ピーター・リム買収初期の回顧と元獲得標的ジャクソン・マルティネスの39歳現役復帰
シンガポールの大豪ピーター・リム率いるメリトン・ホールディングスがバレンシアCFを買収した初期の補強戦略について、当時の裏話と元獲得標的の驚きの現在地が報じられている。リムの着任初期、ジョアン・カンセロ、ロドリゴ・モレノ、アンドレ・ゴメス、アルバロ・ネグレドらのレンタルおよび買取、さらに2500万ユーロを投じたエンソ・ペレスの獲得など積極投資が行われ、2015-16シーズン夏には1億4400万ユーロもの巨額補強費が投じられた。
当時、マチューやベルナトの売却益やオタメンディのマンチェスター・シティ移籍金(4500万ユーロ)を充当したものの、ネグレドやアブデヌール、エンソ・ペレス(合計7500万ユーロ)らの高額投資は経済的・スポーツ的償却に失敗し、クラブは長年その代償を支払うこととなった。その2015年夏の移籍市場において、ピーター・リムが最も情熱を傾けて獲得を目指したターゲットが、ポルトで3シーズン連続得点王(31点、29点、32点)を獲得していたコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスであった。
移籍金3500万ユーロでの獲得に向けて交渉が進められていたものの、アトレティコ・マドリードが電撃参戦して争奪戦を制した。しかしアトレティコ加入からわずか5ヶ月後、中国の広州恒大が4200万ユーロの大金を投じて買い取ったことでアトレティコは莫大な利益を得た。その後、中国とポルトガルでプレーしたマルティネスは引退し、6年間にわたりクリスチャン・ラップ歌手として音楽活動に専念していた。しかし39歳となった現在、古巣であり得点力不足に喘ぐ母国コロンビアのインデペンディエンテ・メデジンで電撃的に現役復帰を果たすことが決定。バレンシアの歴史における「幻のビッグネーム」が再びピッチへ戻ることとなった。(via SPORT)
【本日の総括】
初勝利を挙げたアラベス戦の熱冷めやらぬ中、過渡期を迎えたチームのリアルな声や18歳マジョールの将来性、さらに怪我の重篤性やOB・歴史的トピックまで多角的な情報が揃いました。ブラウリオ新SDのもとで新体制の構築が進むバレンシアの次なる動向から目が離せません。