宿敵ベティスとの開幕戦は惜敗、エリア内での決定力不足が響き0-1ドローに届かず
ラ・リーガ第2節、レアル・ソシエダの今シーズン最初の公式戦が、かつてコパ・デル・レイの歓喜を味わった思い出のスタジアム、セビージャのラ・カルトゥハで行われました。およそ59,490人の観衆が見守る中で行われた一戦は、お互いに手の内を知り尽くしたライバル同士のタフな戦いとなりましたが、結果は0-1での手痛い敗戦となりました。
ペレグリーノ・マタラッツォ監督は、昨シーズンの守備崩壊による反省から、まずは組織としての守備を強固にする選択をしました。前線からのハイプレスではなく、自陣で1-4-4-2の強固なブロックを敷いてスペースを消すアプローチを採用しました。
前半のソシエダは、プラン通りにベティスの攻撃をよく制限していました。そして唯一の決定機は前半の終盤に訪れました。中盤で非常に安定したプレーを披露していたヤンゲル・エレラが素晴らしいボール奪取から前線へ鋭いロングフィードを送ると、これに反応したオルリ・オスカルソンが完全に抜け出し、相手GKアルバロ・バジェスと一対一になりました。オスカルソンはループシュートを選択したものの、キックに繊細さを欠き、ボールは虚しくもクロスバーの上を大きく越えていきました。
後半に入ると、ベティスがギアを上げてサイドからの攻撃を鋭くしてきました。そして62分、決定的な瞬間が訪れます。ベティスのクチョ・エルナンデスがエリア手前でタメを作り、対角線上にふわりとしたラストパスを供給。これに走り込んだロドリゴ・リケルメに左足のダイレクトボレーを叩き込まれ、先制を許してしまいました。
追いかける展開となったソシエダは、負傷明けのためベンチスタートとなっていたエースのミケル・オヤルサバルを投入し、ここから猛反撃を開始します。オヤルサバルが入ったことで攻撃の流動性が一気に向上し、中盤から前線へと効果的にボールが回り始めました。
その直後、オヤルサバルからの素晴らしい折り返しを、ペナルティエリア手前で受けたルカ・スシッチが左足で強烈なシュートを放ちましたが、これは惜しくもゴール左ポストを直撃。さらに82分、再びオヤルサバルがエリア内で複数のディフェンダーの足の間を射抜く天才的なラストパスを送り、オスカルソンがゴール至近距離で完全にフリーとなりました。しかし、オスカルソンのシュートはGKバジェスの見事なブロックに阻まれ、最大の決定機を逃してしまいました。
試合終了間際にも、18歳の新鋭アレックス・マルシャルが左サイドから素晴らしいピンポイントクロスを上げ、ファーサイドでオスカルソンが頭で合わせようとしましたが、相手DFナタンの執念のクリアに遭い、最後までネットを揺らすことはできませんでした。この敗戦により、ソシエダは昨シーズン終盤からのリーグ戦における未勝利の悪い流れを止めることができず、また公式戦および親善試合を含めて18試合連続で無失点(クリーンシート)を逃すという守備の課題も浮き彫りとなりました。(via DiarioVasco)
