ズビエタ黄金期の胎動
レアル・ソシエダB(Sanse)がホームのズビエタで行ったテネリフェ戦(結果は引き分け)には、アペリバイ会長、エリック・ブレトスSD、さらにはファーストチームのコーチ陣やジョブ・オチエン、サールらがスタンドに勢揃いし、カンテラへの異常なまでの期待感を示しました。🏟️
この現状について、エリック・ブレトスSDは驚くべき自信を語っています。『私たちは穴埋めのためだけに補強をすることはありませんし、ただ連れてくるだけの無駄な選手獲得もしません。現在のSanse(Bチーム)は歴史的なレベルにあります。私がこのクラブに13年間在籍している中で、Bチームのすべてのポジションにおいて、ファーストチームに上がって即座に活躍できるような、将来性あふれる選手が揃っているのは初めてのことです。これほどの下部組織の系譜がある今だからこそ、これまで以上に地元の生え抜き選手たちに賭けるべきなのです』🌟
この歴史的カンテラを象徴する新戦力として、今夏200万ユーロという破格の投資で獲得されたのが、2005年生まれで2週間後に21歳を迎える日本人ディフェンダーのキタです。左利きで長身、強力な空中戦と正確な足元の技術を兼ね備えたこの日本の逸材は、Bチームに合流するや否やズビエタの指導者たちを完全に驚かせ、獲得に向けた高額投資を正当化させました。アンソテギBチーム監督は『彼はすでにスペイン語を話せるようになる必要があります。とはいえ、ピッチ上で守備を行うための言語は完璧にマスターしています』と太鼓判を押しています。なお、このキタを巡っては、5月のトレーニング中にチームメイトのジョン・バルダがキタと激しく衝突し、脾臓を損傷して手術を受けるという衝撃的なアクシデントも発生していました。バルダは脾臓を失いかける大ケガを負いましたが、復帰後のテネリフェ戦ではチーム最高のパフォーマンスを見せており、左サイドバックのレギュラー争いに向けて完全復活を遂げています。🇯🇵
もう一人の日本人選手、久保建英に関しても、このカンテラの台頭という文脈で重要な言及がなされています。U-19スペイン代表など各年代でエリート街道を歩んできた20歳の神童ダニ・ディアスは、左足の極上のテクニックと創造性を持ち、プレースタイルが久保に酷似していると評判です。その一方で、本家である久保についてはソシエダでの最初の2シーズンは素晴らしかったが、現在は本来のパフォーマンスを発揮できていないと現状を厳しく指摘されており、若きダニ・ディアスのような台頭著しい才能が下から猛追している構図が浮き彫りとなっています。📈
そのほか、レミロの牙城を脅かす存在となったGKマレーロに続く存在であるU-21スペイン代表GKフラガ、プレシーズンでマタラッツォ監督にリズム不足と判断されBチームに留まりつつも移籍の可能性を探る右DFルペレス、ベルナベウで先発を飾り第4CBに定着したベイティア、負傷を乗り越えたフランス人MFルバルビエ、世代最高の逸材として1部で10年はプレーすると確信されているMFアギーレ、元監督イマノルの下で13試合2ゴールを挙げているFWマリエスクレナ、18歳ながら唯一ファーストチームに帯同し続けるMFマルシャル、昨季15得点を挙げトップチームの招集をうかがうカレラなど、まさに隙のない黄金世代がズビエタから湧き上がっています。(via DiarioVasco)
【本日の総括】
バロンドール選考におけるキャプテン・オヤルサバルの無念の落選は、世界中のファンの間で議論を呼んでいます。しかし、マタラッツォ監督がその卓越した熱意で引き留めた新星オチエンの急成長や、今季初出場を果たしたパチェコの復帰、さらに200万ユーロで加入した日本人DFキタを筆頭とする歴史的Bチーム(Sanse)の圧倒的なタレント力は、レアル・ソシエダの未来がどれほど明るいかを物語っています。名実ともにズビエタの黄金期が、今まさに始まろうとしています。