルコパ獲得に続き、ラ・リーガとチャンピオンズリーグの制覇にも強い自信と楽観的な姿勢を示している。代表ウィーク明け2回目のセッションで、フリック監督はすべての代表選手を起用することができた。また、日曜日の12時にプリメーラRFEF昇格プレーオフ圏内を懸けてポレレス戦に臨むバルサ・アトレティクから、ディエゴ・コチェン、シャビ・エスパルト、トミー・マルケスがトップチームの練習に参加している。

 

🏥 負傷者の状況も明らかになっている。ラフィーニャは負傷により、仮にチャンピオンズリーグ準々決勝を突破した場合でも、準決勝第2戦まで復帰できない見込みだ。一方、ちょうど1ヶ月前のコパ・デル・レイのアトレティコ戦(4-0で敗北)で揃って負傷したジュール・クンデとアレハンドロ・バルデは通常通りのトレーニングを消化しており、招集リストに入る予定となっている。フレンキー・デ・ヨングは引き続き個別調整を行なっており、明日の試合には間に合わない。アンドレアス・クリステンセンも欠場が確定している。

 

🔄 戦術的な観点では、エリック・ガルシアの復帰が守備陣全体に大きな変化をもたらす。セビージャ戦、ラージョ・バジェカーノ戦を欠場し、ニューカッスル戦もわずか22分の出場にとどまっていたエリックだが、フリック監督にとっては不可欠な存在である。彼が右サイドバックに入る場合、ラージョ戦で決勝点を挙げたロナルド・アラウホがセンターバックにスライドし、絶対的レギュラーのパウ・クバルシとコンビを組む可能性が高い。その結果、左サイドバックにはジョアン・カンセロに代わってジェラール・マルティンが配置されるなど、様々な組み合わせが想定されている。なお、中盤の底にはマルク・ベルナルが定着している。

(via SPORT / Mundo Deportivo / MARCA)

 

■【フリック体制での驚異的なゴール記録】

 

🔥 ハンジ・フリック監督率いるバルセロナは、就任以来の公式戦106試合で299ゴールを記録しており、通算300ゴールという大台まであと1点に迫っている。1試合平均は2.82ゴールという驚異的な数字である。内訳は、1年目(2024-25シーズン)が60試合で174ゴール(平均2.9)、2年目の今シーズンが46試合で125ゴール(平均2.71)となっている。大会別に見ると、ラ・リーガで102ゴールと78ゴール、チャンピオンズリーグで43ゴールと30ゴールを記録している。

 

🚫 フリック体制において無得点に終わった試合はわずか4試合しかない。昨季のラ・リーガでのレアル・ソシエダ戦(1-0)とレガネス戦(0-1)、そして今季のコパ・デル・レイでのアトレティコ戦(4-0)とチャンピオンズリーグでのチェルシー戦(3-0)のみである。

 

👑 得点者の内訳は以下の通り。

ロベルト・レヴァンドフスキがトップの58ゴール(昨季42+今季16)。

次いでラフィーニャが53ゴール(昨季34+今季19)。

今季のチーム内得点王であるラミン・ヤマルは39ゴール(昨季18+今季21)。

以下、フェラン・トーレス(34)、ダニ・オルモ(20)、フェルミン・ロペス(20)、ペドリ(8)、ジュール・クンデ(7)、エリック・ガルシア(6)、ロナルド・アラウホ(6)、そして復帰したマルク・ベルナル(5)と続く。

 

📊 過去の監督たちと比較しても、この得点力は過去10年間で最高クラスである。ルイス・エンリケ(181試合519ゴール、平均2.86)に肉薄しており、チャビ・エルナンデス(143試合280ゴール、平均1.96)、ロナルド・クーマン(67試合141ゴール、平均2.1)、キケ・セティエン(25試合50ゴール、平均2.0)、エルネスト・バルベルデ(145試合339ゴール、平均2.33)の記録を大きく上回っている。

(via SPORT / Mundo Deportivo)

 

■【ジョアン・カンセロの胸中と将来】

 

🎙️ 1月の移籍市場でアル・ヒラルから期限付きで加入したジョアン・カンセロが、Canal 11のインタビューで胸中を激白した。クンデとバルデの負傷によりフリック監督のもとでスタメンに定着しているカンセロは、マンチェスター・シティ退団の経緯からバルサへの思いまで赤裸々に語った。

 

💬 ペップ・グアルディオラとの確執について:

『2022年のワールドカップから戻った時、監督と私は激しい口論になりました。彼はもう私をそこに望んでいなかったので、私はバイエルンへ行くことを決めましたし、今まで後悔はしていません。彼は私に「練習での君の態度に満足していない」と言い、もう私を計算に入れていないと言いました。私はそれが不当だと感じましたし、今でもそう思っています』

 

💬 ジョゼ・モウリーニョについて:

『モウリーニョはポルトガルサッカーにおける重要な人物です。彼は2004年にポルトで、2010年にインテルでチャンピオンズリーグを制覇しました。どちらも優勝候補とは見なされていなかったチームです。彼はうらやましいほどの経歴を持つ監督です。彼から指導を受けてみたいですね』

 

💬 自身のキャリアと苦悩について:

『サッカーは私に前進するエネルギーを与えてくれました。私はベンフィカのカンテラで有望な選手の一人でした。すでに成功する可能性を秘めた選手として見られていて、「もしサッカー選手になれなかったらどうしよう?路頭に迷うことになる」と思いました。私はサッカー中毒です。母の死後、サッカーを辞めたいという反応を示したこともありましたが、それが母の望むことなのだろうかと自問しました』

 

💬 代表のチームメイトについて:

『ジョアン・フェリックスは代表チームで最も才能のある選手です。彼に欠けているのはボディランゲージです。時々、試合から切り離されているように見えることがあります』

『ベルナルド・シウバは道化師で、厄介なやつです。彼にはバルサかベンフィカに行ってほしいですね』

 

💬 今後の去就とバルサへの愛着について:

『ベンフィカやバルサでプレーすることは愛のためです。契約は1年残っており、サウジアラビアでプレーしなければならないならそうしますし、ヨーロッパでプレーしなければならないならそうします。それはアル・ヒラル次第です。バルセロナから呼ばれたら、断ることはできません。まるで自分の家のように感じており、とてもよく適応しています』

『ベンフィカやバルサにノーと言うのは難しいです。当然ベンフィカでプレーしたいですが、すぐに実現可能かどうかはわかりません。幸運なことに、私はベンフィカが合わせるのが難しい給与レベルに達しました。無料でプレーするつもりはありませんが、大金を稼ぎたいと思わないところに到達しなければなりません』

(via Estadio Deportivo)

 

■【守備陣の再編とクリステンセンの去就】

 

🏥 12月中旬から膝の負傷により保存療法を続けているアンドレアス・クリステンセンは、すでに芝生の上でのトレーニングを再開しており、数週間後には復帰できる状態に近づいている。しかし、フリック体制での2シーズンは度重なる怪我により継続性を欠いており、彼の将来は不透明な状況にある。

 

💰 クラブはクリステンセンに対して、現在の給与からほぼ半減となる大幅な減俸を伴う契約延長オファーを提示している。フリートランスファーで加入したため現在チームの上位に位置する高額な給与を受け取っているが、クラブ側は彼の態度を高く評価しつつも、現状の条件での維持は困難と判断している。29歳の彼は、より良い条件を求めてフリーで移籍する選択肢も持っており、フレンキー・デ・ヨングの家族と良好な関係を築いているなどバルセロナでの生活には満足しているものの、あらゆる可能性が検討されている。

 

🛡️ さらに、クラブがアレッサンドロ・バストーニの獲得を目指している(選手側もゴーサインを出している初期段階)ことが、センターバックのオーバーブッキングを引き起こす要因となっている。エリック・ガルシア、パウ・クバルシ、ロナルド・アラウホ、ジェラール・マルティンに加え、トップチームのダイナミクスに入り最近契約延長したアルバロ・コルテスもレンタル放出が濃厚となっている。もしクリステンセンが減俸を受け入れて残留する場合、ジョーカー的な立ち位置になる見込みだ。

 

🤝 なお、バルセロナが権利の50%を保有しているセルタの右サイドバック、オスカル・ミンゲサ(契約解除金2000万ユーロ)は、現在の代理人事務所Tactic Groupとの契約満了に伴い、プレミアリーグに強いパイプを持つUnique Sports Groupに変更することが決まっており、夏の移籍市場でのプレミアリーグ参戦の噂が本格化している。

(via SPORT / Estadio Deportivo)

 

■【ダニ・オルモらの登録問題のその後】

 

⚖️ ダニ・オルモとパウ・ビクトルの選手登録をめぐる問題で、スポーツ上級委員会(CSD)がFCバルセロナの不服申し立てを受理し、前例のない決定を下してからちょうど1年が経過した。CSDのホセ・マヌエル・ロドリゲス・ウリベス委員長兼スポーツ担当国務長官が作成した34ページに及ぶこの判決は、2025年1月4日にRFEFとラ・リーガの調整委員会が両選手のビザおよび最終ライセンスの発行を拒否した決定を「完全に無効」としたものである。

 

📜 判決の理由は、同委員会にはプロサッカー選手のライセンスを承認または拒否する権限が与えられておらず、「明らかな権限外の機関によって下された行為」であると判断されたためだ。さらに、RFEFの権限ある機関からライセンスの取り消しを命じる公式な決議が一切出されていなかったことも、登録有効の根拠として挙げられた。

 

💶 この背景には、2025年1月3日の時点で、バルセロナが提出した1億ユーロ規模のVIPボックス販売に関する情報がラ・リーガによって承認され、クラブが1/1ルールのシナリオに復帰できる状態になっていたという事実も関係している。

 

🏛️ その後、ラ・リーガは直ちにこの判決を不服として行政訴訟中央裁判所に上訴したが、国務長官による決定であるため同裁判所は管轄外であると宣言し、事案は全国管区裁判所(Audiencia Nacional)へと差し戻された。1年が経過した現在でもこの件に関する新たな司法判断は下されておらず、ダニ・オルモはCSDの判決に守られる形でFCバルセロナでのプレーを継続している。

(via Mundo Deportivo)

 

■【次世代ストライカー獲得への動き】

 

🎯 サミュエル・エトオの正統な後継者と目され、退団の可能性が浮上しているロベルト・レヴァンドフスキの穴を埋めるべく、デコSDが市場を奔走している。現在、そのターゲットとして急浮上しているのが、バイエル・レバークーゼンに所属する18歳のカメルーン人ストライカー、クリスチャン・コファネである。

 

🇩🇪 アルバセテで頭角を現し、レアル・マドリードも獲得に動いていた同選手だが、レバークーゼンが500万ユーロで獲得。ブンデスリーガやチャンピオンズリーグでゴールを記録し、アフリカネイションズカップでも決勝トーナメントで2ゴールを挙げるなど、現在ヨーロッパで最も注目される若手FWの一人となっている。

 

📱 コファネの代理人を務めるエリック・デポロは、複数のトップクラブとの接触を認めており、次のように語っている。

『アーセナルの関心は事実です。監督は彼のことをとても気に入っていますが、他のクラブもいます。将来について話すのはまだ早いと思いますが、選手はミケル・アルテタと同じようにスペイン語を話しますし、ウィリアム・サリバはカメルーン出身なので、現時点ではアーセナルが最も良い位置にいると言えるでしょう』

『彼は1億ユーロの価値がある選手です。最終的に契約が成立すれば、アーセナルは今後10年間、トップレベルのストライカーを手に入れることになります。コファネについてこれほど多くの電話を受けたことはありません。彼は現在ヨーロッパで最高のU-21ストライカーであり、最も完成された選手です。スピードがあり、素晴らしいテクニックを持ち、守備も素晴らしく、ヘディングも非常に上手いです。これらすべての資質を1人のストライカーに見つけるのは非常に困難です』

『アーセナルに加えて、ニューカッスル、エバートン、ブレントフォード、バイエルン・ミュンヘン、バルセロナなどの他のクラブからも連絡を受けています』

(via SPORT)

 

■【バルトメウ元会長の猛反論】

 

📰 ジョゼップ・マリア・バルトメウ元会長がCrónica Globalの長時間のインタビューに応じ、自身の経営によってクラブが財政難に陥ったという現在の物語を真っ向から否定した。2020年10月27日、不信任投票の真っ只中でCOVIDパンデミックによる辞任を余儀なくされた元会長は、その詳細な経緯を明かしている。

 

💬 辞任の真相について:

『私の辞任は、不信任投票の手続きがCOVIDと重なったことが理由です。当時は投票が行われる予定でしたが、カタルーニャ州では移動制限があったため、数週間後、あるいはProcicatが移動制限を解除するまで投票の延期を要請しました。バルサのソシオはカタルーニャ全土にいるため、投票のために街まで来なければならなかったからです』

『私たちが辞任したのは、Procicatから手紙が送られてきて、一切の延長は認められないこと、そして制限があるにもかかわらず移動は保証されていると告げられたからです。それはERCの2人の政治家とJxCATの2人の政治家が署名した手紙でした』

『投票キャンペーンを行うことへの恐れはありませんでした。投票にはキャンペーンが必要です。しかしCOVIDの状況、移動制限、そして投票を延期するための助けが一切なかったため、辞任を決断しました。私たちは2021年3月に会長選挙を行うと以前から発表しており、これにより2020-21年の会計年度を終え、新会長が2021年7月1日に就任することが可能になるはずでした』

 

💬 財政破綻の責任について:

『私がバルサを破滅させた?いいえ...いいえ、いいえ、いいえ。もちろん、そう言う人はいます。それは物語の一部であり、さらに言えば、退任する役員会がバルサを破滅させたというのは、クラブ自身や新しい役員会から発信されたものです。しかし、それは事実ではありません。私たちは決してバルサを破滅させてはいません』

『実際に起こったことは以下の通りです。私たちは2010年からバルサにいて、サンドロ・ロセルが会長に就任しました。彼の4年間の任期中、クラブに1億3000万ユーロ以上の利益をもたらし、9つのタイトルを獲得しました。これは4シーズンとしては驚異的な平均です。2014年に彼が去り、私が会長として引き継ぎ、その後の数年間からパンデミックまでの間に、さらに1億1000万ユーロ以上の利益を上げました。したがって、サンドロ・ロセルの4年間で1億3500万ユーロ、さらに私たちの6年間で1億1000万ユーロ、合わせて2億4500万ユーロと、クラブにとって良い利益水準を維持していました。しかしパンデミックが到来し、カンプノウを閉鎖し、店舗を閉鎖し、スクールを閉鎖しなければならなかったため、クラブの収入は劇的に減少しました...収入がないため、経済管理の形が大きく変わったのです』

(via SPORT)

 

【本日の総括】

 

過酷なアトレティコ戦を見据え、ラポルタ会長の直接激励やエリック・ガルシアらの復帰などチームは着々と準備を進めています。フリック体制でのクラブ通算300ゴール到達という偉業が目前に迫る一方で、クリステンセンの契約問題やカンセロの去就、オルモの登録問題、次世代の18歳FWコファネへの関心など、ピッチ外の編成面でも大きな動きが見られます。さらにバルトメウ元会長の反論インタビューも飛び出し、クラブを取り巻く環境は非常に慌ただしい1日となっています。