バレンシアでの笑顔なき3年間と背番号10の過ち
ポルトガル出身で2000年生まれの26歳ミッドフィールダー、アンドレ・アルメイダが、ラシン・サンタンデールの新戦力として公式に発表されました。バレンシアでの4年間のキャリアに終止符を打ち、ローン移籍という形でカンタブリアの地に降り立った彼は、入団記者会見で古巣での長く苦しい日々を包み隠さず語りました。
最初のシーズンはジェンナーロ・ガットゥーゾ監督のもと、自分の特徴を最大限に活かせるプレースタイルが機能したためモチベーションに満ち溢れていました。しかし、その後の3年間は一転してピッチ上で全く幸せを感じられなくなるほど、苦難に満ちた困難な時期を過ごしました。名門メスタージャのスタジアムやバレンシアの街中において、サポーターからの十分な信頼や温かいサポートを感じることが極めて難しくなり、状況は悪化の一途をたどりました。
アルメイダは、当時の苦境をこのように赤裸々に表現しています。
『もし当時の私の試合を見てもらえれば、私がどれほど悲しそうな表情をしていたかすぐに分かったはずです。正直に言って、バレンシアのために命がけで戦おうという気力さえ失っていました。そこでは、公の場で詳細を話したくはないような様々な出来事があり、居心地の悪い場所に身を置き続けていました。私と家族だけが、その間にどれほどの苦痛と困難を耐え抜いてきたかを知っています。だからこそ、自分のメンタルを救うためにも、今回の移籍という劇的な変化がどうしても必要だったのです』
また、バレンシア時代に背番号「10」を背負ってプレーした決断についても、明確な誤りであったと振り返っています。
『バレンシアで10番を選んでしまったのは大きな失敗でした。その背番号のせいで、周囲の人々は私がトップ下やウインガーの選手であると完全に思い込んでしまいました。しかし、私の本来のプレースタイルはそうではありません』
古巣に対する複雑な感情を抱えつつも、バレンシアが歴史ある素晴らしいクラブであることへの敬意は忘れず、これからの彼らの幸運を願っています。しかし、彼の頭脳と情熱は、すでに新しい我が家であるラシンに完全に集中しています。 (via MARCA)
