ジャウメ・ドゥラ 国王杯タベルネス戦でアギレ監督が起用を示唆するアカデミーの期待株

バレンシアCFのハビエル・アギーレ監督は、コパ・デル・レイのタベルネス戦に向けた方針を明らかにした。具体的には、アカデミー出身の攻撃的MFジャウメ・ドゥラらをトップチームに抜擢するという。メスタジャでの一戦で下部組織の若手に公式戦の機会が与えられるため、昇格を目指す才能の登竜門として注目が集まる状況だ。

普段からトップチームのトレーニングに参加しているジャウメ・ドゥラは、優れた戦術眼とアイデア溢れるパスで攻撃を活性化させるミッドフィルダーとして高い評価を得てきた。今回のタベルネス戦に向けて、アギレ監督は彼を含むアカデミーの若手6名を遠征メンバーに加えることを公式会見で公表した。招集されたのはジャウメ・ドゥラのほか、ミッドフィルダーのアーロン・マヨル、センターバックのイケル・コルドバとアレハンドロ・パナチ、フォワードのアイマル・ブラスケス、そしてサイドバックのロドリゴ・ガモンの6名だ。

記者会見に臨んだアギレ監督は、若手たちが戦術要求を完璧に理解していると語り、信頼を口にした。出場枠の前に控える彼らがプレーする可能性は十分にあるため、今回の選出に至ったという。一方で大会規定により、ピッチ上に立てる下部組織登録の選手は最大4人に制限される。そのため、指揮官による交代枠の管理と起用タイミングが極めて重要な意味を持つことになる。

また、今回のコパ・デル・レイでは過密日程による疲労蓄積を防ぐため、主力の温存が図られている。ゴールキーパーのストーレ・ディミトリエフスキをはじめ、セサール・ターレガ、ギド・ロドリゲス、パブロ・マフェオ、ホセ・ルイス・ガヤ、ルイス・リオハといったレギュラー陣が招集から外れる見通しとなっている。主力不在の穴を埋める形で若手が起用される状況は、ジャウメ・ドゥラらにとっても実力を証明するための絶好の舞台となる。

メスタジャという伝統あるスタジアムで公式戦のピッチに立つ経験は、ジャウメ・ドゥラをはじめとする若手選手たちにとって今後のキャリアを左右する大きな転換点となる。アギレ監督が語ったように、今回の抜擢は単なる人数合わせの招集ではなく、実際の戦力として評価された上での決定だ。この動きが示すのは、財政的な制約を受けるバレンシアにおいて下部組織の活性化が最重要課題であり、カップ戦がその登竜門として機能しているという事実である。ここで結果を残すことができれば、リーグ戦でのベンチ入りや定着に向けた大きな足がかりとなる。(via ElDesmarque)