アウェイ初勝利への挑戦!エルチェ戦プレビューと求められる攻撃の活性化

レアル・ソシエダは、エスタディオ・マルティネス・バレーロで行われるラ・リーガ第4節エルチェ戦に臨み、今シーズン最初のアウェイでの勝ち点獲得、そして勝利を狙います。今シーズンこれまでに獲得した勝ち点4は、すべてホームのアノエタで記録したもの(エスパニョール戦での勝利、セルタ戦での引き分け)であり、アウェイ遠征であったベティス戦とレアル・マドリード戦はいずれも敗戦を喫して手ぶらで帰る結果に終わっています。そのため、このエルチェ戦での勝利はクラブにとって極めて大きな意味を持ちます。

前節のセルタ戦では粘り強い守備を見せ、待望のクリーンシートを達成して守備の安定感を示しました。しかし、マタラッツォ監督率いるチームにとって真の挑戦はここからであり、かつてチームの強みであった縦に速い、ダイナミックな攻撃のDNAを取り戻すことが急務となっています。

対戦相手のエルチェは、ここまで3試合を消化して1分2敗と勝ち星がなく、直近の試合ではラシンに2-3で敗れており、勝利に飢えています。それでも、エルチェはホームサポーターの熱い後押しを受けられること、長距離移動がないことに加えて、ソシエダよりも1週間丸々準備に充てられた体力的なアドバンテージがあるため、非常にタフな相手になることは間違いありません。この試合は現地時間の9月7日21:30にキックオフされ、M+ LALIGAやMovistar Plus+のアプリなどを通じて中継されます。

(via Mundo Deportivo)

驚きの中盤編成か?エルチェ戦スタメン予想と両チームの最新スカッド状況

過酷な連戦による疲労を最小限に抑えるため、マタラッツォ監督がスターティングメンバーを大幅に変更してくる可能性は非常に高いです。守護神アレックス・レミロがゴールマウスを守ることは確実ですが、ディフェンダー陣ではベイティアがメンバーから外れました。バックラインはアランブル、ジョン・マルティン、ズベルディア、セルヒオ・ゴメスの4人が基本路線とみられていますが、今夏に加入した若き才能ママドゥ・サールがセンターバックの一角に抜擢される可能性も排除できません。

中盤から前線にかけては多くの選択肢が存在します。特に注目されるのはカルロス・ソレールで、セルタ戦での出場時間が限定的だったことから体力が完全に回復しており、先発起用される見通しです。また、開幕から好調を維持しているトゥリエンテスに加え、負傷者が出ている中で急速に成長している下部組織出身のゴロチャテギが先発に名を連ねるサプライズも予想されています。

前線ではキャプテンのオヤルサバルが攻撃の核となります。また、前節ベンチスタートだったルカ・スシッチの先発復帰が噂されています。マタラッツォ監督はシステムを変更して両ウイングにスピードのある新戦力のマルシャルやゲデスを配置するプランも考慮しており、指揮官自身もマルシャルの先発について『十分に最初から起用する選択肢になる』と意気込みを語っています。

一方のエルチェは、マルティン・アンセルミ監督がチームを指揮します。ヤゴ・デ・サンティアゴとアダム・ボアヤルが怪我の治療のために別メニューでの調整を余儀なくされており、今回の試合も欠場が濃厚です。さらに先週のトレーニング中に足に違和感を訴えたフェル・ニーニョも出場が危ぶまれています。一方で、移籍市場で新たにチームへ加わったルベン・サンチェス、レヴィボ、ロモナコ、そしてトマ・レマルといった新戦力たちがピッチに立つ準備を進めています。

(via Estadio Deportivo)

ロシアの神童ザハリャンに最後通牒!感情コントロールの欠如と問われるプロ意識の覚悟

レアル・ソシエダで4シーズン目を迎えているアルセン・ザハリャンが、クラブ内およびファンの間で極めて厳しい立場に立たされています。今シーズンはプレシーズンで素晴らしいパフォーマンスを見せたものの、開幕してからの出場時間はわずか3分間。ベティス戦での短い出場に留まり、事実上の戦力外に近い扱いを受けています。

その最大の原因となっているのが、彼のプロフェッショナルとしての態度と感情コントロールの問題です。エスパニョール戦で最後の交代枠から自分が外れたと悟った瞬間、ザハリャンは激しい怒りを示しました。ベンチ裏で着用していたビブスを地面に叩きつけ、フィジカルコーチに反抗的な態度を取り、試合が終わる前にロッカールームへ勝手に帰ってしまいました。さらに、出番のなかった控え選手たちに課されている試合後のピッチでの追加ランニングすら拒否しようとしたといいます。

こうした振る舞いに対し、クラブ幹部のブレトス・ブレトス氏は厳しい口調で次のように警告を発しました。

『昨シーズンの終わりにザハリャンと話し、このクラブがどのクラブよりも忍耐強い場所であることを本人に伝えた。特に若い選手やポテンシャルのある選手を信じて待つことはクラブの美徳だ。しかし、3年が過ぎた今、彼はピッチでそれに応える結果を示さなければならない。忍耐には限界があり、最後はプロとしてピッチでパフォーマンスを証明するべきだ』

かつて他クラブの監督が『所属選手であるということは、1日24時間、週7日、12ヶ月ずっとそうでなければならない。プロフェッショナルの外側での行動がクラブの誇りを傷つける。誰もがミスをするが、それが積み重なるのは全く別のことだ』と語ったように、ソシエダという格式あるクラブにおいても、プロとしての自覚を24時間持ち続けることが強く求められています。

マタラッツォ監督も、彼の資質を認めた上で次のように冷静に諭しています。

『ザハリャンは素晴らしいプレシーズンを送った。これからは自分の感情をうまく抑制し、自分にチャンスが巡ってくる瞬間を辛抱強く待たなければならない』

さらに、ロシアのレジェンドであるアレクサンドル・モストボイ氏も、インタビューでかつての教え子を崖っぷちに追い込む厳しい現実を指摘しました。

『ザハリャンには間違いなく高い才能がある。しかし、現代のロシアの若手選手たちは別の世界を生きており、若くして多額の富を手に入れて甘やかされている。私たちの時代とは環境が全く異なるのだ』

ソシエダの練習場ズビエタでは、チームメイトが『ザハリャンはとてつもない可能性を持った選手だ。練習で彼がどんな素晴らしいプレーを披露しているか、周りは分かっていない』と絶賛するほど、その素質の高さは本物です。かつて天才デイヴィッド・シルバの後継者として期待され、20歳という若さでロシアから鳴り物入りでやってきた神童は、度重なる怪我や適応障害に苦しみ、昨季は失意のシーズンを過ごしました。今夏には退団寸前まで噂され、サポーターの信頼も失いかけつつある今、彼がプロとして生まれ変わり、再びピッチで大輪の花を咲かせるための本当の戦いが始まろうとしています。

(via NoticiasDeGipuzkoa)

【本日の総括】

ラ・リーガ第4節エルチェ戦を控え、アウェイでの今季初勝利に向けて様々なスタメン変更や戦術の模索が行われる中、ピッチ外ではザハリャンのプロ意識を巡る厳しい叱咤激励が飛び交うなど、ピッチ内外で緊迫感が高まっています。新戦力の融合と既存戦力の覚悟が、ソシエダの今季を大きく左右する鍵となるでしょう。