ロドリ獲得交渉

マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリの獲得交渉が最終局面を迎えています。レアル・マドリードとの契約合意が間近に迫っていた中、バルセロナが電撃的に介入し逆転で合意を取り付けました。スポーツディレクターのデコがバルセロナ市内のホテルで直接ロドリと会談し、ハンシ・フリック監督との電話対談も交えてプロジェクトの価値を説いたことで、ロドリ自身がバルセロナへの加入を承諾しました。給与面ではシティ時代と同等の手取り年俸1000万ユーロ(ネット)を超えるチーム最高給クラスの待遇が保証されています。この決断の背景には、かつての指揮官ペップ・グアルディオラ氏の存在もあり、彼はロドリにバルセロナ行きを前向きに勧めていました。グアルディオラ氏は『ロドリは間違いなくそのポジションで世界最高の選手であり、ピッチで何でもこなせるクオリティ、試合の読解力、そして強固なメンタリティをすべて備えている。2023年6月10日のインテル戦での決勝ゴールのように、彼にしかできない仕事がある。マンチェスター・シティのこれまでの成功を支え、誰にも代えがたい存在だ』と絶賛しています。クラブ間の交渉では、シティ側が当初の要求額8000万ユーロから7000万ユーロ程度への引き下げを容認する姿勢を示しています。バルセロナが提示した最初のオファーである4500万ユーロに500万ユーロの変動額を上乗せした案は拒絶されたものの、現在は固定額4500万ユーロに1500万ユーロの変動額を加え、事実上6000万ユーロに迫る第2オファーを提示しており、8月13日までの迅速な契約締結に向けて交渉が続いています。(via SPORT) (via ElDesmarque)

フェラン・トーレスのPSG移籍合意

ワールドカップ決勝でスペイン代表を優勝に導く劇的な決勝ゴールを決め、世界的な知名度を高めた26歳のFWフェラン・トーレスが、パリ・サンジェルマン(PSG)へ完全移籍することで合意に達しました。選手自身はすでにPSGとの4年契約を承諾しており、かつてスペイン代表で共に戦い、自らを信頼してくれたルイス・エンリケ監督の元へ向かうことを望んでいます。フェランはバルセロナのハンシ・フリック監督に自ら直接電話を入れて移籍の決意を伝え、クラブ側も契約が残り1年となるこのタイミングで適正な移籍金を得るべく、PSGとの交渉を急速に進めています。移籍金は5000万ユーロ前後での合意が間近と報じられており、これが実現すればバルセロナは2021年12月にマンチェスター・シティから彼を5500万ユーロで獲得した際の資金の大半を回収することができます。フェランはバルセロナでの4シーズン半で、公式戦207試合に出場し65ゴール22アシストという実績を残し、水曜日(8月12日)に設定されている代表組の練習合流前にすべてを確定させる見込みです。(via MARCA) (via Esport3)

アラウホのリヴァプール期限付き移籍

ディフェンスリーダーを務めてきた27歳のウルグアイ代表DFロナルト・アラウホが、プレミアリーグのリヴァプールへ1年間の期限付きで移籍することが確定しました。この移籍は、レアル・マドリードによるイブラヒマ・コナテの引き抜きを受けたリヴァプールの守備陣緊急補強と、フリック監督から『今シーズンは主役としての確固たる出場機会を保証できない』と直接告げられたアラウホの状況が一致したことで急転直下に合意に至りました。2031年までバルセロナとの契約を持つアラウホですが、リヴァプールがその高額な手取り年俸1100万ユーロ(ネット)を全額負担し、契約には約5000万ユーロの非義務的買い取りオプションが付随しています。この多額のサラリー削減により、バルセロナのファイナンシャル・フェアプレーに多大な余裕が生まれることになります。

一方で、リヴァプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガー氏は『アラウホは圧倒的な身体能力を持つアグレッシブな選手で、右サイドバックもこなせる魅力はあるが、判断力や集中力に難があり、大舞台で不要な退場やPK献上を繰り返しすぎる。プレミアリーグの冷酷な戦いでは一瞬の不注意が命取りになる。また、近年バルセロナで19歳のパウ・クバルシの控えとなっていたような選手を期限付きで連れてくるのは、長期的なプランを欠いた急場しのぎの補強だ』と辛辣に評価しています。これに対し、フリック監督は『彼は非常に素晴らしい人間でありファンタスティックな選手だ。しかし、彼が持つ特長は私が思い描くプレースタイルとは異なっている。過去に彼が犯したピッチ上でのいくつかの過失による影響もあった。今朝、彼に直接別れを告げたが幸せそうな様子だった。新天地での成功を願っている』と述べ、彼の挑戦に理解を示しました。(via SPORT) (via MARCA) (via Estadio Deportivo)

新星アルバロ・コルテスのトップチーム昇格

ロナルト・アラウホの退団が現実となったことを受け、バルセロナ・アトレティクの21歳の主将、DFアルバロ・コルテスがトップチームの守備陣に割って入る千載一遇のチャンスを得ました。プレシーズン中に『Bチームでの育成ステージはすでに完了したと感じている。私の本音はトップチームに残り、ここでポジションを争うことだ。クラブが下すあらゆる決断を尊重する』と意思表明していたコルテスは、その姿勢とピッチでの高いクオリティでフリック監督の信頼を完全に勝ち取りました。バルセロナは当初、アラウホの後釜として経験豊富なセンターバックの補強を市場で模索していましたが、最終的にコルテスをトップチームに引き上げて戦力化することを決断し、新たなCB獲得の選択肢を白紙に戻しました。コルテスも『監督からの揺るぎない信頼を感じている』と話し、目標とする選手としてカルレス・プジョル氏とイニゴ・マルティネスの名前を挙げています。190センチの体躯を活かした対人戦と空中戦での強さに加え、左利きとしてビルドアップの要となれる彼は、すでにデビュー戦となったアラベス戦で90分間出場し、クリア5回、回収3回、デュエル13回中7回勝利を記録、さらにパス成功率95%(92本中87本成功)、ロングパス5本成功という卓越したスタッツを示しました。パウ・クバルシやクリステンセンといった顔ぶれに挑む準備は完全に整っています。(via AS) (via SPORT)

プレシーズン・ウーディネ三角戦の全貌

バルセロナは8月8日、イタリアのブルーエナジー・スタジアム(25,000人観衆)で開催されたフリーウリ・ヴェネツィア・ジュリア・カップ(三角親善試合)に臨み、1勝1敗の2位で大会を終えました。各試合45分ハーフで行われる過酷な環境下、第1試合のノッティンガム・フォレスト戦では、第5中足骨骨折から3ヶ月ぶりに実戦復帰したフェルミン・ロペスと、W杯での負傷から1ヶ月半ぶりに復帰したラフィーニャが先発出場を飾りました。決定機を相手に作られポストを直撃する劣勢もありましたが、シュチェスニーのファインセーブで失点を防ぐと、終了間際にラフィーニャのロングパスに抜け出したフェルミンがエリア内で倒されPKを獲得。これをラフィーニャが自ら決めて1-0で勝利を収めました。

続く第2試合のウディネーゼ戦では、フェルミンとラフィーニャを休ませ、エブリマ・トゥンカラやシェーン・クライファートらを起用。後半15分にはアレハンドロ・バルデ(プレシーズン初出場)やヘクター・フォート、新規加入のジェシー・ビシウらを投入して試合を支配したものの、終盤にトミー・マルケスのトラップミスからウディネーゼのカウンターを許し、最後はバヨに決勝点を奪われ0-1で惜敗しました。

試合後、フリック監督は日曜日10:30に予定されていた練習セッションをキャンセルし、選手たちに月曜日までの休養を与えるプラン変更を実施しました。フリック監督は『金曜日の練習内容には不満だったが、試合でのパフォーマンスははるかに改善していた。タフなトレーニングを継続しており、選手たちのレベルも様々だ。W杯の影響で今夏のプレシーズンは異例の調整となっており、選手たちが100%の状態に戻るのは次の代表ウィーク明けになるだろう』と現実的な課題を口にしました。(via SPORT) (via Mundo Deportivo) (via MARCA)

ブライアン・ファリニャスの残留決定

下部組織出身の中盤の逸材であるMFブライアン・ファリニャスが、今シーズンのバルセロナのファーストチームに留まり、フリック監督の指導の元でキャリアを積み重ねることが確定しました。当初、バルセロナはファリニャスの移籍に関してジローナとほぼ合意に達しており、150万ユーロの移籍金と引き換えに保有権の50%を譲渡する取引が進められていましたが、フリック監督が自ら手元でそのパフォーマンスを確認したいと主張してこれを土壇場で阻止しました。その後のプレシーズン合宿やウーディネでの試合を通じてファリニャスが示した確かな戦術眼、中盤を幅広くカバーするインテンシティとパスの正確性は、監督とデコを納得させるに十分なものでした。2週間前にはデコが直々に選手のエージェントと面会して満足感を伝えており、クラブはすでに選手側にトップチームへの残留ロードマップを通知しています。マルク・カサドやトミー・マルケスの放出、さらにフレンキー・デ・ヨングの長期離脱で薄くなった中盤に、ファリニャスは頼もしい戦力として留まります。(via SPORT)

フレンキー・デ・ヨング負傷問題と高まるフロントの不満

オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングの怪我からの回復の遅れを巡り、バルセロナ内部では選手に対する不満が限界に達しています。デ・ヨングはW杯敗退からすでに6週間が経過しているものの、一向に膝の問題を克服できておらず、クラブが強く望んでいる手術の実施を頑なに拒否し、依然として効果の薄い保存療法での回復にこだわり続けています。クラブ側には、昨冬の終わりからデ・ヨングがW杯出場のみを最優先し、バルセロナでのプレー強度を抑えるための調整を行っていたのではないかという不信感があり(実際に2月22日のアラベス戦以降バルセロナで先発出場なし)、それにもかかわらずオランダ代表としてW杯の全試合に先発出場したことに憤りを感じています。さらに、帰還後に設けた「4週間の保存療法経過観察期間」のカウント開始時期についても、デ・ヨングが『個人メニューをピッチで開始した時点から測定すべきだ』と主張するのに対し、クラブ側は『W杯敗退直後から実質的な経過観察は始まっており、これ以上の引き延ばしは引き受けられない』と主張し、対立が深刻化しています。クラブは、デ・ヨングが手術を受けて長期離脱となった場合に、リーグ規定に基づき別の補強登録枠を確保することや、代表活動中の負傷に対するFIFAからの補償金の受け取りを視野に入れていますが、まずは選手自身の承諾を得るための交渉が続いています。(via SPORT)

カンテラ若手勢の移籍と資金確保

バルセロナは財政バランスを是正し、ロドリ獲得などの大型補強を実現するための資金源として、カンテラ出身の若手選手たちの本格的な売却へと舵を切っています。フリック監督の構想外となった22歳のMFマルク・カサドはサウジアラビアへの移籍が不可避な情勢となっており、バルセロナは当初届いた1000万ユーロ(アル・ヒラル等による提示)のオファーを拒絶し、3000万ユーロから4000万ユーロでの売却を求めて交渉を進めています。また、中盤の余剰人員整理の対象となったMFトミー・マルケスも、2000万ユーロの契約解除条項を下回る形での放出交渉が進んでおり、ドルトムントやマンチェスター・シティ、ブラガが買い手候補に挙がっています。特にブラガは、昨夏のパウ・ビクトルの取引に似た1200万ユーロ固定+300万ユーロの変動額を提示する意向を見せています。さらに、左サイドバックのジョフレ・トレンツも、ミシェル監督率いるアヤックスへの完全移籍が近づいており、約600万ユーロの移籍金、4年契約で合意に達する見込みで、アヤックスではかつてバルセロナで同僚だったGKテア・シュテーゲンと再会する予定です。(via SPORT) (via Estadio Deportivo)

新加入ジェシー・ビシウのバルサデビュー

バルセロナがクラブ・ブルッヘから850万ユーロの移籍金を支払って獲得した18歳のベルギー代表FWジェシー・ビシウが、ウディネーゼ戦で待望のファーストチームデビューを飾りました。2031年までの契約を結び、負傷中のデ・ヨングの番号である『21番』を託されたガーナ系の若き快速ウイングは、後半15分から左ウイングとしてピッチに立ちました。対峙したDFを前に、かつてバルセロナで活躍したウスマン・デンベレ(本人の目標はネイマール)を彷彿とさせるアグレッシブな仕掛けと圧倒的なスピード、そして裏への鋭いランニングを幾度も披露しました。デビュー戦ならではの緊張からコントロールを失う場面や不用意なロストもあり、仕掛けのすべてが成功したわけではありませんが、終了間際に惜しいシュートを放つなどそのポテンシャルは疑いようがありません。ヤマルやゴードン、アデイェミら強者がひしめくウイングのポジションにおいて、フリック監督はビシウを高く評価しており、必要であればBチームでの出場も視野に入れながら、慎重に成長を促していく構えです。(via SPORT)

ラミン・ヤマルの1000万ユーロ大豪邸購入

19歳にしてワールドカップ王者の称号を手にし、一躍フットボール界を代表する存在となったラミン・ヤマルが、バルセロナの高級住宅街エスプルゲス・デ・リョブレガートの「Ciudad Diagonal」にある、1000万ユーロ(約16億円)を超える壮麗な大豪邸を購入しました。この豪邸は、かつてジェラール・ピケ氏とシャキーラ氏が暮らしていたバルセロナにおいて最も有名なシンボル的物件の一つです。3800平方メートルを超える広大な敷地、3階建てのメインハウスと2階層の地下室を有しています。その設備は圧巻で、滝を備えた屋外プール、屋内温水プール、最新設備を備えたプライベートジム、パドルテニスコート、専用の映画上映室、ワインセラー、音楽録音スタジオ、そしてプライベートなサッカーグラウンドまで敷地内に完備されています。

ヤマルはシャキーラ氏が施したモダンで開放的なインテリアデザインを受け継ぎつつ、自身が勝ち取ったトロフィーや思い出の品をディスプレイし、自分好みの居心地の良い居住空間にカスタマイズしました。交渉は弁護士を通じて3ヶ月間にわたり行われ、前の所有者たちを同席させることなく完了しました。18歳の時点でこの超大型の取引手続きを進めていた若き才能は、新たな最高の隠れ家を手に入れ、バルセロナでのさらなる栄光へ向けてスタートを切っています。(via SPORT)

ジョルジュ・メッシ氏の逝去と哀悼の意

バルセロナの偉大なレジェンドであるリオネル・メッシ氏の父親であり、彼の代理人としてプロキャリアのスタートからすべてを支え続けたジョルジュ・メッシ氏が、故郷ロサリオのサナトリウムにて68歳で逝去されました。W杯期間中から闘病生活を送っていたジョルジュ氏の死を悼み、バルセロナは8日に行われたノッティンガム・フォレスト戦のキックオフ前に、ブルーエナジー・スタジアムのピッチ上で厳粛な1分間の黙祷を捧げ、メッシが13歳でバルセロナへ渡った当初から、身を粉にして働きそのキャリアと人生を全力で守り続けた偉大な父親に対して深い哀悼の意を表しました。(via SPORT) (via Esport3)

【本日の総括】

バルセロナは、宿敵レアル・マドリードを抑えてマンチェスター・シティのロドリ獲得へ向け大きく前進し、6000万ユーロ規模の第2オファーによる早期決着を図っています。また、フェラン・トーレスの5000万ユーロ前後でのPSG移籍が間近に迫り、ロナルト・アラウホもリヴァプールへの期限付き移籍が決定したことで、クラブは多大な給与負担の削減に成功しました。これに伴い、カサドやトミー・マルケスらカンテラ若手の多額売却を進めつつ、Bチームの主将アルバロ・コルテスや新星ブライアン・ファリニャスらをフリック監督がトップチームに直接引き上げるなど、新体制に向けてドラスティックな血の入れ替えが急速に展開しています。