ジョアン・カンセロの足踏みプレーは赤牌か?ジョゼ・モウリーニョの激怒と元警察官主審の判定を巡る大論争

クラシコの後半56分、ジョアン・カンセロがジオマンデの足を背後から奪おうとした際、踵が相手のフクラハギに直撃する危険なシーンが発生しました。主審のマルティネス・ムヌエラはカードを出さず、VARの介入も行われませんでした。

試合後、モウリーニョ監督は会見で『VARは完全に眠っていた。あのジョアン・カンセロのプレーは明確な一発レッドカードであり、試合の流れを大きく左右し兼ねない決定的な場面だった』と激しい口調で判決に異議を唱えました。

一方で、COPEの審判評論家アイザック・フォウト氏は『過度な力が入っておらず、あくまで接触の域を出ない。VARが介入すべきレッドカードの基準を満たしていない』と解説し、審判専門検証サイト『Archivo VAR』もイエローカード相当との見解を示しました。

今回のクラシコで主審を務めたマルティネス・ムヌエラ氏は、アリカンテ県フィネストラットの「休職中の警察官」という異色の経歴を持つ44歳。カードの提示を極力遅らせてゲームをコントロールしようと試みたものの、チュアメニのタックルによるシャビ・エスパルトの負傷退場や、エドゥアール・カマヴィンガのロドリに対する足踏みなど、双方のクラブから判定に対する疑問が残る一戦となりました。

(via SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo)

【本日の総括】

クラシコ直後のピッチ外は、勝利に沸くレアル・マドリード陣営の熱気と、カンプ・ノウを包んだ緊迫した空気で溢れ返る一日となりました。

過去の確執を越えてモウリーニョ監督の采配を称えたイケル・カシージャスの投稿や、出場停止中にSNSで爆笑絵文字を投稿して勝利を祝ったヴィニシウス・ジュニオールの動き、そしてピッチ脇で独壇場のリアクションを披露したモウリーニョ監督など、白星を挙げたマドリード側からは歓喜のエピソードが相次ぎました。

一方でピッチ上では、マンチェスター・シティ時代の元同僚であるロドリとベルナルド・シルバによるW杯からの因縁を思わせる突き飛ばし劇や、古巣対決で強烈なブーイングを浴びたマルク・ククレリャ、さらには過激な唱和によるバルサ・マドリード両クラブの罰金危機など、伝統の一戦ならではの激しい火花が飛び散りました。

また、怪我から復帰したデ・ヨングの先発復帰への力強い宣言や、ジョアン・カンセロの足踏み判定を巡るモウリーニョ監督と審判解説者の論争など、クラシコの余波はしばらく収まりそうにありません。