イケル・カシージャスの2010年W杯決勝着用ユニフォーム、博物館から紛失
マドリードのプエルタ・デル・ソルにあるサッカー史の展示施設「レジェンズ・ミュージアム」から、スペインサッカー界の歴史的至宝が姿を消した。
紛失したのは、2010年南アフリカW杯の決勝戦で、スペイン代表がオランダを下して初優勝を飾った際に、正GKのイケル・カシージャスが着用していたユニフォームである。火曜日に行われた館内の定期点検の際、いつもの展示場所にこのユニフォームが無いことが発覚した。
このユニフォームは、博物館を訪れるファンにとって最も写真を撮られる人気展示の一つであり、スペインスポーツ史における象徴的な価値を持つアイテムである。博物館側は事態を重く受け止め、直ちにセキュリティプロトコルを発動して調査を開始した。関係者は『この作品の歴史的・スポーツ的意義を鑑み、何が起きたのか状況を解明するために全力を尽くしている』と述べているが、現時点でどこへ消えたのか、盗難なのかどうかは不明のままである。
(via MARCA)
(via SPORT)
サバデルGK、昇格祝賀会での首相侮辱チャント扇動でヘイトクライム告発へ
CEサバデルの2部昇格を祝うイベントが、政治的な大騒動へと発展した。市庁舎のバルコニーで行われた祝賀会で、元ビジャレアルのGKディエゴ・フオリがマイクを握り、『ここで一つ言葉を言うから、思いついたことを返してくれ。ペドロ・サンチェス!』とファンを煽った。すると、集まった群衆の一部からスペインのサンチェス首相に対する侮辱的なチャントが沸き起こった。
この振る舞いに対し、サバデルの近隣住民協会連合(FAVS)は激怒し、フオリをヘイトクライム(憎悪犯罪)の疑いで裁判所に告発した。さらに市議会に対して、彼を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定するよう要求し、クラブにも厳重な懲戒処分を下すよう求めている。
この問題は国政にも波及し、政府のエルマ・サイス広報官は『サバデルのゴールキーパーに聞きたい。彼が言及した首相が、スポーツ奨学金を8倍に増やし、トップアスリートの年金保護を強化した人物であることを知っているのか』と苦言を呈した。フオリ本人は後日、『悪気のない冗談のつもりだった。歴史的なシーズンの祝賀ムードをこんな馬鹿げたことで汚してしまって申し訳ない』と公開謝罪を行った。
(via Estadio Deportivo)
(via MARCA)
(via ElDesmarque)
アメリカ代表フォラリン・バログンの奇跡的な誕生秘話
今大会、アメリカ代表のストライカーとして活躍し、パラグアイ戦でも見事なゴールを決めたフォラリン・バログン。彼のアメリカ国籍取得にまつわる、まるで映画のような誕生秘話が注目を集めている。
ナイジェリアの血を引く彼の母親はロンドンに住んでいたが、妊娠7ヶ月の時にニューヨークへ休暇旅行に訪れた。そしてイギリスへ帰国しようと空港へ向かった際、妊娠後期の搭乗に必要な医師の許可証を持っていなかったため、航空会社のスタッフから搭乗を拒否されてしまったのである。帰国できなくなった母親は、そのままニューヨークに滞在し、2001年の独立記念日の前日である7月3日にバログンを出産。その後、8月下旬になってようやく母子はロンドンへ帰還した。
この偶然のトラブルにより、バログンはアメリカの出生地主義によって国籍を取得した。彼はアーセナルの下部組織で育ち、イングランドのユース代表としてもプレーしたが、最終的には自らの出生地であるアメリカ代表を選択した。もしあの時、母親が予定通り飛行機に乗れていれば、アメリカ代表の強力なストライカーは誕生していなかった。皮肉なことに、ドナルド・トランプ氏が掲げる移民政策では、こうした短期滞在ビザでの出産による国籍付与を制限しようとしており、時代の変化を感じさせるエピソードとなっている。
(via SPORT)
スペイン代表、チャタヌーガの練習中に竜巻と雷雨の警報で緊急避難
アメリカ・テネシー州チャタヌーガのベイラー・スクールの施設で調整を行っていたスペイン代表に、突如として自然の脅威が襲いかかった。
練習開始からわずか20分後、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督や選手、スタッフの携帯電話が一斉に鳴り響いた。画面には米国国立気象局からの緊急速報が表示され、『竜巻警報発令中。すぐに地下または安全な建物の最下層に避難してください。窓から離れ、風で飛ばされる破片から身を守ってください』という恐ろしい警告文が記されていた。
同時に空は暗くなり、猛烈な雷雨と強風が吹き荒れ始めた。規定により、半径16キロ以内で落雷が確認された場合は30分間ピッチでの活動が禁止されるため、デ・ラ・フエンテ監督の指示でチームは急遽練習を打ち切り、全員が走って屋内のジムへと避難した。緊迫した状況だったが、マルティン・スビメンディが笑顔で走る姿や、ファビアン・ルイスが強風で大きく揺れる木々をスマホで撮影する様子など、選手たちは比較的落ち着いてこのハプニングに対処していた。
(via Estadio Deportivo)
(via Mundo Deportivo)