左利きCB獲得計画の真実:ラポルテとの合意とアスレティックの拒絶

バルセロナは夏の移籍市場の最終盤まで、パウ・クバルシの相棒となる実力派の左利きセンターバックの獲得に奔走していました。その中で、クラブ内を最も熱狂させ、サポーターにとっても夢のようなシナリオだったのが、スペイン代表のアイメリク・ラポルテを迎え入れるプランでした。ワールドカップでも輝きを放ったラポルテ本人は、バルサへの移籍に対して非常に前向きであり、バルサのプロジェクトに加わることを熱望していました。

バルサのスカウティング部門には、ラポルテが約1500万ユーロ(約24億円)という手頃な移籍金で獲得可能であるという情報が舞い込んでおり、これを足がかりにアプローチを開始しました。しかし、いざ調査を進めると、ラポルテの現保有元であるアスレティック・ビルバオが「いかなる金額であっても売却するつもりはない」と完全な拒絶姿勢を示しました。バルサはこの断固とした売却拒否の姿勢を察知すると、実質的な交渉をスタートすることすらできず、オペレーションから退くことを余儀なくされました。

その後、バルサはトゥウェンテの18歳の中央DFルード・ニイスタッドの獲得に舵を切り、将来の超新星として800万ユーロの移籍金をオファーしたものの、これもトゥウェンテ側から断固として拒否されました。この夏の移籍市場では、ロナルド・アラウホの長期離脱やアルバロ・コルテスのアントワープへの放出などがあり、守備陣の薄さを懸念する声もありますが、バルサには市場の動きをクリアできる十分なフェアプレー枠が残されています。冬の移籍市場となる1月1日までの4ヶ月間、フリック監督とフロント陣は現有戦力の適応力を慎重に見極め、状況に応じて冬の市場で再び本気のセンターバック獲得に動く万全の構えを維持しています。(via SPORT)

エズ・アブデ売却失敗の内幕:ベティス会長が明かすエバートンからの巨額オファー

夏の移籍市場最終日に、バルセロナの金庫に巨額の臨時収入をもたらすはずだったモロッコ代表FWエズ・アブデの移籍劇が、ベティスのアンヘル・アロ会長の記者会見によって白日の下にさらされました。バルサはベティスにアブデを売却した際、将来的な移籍金の約20%を受け取る権利を保持しており、この夏の彼の去就を注視していました。

ベティスの財務バランスを改善するため、アロ会長はアブデの売却チャンスを狙っていました。そして実際に、移籍期限の最終日となった9月1日、イングランド・プレミアリーグのエバートンから、移籍金3500万ユーロに加え、800万ユーロの業績連動ボーナス、合計4300万ユーロ(約69億円)という途方もないオファーがベティスに届いていたことが公式に明かされました。

もしこの取引が成立していれば、バルサは権利に基づいて最低でも約860万ユーロという、夏の財政計画を大きく助ける臨時収入を手にするはずでした。しかし、アロ会長はアブデの契約解除金である6000万ユーロに届かなかったこと、また新シーズンのチャンピオンズリーグを戦う上で彼の重要性を考慮し、最終的にこの巨額オファーを跳ね除けました。バルサにとっては皮肉な形で巨額の取り分が手のひらからこぼれ落ちる結果となりましたが、今後の彼の活躍次第で、さらなる高値での移籍金の分け手を手にする機会を待つことになります。(via SPORT / Mundo Deportivo)