プレシーズン初戦Lotte戦 快勝と各選手のアピール

ドイツ4部リーグのSportfreunde Lotteとのプレシーズンマッチが行われ、レアル・ベティスが0-3で快勝しました。マヌエル・ペレグリーニ監督が不在の中、アシスタントコーチのルベン・コウシージャスが指揮を執りました。前半はパブロ・フォルナルスが中盤を支配し、直接フリーキックを放ったり、ゴンサロ・プティへのクロスを供給するなど攻撃を牽引しました。ゴンサロ・プティはこの試合唯一の純粋なストライカーとして出場し、ハイボールの競り合いやポストプレーを見せましたが、相手キーパーへのファウルでゴールが取り消される場面もありました。右サイドでは下部組織出身のアンヘル・オルティスとクワメ・ソスが素晴らしい連携を見せ、左サイドではロドリゴ・リケルメが精力的に動いたもののシュートの精度を欠きました。

後半はメンバーを大幅に入れ替え、パブロ・ガルシアがイバン・コラレホとイケル・ロサダの連携から先制ゴールを決めました。続いてネルソン・デオッサが自ら獲得したPKを沈めて追加点を奪い、最後はマルク・バルトラが中盤から持ち上がってパブロ・ガルシアの3点目をアシストしました。試合はドイツ在住のファンやペーニャのメンバーなど約5000人の観客が見守る中で行われました。この試合には、FCアンドラへ3年契約(1年延長オプション付き)で移籍したパウ・ロペスのほか、負傷中のアイトール・ルイバル、U19欧州選手権に参加したマヌ・ゴンサレスとホセ・アントニオ・モランテ、さらにW杯に出場しているクチョ・エルナンデス、アルバロ・フィダルゴ、エズ・アブデ、ジオ・ロ・チェルソが欠場しました。(via Estadio Deportivo)

パブロ・ガルシア 2ゴールでトップチーム定着へ決意

後半から出場したパブロ・ガルシアは、最初のタッチでゴールを決め、試合終盤にも追加点を奪うなど、2ゴール1アシスト未遂の活躍を見せました。昨シーズンはトップチームで15試合(378分)に出場したものの無得点に終わり、決定機を逃す場面もありました。そのため、プリメーラRFEF残留を争うBチームに合流し、9試合で7ゴール2アシストを記録しました。コパ・デル・レイでもパルマ・デル・リオ戦で2ゴール、トレントCF戦でリケルメにアシストするなど結果を残しています。

試合後、公式メディアに対して以下のように語っています。

『とても良い感覚です。チームに復帰できて非常に満足しており、幸せです。また新たに希望に満ちた、そして非常に厳しいシーズンが始まりますが、このように復帰できるのは気持ちが良いものです。確かに下のカテゴリーのチームが相手ですが、結果よりも、自分の体や心に心地よい感覚を持つことが常に重要です』

『皆さんもご存知の通り、私にとってこの世界で一番幸せなことはゴールを決めること、ましてや人生を懸けたこのチームでならなおさらです。親善試合であれ、コパであれ、ヨーロッパの大会であれ、ラ・リーガであれ、私は常に一番幸せな人間であり続けます。今年は昨年の数字に関する状況が少し変わることを願っています』

『ドイツで10日間練習し、休暇から少しずつ戻ってきました。もちろん、さらに進歩し、努力を続ける必要がありますが、まだ始まったばかりで、先は長いです』

また、応援に駆けつけたファンについても感謝を述べました。

『もちろんです。彼らには常に感謝しています。私たちにとって日々の重要な支えです。日曜は休み、月曜の朝から水曜日に向けて準備をします。コロンビノ杯には多くのベティスファンが応援に来てくれることを期待しています』(via Estadio Deportivo)

ネルソン・デオッサ 移籍の噂のなか「偽9番」で輝く

コロンビア人MFのネルソン・デオッサは、ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマへの買い取り義務付きレンタル移籍が濃厚とされています。投資家のマルコス・ラマッキアが銀行保証を行い、手続きを進めるためにリオデジャネイロへ飛ぶ可能性も報じられています。しかし、ベティスのキャンプでは普通に扱われており、練習でも真剣に取り組んで輝きを放っています。

Lotte戦では後半フル出場し、昨季後半戦で見せたような「偽9番」としてプレーしました。背を向けた状態からの見事なコントロールでイケル・ロサダへパスを出し、先制点の起点となりました。その後、10番のポジションに切り込んでキーパーと1対1になり、自らPKを獲得してゴールを決めました。試合終了間際にも際どい左足のシュートを放つなど、クラブに留まるにしても去るにしても素晴らしいパフォーマンスを披露しました。(via Estadio Deportivo)

新戦力フラン・ガルシアとファクンド・ベルナルがデビュー

今夏獲得した2人の新戦力、フラン・ガルシアとファクンド・ベルナルがLotte戦でベティスデビューを果たしました。

400万ユーロで加入したフラン・ガルシアは、ベティスが長年問題を抱えていた左サイドバックとして前半45分間プレーしました。守備の機会はほとんどありませんでしたが、攻撃面で非常に積極的な姿勢を見せました。読みの良さや戦術理解度が高く、何度もエリアに侵入して深い位置から危険なクロスを供給しました。セットプレーのキッカーも務め、ハーフボレーや強烈なクロスシュートでキーパーを3度脅かしました。ボールロストはありましたが、すぐにカバーする動きを見せています。後半からはジュニオル・フィルポに交代しました。

一方、フルミネンセから約1000万ユーロで加入したウルグアイ人MFのファクンド・ベルナルは後半から出場しました。まだ体力面で万全ではありませんが、ポジショニングが良く、センターバックのパスコースを作りながらピッチの両サイドでカバーリングを行いました。ルーズボールの競り合いにも勝ち、足元ではシンプルなパスからロングパスまで両足で正確に展開し、キックの精度の高さを見せました。コーナーキックからヘディングでゴールを狙う場面もありました。(via Estadio Deportivo)

パウ・ロペスの後釜にディエゴ・コンデが加入へ

FCアンドラへの移籍が公式発表されたパウ・ロペスの後任として、ビジャレアルCFからディエゴ・コンデの獲得が確実となりました。クラブ間および選手との合意は完了しており、日曜日に陸路でセビージャ入りし、月曜日にメディカルチェックを受けて練習に合流する予定です。コンデはセビージャでスペイン対アルゼンチンのW杯決勝を観戦すると見られています。

移籍形態は買取オプション付きのレンタルとなります。ビジャレアルは有償レンタルとし、2024年夏に投資した400万ユーロの回収を求めていました。買取金額は固定350万ユーロに変動150万ユーロが加わり、最大500万ユーロになる可能性があります。コンデにはセビージャFCやデポルティーボからも関心があり、土壇場でセルタも完全移籍での獲得に動きましたが、3者の合意が尊重され、21年ぶりのチャンピオンズリーグ復帰となるベティスでのプレーが決まりました。ペレグリーニ監督は、スポーツディレクターのマヌ・ファハルドからの提案を受け、この獲得を了承しています。コンデはアルバロ・バジェスやマヌ・ゴンサレスとポジションを争うことになります。(via Estadio Deportivo)

ペレグリーニ監督とイスコが個人的な理由で離脱

ドイツ合宿の締めくくりとなるSportfreunde Lotte戦を前に、マヌエル・ペレグリーニ監督が個人的な理由によりキャンプを離脱し、スペインへ帰国しました。そのため、この試合はアシスタントコーチのルベン・コウシージャスが第一監督として指揮を執りました。また、イスコ・アラルコンも同様に家族の事情で一足早くセビージャへ帰国しており、この試合を欠場しています。

チームはドイツでの第1次キャンプを終え、月曜日からセビージャのルイス・デル・ソル・シウダ・デポルティーバで練習を再開します。今後はウエルバ、グラナダ、ラ・リネア・デ・ラ・コンセプシオンへ遠征し、その後にアイルランドのダブリンで第2次キャンプを行う予定です。(via Estadio Deportivo)

ストライカー補強の動向と予算1500万ユーロの行方

左サイドバックの補強を終えたベティスは、現在ストライカーの獲得に全力を注いでいます。ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイという過密日程を戦うため、クチョ・エルナンデスとローテーションできるクオリティの高いフォワードが必要です。

マヌ・ファハルド率いるスポーツ部門は、デンマークのFCミッティランに所属する22歳のギニアビサウ代表、フランクリノ・ジュを長期間モニタリングしてきました。彼は昨季34試合で22ゴール3アシストを記録しましたが、FCミッティランはサウジアラビアのクラブからの約2500万ユーロというオファーを拒否しており、2029年末まで契約を残す彼を安売りするつもりはありません。

ベティスがストライカー補強に用意している予算は約1500万ユーロであり、この金額ではフランクリノ・ジュの獲得は極めて困難です。そのため、他の現実的な選択肢として、ASローマのアルテム・ドフビクやレアル・マドリードのゴンサロ・ガルシアをレンタルで獲得する可能性を模索しています。また、ファビオ・シウバはベティス入りに非常に前向きであり、FCシンシナティでゴールを量産しているケビン・デンキーも候補に挙がっています。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

ドイツ合宿を0-3の快勝で締めくくったレアル・ベティス。新戦力のフラン・ガルシアとファクンド・ベルナルが上々のデビューを飾り、パブロ・ガルシアやデオッサが結果を残しました。パウ・ロペスの後釜としてディエゴ・コンデの加入が確実となり、今後は1500万ユーロの予算でストライカーの確保に動きます。ペレグリーニ監督の不在というアクシデントはありましたが、チームは順調にプレシーズンを消化しています。