アトレティコ戦前夜の緊迫!復帰のアルバレス擁するシメオネ軍団にテルジッチ監督が真っ向勝負の構え

明日土曜日に本拠地サン・マメスで迎えるアトレティコ・マドリードとの大一番を前に、スタジアム周辺の緊張感が高まっています。対戦相手のアトレティコは、前節を体調不良で欠場していたエースのフリアン・アルバレスが招集メンバーに復帰し、さらに新加入のジョナサン・デイヴィッドも帯同するなど、攻撃陣を大幅に補強して乗り込んできます。

これに対し、アスレティックのエディン・テルジッチ監督は前日記者会見で極めて冷静な姿勢を崩しませんでした。アルバレスをめぐる難しい状況や、彼がメンバーに入ったことについて問われると、次のように語りました。

『その難しい状況を判断するのは私の仕事ではありません。それはディエゴ・シメオネ監督やアトレティコ、そしてフリアン・アルバレス自身の問題です。簡単ではないでしょうが、サッカー界では珍しいことではありません。私にコントロールできないことには関心を持ちません。唯一考えているのは、自チームを最善の形で準備すること、そしてフリアン・アルバレスが出場してくることを想定して備えることだけです』

相手の強力な陣容を認めつつも、自チームの準備に全神経を注ぐ知将の覚悟が窺えます。(via Estadio Deportivo)

ウリアテ会長が話し合いを無断欠席?招待券問題の泥沼化にテルジッチ監督は「直接対話」を提唱

クラブ内を揺るがしている「招待券廃止」をめぐる内紛に、新たな動きがありました。選手会とフロントの衝突を受け、木曜日にレサマ(練習場)で予定されていた選手たちとジョン・ウリアテ会長の直接会談ですが、なんとウリアテ会長は練習場に現れず、直接対話は実現しませんでした。

これについて金曜日の会見で質問を浴びたテルジッチ監督は、この問題がチームの競技面に悪影響を与えていないことを強調し、対話による解決を強く求めました。

『当然状況は把握していますし、皆さんが関心を持つのも理解できます。しかし、これはクラブの内部問題であり、内部で解決されるべきものです。こうした状況を解決するにはコミュニケーションが最善であり、互いについて陰口を叩くのではなく、お互いが顔を合わせて直接話し合うことが重要です。私は他人のことを外部に最初からペラペラと話すつもりはありません。適切な解決策が見つかるはずです。ただ一つ言えるのは、トレーニンググラウンドでも、会議室でも、ロッカールームでも、この件が話題になったことは一度もないということです。私たちはピッチの上で起きることだけに100%集中しています』

泥沼化するフロントとの冷戦の中でも、選手たちの集中力は削がれていないことを指揮官が力強く保証しています。(via Estadio Deportivo)

移籍市場閉幕!新天地を求めた選手たちへテルジッチ監督が贈る温かいエールと誠実な姿勢

今夏の移籍市場が閉幕したことを受け、テルジッチ監督はより多くの出場機会を求めてチームを離れていった選手たちに対し、包み隠さずその胸中を明かしました。冷酷な「左利き粛清」とも囁かれた今夏の退団ラッシュですが、指揮官は去りゆく教え子たちに対して深い敬意を表明しています。

『初日からチームにいたすべての選手が、自分たちの役割とこちらが期待していることを理解していました。もちろん、出場時間や現在の役割に満足できない選手たちの気持ちは痛いほどよく分かります。私たちは常に誠実に選手たちと向き合うつもりです。まずは、自身の個人的な状況を好転させるために素晴らしい機会を見つけられた選手たちを嬉しく思っています。彼らを受け入れるすべてのクラブに対し、素晴らしい選手であり、素晴らしい人間を獲得できたことにお祝いを言いたいです』

プロとしての厳しさを保ちつつも、新天地へと旅立った選手たちの幸福を願う、テルジッチ監督の人間味あふれる温かいコメントが印象的です。(via Estadio Deportivo)

カンテラ&復帰組への期待!ヘレナバルレナやウゴ・リンコンの今後の起用方針を明かす

市場の閉幕は同時に、既存のスカッドに留まった選手たちやレンタルから復帰した若い才能たちへの期待を意味します。テルジッチ監督は、今夏にレンタルから戻ってきたベニャ・ヘレナバルレナやウゴ・リンコン、そして若手のペイオ・カナレスらの起用について、明確なビジョンを語りました。

『レンタルから復帰した彼らがこれからチームで起用可能な状態になったとき、どのように私たちを助けてくれるかを慎重に判断していくことになります。私たちの扉は、優れたパフォーマンスを見せる選手、そして優れた才能を持つ選手に対して常に開かれています』

実績や年齢に関わらず、ピッチ上での実力さえ証明すればいつでもスタメンへの道は開かれているという、カンテラ重視のクラブらしい指針が示されています。(via Estadio Deportivo)

若き才能ペイオ・カナレスの早期復活へ!来週からピッチ練習再開で戦列復帰は間近

チームの期待を背負うカンテラ育ちのペイオ・カナレスについて、その怪我の状況とチームにおける重要性をテルジッチ監督が熱く語りました。離脱していたカナレスですが、幸いにも復帰は目前に迫っているようです。

『言うまでもなく、彼がいないのは寂しい限りです。彼は信じられないほど素晴らしい才能を持っており、チームにとって本当に重要な存在です。怪我をする前は、素晴らしいコンディションを維持していました。嬉しいニュースは、彼の離脱期間が非常に短いということです。来週にはピッチの上でトレーニングを再開する予定で、すぐに再びチームの力になってくれることを期待しています』

将来を嘱望される若きファンタジスタの早期復帰は、アトレティコ戦以降の過酷な連戦を戦い抜くチームにとって、この上ない追い風となるでしょう。(via Estadio Deportivo)

中盤の心臓デ・ガラレタへの全幅の信頼!テルジッチ監督が称賛する「パニックに陥らない冷静さ」

離脱中のペイオ・カナレスの穴を埋め、アトレティコとの中盤の主導権争いで鍵を握るのがルイス・デ・ガラレタです。テルジッチ監督は、この百戦錬磨のミッドフィルダーに対して惜しみない賛辞を送り、アトレティコ戦での大暴れに期待を寄せました。

『デ・ガラレタは信じられないようなクオリティを持つ、我々にとって決定的に重要な選手です。豊富な経験があり、判断を下すときも非常に落ち着いているため、ボールを持っているときも持っていないときも、チームのゲームメイクに素晴らしい構造と秩序をもたらしてくれます。彼はピッチの上で絶対にパニックに陥りません。チームに計り知れない貢献をしてくれています。前節のヴィーゴ戦で見せてくれたような素晴らしいパフォーマンスを、明日のゲームでも披露してくれることを大いに期待しています』

強豪アトレティコのプレッシャーをいなし、サン・マメスに歓喜をもたらすためのマスターキーとして、デ・ガラレタへの信頼は揺るぎません。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

アトレティコ戦を翌日に控え、記者会見に臨んだテルジッチ監督は、フリアン・アルバレスの復帰にも「想定内」と動じず、クラブ内の招待券問題を巡る不穏な動きにも「ロッカールームへの影響はない」と一蹴しました。退団した仲間への温かい言葉を送りつつ、復帰目前のカナレスや全幅の信頼を置くデ・ガラレタら、今手元にある武器を最大限に活かして、難敵をサン・マメスで迎え撃つ準備は万全です。