衝撃の2部降格とミチェル監督の電撃退任
昨シーズンを終え、ジローナFCは無念の2部降格という非常に厳しい現実を突きつけられました。この降格に伴い、チームはまさに大量離脱と呼ぶべき崩壊状態に見舞われています。さらにクラブにとって大きな痛手となったのが、チームを長年率いてきたミチェル・サンチェス監督の退任です。彼はオランダの名門、アヤックス・アムステルダムの新監督に就任するため、すでにアムステルダムへと旅立ちました。クラブは新たな指揮官のもとで、1部復帰に向けた難しい再建を迫られています。(via ElDesmarque)
ジョエル・ロカ、オリンピアコスへの完全移籍が決定的に
下部組織出身であり、クラブへの帰属意識と誇りの象徴としてチームの根幹を担うと期待されていたウインガー、ジョエル・ロカが数時間以内にオリンピアコスへ移籍することが確実となりました。ギリシャ方面では数週間前から噂が煮詰まっていましたが、ホセ・ルイス・メンディリバル監督率いるチームへの合流に向けてすべての合意が完了しています。カンプロドン出身の彼は、ギリシャ屈指の強豪でチャンピオンズリーグの舞台に挑むことになります。移籍金は固定で600万ユーロ弱、さらに変動ボーナスを含めると最大で700万ユーロに達する見込みです。また、ジローナは将来の売却益の20%を受け取る権利を保持しており、クラブの金庫にまとまった資金を残しての旅立ちとなります。(via ElDesmarque)
※別の報道でも、ジョエル・ロカがメンディリバル監督のオリンピアコスへ移籍し、チャンピオンズリーグでプレーすることが数週間前から準備されていたと伝えられています。(via MARCA)
バルサの若手ファリーニャス獲得はフリック監督の介入で一時保留
FCバルセロナB(バルサ・アトレティク)に所属する20歳のMFブリアン・ファリーニャスの獲得が目前に迫っていましたが、急転直下で交渉が一時ストップしました。移籍金約150万ユーロ、バルセロナが将来の権利の50%を保有するというお馴染みの条件でクラブ間合意に達しており、数時間以内にもジローナ行きが決定すると思われていました。しかし、バルセロナのハンジ・フリック新監督がプレシーズンで彼を近くで観察したいと希望したためです。フリック監督は、ファリーニャスが自身のプロジェクトにフィットするかどうか、トップチームでの居場所があるかどうかを直接見極めてから最終的な決断を下す方針で、ジローナへの移籍は現在完全に保留状態となっています。(via SPORT)
止まらない主力流出、すでに計12名が退団
2部降格の余波は非常に大きく、6月30日付で契約満了、あるいは降格に伴う契約解除条項を行使して、すでに多くの選手がクラブに別れを告げました。完全移籍組の退団リストには、ダレイ・ブリント、ルベン・ブランコ、トニ・フイディアス、アクセル・ヴィツェル、クリスティアン・ストゥアーニ、ダビド・ロペス、フアン・カルロス・マルティンといった重鎮や主力の名前が並んでいます。
さらに、レンタル期間を満了して所属元へ戻った選手も多数います。ヴィトール・ヘイス、クラウディオ・エチェベリ、ウゴ・リンコン、トマ・レマル、そしてマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの5名です。昨季トップチームに所属していた実に12名の選手が、すでにジローナのユニフォームを脱いでおり、チームの解体はさらに進むと見られています。(via ElDesmarque)
アゼディン・ウナヒなど、移籍の噂が絶えない主力選手たち
退団の波はまだ終わる気配を見せていません。特にワールドカップでモロッコ代表として大活躍し、評価を急上昇させたアゼディン・ウナヒには、スペイン1部リーグのクラブのみならず、国外からも熱い視線が注がれています。
その他にも、アルナウ・マルティネスをはじめ、デポルティーボ・ラ・コルーニャが強い関心を示すアレックス・モレノ、アスレティック・クラブが常に動向を追っているイバン・マルティンなどが引き抜きのターゲットとなっています。また、冬の移籍市場でわずか15万ユーロという破格の移籍金で加入したフラン・ベルトランについても、クラブは残留を望んでいるものの、適切なオファーが届けば今夏中に退団する可能性があります。
ジローナは、多くの1部クラブで通用する実力者たちをなんとか説得して1年での1部復帰を目指すのか、それとも期待値を下げて人件費を大幅に削減し、じっくりと時間をかけて新たなプロジェクトを再構築するのか、クラブの方向性を決定づける重要な岐路に立たされています。(via ElDesmarque)
セルジ・プッチ、待望のトップチーム昇格で正GK争いへ
退団のニュースが相次ぐ中、クラブ内で明るい話題もあります。27歳のGKセルジ・プッチが、ついにトップチームの正式なメンバーとして昇格することが決定しました。プレミア・ダ・マール出身の彼は、Bチーム(フィリアル)で2シーズンを過ごしましたが、U-23枠から外れていたため、ミチェル前監督の体制下ではトップチームの試合に出場したり行き来したりすることができないという不遇な状況にありました。
私生活では最近結婚したばかりで充実した日々を送っているプッチですが、今後はトップチームの正GKの座を懸けて、アルゼンチン人のガッサニーガ、ウクライナ人のクラピフツォフと激しいポジション争いを繰り広げることになります。(via Mundo Deportivo)
その他、ジローナ関連の小ネタと過去のトピック
いくつかの興味深い関連トピックも報じられています。
現在アヤックスへの移籍が確実視されているGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンですが、昨シーズンは怪我からの復帰後、冬の市場でジローナにレンタル移籍し、ミチェル監督の指導を受けていました。この時のプレースタイルへの共鳴と良好な関係性が、今回のアヤックス移籍の大きな決め手となったようです。
また、SDコンポステーラが新たに補強したDFミゲル・プラドに関する記事の中で、同クラブがコパ・デル・レイの歴史的な快進撃を見せた際、ジローナやレアル・オビエドを敗退させた過去の出来事についても言及されています。(via SPORT)
さらに、スペイン代表としてワールドカップの準決勝フランス戦で素晴らしい活躍とゴールを見せ、世界中から脚光を浴びているペドロ・ポロについて、彼が約10年前に当時ジローナのBチームとして機能していたCFペララーダで育成され、プロとしての最初の一歩を踏み出していたことが改めて紹介されています。彼がビジャレアルB戦で決めた伝説的なゴールがSNS等で再び話題を呼んでいます。(via Esport3)
【本日の総括】
無念の2部降格により、ミチェル監督の退任やジョエル・ロカの移籍など、12名以上の主力選手が流出する解体状態にあります。新戦力候補のファリーニャス獲得も保留となり苦しい台所事情ですが、昇格を果たしたセルジ・プッチのような新たな力と共に、クラブは1年での1部復帰か長期的な再建かの重大な決断を迫られています。