アラン・アパリシオ 古巣バルセロナへの復帰後に圧巻の2アシストを記録
カンタブリア出身でFCバルセロナのアンダー14チームに所属する左利きの攻撃的ミッドフィルダー、アラン・アパリシオが、レウス戦で見事な2アシストを記録し3対0の勝利に大きく貢献した。かつてクラブの下部組織を離れながらも今夏に復帰を果たした天才レフティは、ラ・マシアで最も美的な左足を持つ逸材として大きな注目を集めている。
アパリシオはもともとバルセロナの7人制サッカーカテゴリーに在籍しており、当時から卓越した創造性を発揮して将来を期待されていた。ところが、両親の仕事の都合により一度バルセロナを離れることになり、サントゥチュやアトレティック・クルブの下部組織でプレーすることとなった。それでもバルセロナ側は彼への扉を完全に閉ざすことはなく、今夏に本人が人生のクラブと呼ぶラ・マシアへの復帰が実現した。
かつてはインサイドハーフや左ウイングを主戦場としていたが、復帰後は右サイドからの逆足プレーなど攻撃の幅をさらに広げている。チームの中で最も小柄で身体的な成長期を迎えていないものの、その技術とインテリジェンスは圧倒的であり、特に左足から繰り出される正確かつ強力なキックは相手の脅威となっている。レウス戦の1点目では巧みなドリブルで相手を交わし、利き足ではない右足で精密なクロスを上げて先制点を演出した。さらに2点目の場面では、ピンポイントのキックで新加入のホアニート・ガルシアのヘディングシュートを完璧にお膳立てしてみせた。
アドリア・モンラス監督が率いる2013年生まれのチームは、今夏にアパリシオのほかオムリ・ワイス・シャラビやアレックス・ロペス、アルナウ・ベルボイス、ホアニート・ガルシアといった優秀な選手を補強した。他の新加入選手たちがチームへの順応を模索する中で、過去にバルセロナでのプレー経験を持つアパリシオは適応期間を必要とせず、即座にチームの核として違いを作り出している。
小柄な体格というハンデを卓越した技術とインテリジェンスで補うアパリシオの存在は、かつてラ・マシアで育ちトップチームへ上り詰めたフェルミン・ロペスの成長過程を想起させる。フィジカル能力が重視されがちな現代サッカーにおいて、技術とサッカーセンスを何よりも尊重するバルセロナの育成哲学を体現する存在であり、今後の成長が非常に楽しみな逸材だ。(via SPORT)
