移籍市場:イライクス・モリバへのオファー拒否とユベントスの関心

現在の夏の移籍市場において、マルコ・ガルセス率いるスポーツディレクター陣は落ち着いた動きを見せている。経済的な緊急性がないため、クラブは6月末に向けてマイペースで交渉を進めているが、最も価値の高い選手の一人であるイライクス・モリバの未来については熱を帯びている。

クラウディオ・ヒラルデス監督の下で多くの出場機会を得て最高のパフォーマンスを取り戻したギニア代表のミッドフィルダーに対して、トルコのガラタサライが最初に1500万ユーロのオファーを提示した。しかし、セルタはこのオファーを不十分として拒否し、2000万ユーロを下回る金額では手放さないという断固たる姿勢を示している。ガラタサライとの交渉は決裂しておらず、再接触によって条件が歩み寄る可能性は残されているが、ここにきてイタリアのユベントスも争奪戦に参入した。ユベントスは過去の移籍市場でもセルタの選手に注目しており、今回も身体能力が高く成長の余地があるイライクス・モリバを中盤の補強候補として真剣に狙っている。選手自身はバライードスでの生活とクラウディオ・ヒラルデス監督の下でのプレーに幸せを感じているが、移籍の可能性は高まっている。(via Estadio Deportivo)

移籍市場:イライクス・モリバの代替候補とクラブの財政事情

セルタは6月30日の決算前に約1600万ユーロのキャピタルゲインを生み出す必要があり、イライクス・モリバの売却はその計画に完璧に合致する。クラブは彼の獲得に約600万ユーロを投資したため、2000万ユーロ以上で売却できれば大きな利益となる。さらに、彼はチームで最高給取りの一人であるため、売却によって給与枠が大幅に解放されるという二重の利点がある。

万が一彼が退団した場合、クラブはすでに代替候補をリストアップしている。その筆頭がモロッコ代表のアゼディン・ウナヒだ。ジローナが降格したことによる契約解除条項を利用して獲得に動く構えだが、マルコ・ガルセスSDはイライクス・モリバの放出が確定するまでは具体的なアクションを起こさない方針を固めている。

また、資金調達のための売却候補として、ウィリオット・スウェドベリ、ミゲル・ロマン、ハビ・ロドリゲス、スターフェルトといった名前も検討されている。(via ElDesmarque)

チーム情報:セルタ・フォルトゥナの歴史的セグンダ昇格

2025-26シーズンは、セルタの100年を超える歴史の中で最高のシーズンの一つとして刻まれることになった。その決定的な要因となったのが、Bチームであるセルタ・フォルトゥナのセグンダ・ディビシオン(2部)への昇格だ。これはカルロス・モウリーニョ前会長が長年抱いていた『ヨーロッパの舞台でプレーするよりも、Bチームの昇格の方が嬉しい』とまで語った悲願であり、それを娘のマリアン・モウリーニョ現会長が見事に達成した。

フォルトゥナはレギュラーシーズンを2位で終え、プレーオフに進出した。準決勝ではグループ5位のCEエウロパと対戦し、敵地バルセロナでの第1戦はアンドレス・アンタニョンの終了間際のゴールで引き分けに持ち込んだ。そしてバライードスでの第2戦は延長戦の末に3-2で勝利を収めた。続く決勝では、アトレティコ・マドリードのBチームを破って勝ち上がってきた経験豊富でタフなポンフェラディーナと激突した。敵地エル・トラリンでの第1戦を0-0のスコアレスドローで乗り切ると、バライードスでの第2戦では後半に見事なゴールラッシュを披露して大勝を収めた。この試合には18,000人以上のセルタサポーターが集結し、Bチームの観客動員記録を塗り替える熱狂的な雰囲気の中で歴史的偉業が達成された。(via SPORT)

チーム情報:フレディ・アルバレス監督の軌跡と下部組織の成功

セルタ・フォルトゥナをプロリーグに導いたフレディ・アルバレス監督は、ガリシア地方のBチームをセグンダに引き上げた史上初の指揮官となった。彼の道のりは決して平坦なものではなかった。過去にトニ・オテロがカンテラ責任者だった時代にもBチームの監督を務めたが、成績不振と若手チームの融合に苦しみ、わずか数ヶ月で解任された苦い経験を持っている。

その後、彼はドマヨでテクニックスクールを立ち上げ、子供たちの個人指導に情熱を注いでいた。しかし2021年にセルタから再びカンテラへの復帰を打診されると、スクールを閉鎖してクラブに戻った。そこからはフベニルB、フベニルA、そしてセルタC・グラン・ペーニャの監督を歴任し、飛ぶ鳥を落とす勢いで昇格を重ねた。2024年3月にクラウディオ・ヒラルデスがトップチームの監督に昇格したことに伴い、マリアン・モウリーニョ会長からフォルトゥナの監督に任命された。就任初年度はプレーオフでマラガに敗れたが、今季は見事にその壁を乗り越え、誰も到達できなかった高みへとチームを導いた。

また、他の下部組織も絶好調で、アルベルト・スアレス監督率いるフベニルA(U-19)は、前年にデポルティボに奪われたタイトルを華麗に奪還し、コパ・デル・レイとコパ・デ・カンペオネスで準決勝に進出した。フアン・レコンド監督率いるフベニルBも、わずか2引き分け1敗という圧倒的な成績でガリシアリーグを制覇し、クラブ全体でのカンテラの力を見せつけている。(via SPORT)

トップチーム:ヒラルデス監督の下での歴史的シーズン

トップチームもクラウディオ・ヒラルデス監督の指揮のもと、素晴らしい成果を残した。圧倒的に若く、カンテラーノを中心とした構成でありながら、昨シーズンのリーグ順位を上回る成績を収めた。

さらに特筆すべきは、ヨーロッパのカップ戦でベスト8に進出したことだ。これはレギュラーシーズンで最高の成績を収めたチームを撃破しての快挙だった。セルタがこのラウンドまで進出したのは、1998年から2002年にかけてビクトル・フェルナンデス監督が率いた「エウロセルタ」時代と、約10年前にエドゥアルド・ベリッソ監督が率いてオールド・トラッフォードでの準決勝まで進んだ時以来の出来事である。

そして、このシーズンの結果により、セルタはプリメーラ・ディビシオン(1部)に14シーズン連続で在籍することが確定した。これは1945年から1959年までの連続在籍記録を塗り替えるクラブ史上最長記録であり、クラブにとって記念すべきシーズンとなった。(via SPORT)

小ネタ:元監督オスカル・ガルシアがアヤックスを退団

過去にセルタを指揮した経験を持つオスカル・ガルシア・ジュニエント監督が、オランダのアヤックスを退団した。彼は今年2月にアヤックスのBチームの監督に就任し、3月にはフレッド・グリム監督の解任に伴ってトップチームの指揮を執った。トップチームで10試合、Bチームで5試合を指揮し、チームをヨーロッパカンファレンスリーグ出場圏内に導くなど困難な状況で奮闘した。

しかし、来季からミチェルがトップチームの新監督に就任することが決まり、オスカル・ガルシアはトップチームを指揮した後に再びBチームに戻ることは最善ではないと判断した。契約はあと1年残っていたが、クラブのスポーツディレクターであるジョルディ・クライフと話し合った結果、双方合意の上で契約を解除し、新たな道を歩むことになった。(via MARCA)

【本日の総括】

イライクス・モリバの去就が熱を帯びる中、クラブはBチームの歴史的なセグンダ昇格とトップチームの連続1部在籍記録更新という、100年の歴史に残る最高のシーズンを迎えました。下部組織の成功がクラブの未来を明るく照らしています。