【今回のラインナップ】

 

✅ セルタ戦の劇的勝利とリーグ優勝への確かな歩み

✅ ラミン・ヤマルら負傷者続出の深刻な緊急事態

✅ マーカス・ラッシュフォードへ突きつけられた冷酷な現実

✅ フレンキー・デ・ヨングがオランダ人最多出場記録を樹立

✅ 各選手の詳細パフォーマンスとピッチ上のドラマ

✅ ネイマール獲得裁判で元会長らの無罪が最高裁で完全確定

 

■【セルタ戦の劇的勝利とリーグ優勝への確かな歩み】

 

FCバルセロナはSpotify Camp Nouにて行われたセルタ・デ・ビーゴ戦を1-0で制し、ラ・リーガ連覇に向けて大きな一歩を踏み出した。この勝利により、2位レアル・マドリードとの勝ち点差9をしっかりと維持している。レアル・マドリードのアルバロ・アルベロア監督が『数学的に不可能になるまで戦う』と徹底抗戦の構えを見せているが、バルセロナは5月10日に控えるクラシコでリーグ優勝を決める可能性が高まっている。

 

チームはSpotify Camp Nouでのリーグ戦において11戦全勝という圧倒的な成績を残している。また、エスタディ・ヨハン・クライフやエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスでの試合を含めても、今季はホームで無敗を貫き、まさに難攻不落の要塞を築き上げている。試合はキックオフ直後から熱狂的な展開となった。バルセロナがセルタのキックオフボールを奪い、開始わずか15秒でラミン・ヤマルがシュートを放つも、これは枠を外れた。直後の1分未満には、セルタのパブロ・ドゥランが枠の隅を突く強烈なシュートを放ったが、GKジョアン・ガルシアが逆の手で見事なセーブを見せ、コーナーキックに逃れるという息を呑む攻防が繰り広げられた。 (via MARCA) (via SPORT)

 

■【ラミン・ヤマルら負傷者続出の深刻な緊急事態】

 

リーグ終盤戦の重要な時期において、チームは野戦病院のような深刻な状況に直面している。すでにアンドレアス・クリステンセン、マルク・ベルナル、ラフィーニャが負傷離脱している中、セルタ戦でさらに3人の選手がピッチを去る事態となった。

 

最も衝撃的だったのは、攻撃の絶対的中心であるラミン・ヤマルの負傷である。彼は前半に右サイドを突破して自らPKを獲得したが、そのPKのシュートを放った瞬間にハムストリングを負傷し、そのまま交代を余儀なくされた。さらに、ジョアン・カンセロは前半20分も経たないうちに右太ももに刺すような痛み(ピンチャソ)を感じて交代を要求し、ハーフタイムにはガビも身体的な問題を抱えてフェルミン・ロペスと交代した。シーズンが佳境に入り、わずかな試合の欠場が致命傷になりかねない状況で、相次ぐ負傷者の発生はハンジ・フリック監督にとって最大の懸念材料となっている。 (via MARCA) (via AS) (via SPORT)

 

■【マーカス・ラッシュフォードへ突きつけられた冷酷な現実】

 

ハンジ・フリック監督は、マーカス・ラッシュフォードに対して明確で容赦のないメッセージを送っている。スポーツ部門は、ラッシュフォードの買い取りオプションである移籍金3000万ユーロに加えて高額な給与を負担することに対し、フェアプレー規定が厳しいクラブの経済状況を踏まえて強い疑念を抱いている。

 

そのクラブの意向を反映するかのように、指揮官の采配は彼にとって厳しいものだった。ラフィーニャが負傷欠場しているにもかかわらず、フリック監督はラッシュフォードをスタメンに起用せず、驚くべきことにガビを左ウイングのポジションで試すという決断を下した。試合中も冷遇は続いた。カンセロが負傷して左サイドの深みが失われた際、ラッシュフォードを投入する選択肢があったにもかかわらず、指揮官はバルデを選んだ。前半終了間際にラミン・ヤマルが負傷した際も、逆サイドではあるが彼を起用するチャンスはあったが、自然な交代としてルーニーが選ばれた。さらに、ハーフタイムにガビが負傷交代した場面でも出番は訪れず、フェルミンがピッチに送り出された。

 

最終的にラッシュフォードに与えられたのはわずか20分間のみであり、そのパフォーマンスについても現地では「悪い、非常に悪いと言ってもいい。彼のケースは絶望的になり始めている」と酷評されている。 (via MARCA) (via AS)

 

■【フレンキー・デ・ヨングがオランダ人最多出場記録を樹立】

 

フレンキー・デ・ヨングはセルタ戦の後半から途中出場し、チームにエネルギーをもたらして1-0の勝利を維持する上で重要な役割を果たした。この試合に出場したことで、彼はFCバルセロナにおける公式戦出場数を293試合に伸ばし、フィリップ・コクーが保持していたオランダ人選手の最多出場記録を更新するという歴史的な偉業を達成した。ヨハン・クライフ、ロナルド・クーマン、ヨハン・ニースケンスといった伝説的なオランダ人選手たちがプレーしてきたクラブにおいて、この記録の樹立は計り知れない価値を持っている。 (via MARCA) (via Mundo Deportivo)

 

■【各選手の詳細パフォーマンスとピッチ上のドラマ】

 

セルタ戦に出場した各選手の詳細なパフォーマンスは以下の通りである。

 

ジョアン・ガルシアは、開始1分のパブロ・ドゥランによる枠の隅を狙ったシュートを逆の手で見事に防ぐという、試合で最も困難なセーブを見せた。それ以外はほとんど仕事がなく、見事にクリーンシートを達成してサモラ賞獲得へ大きく前進した。

ジュール・クンデは、対峙した相手のカルレイラにスピードで何度も勝たれ、序盤は完全に圧倒されたものの、試合中に修正して成長を見せ、ビルドアップの出口としても機能した。

パウ・クバルシは、祖父の逝去という悲しみの中で喪章を付けてプレーするという特別な試合だった。序盤は不安定で信じられないミスもあったが、徐々に落ち着きを取り戻し、最終的には鉄の拳で守備陣を統率した。

ジェラール・マルティンは、攻撃面で堅実さを発揮し、ボールを奪い返して素早く攻撃に参加するなど、応用力とひるむことのない姿勢を見せた。

ジョアン・カンセロは、負傷交代するまでの短い時間で攻撃参加を的確にこなし、課題であった守備の衝動性も抑えられ、明確な改善を見せていた。

エリック・ガルシアは、本来のポジションではない守備的ピボーテとして起用された。彼の持ち味である犠牲の精神とキャラクターをいかんなく発揮し、地味ながらも不可欠な裏方の仕事を完遂した。エリア外から危険なシュートも放ったが、試合終了間際のファウルでスタンドをヒヤリとさせた。

ペドリは、チームのメトロノームとして最高レベルのプレーを披露した。イライクス・モリバに厳しくマークされながらも、2列目からの飛び出しでダメージを与え、チームメイトが迷った際の絶対的なパスの供給源となった。

ダニ・オルモは、偽左ウイングという役割に適応するのに苦労し、アトレティコ戦とは異なり不快そうだった。ボール精度を欠く場面や決定機を空高く打ち上げてしまうミスもあったが、非の打ち所のない作業能力でそれをカバーした。

フェラン・トーレスは、前線でボールに触れるのに苦労し孤立気味だったが、セルタのビルドアップを妨害するために猛烈に走り続けた。見事なゴラッソを決めたものの、VARのミリ単位のオフサイド判定により無情にも取り消された。

ガビは3試合連続のスタメン出場となった。左ウイングからの仕掛けには苦労し、ベストフォームには及ばなかったが、その競争心と犠牲の精神はチームに大きく貢献した。

アレハンドロ・バルデはカンセロの負傷によりウォーミングアップなしで緊急投入された。最初はためらいも見られたが、最終的にはいつもの力強さで左サイドを駆け上がった。

ルーニーはラミンの負傷により投入され、直後にエリア外からの素晴らしいシュートを放つなど壮観なスタートを切った。ボールロストも少なく、常に準備ができていた。

フェルミン・ロペスはハーフタイムから保護マスクを装着してピッチに立った。その圧倒的なプレッシャーと献身的な努力により、スタンドから何度も大喝采を浴び、ファンにとっての巨大なアイドルであることを改めて証明した。

ロベルト・レヴァンドフスキは最後の数分間に出場し、攻撃の基準点としての役割を果たした。 (via AS) (via SPORT) (via Mundo Deportivo)

 

■【ネイマール獲得裁判で元会長らの無罪が最高裁で完全確定】

 

ピッチ外の法的な問題に関しても大きな進展があった。最高裁判所は、2013年に行われたブラジル代表FWネイマールのFCバルセロナへの移籍に関連する裁判において、ネイマール本人、サンドロ・ロセイ元会長、そしてジョゼップ・マリア・バルトメウ元会長に対する絶対免訴(無罪判決)を最終的に確定させた。長年にわたってクラブのイメージに影響を与えてきた法的な争いが、これで完全に終結することとなった。 (via SPORT)

 

【本日の総括】

 

セルタに辛勝しリーグ連覇へ王手をかけたバルセロナだが、ラミン・ヤマルら主力の相次ぐ負傷という重い代償を払った。ラッシュフォードの去就問題やデ・ヨングの歴史的記録など、ピッチ内外で激動の1日となった。