モンチ元SDが明かすセビージャ愛と過去の退任秘話
かつてセビージャFCでスポーツ・ディレクターとして輝かしい時代を築き、現在はエスパニョールで手腕を振るうモンチ氏が、ラジオ番組「La Gran Jugada」に出演し、過去の退任劇やネゴシエーションの裏側、そしてセビージャへの深い愛を語った。
自身の1回目のセビージャ退任とローマ移籍について、モンチ氏は当時の心境を明かした。『17年間ずっと重圧の中で結果を出し続けてきて、我が家のようなクラブから一度外に出て自分を試す必要があった。やり方としては良くなかったかもしれないが、環境を変える空気が必要だった』と振り返る。ローマではチャンピオンズリーグ準決勝進出やリーグ3位という成果を残したが、『セビージャとの物語はこれで終わりではなく、また後でという意味の退任だった』と語り、復帰を予感していたという。
ローマを離れる際、当時アーセナルを率いていたウナイ・エメリ監督から強力な勧誘を受け、ロンドン行きがほぼ決定していた。しかし、契約書類をやり取りする土壇場でペペ・カストロ前会長から電話が入り、急転直下でセビージャ復帰が決まった。
さらにエメリ監督との知られざるエピソードも明かされた。毎年シーズンが終わるたびにミランやナポリなど欧州強豪からエメリ監督へオファーが届き、その都度引き止めに奔走していたという。エメリ監督がPSGへ電撃移籍した際も、モンチ氏はマドリードでパブロ・サラビア(当時ヘタフェ)や清武弘嗣の獲得交渉を進めている最中だった。『ウナイ・エメリと二人で合意して決めた補強を進めている最中にPSGからの噂が強まり、電話に出ないウナイ・エメリとようやく連絡がついた。PSG側の契約解除手続きの都合で言えなかったと明かされ、彼が去ることを理解した。サッカー界では自分が世界の中心だと思うべきではない』と寛大な理解を示している。
セビージャでの2度目の時代についても、ヨーロッパリーグ制覇やチャンピオンズリーグ出場権獲得だけでなく、クラブ内にデータ分析部門やR&D部門を設立し、フェルナンド・ナバーロ氏やエミリオ・デ・ディオス氏らを招き入れて組織の近代化を果たしたことに大きな誇りを持っていると強調した。
(via Estadio Deportivo)
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