ラシン・サンタンデール戦の開催地がブタルケに正式決定

今週末の9月5日土曜日18:30に予定されている、ラージョ・バジェカーノ対ラシン・サンタンデールの一戦について、代替会場がレガネスのホームスタジアムであるブタルケに決定したことが公式に発表されました。LaLigaの公式ウェブサイト上でも、この試合の会場がすでにブタルケへと更新されています。この決定を受け、レガネス側も公式SNSなどを通じて、この試合のホスピタリティエリア限定チケットの販売開始を案内しています。ラージョにとってブタルケでホームゲームを行うのは、今シーズンの開幕節のアラベス戦に続いて2回目です。昨シーズンに開催されたアトレティコ・マドリードとのダービーマッチに続き、ブタルケがラージョの主催試合の舞台となるのはこれで3回目となります。(via Mundo Deportivo)

遠征の手配やチケット販売への対応に追われるラシン側

対戦相手であるラシン・サンタンデールの広報部長を務めるロベルト・ゴンサレス氏は、試合会場を巡る現状の混乱について詳細を語りました。ゴンサレス氏によると、同日の14:29にLaLigaの広報部門から一斉メールが送信され、そこには試合がブタルケで開催されることが明記されていたとのことです。この連絡メールは、ラージョのスポーツディレクターや法務責任者、スペインフットボール連盟、そして審判技術委員会など、関係するすべての部門に同時に共有されました。これを受け、ラシン側は今週末の試合がブタルケで行われることを確実なものとして受け止めています。

しかしその一方で、急な決定により遠征の段取りを整える上でロジスティクス的な問題を抱えており、現時点ではファンの皆様向けにアウェイ席のチケットが販売されるかどうかについては断言できない状況となっています。

なお、チーム状況としては、ベニャ・サン・ホセが率いるチームはバルセロナ戦での手痛い敗戦から首位として再起を期しています。ホセ・アルベルト・ロペス監督が率いるラシンの選手たちも、アウェイでの今季2試合目の戦いに向けて調整を進めています。ラシンは夏の移籍市場を既に閉じており、ベティスから加入したパブロ・ガルシアや、バイエル・レバークーゼンからレンタルしたジャニュエル・ベロシアン、バレンシアからレンタルしたアンドレ・アウメイダといった新戦力をすでに揃えています。

移籍したパブロ・ガルシアはベティスとファンに向けて『別れるのは辛いですが、私たちは絶対にまた会いましょう』とのメッセージを送っています。ただし、ラシン側はこの移籍合意について『そこで報道されているような話とは異なる』として独自の解釈を述べています。また、アンドレ・アウメイダは7月25日以来実戦から遠ざかっているため、フィットネス不足によりデビューが遅れる可能性があるものの、中盤にはセルヒオ・カナレスやイバン・マルティンといった新戦力も控えており、虎視眈々と出番を狙っています。(via Estadio Deportivo)

ラージョが最新声明で猛反論!バジェカスの安全性を宣言し処分解除を要求

スタジアムを巡るマドリード州政府との対立が激化する中、ラージョ・バジェカーノは新たな公式声明を発表し、バジェカス・スタジアムの安全性を強力に主張しました。クラブは『バジェカス・スタジアムは、安全性や衛生面において求められる基準と条件を完全に満たしている』と言い切り、スタジアムでプレーできない客観的な理由は一切ないと強調しています。

本日、過去の使用停止措置の根拠となった監査報告書を担当したマドリード州政府の技術者と監査人がバジェカスを訪れ、現地での技術視察が行われました。クラブは専門スタッフやメンテナンス担当者を同行させて全面的に協力し、検査を行った技術者らもクラブ代表者に対して、安全・衛生基準が完全に満たされているとの評価を口頭で伝えました。検査会社は、すでに安全および衛生基準を満たしていることを証明する好意的な暫定報告書をマドリード州政府に提出しています。

これを受け、クラブは『次のレアル・ラシン・クラブ・デ・サンタンデール戦が、バジェカス・スタジアムで開催されない理由は存在しない』とし、『技術的な裏付けを欠いた主観的な批判を終結させ、客観的なデータや専門的な報告、そして必要な制度的一貫性が優先されることを望む』と強い口調で求めています。さらに、即時の処分解除が行われない場合、スポーツ面や経済面でクラブに生じる深刻な損害の責任はすべてマドリード州政府にあると牽制。『バジェカスでの試合開催を阻むことは、チームのスポーツパフォーマンスを著しく低下させ、最悪の場合には降格という取り返しのつかない結果を招きかねない』と、スポーツ面での最悪のシナリオについても危機感を募らせています。(via Estadio Deportivo / MARCA)

プレサ会長の技術者への圧力疑惑をクラブが全面的に否定

一部で報じられた、ラウル・マルティン・プレサ会長がスタジアムを訪れたマドリード州政府の技術者に対して不当な圧力をかけたという疑惑に対し、ラージョ・バジェカーノは公式にこれを全面否定しました。

クラブ側の説明によると、今回の技術訪問は事前にスケジューリングされていたものであり、プレサ会長は技術者たちに自己紹介を求め、昨年12月に監査を行ったのと同じ担当者であることを確認したに過ぎないとのことです。また、すべての要求に対して正確な情報を提供するため、会長が直々にスタジアムのメンテナンスを担う各協力会社の責任者たちを呼び出し、現場で発生したあらゆる技術的疑問にその場で即座に答えられる体制を整えていました。

プレサ会長が技術者たちと面会し、週末にバジェカスで試合を行うことの極めて高い重要性や、迅速な手続きの必要性について話をしたことは事実ですが、これは断じて不当な圧力ではなく、クラブが置かれている切実な状況を説明するための正当な対話であるとしています。実際、視察を終えた技術者たちは『スタジアムは試合を行える状態にある』との見解を示し、この内容は現地に同席していたキャプテンのオスカル・バレンティンにも直接伝えられました。

先週行われた別の視察においても、電球数個の交換とケーブル1本の改修が必要と指摘されましたが、これらは指摘された日の午後にすぐさま改修を完了しており、クラブとしては指摘事項が即座に解決されたと認識しています。このように、本日の検査結果と合わせて、スタジアムはファンを迎える準備が万全に整っていると強調しています。(via MARCA)

最終判断を巡りマドリード州政府とラージョの緊張が激化

マドリード州政府の文化・観光・スポーツ担当責任者であるマリアーノ・デ・パコ氏は、バジェカスの使用再開手続きについて、何よりも観客の安全が最優先であり、急ぎつつも慎重に進める必要があるとの見解を示しました。デ・パコ氏は、バジェカスの安全性を再検証するために2回目の監査が開始されたと述べ、『この手続きの終了日を設定したことは一度もない。可能な限り迅速に進めようとしている。何よりもスタジアムの安全が最優先であり、その検証のために2回目の監査を開始した』と説明しました。さらに、ラージョがいくつかの改善を施したこと自体が、これまでのスタジアムが適切な安全および衛生状態になかった事実を証明していると指摘し、『多くの要素を分析する必要があるため、すぐに解決するような簡単なプロセスではない。ラージョはいくつかの改善を行ったが、それは本来やるべきだったことだ。この改善自体が、これまでのスタジアムが然るべき安全・衛生状態になかったことを証明している。クラブ側がこれ以上問題を起こさずに協力し続けるならば、一日も早くサポーターがスタジアムを楽しめるよう、監査を最速で終わらせるつもりだ』と語りました。

しかし、州政府側はラージョ側の「バジェカスは今すぐ使える」という強気な姿勢に対して冷ややかな見方を示しています。州政府は、今回現地を視察した技術者らには公式な決定権はなく、報告内容がポジティブなものであっても、最終的にスタジアムの適合性を判断するのは公式の監査人による報告書であると主張。これにより、双方の主張のズレが浮き彫りになり、対立の火種はさらに大きくなっています。(via Estadio Deportivo / MARCA)

【本日の総括】

今週末のラシン・サンタンデール戦は、レガネスのブタルケで開催されることがLaLigaより正式決定されました。しかしラージョ側は、本日の最新の現地調査結果を受け、バジェカス・スタジアムがすでに完全に安全基準を満たしていると公式声明で猛反論。マドリード州政府に対して即時の使用停止解除を求め、拒否された場合の降格危機や経済的損害の責任を厳しく追及しています。会長の圧力疑惑への否定や、州政府側との決定権を巡る言い分など、ピッチ外の法的な争いと対立はさらに深刻化しています。