アトレティコ・マドリード
ディエゴ・シメオネ監督が熱望していたトッテナムのアルゼンチン代表ディフェンダー、クリスティアン・"クティ"・ロメロ(28歳)の獲得が正式に完了しました。移籍金は固定3,300万ユーロに変動7,000万ユーロ(総額4,000万ユーロ)が支払われ、2031年までの長期契約が結ばれました。ロメロはトッテナムに対して『5シーズンにわたって私の家であり、人生の一部を築いた場所だった。心から誇りに思う』と感動的な別れを告げ、金曜日にマドリードでのメディカルチェックを通過して土曜日から全体練習に合流。アレハンドロ・グリマルド、モルテン・ヒュルマンド、イ・ガンインに続く今夏4人目の超大物補強となりました。
一方で、フリアン・アルバレスの去就を巡る騒動は泥沼化しています。アルゼンチンメディアはアトレティコ側が彼に公開移籍希望をするよう促したと報じ、アトレティコ側(ヒル・マリンCEO)は驚き否定。一方、現地ジャーナリストのマルティン・アレバロ氏は、ヒル・マリンCEOがファンに本人の意志として納得させるために『お互いのために移籍するのがベスト、夢を叶えたい』と公に発言するよう求め、その後非売品として態度を硬化させたため、選手側は裏切られたと感じ不満を募らせていると暴露しています。
中盤過密からローン移籍が考慮されている21歳のメキシコ代表オベド・バルガスには、バレンシアやヘタフェが関心を示しています。また、プレシーズン最終戦のマルセイユ戦で得点を決めたロドリゴ・メンドーサ(21歳)は残留を希望しています。 (via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo) (via ElDesmarque)
アスレティック・ビルバオ
アタランタとのプレシーズン最終戦を1-0の黒星で終え、得点力不足という大きな課題を残してリーグ開幕を迎えることになりました。後半開始わずか30秒で相手のザレフスキに失点し、追いかける展開となりましたが、相手の組織的守備を崩しきれませんでした。しかしエディン・テルジッチ新監督は『1週間前より良くなっている。規律と組織が改善された』と前向きなコメントを残しました。
W杯終了後初となるウナイ・シモンが90分間フル出場し、アディショナルタイムにペナルティを主張したヨハネコへの接触が流されるなど不運な判定もありました。また、アレックス・パディジャ、アレハンドロ・レゴ、ユーゴ・リンコン、ベニャト・ゲレナバレーナ、ペニョ・カナーレスがファーストチームへ正式登録されました。 (via SPORT) (via ElDesmarque) (via MARCA)
レアル・ソシエダ
マルセイユから200万ユーロでのレンタル移籍で獲得合意に達していたNayef Aguerd(ナイフ・アゲルド、モロッコ代表CB)の交渉が、メディカルチェック後に急遽破断となりました。破断の原因は、アゲルドの長年の恥骨結合炎(pubalgia)を懸念したメディカルチームの判断、またはマタラッツォ監督との戦術的な不和によるものとされています。
エリック・ブレトススポーツディレクターは代替案として、チェコ代表CBラディスラフ・クレイチ(ウルブズ所属、27歳)やナタン・ゼゼ(NEOM所属、21歳)の獲得に向けて再始動。左サイドバックのハビ・ロペスはフェイエノールトへ1年間の買取オプション付きローンが合意間近となっています。 (via ElDesmarque) (via Mundo Deportivo)
レアル・ベティス
技術セクレタリーのデ・ゲバラがドイツに渡り、ドルトムントのファビオ・シウバの買い取りオプション付きローンを直接交渉中。ソシエダも狙っているが本人はベティスでのCL出場を優先。ケヴィン・デンキー(シンシナティ)の獲得は相手が2000万ユーロを要求し難航、ベティスは固定1500万ユーロを提示。ダニ・セバージョス復帰はサラリーキャップ制限の空きがなく難航中、代理人住所は保険として他クラブとも交渉。CL選手登録の「リストA(地元育成枠・カンテラ枠)」に登録できるカンテラ出身選手が3名(バジェス、フィルポ、オルティス)のみのため、セバージョスを登録しなければ登録人数が24名に削減される。アウェーチケット分配を改定し「居住地の近接性」を最優先にし現地ファンが反発。 Abde、Lo Celso、Petit、Morante、Ruibal、Condeが怪我や調整でインテル戦に招集外。
ガラタサライが、アーセナルのガブリエウ・マルティネッリ獲得失敗時の代替としてエズ・アブデをリストアップし、代理人のアントニオ・カーマニョと接触。ベティス側は契約解除金の6000万ユーロを要求。カンテラ出身のDFイスマエル・シエラについて、ベティスは将来の移籍金の45%を受け取る権利を留保していたが、シエラがエストリルで主力に定着したため今夏の売却は消滅。契約が2027年までなので、来夏フリー退団されるとベティスの取り分はゼロになる。 (via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque) (via SPORT)
バレンシアCF
補強が大幅に遅れており、カルロス・コルベラン監督は選手層の薄さに苦しんでいます。プレシーズン8試合中4敗。最優先はジローナのアルナウ・マルティネス(SB)だが移籍金交渉難航、代替にマッティア・ザノッティを考慮。アトレティコからオベド・バルガスのローンに関心を示しベティスやヘタフェと競合、バルガスはスペイン国籍を持ち非EU枠外。右ウイングはラマザニ(リーズ)の獲得が最優先。
アンドレ・アルメイダのセルタへの売却交渉(移籍金400万ユーロ前後)は個人合意済みだが、8月22日の第2節セルタ戦直接対決が終了するまで放出を許可しない「赤い一線(レッドライン)」をフロントが設定。
日本の若き才能・佐藤龍之介が、ハビ・ゲラと並んでオフェンスの絶対的な核としてサポーターから大きな期待を集めており、チームにとっての希望の光。2019年国王杯メンバーのコクランがフランス2部で頭部を激しく衝突し緊急搬送されました。 (via SPORT) (via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)
セルタ・デ・ヴィーゴ
アンドレ・アルメイダの獲得を目指し合意に達しています。移籍金400万ユーロ。バレンシアの意向により移籍は8月22日の対戦後となる見通し。イライクス・モリバの放出を調整中。Boca Juniorsのセバージョス獲得に近づいています。Giraldez監督がウインガーとして熱望。アスパスとの長期契約に成功。
Balaídosスタジアムの芝生が菌の病気(hongo)と猛暑、薬剤化学反応で不良となり、開幕戦のオサスナ戦が延期。急ピッチで芝生張り替え中です。社長マリアン・モウリーニョ氏がデポルへの敵対心を露わにしました。 (via MARCA) (via SPORT) (via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)
セビージャFC
本日土曜日21時30分にホームでラージョと開幕戦。プロ登録選手がわずか17名という極限の薄さ、さらに「予算ゼロ」の過酷な現実。新指揮官ルイス・ガルシア・プラサ監督は『目標は早く残留を確定させること、生存本能を叩き込む』と語っています。
新加入7選手(イグレシアス、グリディ、サンガンテ、ヴラホディモス、フラン・ゴンサレス、ジュリオ・ディアス、ロビー・ウア)の登録が完了。ロビー・ウアは非EU枠の手続きが金曜朝に劇的に解決。フラン・ゴンサレスはマドリードのモウリーニョ監督の引き留めを断り挑戦。『あの引き留めを断ることは非常に困難で、多くの話し合いを重ねました。しかし、セビージャという歴史ある偉大なクラブでの新たな挑戦を強く望みました。クルトワからもこの移籍を強く後押しされました』と明かしました。
イサック・ロメロが伝説の「16番(アントニオ・プエルタの背番号)」を継承。オソとカストリンがファーストチームへ正式昇格。胸スポンサー不在のため、一時的に「Fundación 1890」(1890財団)のロゴを掲載し、極貧地域「Polígono Sur」の人道支援プロジェクト(ホームレス自立支援)をアピール。ジョージア代表コチョラシュヴィリ獲得交渉は膠着。デ・フルートス獲得はラージョに拒絶されました。 (via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque) (via MARCA)
ラージョ・バジェカーノ
本日21時30分から敵地セビージャで開幕戦。ベニャト・サン・ホセ新監督が「言い訳ゼロ(ゼロ・エクスキューズ)」のスローガン。バジェカススタジアムが安全性・衛生面の深刻な欠陥からマドリード自治政府によって一時閉鎖。 Butarque での代替主催に対しサポーターが「ボイコット(不参加)」を決定。会員のミリアムさんは年間シート代一括払いや直前の情報非開示でマルティン・プレサ会長を激しく批判。ファン代表フアンアン氏もプレサ会長の退陣を要求(カンテラ放置、100周年案盗用、赤い斜め帯の改変などを非難)。
主力デ・フルートスへの他クラブ(セビージャ、ビジャレアル)からの打診を断固拒絶、契約解除金5000万ユーロ満額のみ。チャバリア(チェルシー)、メンディ(ハル)のイングランド売却で4500万ユーロ超を確保し、売却の必要がない。左SB登録ゼロのため、セビージャのペドロサを全額負担の有償ローンで合意間近、さらにアレックス・モレノも模索。クンブラとチタイシュヴィリを補強。チタイシュヴィリは登録手続き未完了。 (via Mundo Deportivo) (via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)
ヘタフェCF
アトレティコの中盤過密からローン移籍が考慮されているObed Vargasの獲得に関心を示し、バレンシア、ベティスと争奪戦。バルガスはスペイン国籍を持ち非EU枠外。
開幕アラベス戦に向けたボルダラス監督の準備完了、Enes Unalが復帰し出場可能、すべての選手登録が完了しています。 (via MARCA) (via Estadio Deportivo)
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
プリメーラ復帰。月曜日にホームでエルチェと開幕戦。イダルゴ監督との契約を2028年まで延長完了。
アダマ・トラオレ(West Ham退団後フリー)の獲得に向けてエージェントと初期接触。トラオレはスピードと1対1を武器にするが、給与とサインオンボーナスの高額さがネック。
パティーニョのスペイン国内ローン、ダニ・バルシアの放出可能性などを模索。伝統の「第81回テレサ・エレーラ杯」でレアル・マドリードと対戦し0-1で敗れたが、BilやLoureiroの活躍で自信を得ました。宿敵セルタの社長モウリーニョ氏が『デポルが常に私たちの下にいる方を望みます』と発言し、火花を散らしています。 (via ElDesmarque) (via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via MARCA)
エルチェCF
月曜日にアウェイでデポルティーボと開幕戦。アンセルミ監督、5-2-2-1システム。
ヒューストン・ダイナモからエセキエル・ポンセを完全移籍(3年契約+2年延長オプション、電撃復帰)で獲得。AEKアテネで15ゴール、ヒューストンで10ゴールを記録。ポンセはエルチェのアイデンティティを知るリーダー。Schinocca GMはブオナノッテとオソリオの会見でポンセ獲得をはぐらかしつつ、その数時間後に公式発表しました。 (via MARCA) (via SPORT) (via ElDesmarque)
オサスナ
生え抜きの右ウイング、イケル・ベニト(24歳)をメキシコのケレタロへ完全移籍(移籍金約50万ユーロ、50%の権利)。
開幕セルタ戦がピッチ不良で延期されたが、ラ・リーガの一方的で強行な日程決定(8月27日木曜日20:30)にクラブが激怒。セルタと事前合意していた代表ウィーク案を無視され、Levante戦から中2日のアウェイ強行。クラブは『直前の決定であり不真面目、サポーターへの無礼、やはり彼らにとってこれはフットボールではない、ラ・リーガに過ぎない』と激しい抗議声明を発表。 (via ElDesmarque) (via MARCA)
マラガCF
1,903日ぶりの1部復帰。水曜日にアウェイでアトレティコと対戦、1,000人超のサポーター。
Loren Juarros SDは、KVメヘレン所属の左利きCB José Marsà(24歳)の獲得を模索中。レンタル放出を拒むメヘレンに対し、100万ユーロ前後のオファーで交渉可能。司法管理人ホセ・マリア・ムニョスが『主力は誰一人として放出しない』と明言。ただし登録枠26名が埋まっておりダニ・サンの売却など人員整理に奔走。 (via SPORT) (via Estadio Deportivo)
エスパニョール
スロベニア代表CB Vanja Drkusic(26歳)をゼニトからローン獲得。PAOKが合意間近だったが、本人の希望でエスパニョールへ。Monchiが獲得主導。
開幕はホームにLevanteを迎えます。 (via Estadio Deportivo) (via Esport3)
ジローナFC
昨季2部(セグンダ)に降格。ミシェル監督がアヤックスへ去り、キケ・アルバレスが新監督に就任。StuaniとDavid Lópezが残留。
会員1万人を記録、ファンがサポートしています。 (via Esport3)
レアル・マドリード・カスティリャ
カスティリャ所属のLoren Zúñiga(ロレン・ズニガ、23歳、2023年にマニラからマドリードへ加入、ギニア代表)がリビアの強豪Al-Madina(アル・マディーナ)へ完全移籍合意(契約は2029年まで、本人がインスタグラムで発表)。 (via Mundo Deportivo)
レアル・マジョルカ
昨季2部(セグンダ)に降格し、開幕戦でバジャドリードと対戦。降格したが、Pablo Torre、Martin Valjent、Sergi Darderらの引き留めに成功。さらに新戦力のJosep CerdàやAdrián Liso、Arnau Tenasを獲得。 (via SPORT)
レアル・オビエド
昨季昇格を逃し2部に残留、今季はフアン・カルロス・カレロ監督が率います。サポーターの期待が高まっており、Santi Cazorlaが引退しキックオフ挨拶(ピッチ外での精神的リーダー)。 (via SPORT)
CDカステリョン
セグンダ開幕戦でレアル・ソシエダB(サンセ)をアウェイで0-1で破る白星スタート。
Pablo Hernández監督。Camaraが6分に先制点を挙げ、これが決勝点に。GK Matthysの好セーブ。 (via SPORT) (via MARCA)
レアル・ソシエダB(サンセ)
カステリョンに0-1で敗戦。チェルシーとのプレシーズン最終戦に向かった1部チームに主力を5名引き抜かれ、戦力低下の中での戦い。Gorka Carreraの2つのゴールがオフサイドで取り消される不運。 (via SPORT) (via MARCA)
CDテネリフェ
レジェンドのAitor Sanzが41歳で引退し、Álvaro Cervera監督のアシスタントコーチに就任。
Manu Guill SDのもと、若手・国際色の強いスカッド。新加入のRanos、Krdzalicなど。 (via SPORT)
FCアンドラ
ピケのプロジェクト。セグンダ開幕戦でCeutaと対戦。
Carles Manso監督。Pau LópezやJordi Canoなどを補強。 (via Esport3) (via Mundo Deportivo)
CEサバデル
2部復帰。フェラン・コスタ新監督(31歳、最年少)。
Pere Pons、Edgar González、Yanis Rahmaniなどを補強。 (via Esport3) (via SPORT)
レアル・サラゴサ
昨季1RFEF(3部)に降格。イバイ・ゴメス新監督。
プレシーズン中にUD Logroñésと対戦し1-2で勝利。カンテラーノのイケル・バディージョとハイメ・トバハスの活躍。Willy AgadaがHapoel Haifaへ移籍合意。サイドゥは負傷交代。本日ビジャレアルBと対戦。 (via SPORT) (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
ラ・リーガの26/27シーズンは、ピッチ内外で劇的な変革と葛藤を抱えた状態で開幕のホイッスルが吹かれます。アトレティコが電撃的なクティ・ロメロの補強を完了させ、フリアン・アルバレスとの関係性を冷え込ませる一方、ソシエダは土壇場でのアゲルド獲得破断に直面。セビージャやラージョは深刻な財務問題やスタジアム閉鎖といった外因的なノイズに立ち向かいながら、独自の生存本能と地域への愛を胸にピッチに立ちます。オサスナのようにラ・リーガとの日程抗議を爆発させるチームがあるなど緊張感が漂うなか、1,903日ぶりの1部復帰となるマラガCF、そしてスウェーデンやアルゼンチンの逸材、日本の若き才能である佐藤龍之介を擁するバレンシアなど、瑞々しい世代交代と戦術的パズルが絡み合い、かつてないほど混沌としたサバイバルが今夜始まります。
