ラージョ戦は1-1の引き分け!代替地ブタルケでの死闘で貴重な勝ち点1を獲得

ラ・リーガ第2節の開幕戦で、デポルティーボ・アラベスはラージョ・バジェカーノとアウェイで対戦し、1-1で引き分けました。この試合は、ラージョの本拠地バジェカスの劣化が激しくマドリード州から使用許可が下りなかったため、レガネスにあるスタジアム「ブタルケ」という代替地での開催を余儀なくされました。スタンドではラージョのマルティン・プレサ会長への抗議の声と静寂が入り混じる不穏な雰囲気の中、試合は非常にタフな展開となりました。

前半、アラベスは立ち上がりにラージョの猛攻を受け、ウナイ・ロペスやラティウにシュートを放たれ、さらにセルヒオ・カメーリョの決定的なシュートは守護神アントニオ・シベラが辛うじてセーブする一幕もありました。その後、ラージョがコーナーキックからネットを揺らす場面がありましたが、カメーリョによるシベラへのファウルの疑いや、ペライヨの肘への接触を巡ってVARが介入。約3分もの時間を要したビデオ判定の末、ペライヨのハンドが認められ、オウンゴールによる失点は取り消されました。

後半開始早々の2分、ラージョのセルヒオ・カメーリョがバイタルエリア正面でボールを受けると、アラベスDF3人を次々とかわしてシュートを沈め、先制点を許してしまいます。一時的に精神的打撃を受けたアラベスでしたが、ラージョが60分までに交代枠を使い切り、さらに相手GKアウグスト・バタジャが大きな怪我で痛むアクシデントが発生したことで試合の流れが変わりました。終盤の粘り強いアタックで見事に同点に追いつき、アウェイで貴重な勝ち点1を手にしました。 (via ElDesmarque)

完全復活を遂げたマリアーノ・ディアス!ラティウのミスを逃さず2試合連続ゴール

今シーズンのラ・リーガで最大のサプライズになりつつあるのが、マリアーノ・ディアスです。周囲からは『誰もが終わった選手だと諦めていた』と評されていましたが、彼は不死鳥のごとく蘇り、今や開幕直後で最も注目されるストライカーとして輝いています。

前節のヘタフェ戦で驚異的なパフォーマンスを見せたものの、この日はベンチからのスタートとなりました。しかし、チームが1点ビハインドで苦しむ中でピッチに送り込まれると、その類まれな勝負強さを再び発揮します。84分、ラージョのDFラティウが犯した致命的なバックパスのミスを瞬時に逃さず奪い去ると、交代出場していたGKカルデナスを冷静に破り、劇的な同点ゴールを流し込みました。

マリアーノはこれで開幕から2試合連続ゴールを達成。さらに87分にも逆転となる2点目の好機を掴みましたが、シュートはGKカルデナスの手の中に収まり、ドブレテ(2ゴール)は惜しくも逃しました。それでも、この男の完全復活はアラベスにとって極めて大きな武器となっています。 (via MARCA)

若き超新星ミケル・ロドリゲス!初先発でチーム最高峰のパス成功率93%を記録

元レアル・ソシエダの若きミッドフィールダー、ミケル・ロドリゲスが、アラベスで早くも中心選手としての輝きを見せています。前週の1部リーグデビュー戦では、3-0の勝利を決定づける見事なゴールを奪って最高のスタートを切っていました。そしてこのラージョ戦、キケ・サンチェス・フローレス監督は彼をスターティングメンバーに抜擢しました。

ミケル・ロドリゲスは期待に見事応え、約60分間にわたって素晴らしいパフォーマンスを披露。この日のチーム内で実質的なベストプレイヤーとなりました。彼のスタッツは目を見張るもので、決定的なパス(キーパス)を1本供給したほか、相手ディフェンスが密集するファイナルサードでのパスは8本中7本を成功させ(成功率87.5%)、パス総成功率は93%という非常に高い精度を記録しました。監督の『重要なピースになりつつある』という評価を裏付ける、傑出したパフォーマンスでした。 (via Mundo Deportivo)

決定機を3度逃したトニ・マルティネスの悲劇!ベンチのキケ監督も思わず絶望

前線で先発したトニ・マルティネスにとって、ブタルケでの一戦は悔やんでも悔やみきれない悪夢のようなゲームとなってしまいました。この試合、彼は決定的な得点機を3度も迎えながら、いずれもゴールに結びつけることができませんでした。

前半、まずは絶好のチャンスから放ったシュートがサイドネットに嫌われます。さらにその後、ルカス・ボジェがラージョのDFペライヨをいとも簡単にかわして完全に守備を崩し、決定的なラストパスを供給しました。トニ・マルティネスの目の前にはキーパーのいない無人のゴールが広がっていましたが、放たれたシュートは非情にもポストを直撃。この大失敗には、ベンチのキケ・サンチェス・フローレス監督も頭を抱えて激しく失望の表情を浮かべるしかありませんでした。

悪夢はこれで終わらず、1-1の同点で迎えた試合終了間際の88分、再び至近距離から完璧な勝ち越しのチャンスが訪れます。しかし、普段なら決して外さないはずの至近距離からのボレーシュートは、虚しくもレガネスの夜空へと大きく打ち上げられてしまいました。この3度の決定機逸がなければアラベスが勝利を手にしていただけに、彼自身にとってもチームにとっても痛恨の一夜となりました。 (via ElDesmarque)

ヘタフェ戦の大勝から先発2人を変更!キケ・サンチェス・フローレス監督のメンバー構成

キケ・サンチェス・フローレス監督は、第2節のラージョ・バジェカーノ戦に向けて、開幕のヘタフェ戦(大勝)のイレブンを基盤にしながら、2名だけ先発を変更して臨みました。

前節の立役者の一人であるマリアーノ・ディアスは再びスーパーサブとしての起用を想定してベンチに置き、中盤に売り出し中のミケル・ロドリゲス、前線にはルカス・ボジェをスタメンとして新たに送り出しました。これにより、アイトール・マニャスとデニス・スアレスの2名がベンチスタートに回ることになりました。

ラージョ戦のアラベスの布陣および全メンバーリストは以下の通りです。

スターティングメンバー:

GK:アントニオ・シベラ

DF:アンヘル・ペレス、ナウエル・テナグリア、ヤクブ・コスキ、ジョニー、アブデ・レバッシュ

MF:アントニオ・ブランコ、カルロス・イバニェス、ミケル・ロドリゲス

FW:トニ・マルティネス、ルカス・ボジェ

ベンチメンバー:

ロドリゲス、ファクンド・ヴァレンティーニ、ユセフ、デニス・スアレス、アンデル・ゲバラ、マリアーノ・ディアス、カルレス・アレニャ、ウーゴ・ノボア、アイトール・マニャス、ミゲル、サンティアゴ・プロテソーニ、シャメット

トニ・マルティネスの相次ぐ決定機逸に苦しみながらも、後半に投入したマリアーノ・ディアスを活かす采配など、キケ監督は最後まで攻め続け、しぶとく貴重なアウェイ勝ち点1を回収することに成功しました。 (via ElDesmarque)

【本日の総括】

過酷な代替スタジアムで行われたラージョ・バジェカーノ戦は1-1の引き分けとなり、アウェイで貴重な勝ち点1をもぎ取りました。トニ・マルティネスが3度の決定機を逃すという悔しい展開もありましたが、初先発で異彩を放ったミケル・ロドリゲスの台頭、そして劇的同点ゴールを決めたマリアーノ・ディアスの完全復活と、次節に向けて大いなる収穫が得られた実り多き一戦となりました。