クラブの補強戦略とSDのコメント
セルタは新シーズンに向けて、アトレティコ・マドリードからオサスナへのレンタルを経てハビ・ガランを2年契約で獲得し、さらにアレイシ・フェバスもフリーで陣容に加えた。新シーズンはヨーロッパリーグを戦い、欧州のタイトルを目指すことになる。ハビ・ガランの入団プレゼンテーションに出席したスポーツディレクターのマルコ・ガルセスは、今後の移籍市場の動きについて慎重な姿勢を崩さなかった。彼は『非常に長い夏になるだろうと予想している。我々は辛抱強くなる必要がある』とファンやメディアに忍耐を求めた。さらに現在のスカッドについて『選手たちの土台には非常に満足しており、我々を2つの欧州カップ戦出場へと導いてくれたこのグループを可能な限り維持したいと考えている。だから満足しているし、非常に忍耐強くなるつもりだ』と語り、既存のコアメンバーへの厚い信頼を口にしている。また、現在の正GKであるラドゥとポジションを争えるような新しいゴールキーパーの獲得も目指している。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
ウインガー補強の動向
クラウディオ・ヒラルデス監督は、左サイドに現在いる選手とは異なる、突破力がありゴールやアシストといった数字を残せるウインガーを求めている。これは昨夏にブライアン・サラゴサに求めたのと同じプロフィールである。この要望に応えるため、マルコ・ガルセスSDはビジャレアルに所属するアジョセ・ペレスの獲得を模索し、選手陣営とも接触して計算を立てた。現在、スペイン国内で33歳を目前にしたこのスペイン代表選手に関心を示しているのはセルタだけである。しかし、アジョセはチャンピオンズリーグに出場するビジャレアルと2028年6月までの契約を残して充実した日々を送っており、海外からのオファーも届いているため、このオペレーションは非常に難航している。
代替案として、セビージャに所属するアルフォン・ゴンサレス(2028年6月まで契約)の復帰が最有力視されていた。監督のお気に入りでもあるが、プレシーズン初日に新たなケガを負ったため、獲得の優先度は下がっている。他にもPSVのクハイブ・ドリウエシュなどが候補に挙がっており、サイドの強化に向けた動きは遠からず結実すると見られている。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
選手の放出と構想外メンバー
サラリーキャップに余裕を持たせるための人員整理が、セルタにとって最大の課題となっている。すでにジョセフ・エイドゥー、フランコ・セルビ、ミハイロ・リスティッチ、そしてクリスタル・パレスへフリーで完全移籍したオスカル・ミンゲサの退団が決定した。しかし一方で、ウナイ・ヌニェス、マヌ・サンチェス、カルロス・ドトール、ダミアン・ロドリゲス、カルレス・ペレスといった選手たちがレンタルから復帰している。彼らの多くはヒラルデス監督の構想外であり、他クラブへの移籍先探しが急務となっているが、ガルセスSDは『長い時間がかかる』と認めている。
現在、セルタに届くオファーのほとんどが「給与を両クラブで分担するレンタル移籍」という条件にとどまっており、クラブは放出が進まないことに焦りを感じている。そして、この状況に目をつけたのがマラガである。マラガはセルタの焦りを利用し、中盤のカルロス・ドトールと左サイドバックのマヌ・サンチェスをできるだけ有利な条件で獲得しようと画策している。なお、若手のウゴ・ソテロに対するレバンテ移籍の噂について、ガルセスSDは『いや、今のところその点については何も進展していない』と完全に否定した。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo / Esport3)
センターバック陣の再編
センターバックのポジションでも人員整理と若返りが進められている。現在のCB陣は、カール・スタルフェルト、ハビ・ロドリゲス、ヨエル・ラゴ、契約延長を果たしたマルコス・アロンソ、マヌ・フェルナンデス、カルロス・ドミンゲスに加え、レンタルバックのウナイ・ヌニェスと飽和状態にある。クラブは条件が合えば信頼できる新たなCBを補強したいと考えており、そのためには人員を削る必要がある。
放出のターゲットとなっているのは、昨季の重要な局面で貢献した25歳のマヌ・フェルナンデスとカルロス・ドミンゲスである。彼らを放出することで、ハビ・ロドリゲスやヨエル・ラゴといったさらに若い選手に出場機会を与え、市場競争力を高める狙いがある。この放出候補の2人に対して、スポルティング・ヒホンが関心を示している。同クラブのニコラス・ラルカモン新監督は3バックと2ウイングバックのシステムを好んでおり、セルタで同様の戦術に慣れている両選手はシステムに完璧にフィットすると評価されている。(via ElDesmarque)
ボルハ・イグレシアスの感動秘話
スペイン代表としてワールドカップ決勝トーナメントでデビューを果たしたボルハ・イグレシアスが、クラウディオ・ヒラルデス監督との絆を語った。イグレシアスは若い頃から常に試合に出ることを望んでいたが、数年前にヒラルデス監督から受けたアドバイスでサッカー観が変わったという。『監督は僕に、サッカーは常にプレーしなければならないと教えるが、現実はそうではない。どんな立場からでもチームに貢献できるように準備しなければならないと言ってくれた。ここにいることは贅沢であり、どんな場所からでも貢献できることは誇りだ』と明かした。
さらに、ワールドカップデビューの試合後には多くの祝福を受けたが、ヒラルデス監督からのメッセージには特に心を打たれたという。『クラウディオから、デビューだけでなく、僕のプレーや僕の人間性についてもお祝いのメッセージをもらったんだ。しばらく泣いていたよ』と語り、恩師への深い感謝を口にしている。(via Estadio Deportivo)
その他の小ネタ
デニス・スアレスのセルタ復帰の噂が市場で流れている。また、ワールドカップでフランス代表が準決勝に駒を進めたことにより、代表選手を抱えるクラブへの休養期間の規定が適用されるため、セルタもラリーガ第1節の試合日程が延期される可能性のあるクラブの一つとして名前が挙がっている。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)
【本日の総括】
ハビ・ガランらの獲得で戦力を整える一方、復帰組の放出難航が補強の足かせになっています。アジョセ・ペレスら実力派ウインガーの獲得を狙いつつ、センターバックの若返りも進行中。イグレシアス選手と監督の固い絆も話題となる一日でした。