プレシーズンマッチ初戦はスコアレスドロー 新体制が始動
キケ・アルバレス新監督が就任し、セグンダ・ディビシオン(ラ・リーガ ハイパーモーション)復帰となるシーズンに向けた新生ジローナの初陣は、サウジアラビアのアル・カディシアと0-0の引き分けに終わった。試合はジローナのシウダ・デポルティーバで行われ、気温35度という極度の猛暑の中での戦いとなった。プレシーズン開始からわずか10日ということもあり、激しいトレーニングの影響で選手たちには疲労とリズム不足が明らかに見られた。ミチェル前監督の5年間の長期政権のあとを継いだキケ・アルバレス監督は、8月16日にモンティリビで行われるレガネスとのリーグ開幕戦に向けて、多くの変更が予想される中でチームの再建を進めている。
前半は、ブレンダン・ロジャーズ監督が率い、元レアル・マドリードのナチョ・フェルナンデスがキャプテンを務めるアル・カディシアがボールを支配する展開となった。相手は3人の純粋なセンターバックを置く5バックでプレー。ジローナは徐々にプレッシャーを調整して相手を苦しめようとしたものの、ブライアン・ヒルの突破が見られた程度で明確なチャンスを作れなかった。スタメンにはファン・デ・ベーク、ミセホウイ、フラン・ベルトラン、アレックス・モレノ、ガッサニーガのほか、若手のアンタル、ジビ、そして注目されるジュニオール・ホームズらが名を連ねた。さらに、ブルゴスから加入したイバン・モランテとオレクサンドル・ピシュチュルが先発でデビュー。モランテは存在感とリーダーシップを発揮する意欲を見せ、怪我明けのアルテロも非常に高いモチベーションでプレーしていた。相手のチャンスとしては、前半41分にナイタンのクロスからアル・カフタニのシュートがわずかに枠を外れる場面があった。
後半に入ると、指揮官はほぼ全員を入れ替え、残ったのはジュニアとアルテロのみとなった。第3の新戦力であるブラネス出身のイザン・ゴンサレスがデビューし、アルナウ、バディアらと組んだ3バックの前で質の高いプレーの片鱗を見せた。ミンス、イバン・マルティン、アベル・ルイスがピッチに入ると、チームはより野心的で鋭い動きを見せて攻撃面で一歩前に出た。しかし、昨季サウジ・プロリーグ4位の相手も反撃し、54分にはナイタンのループシュートが外れ、74分にはスイス系スペイン人MFのキャメロン・プエルタスがチャンスを迎え、75分には元ジローナのイケル・アルメナのシュートがクロスバーを直撃した。
ジローナの最大の決定機は78分、ミンスのパスを受けたイバン・マルティンが1対1の絶好機を迎えたが、相手GKの左手による素早い好セーブに阻まれた。また、非常にアクティブに動いていたダウダが2度の良いチャンスを迎え、ラスも良いシュートを放ったが決めきれず、後半47分にはナチョ・フェルナンデスがサラサを倒したとしてジローナがPKをアピールしたものの、笛は吹かれなかった。結果としてゴールは生まれなかったが、チームはまだ未完成であり、深みやアンバランスさを生み出すための経験と調整が必要であることが浮き彫りになった。
この試合では、負傷や違和感からの回復中であるフランセス、ヴァナト、ポルトゥ、ジャスティン、プッチが欠場。さらに、グループに合流したばかりのダビド・ロペスや、許可を得ていたツィガンコフとアスプリージャもメンバー外となった。チームは今後、ラ・ガローチャ地方のバル・デン・バスにあるロイヤルベルドの施設でキャンプを行い、その期間中にセグンダRFEFに所属するオロトとの親善試合を予定している。ピッチ上での調整と並行して、夏の移籍市場が閉まるまでフロントによる大幅なスカッド刷新の作業も続いていくことになる。(via SPORT)(via MARCA)(via Mundo Deportivo)(via Esport3)
ジョエル・ロカがギリシャのオリンピアコスへ完全移籍
ジローナのカンテラ出身である21歳のウインガー、ジョエル・ロカが、ギリシャのオリンピアコスへ完全移籍することがクラブから公式に発表された。ホセ・ルイス・メンディリバル監督が率いるチームへの合流となる。移籍金は約650万ユーロで合意に達しており、さらに将来他クラブへ移籍した際の売却益の15%がジローナに支払われる条項も盛り込まれている。バルセロナとジローナの下部組織で育ったロカは、昨シーズン3ゴール1アシストを記録して活躍を見せており、降格となったクラブにまとまった資金をもたらす形でチームを去ることになった。(via Mundo Deportivo)(via SPORT)
ベテランDFダビド・ロペスが2027年まで契約延長
クラブは、バルセロナ出身の36歳、ダビド・ロペスとの契約を2027年6月まで延長したことを発表した。2022年の夏にエスパニョールからモンティリビへやってきたベテランDFは、契約満了を迎えていたものの、今回の更新により少なくとももう1シーズンはジローナのユニフォームを着てプレーを続けることが決定した。セグンダ・ディビシオンでの戦いとなる今季において、彼の持つ豊富な経験はチームにとって非常に重要なものとなる。(via Mundo Deportivo)
バルサの若手ブライアン・ファリーニャスの獲得交渉がストップ
FCバルセロナBに所属する20歳の若手選手、ブライアン・ファリーニャスのジローナ移籍に向けたオペレーションが一時停止となった。移籍は間近に迫っていると見られていたが、バルセロナ側が少なくとも現時点ではこの動きを撤回する決定を下したため、交渉は保留状態となっている。今後の動向が注目される。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
キケ・アルバレス新監督を迎えた新生ジローナは、猛暑の中でのプレシーズン初戦をスコアレスドローで終えました。大幅な選手の入れ替えが行われる中で、新戦力のデビューや若手の躍動が見られた一方、攻撃面での課題も浮き彫りになっています。また、ジョエル・ロカのオリンピアコスへの完全移籍で資金を得た一方、ベテランのダビド・ロペスとの契約延長により守備陣の安定を図るなど、セグンダでの戦いに向けた編成が着々と進められています。