事件と司法の動き
スペインサッカー界を揺るがした「ネグレイラ事件」に新たな展開があった。元審判技術委員会(CTA)副会長のホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏について、新たな法医学的鑑定が行われ、「アルツハイマー病の可能性が高い神経認知障害を患っており、裁判手続きを理解する能力がない」との結論が下された。これにより、彼自身が法廷で裁きを受けることを回避する可能性が高まっている。
海外では、中国サッカー協会が八百長や違法賭博、汚職に関する大規模な粛清を実施。元深センFCのゼネラルマネージャーなど、クラブ幹部らを含む17人に永久追放処分を下した。
国内のスタジアム問題では、反暴力委員会がセビージャとアトレティコ・マドリードに対し、それぞれ2万ユーロの重い罰金を提案した。これは、両クラブの試合開始時にファンがトイレットペーパーのロールをピッチに大量に投げ込み、それが発炎筒やタバコの火によって引火し、深刻な火災の危険を引き起こしたためである。 (via ElDesmarque)(via SPORT)(via MARCA)(via Estadio Deportivo)
女子サッカー界の複数所有問題
女子サッカー界において、資本の投入とともに新たな問題が浮上している。オリンピック・リヨン、ワシントン・スピリット、そしてロンドン・シティ・ライオネスなどを傘下に収め、強大な帝国を築き上げようとしているアメリカ人実業家のミシェル・カン氏に対し、UEFAが厳格な警告を発した。
UEFA女子サッカー責任者のナディーン・ケスラーは、『同じオーナーや投資グループに属する2つのクラブが、同じヨーロッパの大会に参加することは認められない』と明言。男子サッカーで度々問題となってきた「マルチクラブ・オーナーシップ(複数クラブ所有)」による利益相反を防ぐため、女子サッカーでも一切の例外を認めないと釘を刺した。カン氏はバルセロナのフロントやスタッフを次々と引き抜いており、その強引な手法に待ったがかけられた形だ。 (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
カルバハルの夕食会でのアルベロア不在や、カニサレスのピーター・リムへの強烈な絶縁宣言、アルマダ監督の不仲説否定など、人間関係の軋轢が浮き彫りになる一日となった。一方で、イアゴ・アスパスのセルタでの生涯契約や、指を骨折しながらもヴィラに栄光をもたらしたディブの狂気とエメリの歓喜など、フットボールへの深い愛情と情熱を感じさせるエピソードも多かった。また、デ・ラ・フエンテ監督の暴露や、ネグレイラ氏の認知症による裁判回避の可能性など、ピッチ外の政治的・司法的な話題も尽きない。