テネリフェFWの悲劇的訃報とAFEによるバレンシア戦延期要請
スペインサッカー界を揺るがす悲痛なニュースが飛び込み、アテネでの記者会見でも大きな波紋を呼んでいます。CDテネリフェのFWヘスス・デ・ミゲルがFCアンドラ戦での衝突事故により死亡するという痛ましい事故が発生し、試合前会見の冒頭でモウリーニョ監督とエドゥアール・カマヴィンガが深い哀悼の意を捧げました。
モウリーニョ監督は硬い表情で、『毎日ピッチで競い合っている我々にとって、非常にショッキングで悲しく重い出来事だ。言葉と想いはすべてヘススのご家族とご友人に向けられている。アンドラGKオウォノにとっても、筆舌に尽くしがたい非常に辛い瞬間であるはずだ』と語り、亡くなった選手への追悼と同時に当事者となった相手選手へも温かい気遣いを見せました。エドゥアール・カマヴィンガも『ヘスス・デ・ミゲルのご家族に強い抱擁を送りたい。サッカー界全体にとって誠に悲しい日だ』と悼みました。
この未曾有の悲劇を受け、スペインサッカー選手会(AFE)が緊急声明を発表しました。AFEはRFEF(スペインサッカー連盟)、ラ・リーガ、およびUEFAに対し、11月3日から9日までの期間にスペイン国内で開催されるすべての公式戦およびUEFA主催大会の試合開催を停止・延期するよう正式に要請しました。AFEは『ヘスス・デ・ミゲルの死はサッカーファミリー全体にとって取り返しのつかない打撃だ。サッカーが立ち止まらなければならない瞬間がある』と強く主張しています。
このAFEの要請が受け入れられた場合、今週末11月7日(土)にメスタジャで予定されているラ・リーガ第12節「バレンシア CF 対 レアル・マドリード」を含む国内すべての試合が延期となるリスクが急浮上しています。なお、UEFAはこの要請に応じず、今週平日にスペイン国内で行われたCL 3試合(ビジャレアル対PSG、バルセロナ対アストン・ヴィラ、アトレティコ対バイエルン)を予定通り開催しました。
一方で、今週末にレアル・マドリードを迎え撃つ予定のバレンシアCFは、前節エルチェ戦での勝利を受けて地元バレンシアの名門レストラン「アラゴン 58」でチーム決起ランチを開催しました。伝統の地中海料理や魚介・米料理を楽しむ中で選手間の絆を深め、決戦に向けた一致団結を図っています。リーグ戦開催の可否を巡る判断に注目が集まっています。(via Superdeporte)
【本日の総括】
AEKアテネ戦を前にモウリーニョ監督とエドゥアール・カマヴィンガが記者会見に臨み、バルベルデのSB起用や規律強化による復活劇、ヴィニシウス・ジュニオールの強いマドリー愛を語りました。主力温存と復帰組を交えた22名でアテネへ乗り込む一方、テネリフェFWの悲劇的事故死を受けたAFEの全試合延期要請により、今週末のバレンシア戦開催に暗雲が立ち込めています。