【今日のラインナップ】
✅ チャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦:敵地ニューカッスル戦は土壇場のPKで劇的ドロー
✅ フリック監督とクバルシの試合前後コメント:若きチームの苦闘と守備への手応え
✅ CL第2戦の展望とベスト8進出がもたらす巨額の経済的メリット
✅ カンプ・ノウ改修の進捗:Gol Nordと新応援席「Gol 1957」が正式オープンへ
✅ ラポルタ会長候補が語るフリック招聘の裏側とレヴァンドフスキの未来
✅ ラ・リーガ会長とエンリク・マシプがチャビ&アレマニーの「メッシ復帰」発言を完全否定
✅ ビクトル・フォント候補がラポルタを痛烈批判、メッシへの謝罪と定款改正を公約に
✅ 移籍市場とカンテラの最新動向:ブラント、ヤシンへの関心とビクトルの契約延長など
✅ 会長選候補マルク・シリアの控訴と元バルサ栄養アドバイザーの提言
■【チャンピオンズリーグ ラウンド16第1戦:敵地ニューカッスル戦は土壇場のPKで劇的ドロー】
⚽️ 試合経過とスタッツ
セント・ジェームズ・パークで行われたニューカッスル・ユナイテッドとのCLラウンド16第1戦は、1-1の引き分けで終了した。
前半からニューカッスルがインテンシティの高いマンツーマンのプレッシングを展開し、バルサは激しい苦戦を強いられた。前半のポゼッションはニューカッスル44対バルサ56、シュート数は5対5、枠内シュート2対2、コーナーキック6対3、ファウル8対3と、相手のフィジカルな圧力に押される展開が続いた。
後半もニューカッスルの攻勢は続き、ゴードンのシュートがポストを直撃する場面もあった。そして86分、マーフィーのクロスをファーサイドで完全にフリーになっていたハーヴィー・バーンズに頭で押し込まれ、先制を許してしまう。
しかし、敗色濃厚となった95分(アディショナルタイムのラストプレー)、ダニ・オルモが見事な切り返しでペナルティエリア内に侵入し、マリック・チャウとの接触でPKを獲得。これをラミン・ヤマルがGKラムズデールの逆を突いて冷静に沈め、貴重な同点ゴールを奪い取った。
主審はイタリア人のマルコ・グイダ、VARはダニエレ・キッフィが担当。前半、ペドリが相手を引っ張った場面ではカードが出ず、直後にヤマルが引っ張られた場面でもカードが出ないなど、基準の高い判定が続いた。また、後半のジョエリントンのゴールは明確なオフサイドで取り消されている。
🤕 負傷者とアクシデント
試合直前、エリック・ガルシアがハムストリングの違和感を訴えて急遽スタメンから外れ、ロナルド・アラウホが代役として右サイドバックに入った。また、マルク・ベルナルは73分に筋肉疲労により座り込み、カサドとの交代を余儀なくされた。
📊 選手個人評価
・ジョアン・ガルシア:前半に不用意なクリアミスなどがあったが、エランガのシュートを防ぐ見事なビッグセーブも見せた。
・ロナルド・アラウホ:急遽の出場で右サイドバックを担当。慣れないポジションでバーンズやエランガの対応に苦戦し、失点シーンでも戻りきれなかった。
・パウ・クバルシ:守備のリーダーとして君臨。試合開始直後にはトナーリの決定的なヘディングをゴールライン上でクリアする大仕事をやってのけた。
・ジェラール・マルティン:左センターバックとしてプレー。集中力が高く、カバーリングも迅速で素晴らしいパフォーマンスを見せた。
・ジョアン・カンセロ:左サイドバック。エランガのスピードとカウンターへの対応に手を焼き、攻撃参加も制限された。
・マルク・ベルナル:強烈なプレッシャーに苦戦し、前半のボールタッチはわずか17回。疲労により73分に交代。
・ペドリ:徹底的なマークに遭い、自由を奪われた。前半のボールタッチは37回にとどまり、70分に交代。
・ラミン・ヤマル:最も相手の脅威となった選手。厳しいマークを受けながらも突破を図り、最後に値千金の同点PKを決めた。今季のPK成功率は5本中4本。
・フェルミン・ロペス:積極的に動いたが、不用意なファウルも散見された。
・ハフィーニャ:消極的で輝きを放てず。後半は偽9番としてもプレーしたが、ボールロストが目立った。
・ロベルト・レヴァンドフスキ:前線で孤立し、決定機を1回逃す。70分に交代。
・ダニ・オルモ:後半途中出場。傑出した足元の技術でPKを獲得し、チームを救った。
・チャビ・エスパルト:88分にアラウホに代わって右サイドバックで出場し、18歳でチャンピオンズリーグデビューを果たした。
🎙 メディアの反応
ジャーナリストのパコ・ゴンサレスは前半のバルサの出来を痛烈に批判し、『ジョアン・ガルシアのミスはふさわしくない。失点しなかったのは運が良かっただけだ。バルサは最初の30分間のようなプレーを許してはならない』と苦言を呈した。
(via SPORT, MARCA, Mundo Deportivo, AS)
■【フリック監督とクバルシの試合前後コメント:若きチームの苦闘と守備への手応え】
🗣 ハンジ・フリック監督 (試合前コメント)
『私たちは非常に良いチームであり、ポジティブに考えなければならない。エリックは出場できないため変更を加える。彼をプレーさせるのはリスクだ。明日状態を見る。彼は私にとって非常に重要な選手だ』
『一緒に戦い、守る。特に最初の数分間は相手のスタジアムの応援があるため非常に重要だ。時々問題が起こるが、若くて質の高いチームだ』
『ベルナルはとても良く、ペドリは途方もない選手だ。マルクは18歳で信じられないほどの成長を遂げている。一歩一歩進む必要がある』
🗣 パウ・クバルシ (試合後コメント)
『素晴らしい試合をした。特に守備面で。小さなディテールが失点に繋がった。前線には一瞬で状況を打開できる選手がいる。ダニ・オルモが入ってやるべきことをやってくれた』
『ここに来るのが難しいことは分かっていた。スタジアムの圧が凄く、繊細でなければならなかった。前線で良くなかった。時には良い結果を出すために引きこもったり、ミドルブロックを保つ必要がある』
『厳しい数週間を過ごし、少し疲れていた。90分間プレスをかけ続けることはできないので、いつプレスをかけるか見極める必要があった。相手はとてもフィジカルなチームだ。良い結果を出さなければならなかった。ホームでは全力を尽くす』
『チャビ(エスパルト)とは多くの瞬間を共にしてきた。彼が上がる時は快適に感じる。失点になりかねない良い守備の動きをしてくれた。素晴らしかった』
(via MARCA, Mundo Deportivo)
■【CL第2戦の展望とベスト8進出がもたらす巨額の経済的メリット】
📅 第2戦の日程とルール
第2戦は3月18日(水)21:00より、Spotifyカンプ・ノウで開催される。現在はアウェイゴール2倍ルールが廃止されているため、この1-1という結果は純粋なドローとして扱われ、カンプ・ノウでの勝者がそのままベスト8へ進出する。
💰 莫大な経済効果
バルサは今季のCLですでに約5200万ユーロを確保している。内訳は、参加賞金の1860万ユーロ、リーグフェーズでの5勝1分によるパフォーマンスボーナス1120万ユーロ、ラウンド16進出ボーナス1100万ユーロ、そして順位分配金などの約1080万ユーロである。
もしニューカッスルを退けて準々決勝に進出すれば、さらに1250万ユーロの賞金が追加され、総獲得賞金は約6450万ユーロに達する。
⚔️ 次なる対戦相手
準々決勝に進出した場合、アトレティコ・マドリード対トッテナム・ホットスパーの勝者と対戦することが決まっている。アトレティコは第1戦を5-2で大勝しており、勝ち抜けが濃厚となっている。
(via SPORT, MARCA, AS)
■【カンプ・ノウ改修の進捗:Gol Nordと新応援席「Gol 1957」が正式オープンへ】
🏟 スタジアムの拡大
バルセロナ市議会からフェーズ1Cの初回占有ライセンスが正式に付与された。これにより、会長選挙が行われる3月15日のセビージャ戦から、Gol Nord(北ゴール裏)の第1・第2層が一般に開放される。
これに伴い、スタジアムの収容人数は現在の45,401人から62,652人へと大幅に増加する。また、Tribuna(メインスタンド)のPitch ClubとMain Hub、Lateral(バックスタンド)のMini HubといったVIP向けホスピタリティスペースも稼働を開始する。
🥁 新たな応援席「Gol 1957」
Gol Sur(南ゴール裏)には、新たな応援席となるグラダ・ダニマシオが新設される。このエリアは、スタジアムの歴史的な開場年にちなんで「Gol 1957」と命名された。アトレティコ戦でコーナー付近に陣取っていた750人のサポーターがこの新エリアに移動し、スタジアムの熱気を牽引する。
🎟 ソシオ向けパス販売
新たな座席エリアのオープンに伴い、ソシオ向けのパス購入プロセスが開始されている。価格は選択するエリアと残りの試合数に応じて140ユーロから231ユーロに設定されている。10月の抽選で漏れたソシオには24時間の優先購入権が与えられている。
(via SPORT, Mundo Deportivo)
■【ラポルタ会長候補が語るフリック招聘の裏側とレヴァンドフスキの未来】
🎙 フリック監督の招聘について
ジョアン・ラポルタ会長候補は、ラジオ番組のインタビューでハンジ・フリック監督への絶大な信頼を語った。
『就任当初からフリックと契約したかった。ラルフ・ラングニックのインタビューを読んで、ユステに食事に誘うよう頼んだ。フリックが最もコミットしていた。当時はドイツ代表の仕事があったので無理だったが、クーマンには、私の選択肢は実現しなかったのであなたと続ける、と伝えた。チャビが辞めると言った時、フリックを獲りに行った』
『今後数年間、彼が監督であることを望む。彼は要求が高く、知識があり、プロフェッショナルで、選手の扱いを知っており、快適だ。良い雰囲気を与え、強い個性と性格を持っている』
🎙 レヴァンドフスキの契約延長について
『彼は大きな才能を持ち、入れば決める。バイエルンという私が尊敬するクラブと対立してまでバルサに来てくれた。バルセロナの街や環境に完全に適応している。彼のやることすべてが好きだ。率直な人間で、とてもよく成熟した選手だ』
『サウジアラビアから非常に重要なオファーがあるが、彼はここに留まることを望んでいる』
🎙 ジュリアン・アルバレス獲得の噂について
アルゼンチン方面から報じられていたアトレティコのジュリアン・アルバレス獲得の噂については、完全に否定した。
『バルサのシステムで機能する素晴らしい選手だが、銀行を破産させるような選手ではない。まずバルサに来たいという意志を示すべきだし、妥当な価格であるべきだ。彼らの要求を見ると、このケースは問題外だ』
🎙 チャビの発言とメッシの復帰失敗について
チャビが「メッシ復帰はラ・リーガの許可を得ていたが、会長が白紙にした」と発言したことについて、反論を展開した。
『残念ながら、チャビはビクトル・フォントに利用されており、それは他の候補者が我々を分断するための方法だ。幸いなことに、我々には我々を楽しませてくれるフリックがいる』
『レオのOKがなかった。ホルヘ・メッシは沈黙を守り、最後に、状況を見てマイアミに行く、と言った。私はそれを理解している。破産したバルサに到着し、機能していないチームと古いスタジアムを抱え、サラリーキャップなしで1億5000万を清算しなければならなかった。これらすべてが、メッシの残留の意志を含め、あらゆる計画を複雑にした』
『レオ・メッシにはクバラやクライフの隣に銅像を作り、カンプ・ノウが満員になった時にスーパーなトリビュートをしなければならない』
(via SPORT, Mundo Deportivo)
■【ラ・リーガ会長とエンリク・マシプがチャビ&アレマニーの「メッシ復帰」発言を完全否定】
🗣 テバス会長の猛反論
アトレティコ・マドリードのディレクターを務めるマテウ・アレマニー(元バルサSD)が、チャビの「メッシ復帰にラ・リーガのOKが出ていた」という発言を支持し「チャビは正しい。我々はOKを持っていると言われていた」と述べたことに対し、ラ・リーガのハビエル・テバス会長が真っ向から否定した。
『ラ・リーガの「イエス」はなかったし、決して求められなかった。1:1ルールにいなかったのだから、彼がいくら稼ぐかもわからないのに「イエス」を出すのは不可能だ。契約がそれ以下であっても不可能だった。さらに、FCBの誰もラ・リーガに連絡してこなかった。マテウは勘違いしている。仮に合意があったとしても、契約の評価はジョアン・フェリックスの時のようになっただろう(実際の給与より高い市場価値で計算されるルール)』
また、バルサがFFPで特別扱いを受けているという批判に対しても明確に否定した。
『そのような物語が構築されているが、事実ではない。もし優遇されているという認識がクラブ間に少しでもあれば、私はとっくに追い出されていただろう。恣意性がないことは誰もが知っている』
🗣 エンリク・マシプのチャビ批判
ラポルタ陣営のエンリク・マシプも、チャビの主張を嘘であると猛烈に批判した。
『彼は2ヶ月間、私やメディア、全員に「選手たちを信じていない」と言い続け、時間が経つと突然「信じている」と言った』
『彼が言っている多くのことは嘘だ。1月に辞めたいと言ったのは彼だ』
『この仕事をする者は人生を捧げなければならない(フリックやペップなどを引き合いに出し、チャビの献身性の不足を指摘)』
『奇妙なのは、彼が辞めたいと言いながら、シーズン終了まで自分を維持するようクラブに求めたことだ』
『もし彼が全選手を放出したくて、彼らをコントロールできないと言うなら、私なら彼をクビにする。虐待や騙されたと話すのは狂気の沙汰だ』
(via SPORT, MARCA)
■【ビクトル・フォント候補がラポルタを痛烈批判、メッシへの謝罪と定款改正を公約に】
🗣 フォント候補の主張
会長選の対立候補であるビクトル・フォントは、ラポルタの運営体制を激しく非難し、自身の公約を掲げた。
『時間が経ち、前会長にはクラブを率いるエネルギーも能力もないことが分かる。彼は非常に個人的にクラブを統治している。バルサに必要なのは団結し、最高のチームを作る条件を整える能力だ。そのためには前会長がもはや持っていない経験、エネルギー、能力が必要だ』
『メッシは日曜日までに発言しないと思うが、ぜひ真実を説明してほしい。ソシオが騙されて投票に行かないように。最初の決定の1つは、メッシに電話してバルセロニスタを代表して謝罪することだ』
『もし我々が25億ユーロの負債を抱え、利益を生み出さなければ、所有権は危険にさらされる。我々が提案する定款改正により、ポピュリストの会長が所有形態を変更しようとする場合、最低66%の参加と75%の賛成による住民投票にかけなければならない』
『ペップ・グアルディオラは現在だ。必ずしも監督という意味ではなく、国の才能がバルサという組織に貢献するということだ』
(via Mundo Deportivo)
■【移籍市場とカンテラの最新動向:ブラント、ヤシンへの関心とビクトルの契約延長など】
🔄 移籍市場の噂
・ユリアン・ブラント(ボルシア・ドルトムント):29歳のドイツ人MFは6月で契約満了となり、延長しないことをクラブに伝えた。ライン間での動きや多機能性がフリックの戦術に合致しており、フリーで獲得できることからバルサ内部で検討されている。ただし、アーセナル、ニューカッスル、トッテナムなどプレミアのクラブも関心を示している。
・ゲシメ・ヤシン(ストラスブール):20歳のモロッコ人右ウインガー。代理人のエルヴェ・クロスが『バルサの関心は事実だが、まだ正式なオファーはない』と認めた。市場価値は約600万ユーロと見られている。
・アブデの買い戻し:バルサはマーカス・ラッシュフォードの代役として、ベティスからアブデを買い戻すことを検討している。
・ミッキー・ファン・デ・フェン(トッテナム):元トッテナム監督のハリー・レドナップが、『彼がバルサでプレーしたがっていると確信している』と発言した。
・ネイサン・アケ(マンチェスター・シティ):フリーになる可能性があるオランダ人DFに対し、バルサが関心を示しているが、ACミランも獲得レースに参戦している。
・ルカ・ヴスコヴィッチ(ハンブルクにレンタル中のトッテナム所属CB):クリステンセンが退団した場合のプランBとしてリストアップされている。代理人はピニ・ザハヴィ。
・ロベルト・レヴァンドフスキ:自身の将来について『まだ決めていない。自分の感覚に従わなければならない。現時点では決断について何も言えない』と語った。
🧬 カンテラの情報
バルサ・アトレティクでプレーする右サイドバックのギジェム・ビクトルが、2028年までの契約延長に合意した。さらに1年間の契約延長オプションも付随している。
🚫 サン・マメスでの反バルサチャント
ラ・リーガは、先日のアスレティック・ビルバオ戦において、サン・マメスのサポーターが「バルサファンは知的障害者だ」「クソバルサ」などの侮辱的なチャントを繰り返したとして、反暴力委員会に告発を行った。
(via SPORT, Mundo Deportivo, Estadio Deportivo)
■【会長選候補マルク・シリアの控訴と元バルサ栄養アドバイザーの提言】
⚖️ マルク・シリアの控訴
会長選挙への立候補を目指しているマルク・シリアは、カタルーニャサッカー連盟(FCF)の控訴委員会に対し、無効とされた379票の署名を有効化するよう求める37ページに及ぶ文書を提出した。FCFは水曜日にも何らかの決定を下す見込みであり、結果次第では選挙日程が延期される可能性もゼロではない。
🍎 栄養アドバイザーの提言
12年間にわたりバルサの栄養アドバイザーを務めたToña Lizárraga医師がインタビューに応じ、長寿とエネルギー管理について語った。
『全員が一生のためのエネルギー予算を持っており、それはまるでろうそくのようなものだ。コルチゾール(ストレスホルモン)が高いままだと、ろうそくはより早く消費されてしまう』と述べ、運動後の休息やストレス管理の重要性を説いた。
(via SPORT)
【本日の総括】
CLニューカッスル戦は苦しい展開の中、土壇場でヤマルのPKにより1-1の引き分けに持ち込んだ。カンプ・ノウでの第2戦に全てが懸かる。ピッチ外では会長選を目前に控え、メッシ復帰騒動や定款改正を巡るラポルタ、フォント、マシプ、テバスらの舌戦が激化。さらにカンプ・ノウのGol Nordオープンやブラントらのフリー獲得の噂など、クラブは激動の1週間を迎えている。
