1部開幕マラガ戦の変則日程とTV放送予定

アトレティコ・マドリードは今週水曜日の21時00分から、ホームのリヤド・エア・メトロポリターノでマラガCFを迎え、ラ・リーガEAスポーツの開幕戦に臨みます。この試合は通常の日程とは異なり非常に変則的なタイミングでの開催となりますが、その背景にはアトレティコの代表選手が約10名もワールドカップの決勝に出場していたという特殊な事情が存在します。相手のマラガにとっては9年ぶりの1部復帰戦であり、かつて2017年9月16日の新スタジアム開場時に最初の対戦相手として戦った歴史的なスタジアムへの再起となります。なお、この注目の一戦はスペイン国内において、Movistar LALIGA、Movistar Plus+、Orange Fútbol 1にて生中継で放送されることが決定しています。(via SPORT)

マテウ・アレマニーGM主導のピッチ外大改革と収支改善

2025年10月にアトレティコのスポーツディレクターに就任したマテウ・アレマニー氏は、2021年以来途絶えているタイトル獲得を至上命令として掲げ、徹底的なスクラップ・アンド・ビルドを推進しています。就任最初の市場となった2026年1月の冬の移籍市場では、アデモラ・ルックマン、バルガス、ロドリゴ・メンドーサといった即戦力を確保する一方で、2025年8月に獲得したばかりで出場機会に不満を漏らしていたジャコモ・ラスパドーリをイタリアへ返却し、移籍金2200万ユーロを全額回収することに成功しました。さらに、2024年夏にチェルシーから4200万ユーロで獲得したコナー・ギャラガーをトッテナムへ4000万ユーロで売却。ハビ・ガランを50万ユーロでオサスナに完全移籍させ、若手のカルロス・マルティンをラージョ・バジェカーノへとレンタルで放出しました。

そしてこの2026年夏の移籍市場では、クティ・ロメロ、モルテン・ヒュルマンド、イ・ガンイン、アレハンドロ・グリマルドら超実力派の獲得を実現させる傍ら、期待外れに終わったチアゴ・アルマダをリバープレートに獲得時と同額の2000万ユーロで売却して投資を回収。2022年に2000万ユーロで獲得したナウエル・モリーナを1300万ユーロで放出し、シメオネ監督の構想から完全に外れていたクレマン・ラングレとの契約を強引に解除して整理を完了させました。また、マッテオ・ルッジェーリをアストン・ヴィラへ2500万ユーロ+変数150万ユーロで売却し、アタランタから獲得した際よりも1000万ユーロ近く高い利益を生み出しました。現在は、ホセ・マリア・ヒメネスとトーマス・レマルの去就解決という大きな課題を残しており、その手腕が引き続き試されています。(via SPORT)

エース候補ソルロートの戦線離脱とガラタサライ移籍の金銭条件

30歳のノルウェー代表フォワード、アレクサンダー・ソルロートは先週から筋肉の拘縮を患っており、グループから完全に離脱して個別メニューでの調整を余儀なくされています。この影響で、水曜日のマラガ戦だけでなく、日曜日にメトロポリターノで行われるビジャレアル戦の欠場も確実となっています。これと並行して、ソルロートは今夏の移籍市場におけるアトレティコの売却対象に指定されています。当初進んでいたユヴェントスとの交渉はイタリア側のフロントの交代により白紙化され、続くフェネルバフチェとの交渉も不発に終わりました。しかし現在、トルコのガラタサライがオシムヘンの退団に備えた代役ストライカーとして彼に熱い視線を送っています。

ガラタサライ側は買い取り義務付きレンタルでの獲得を検討しており、アトレティコ側も別のフォワード獲得資金を調達するために売却そのものには前向きな姿勢を見せ始めています。選手本人も移籍を拒んでいませんが、トルコ行きの絶対条件として、現地の税制上のメリットを活かした1000万ユーロ以上の高額な手取り年俸を要求しています。(via Mundo Deportivo)

去就に揺れるジュリアン・アルバレスとバルサ獲得交渉の最終期限

アトレティコの攻撃陣で最大の焦点となっているのが、バルセロナへの移籍を熱望しているジュリアン・アルバレスの去就問題です。バルセロナ側は彼を今夏の最重要ターゲットとして位置づけ続けており、選手周辺からもその強い意志が伝えられています。時間が刻一刻と経過する中、ジュリアン・アルバレスは最後のカードとして、今週中にもアトレティコのCEOであるヒル・マリン氏との直接会談を予定しており、このミーティングが最終決定となります。

バルサ側は今週を待機期限のリミットとして設定しており、この会談でアトレティコ側の売却拒否の姿勢に変化がない、あるいは交渉に進展が見られない場合は、完全に獲得を断念してラウタロ・マルティネスやミカウタゼなど別の9番候補へ切り替える方針です。アトレティコは水曜日のマラガ戦に向けて彼に愛情を注ぎ、スタジアムでファンと良好な関係を保てるよう気を配っていますが、本人は先日のマルセイユとの親善試合に帯同しておらず、緊迫状態が続いています。(via ElDesmarque)

ロドリのバルサ移籍に伴うアトレティコへの高額な連帯貢献金分配

ロドリ・エルナンデスがマンチェスター・シティからバルセロナへ完全移籍することで原則合意したため、アトレティコに棚ぼたとも言える高額な資金分配がもたらされることになりました。これはFIFAが定める連帯貢献金制度に基づくもので、12歳から23歳までに籍を置いたクラブへ移籍金の総額5%が所属期間に応じて配分されます。ロドリはかつて11歳から17歳までアトレティコの下部組織に所属していました。

交渉が最終的に固定6500万ユーロ+変数1000万ユーロの規模で決着する場合、アトレティコは最低でも固定額の分から150万ユーロを受け取ることが確定します。もしボーナス条件が満額で達成されて総額が7500万ユーロに達した場合、その配分金は最大で200万ユーロにまで膨れ上がることになります。(via Mundo Deportivo)

ガラタサライのオシムヘン獲得を狙うソルロートを含む電撃トレード案

アトレティコは今夏の移籍市場の終了間際に向けて、衝撃的なフォワードの補強計画を画策しています。ガラタサライに所属する29歳のナイジェリア代表フォワード、ビクトル・オシムヘンの獲得を目指し、現在ガラタサライ側と交渉を続けているアレクサンダー・ソルロートを取引の譲渡要員として組み込む電撃トレード案を模索しています。

ソルロートの代理人はすでにイスタンブールでガラタサライの幹部と極秘会談を行っており、手取りで約1000万〜1200万ユーロの年俸を移籍条件として提示。ソルロートは2年前にアトレティコへ3200万ユーロで加入したもののレギュラーに定着できず、現在の市場価値は1800万ユーロにまで下落しています。アトレティコはこのソルロートに現金を上乗せする形でオシムヘンを引っ張り出す一石二鳥のディールを完結させたい考えですが、オシムヘンにはプレミアのアーセナルやトッテナムも強い関心を示しており、厳しい競争に直面しています。(via ElDesmarque)

チェルシーのジャクソンとAZの神童スミット獲得に向けた財務的障壁

マテウ・アレマニーGMは攻撃陣のさらなる厚みを加えるため、魅力的な補強候補の調査を進めていますが、その財務的なハードルの高さに悩まされています。現在ターゲットに挙げられているのが、チェルシーに所属する25歳のセネガル代表FWニコラス・ジャクソンです。チェルシーではジョアン・ペドロの台頭などにより前線が飽和状態にありますが、2033年6月までの超長期契約を結ぶジャクソンに対し、チェルシーは7000万ユーロという巨額の移籍金を要求しています。アトレティコはレンタルなどを駆使して安価で獲得する道を模索していますが、アストン・ヴィラやトッテナムなど豊富な資金力を持つプレミア勢の参入もあって極めて困難な状況です。

さらに、中盤の創造性を高めるピースとして、オランダのAZアルクマールに所属する若手キース・スミットへの関心も維持しています。冬の市場での獲得失敗に続き再度アプローチを行っていますが、AZ側は約6000万ユーロの移籍金を求めて頑なな姿勢を崩しておらず、レアル・マドリードやバルセロナ、さらにはプレミア勢との争奪戦も激化しています。(via ElDesmarque)

公式SNSの「抱擁写真」にサポーターが囚人服や手錠のコラ画像で猛皮肉

アトレティコの公式英語版Xアカウントが先週土曜日に投稿した1枚の写真が、SNS上で予想外の大荒れを巻き起こしました。写真はトレーニング中に新加入のマーク・プビルが、去就に揺れるジュリアン・アルバレスを後ろから強く抱きしめているシーンを切り取ったもので、これにハグの絵文字が添えられていました。これは不穏な空気にあるアルバレスにクラブとしての愛情を示し、サポーターとの間の極度の緊張感を和らげようとする明確な意図があったとされています。

しかし、この投稿を見たサポーターからは、まるでクラブに拘束されているかのような二人の境遇を揶揄する目的で、二人に囚人服を着せたコラ画像や、シメオネ監督がアルバレスの手首に手錠をかけている画像など、多くのユーモアと皮肉に満ちた返信が殺到する事態となりました。水曜日のマラガ戦では、彼の名前が呼ばれた瞬間やアップを開始した瞬間に、メトロポリターノの熱狂的なサポーターからどのような審判が下されるか注目されています。(via Estadio Deportivo)

将来の有望株サリナス獲得交渉とラシングが要求する3人の若手リスト

アトレティコは今夏の移籍市場において、ラシング・サンタンデールの若き左サイドバックであるホルヘ・サリナスの獲得に向けた交渉を活発化させています。サリナスは昨季のセグンダにおいてラシングの優勝と1部昇格に決定的な役割を果たし、欧州全域からスカウトが押し寄せる存在となりました。アトレティコにとっては今すぐ必要な補強ではありませんが、将来への確実な投資として確保に動いています。

アトレティコは直近で、1400万ユーロの移籍金+選手1名の譲渡+スポーツ目標に応じた100万ユーロの変動ボーナスを提示しましたが、ラシング側はサリナスの契約解除金である1600万ユーロの満額一括支払いを要求してこの正式オファーを拒絶しました。交渉は現在も続いており、アトレティコ側は移籍金を抑えるために差し出す代わりの選手として、アタッカーのイケル・ルケ、期待の新星アルナウ・オルティス、そしてロドリゴ・メンドーサの3名を提示しており、ラシング側も彼らのうち少なくとも1名を取引に含めることを望んでいます。(via ElDesmarque)

アルゼンチンへ移籍したアルマダとコレアが名門リバープレートを救う大活躍

アトレティコを離れ、アルゼンチンの名門リバープレートへクラブ史上最高額の2000万ユーロで移籍したチアゴ・アルマダが、同じく元アトレティコのエンヘル・コレアとともに、最悪の危機にあった古巣を救う圧巻のパフォーマンスを披露しました。リバープレートは開幕からまさかの6戦全敗、0ゴールというクラブ史上最悪の泥沼の最下位に沈んでいましたが、アルヘンティノス・ジュニオルス戦において2-0で劇的なシーズン初勝利を挙げました。

試合ではコレアが移籍後初ゴールとなる先制弾を奪い、アルマダは左サイドから圧倒的なゲームメイクとテンポの変化を加えてデビュー戦ながら現地メディアから『リバーが必要としていた明確さとリズムの変化をもたらした』と大絶賛を受けました。アルマダは『このユニフォームを着てデビューできて嬉しい。ただ最も重要なのはチームの勝利だ。それまで非常に苦しい日々を過ごしてきたからだ』と話し、かつてアトレティコに所属したコンビがアルゼンチンの地で復活の狼煙を上げました。(via MARCA)

【本日の総括】

移籍市場の最終盤を控え、マテウ・アレマニーGM主導の大改革が急ピッチで進むアトレティコ・マドリード。ジュリアン・アルバレスのバルサ交渉の行方やソルロート離脱に伴う補強の再検討、さらには下部組織発掘に至るまで、ピッチ外の動向が激しく揺れ動いています。間近に迫るマラガとの開幕戦へ向け、戦術的かつ財務的な駆け引きの結末に大きな関心が集まっています。