史上初の10億ユーロ収入突破とスタジアム内アミューズメントパーク建設案
バルセロナはピッチ外でも極めて強力な推進力を見せています。9月3日に開催された定例取締役会において、9月19日(土曜日)に通常総会をオンライン形式で開催することが承認されました。第1回招集は午前9時30分、第2回招集は午前10時で、 Spotify カンプ・ノウ内の「アウディトリ1899」に事務局が設置されます。9月4日に正式な招集通知が送られ、議題の詳細が公表される見込みです。
注目すべきはその圧倒的な財務の健全化です。2025/26シーズンの決算がまとめられ、これで3期連続となる黒字を達成しました。さらに、売上高(収入)はクラブ史上初めて10億ユーロの壁を突破するという歴史的な快挙を成し遂げています。昨シーズンの前半はヨハン・クライフ・スタジアムやモンジュイックのオリンピック・スタジアムを使用し、後半もSpotify カンプ・ノウの収容人数が4万2000人に制限されていたという非常に厳しい条件があったにもかかわらず、スタジアムの商業利用が飛躍的に改善されたことがこの記録を支えました。これに加え、スポンサーシップ契約の継続的な増加や、グッズ販売を行う子会社BLM(バルサ・ライセンシング・アンド・マーチャンダイジング)の過去最高売上も大きな要因となっています。
今回の通常総会では、クラブの持続的な成長に向けて極めて斬新なプロジェクトも承認にかけられる予定です。イスラエル発祥の国際等アミューズメント企業「バビロン・パーク(Babylon Park)」のスペイン支社と、5年以上の長期にわたる敷地内プレイエリア運営権の譲渡契約が締結されました。このバビロン・パークはロンドンのカムデン・タウンやベオグラード、そしてスペイン国内ではマドリードの大型商業施設で展開されており、1200平方メートルの広大なエリアに屋内型ジェットコースターやフリーフォール、最新のシミュレーター、アーケードゲームなど100台以上の筐体を備えるエンターテインメント施設です。これがSpotify カンプ・ノウの敷地内に登場することになれば、スタジアム自体の付加価値がさらに引き上げられることは間違いありません。通常総会ではそのほか、前年度の決算承認や2026/27シーズンの予算承認、新スタジアムや「エスパイ・バルサ」の工事加速に向けた追加融資枠、さらには選挙時に辞任しなかったラファエル・ユステやジョセップ・クベルス、アルフォンス・カストロといった一部理事たちの留任承認なども議題となる予定です。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / SPORT)
新星ジェシー・ビシウの獲得交渉の全貌と最新検査結果
この夏、バルセロナが獲得した2008年生まれのベルギー人新星フォワード、ジェシー・ビシウの移籍劇には、デコスポーツディレクターによる執念に満ちた長期交渉の歴史が刻まれていました。プロジェクトは今から約1年前に始動しており、デコとスカウティング部門のジョアン・アマラルは、ビシウの卓越した技術、スピード、一対一の突破力に深く惚れ込んでいました。1月27日にデコとアマラルは自らブリュッセルに飛び、ビシウやその親権者、および代理人 YouFirst の代表者たちと極秘に会談を行いました。世界的なレジェンドであるデコ自身が現地を訪れ、クラブの将来設計を丁寧に説明したことが、ビシウの心をバルサ加入へと完全に傾けさせる決定打となりました。
しかし、所属元であるクラブ・ブルージュとの合意を取り付けるプロセスは困難を極めました。ブルージュは若手育成に定評があり、急いで売却する必要がないため、非常に高い移籍金を要求してバルサの最初の提案を一蹴したのです。4月20日、ローザンヌで開催されたユースリーグのファイナルフォーの際にも交渉が続けられましたが、ブルージュの最高スポーツ責任者だったデヴィ・リゴーがフェイエノールトへ去るなどの人事の混乱も重なり、バルサはマールテン・デドベレール率いる新しいクラブ交渉陣と話し合いを再構築しなければなりませんでした。ビシウ本人は交渉が長引くにつれて焦りや不安を募らせていましたが、デコが「私たちの約束を信じて待ってほしい」と巡り合わせを強く保証したことで安心し、ついにこの未来の巨星を手に入れました。現在、ビシウは家族とともに練習場近くのホテルに滞在しながら引越しの準備を進めており、クラブからは移動用の車両が提供されるなど手厚いサポートを受けています。
一方で、コパ・カタルーニャ決勝のサバデル戦で激しいチャージを受けて足首を痛め、担架で運ばれて松葉杖姿となったビシウの怪我の容態について、木曜日の朝に待望の検査結果が発表されました。精密検査の結果、重い靱帯損傷などは奇跡的に回避され、単なる「打撲」に留まったことがクラブから正式に公表されました。選手本人の経過を見ながらではありますが、数日間の個別調整を経て、短期間でチーム練習へ復帰する見通しです。今週日曜日に行われるバルサ・アトレティックの開幕戦ナハラ戦への出場は難しいものの、ベレッチ監督率いるBチームの精神的、戦術的な柱として、この早すぎる回復はクラブにとって大きな救いとなりました。(via SPORT)
