「勝利に溺れるな」エース・カメジョがファンに送る魂のメッセージ
カメジョがバジェカスにおいて熱狂的な支持を集めているのは、ゴールという結果だけが理由ではありません。スタジアム問題によって不条理な苦難を強いられ続けているサポーターの気持ちに寄り添い、共に戦う強いメッセージを自らの言葉で伝え続けているからです。
ラシン戦を逆転で制した直後、彼は高揚するピッチの上で『1つの勝利の喜びが、私たちが今まさに直面し苦しんでいる過酷な現実を曇らせてはならない。バジェカスには本来のスタジアムが必要だし、チーム全体もそのスタジアムを取り戻すために全力を尽くして戦っている。自分たちの誇りを取り戻すために、すべての物事が正しく行われ始めることを私たちは求めている』と、フロントを牽制する極めて強い言葉を発信しました。
また、それに先立つアラベス戦の後にも『バジェカスこそが私たちの我が家であり、それ以外の場所でプレーすることなど絶対に考えられない。このスタジアムを巡る問題は、毎年どんどん大きくなっていく雪だるまのようだ。この選手たちはファンの味方になるために全力を注いできたし、これからも常にサポーターの側に立ち続ける。私たちは正義を信じる謙虚な集団だが、今の現状は明らかにその正義が果たされていないと思う』と、クラブを取り巻く不条理への憤りを語りました。
さらに、亡命先のブタルケであるにもかかわらずスタジアムの半分(50%)が埋まったことについて『このような困難な状況下でありながら、本来なら足を運ぶことが難しいはずの多くの人々がスタジアムへ駆けつけてくれたことにとても驚かされた』と驚きと深い感謝を告白しています。いつ本来のホームに帰れるか不明なままであっても、カメジョの言葉とゴールだけがサポーターの魂を繋ぎ止めています。(via SPORT)
【本日の総括】
スタジアム問題による「亡命生活」が長期化し、ファンと経営陣の対立が抜き差しならないレベルに達しているラージョ・バジェカーノ。この最大の窮地において、スペイン1部初挑戦のベニャット・サン・ホセ新監督が率いるチームを強烈に牽引しているのが、4試合5ゴールと大覚醒を果たしたセルヒオ・カメジョです。ピッチ上での圧倒的な決定力と、サポーターに寄り添い不条理に立ち向かう彼の強い言葉こそが、今やバジェカスの暗闇を照らす唯一の希望の光となっています。