開幕ソシエダ戦を1-0で制す!リケルメの魂のダイレクトボレーで Champions League への好発進

レアル・ベティスの新しいラ・リーガ2026/27シーズンが、最高の形で幕を開けました。金曜日の夜、本拠地ラ・カルトゥハに強豪レアル・ソシエダを迎えて行われた開幕戦において、見事な1-0の完封勝利を収めました。8月21日のうだるような暑さと、数万人の市民がバカンスで市外へ出ている時期にもかかわらず、スタジアムには59,490人もの大観衆が詰めかけ、熱気に包まれました。この観客数はクラブ史上9番目に多く、サッカーの試合としては10番目に多い歴史的な動員記録となりました。

試合は序盤からベティスが主導権を握る展開となりました。前半1分、新加入のAntonyが右サイドを力強く突破し、中央へ低いクロス。そこに走り込んだロドリゴ・リケルメが決定的なシュートを放ちましたが、相手ディフェンダーの決死のブロックに阻まれ、惜しくも先制とはなりませんでした。その後も22分には、Cucho HernándezとAntonyの鋭いカウンターから決定機を創出。ペナルティスポット付近でパスを受けたAntonyがシュートを放ったものの、キックが弱く相手GKレミロの正面を突いてしまいました。

膠着状態を破ったのは後半62分でした。中盤でのルーズボールをベティスが回収すると、前線のCucho Hernándezがタメを作り、相手のマークを巧妙に外しながらペナルティエリア内の左側へ柔らかい極上のアシストパスを供給。そこに素晴らしいタイミングで走り込んだリケルメが、バウンドを待たずに左足のインサイドで見事なダイレクトボレーシュートを放ち、これがネットに突き刺さって待望の先制ゴールとなりました。

ゴールを決めて勝利の立役者となったリケルメは、試合後のインタビューで自身の喜びと並々ならぬ努力の成果を明かしました。

『得点を決めてチームを勝利に導けたことは、最高の満足感です。今日のスタジアムのサポーターの前で、今シーズンの最初の試合、そして最初のゴールを決められたことは何よりの大きな励みになります。間違いなく、今日のこの会場の中で私こそが世界で最も幸せな人間でしょう。昨シーズンからこのクラブに在籍していますが、ここは本当に素晴らしい家族のようです。この大切な仲間たちと毎試合戦えることは、私にとっての特権です。この夏の間、自分自身のキレを取り戻すために個人として徹底的にトレーニングを重ねてきました。メンタル面をコントロールできるように精神的なケアに集中しましたし、フィジカル面でも体脂肪を減らして筋肉量を増やして合流したのです。このプレシーズンでのハードワークの成果が今日現れましたし、これからの試合でさらに私の最高のバージョンを皆さんにお見せできると確信しています』

リケルメはこの日、左サイドバックのFran Garcíaと縦の関係を築き、非常に強力な左サイドの連係を披露しました。その関係についてもリケルメは熱く語っています。

『彼がこの夏に加入してきた際、お互いの特徴を早く理解し合えるように何度も二人でじっくりと話し合いました。ピッチでの密なコミュニケーションこそが鍵です。かつてレアル・マドリードとアトレティコ・マドリードの育成カテゴリーにいた頃に何度も対戦していたので、もともとお互いを知っていました。フランは本当に驚異的な運動量を持つ、まるで野獣のようなタフな選手です。彼が後ろに控えてくれていると感じられるだけで、私は攻撃に専念できますし、本当に助けられています』

試合終盤、ベティスは交代出場のIsco Alarcónが2点目の大チャンスを迎えましたが、相手GKのセーブに阻まれました。その後はソシエダに猛攻を仕掛けられ、いくつかの大ピンチを迎えましたが、守備陣が最後まで極めて高い集中力を維持。見事なクリーンシートで開幕勝利を飾りました。(via Estadio Deportivo / via Mundo Deportivo / via ElDesmarque)

個別評価で明暗!Bartraの8点満点と空中戦を支配した Natan、そして神セーブで汚名返上した Vallesの7点評価

開幕戦での素晴らしい完封劇を受け、出場した選手たちの個別評価が明らかになっています。

まず、守備陣で最高の輝きを放ち、文句なしの「8点」満点評価を獲得したのがマルク・バルトラです。バルトラはディフェンスリーダーとして極めて優秀なパフォーマンスを見せ、的確なポジショニング、絶妙なタイミングでのインターセプト、そして空中戦での強さを示し、非の打ち所がないディフェンスでソシエダの攻撃を封じ込めました。

今夏に加入し、バルトラとセンターバックのコンビを組んだ新戦力のナタンも「6点」と手堅い評価を得ています。ナタンは空中戦において相手FWのÓskarssonを完全に抑え込み、終盤には Marchalの放った最も危険なクロスを頭でクリアして同点ゴールを未然に防ぎました。試合中には1枚のイエローカードを受けましたが、決定的な得点機会の阻止(DOGSO)には当たらない正しいファウルでの対応でした。

さらに、ゴールマウスを守ったアルバロ・バジェスは、試合を通じて一部で大きなハラハラをサポーターに与えました。足元のビルバオ並みのビルドアップでのパスミス、飛び出しの判断ミス、配置の乱れなど、前半から中盤にかけて不安を露呈してスタジアムをハラハラさせました。しかし、後半82分に訪れた最大の窮地、ソシエダのÓskarssonが完全にフリーで抜け出して放った一対一のシュートを、驚異的な反応によるブロックで防ぎました。この極めて決定的なセーブはまさに「ゴール1点とまったく同じ価値」があると絶賛され、「7点」の高評価を得ました。

新加入の左サイドバック、フラン・ガルシアも「6点」と評価されています。信じられないほどのスタミナと固体のようなフィジカルを示し、ピッチを広くカバーしました。守備面で頑丈さを示しただけでなく、攻撃でも常にリケルメのパスの選択肢として寄り添い続けました。

中盤では、新戦力のファクンド・ベルナルが「6点」と、ファーストチームでの上々なデビューを飾りました。まだラ・リーガのテンポに順応している最中ですが、素晴らしい立ち位置の良さ、ボールを失った直後の即時プレスの素早さ、そして思い切って相手の懐に足を滑り込ませるタックルの技術など、インテリジェンスを感じさせるプレーを連発しました。

同じくダブルピボーテを組んだマーク・ロカも「6点」の評価を獲得。ロカは中盤で常にバランスを保ち、抜群の戦術理解のもとでパス成功率91%という非常に正確なビルドアップを見せました。

一方で、フォルナルスは「5点」と苦しい評価になりました。後半にIsco Alarcónが投入されるまで、中盤や前線で効果的に連動できる味方がおらず、背を向けた状態でのプレーが多く、ボールから遠ざかる孤立した時間が長くなりました。

前線では、アシストを記録したCucho Hernándezが「6点」、序盤にいくつかの惜しい場面を作り、まだ本来のキレやトップコンディションではないものの可能性を示したAntonyが「7点」の評価を得ました。

途中出場組では、57分にベルナルに代わって入ったIsco Alarcónが「6点」の評価。彼が入った瞬間からチームにリズムと攻撃の選択肢(酸素)が増え、決定的なチャンスも迎えました。また、リケルメと交代で入った若手のPablo Garcíaも、背後を突くスピードと勇敢なプレーで「6点」の高評価。78分から出場したネルソン・デオッサも、素晴らしいコミットメントと、相手を強襲するミドルシュートを放つなど、非常に有効な戦力となる「6点」のパフォーマンスを見せました。(via ElDesmarque / via Diariovasco)

トロイ・パロット獲得の興奮!AZから最大1900万ユーロでの加入劇とラ・カルトゥハでの熱い初体験

レアル・ベティスは、オランダのAZアルクマールからアイルランド代表の24歳FWトロイ・パロットの完全移籍獲得を正式に完了させました。今回の契約は5年契約(2031年6月まで)となっており、移籍金は固定で1600万ユーロ、さらに設定された個人・クラブの目標達成に伴うインセンティブ(変数)として300万ユーロが上乗せされるため、総額最大1900万ユーロに達する大きな取引となりました。また、前所属クラブのAZアルクマールに対して将来の売却額の10%を支払うという転売条項も契約に含まれています。

パロットはAZアルクマールでの2年間で公式戦95試合に出場し、51ゴール14アシストを記録している本物の得点王です。かつてユース時代にトッテナムに所属し、イングランドでの複数のレンタル移籍を経験した後、オランダのエクセルシオールで17ゴールを決めて大ブレイクしました。今回の獲得は、今季21年ぶりにヨーロッパ最高峰の舞台であるChampions Leagueに参戦するベティスにとって、攻撃陣に絶対的なクオリティを加える待望の補強となりました。

金曜日の試合当日、まだチームに合流して間もなかったパロットは選手登録や調整日数の関係でベンチ外となりましたが、スタジアム「ラ・カルトゥハ」を訪れました。

スポーツディレクターのマヌ・ファハルド氏や、アンドレス・フェルナンデス氏、アルバロ・ラドロン・デ・ゲバラ氏らクラブの幹部陣とともにVIP席に座り、試合を観戦しました。選手たちがピッチに入場する際、5万人以上のサポーターが立ち上がり、声を一つにして歌うベティスのクラブ公式アンセムを初めて特等席から体感したパロットは、その圧倒的な一体感に非常に強い感銘を受けていました。試合終了後には、通路で待ち受けてチームメイト全員を熱くハグして祝福しました。

パロットは興奮冷めやらぬ表情で、自身の初めての体験を次のように語りました。

『本当に信じられないほどの驚きです。私のベティスとしての最初の体験は、文字通りトップ中のトップ(top)のクオリティでした。この素晴らしいスタジアムで、彼らのような熱狂的なファンを前にピッチに立つ日が待ちきれません』

週末、パロットはLuis del Sol練習場において、マヌエル・ペジェグリーニ監督の指導のもとで非公開でのトレーニングに集中して取り組んでおり、同時に新しい生活のためのスペイン語の学習プログラムも開始しました。次なる戦いである火曜日のバレンシア戦(メスタージャ)、あるいは土曜日のレバンテ戦に向けて、一刻も早いデビューへ備えています。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque / via Mundo Deportivo)

移籍市場残り10日のパズル!Deossaを狙うクラブ・アメリカの巨額オファーと Ceballos獲得への資金繰り

LALIGAの移籍市場の閉鎖が9月1日に迫る中、ベティスのフロントは非常に慌ただしい最終盤の攻防を迎えています。

クラブは現在、25名までの選手登録ライセンス枠のうち、背番号「25」が空き番号となっており、追加の選手登録が可能なライセンス枠を1つ保持しています( Ángel Ortizが背番号12、Diego Condeが13、新加入のParrottが19番に登録完了)。しかし、監督が求める理想的なチームを完成させるためには、複数の人員整理を行い、さらなる資金とライセンス枠の余裕を生み出す必要があります。

その放出候補の中で、現在マーケットの最も熱い目玉として巨額の交渉が行われているのが、コロンビア人MFネルソン・デオッサです。

デオッサを巡っては、メキシコの強豪クラブ・アメリカが非常に強い関心を示して獲得に動いています。クラブ・アメリカを率い、現在リーグ首位を走っている名将ギジェルモ・アルマダ監督は、かつてパチューカの指揮官としてデオッサを起用したことがあり、彼のポテンシャルを誰よりも高く評価しています。アルマダ監督はフロントに対し、彼の獲得を強く要求しました。

ベティスは2025年8月に、パチューカからモンテレイを経たデオッサを移籍金1160万ユーロ(約1070万ユーロ)で獲得しました。今回のクラブ・アメリカからの打診に対し、ベティス側は「1500万ドル(約1285万ユーロ)」という極めて強気な移籍金を要求しています。もしこの取引がこの金額で合意すれば、クラブ・アメリカがこれまでに行ってきた移籍補強の歴史(これまでの過去最高額は1100万ユーロ未満)を大きく塗り替える、クラブ史上最も高額な獲得劇となります。

デオッサに関しては、他にもプレミアリーグのイプスウィッチ、リーズ、ウェストハム、ウルヴァーハンプトンといった複数のクラブが去就を注視しており、移籍市場最終日に向けて取引が決着する可能性があります。

この人員整理と資金解放が進んだ場合、ベティスが獲得を狙っている最大のターゲットがDani Ceballosです。

セバジョスはレアル・マドリードを退団(1年半前に自ら契約を解除)して以降、フリーの状態で愛するベティスへの帰還を熱望して待ち続けています。すでに何度もベティス復帰への想いを示す言動を繰り返しており、サポーターの期待も最高潮に達しています。現在の中盤にはFornalsやIsco Alarcón、Fidalgo、Lo Celsoといったタレントが並んでいますが、今シーズンのChampions Leagueという過酷な戦いを考慮すれば、セバジョスのような国際舞台の経験豊富なゲームメーカーの獲得は必須です。

また、他にIker Losada(背番号14)についても、前線のポジション争いが激化していることから、再びレンタルまたは完全移籍での退団が極めて濃厚となっており、これらの放出がDani Ceballos獲得への最大の資金的な扉を開くことになります。(via Estadio Deportivo / via MARCA / via Mundo Deportivo)

涙のスタジアム1周で別れを告げた Pablo García、ハル・シティとの交渉難航と招集入りの現実

ソシエダとの劇的な試合の終了直後、スタジアム「ラ・カルトゥハ」に詰めかけた多くのサポーターの涙を誘うエモーショナルな光景が見られました。

試合に途中出場して素晴らしいハードワークを見せた下部組織出身のアタッカー、パブロ・ガルシアが、他のチームメイトたちが引き上げた後もピッチに一人残り、溢れ出る涙を堪えながら、観客席に向けて手を振り、投げキッスを送りながらスタジアムをゆっくりと1周しました。ベティスは9月4日までホームゲームが予定されていないため、このジェスチャーはイングランドへの移籍を目前に控えた「別れの挨拶」であると誰もが解釈しました。

現在、イングランドのハル・シティが彼の獲得に向けてベティスと直接の交渉を続けています。

ハル・シティが提示した最初のオファーは「500万ユーロでパブロ・ガルシアの保有権の50%を獲得する」というものでした。しかし、ベティス側はこの条件を拒否し、以下のような非常に厳しいカウンターオファー(逆提示)を行って交渉を一時的にブロックしています。

ベティスが要求する条件:

1. 50%の権利に対する固定移籍金500万ユーロ

2. 将来的にさらに20%の権利を合計300万ユーロ(追加ボーナスや変数含む)で強制的に買い取る「買取義務(obligación)」

3. 将来的に選手が別のクラブへ移籍した際の転売利益の30%の権利をベティスが保持する

ハル・シティ側は、この20%の追加買い取り義務の枠をオプション(任意)にしたいと望んでおり、強制的な買い取り枠の義務化を要求するベティスとの間に大きな意見の摩擦が生じています。このため、ベティスのフロントは現時点で「合意からは非常に遠い」と説明しています。

マヌエル・ペジェグリーニ監督は試合後の会見で、去就に揺れるガルシアについて問われたものの、

『特定の名前や去就の噂について、これ以上深く言及するつもりはありません。現時点では登録されたメンバーで戦うのみです』

と述べるにとどまりました。

また、パブロ・ガルシアを売却して得られる利益は、クラブの会計上は大きなプラスになりますが、LALIGAが定めるサラリー上限を広げる効果はほとんどありません。そのため、彼の放出がDani Ceballosら大物の獲得に直接のメリットをもたらすわけではありません。フロントは、彼の去就が解決するまでの間、チームの戦力として彼を次のバレンシア戦の招集リストにも含める方針であり、今週火曜日までに両クラブ間の話し合いが再開される見通しです。(via ElDesmarque / via Estadio Deportivo)

ポルトガルで輝く Altimiraの激白!ベティス退団の背景とペジェグリーニ監督への率直な思い

今年7月に、ベティスからポルトガルの強豪Sporting CPへ移籍金1825万ユーロ(さらに250万ユーロの変数、ただし将来売却時のパーセンテージは持たない形で、保有権の85%を売却)という大型移籍で去ったミッドフィルダー、セルジ・アルティミラが、ポルトガルでの大活躍の裏で、ベティスを退団するに至った理由を明らかにしました。

アルティミラは現在、Sporting CPにおいて3試合連続スタメン出場を飾り、早くも初ゴールを記録するなど、完全にチームの中心としてブレイクしています。

彼はラジオ局『Radio Marca』のロングインタビューにおいて、自身の退団について以下のように語りました。

『私は、自分がどのような歴史的なビッグクラブにいるのか、サポーターや周囲の人々が自分に何を期待しているのかを重々理解しています。ベティスでは公式戦110試合に出場し、6,000分以上(正確には6,067分)を戦って5ゴール4アシストを記録し、チームのために常に100%の魂を削って戦ってきました。ピッチの上で自分がコントロールできる領域については、すべて最善を尽くしていたと胸を張って言えます。しかし、フットボールの世界には、選手個人の努力だけではどうすることもできない、監督(ペジェグリーニ)の起用法や采配に100%依存する領域が存在するのも事実です。自分がこれ以上成長を止めず、選手としてスタグネーション(停滞)しないためには、あのタイミングでクラブを出ることが不可欠な決断だったと感じています。ただ、クラブ側も私の移籍によって非常に大きなプラスの資金的助けを得られたと満足してくれましたし、結果的にはベティスと私、お互いにとって完璧な形でウィンウィンの素晴らしい取引だったと思っています。ペジェグリーニ監督に対しても、クラブに対しても、恨みや悪い感情は全くありません』

アルティミラの売却による莫大な純利益は、ベティスが前会計年度において計上しなければならなかった巨額の特別な目標利益を達成する上で、決定的な役割を果たしたとされています。(via Estadio Deportivo)

ラ・カルトゥハを襲った深刻な入場ゲート障害、年間シートホルダーへの出席保証とクラブの特別謝罪

ソシエダとの開幕戦で見事な勝利を飾った一方で、スタジアムのインフラ運営において非常に深刻なシステム障害が発生し、サポーターから大きな怒りの声が上がりました。

金曜日の夕方、多くの年間シート(abono)保持者やファンが、スタジアム「ラ・カルトゥハ」の入場ゲートの回転バー( tornos )の前や、問い合わせの窓口において、数時間に及ぶ大行列を強いられる事態となりました。これはクラブの公式チケットアプリのアクセスシステムが完全にダウンしたことが原因でした。

特に、自身のシーズンチケットをアプリを介してデジタル譲渡したケースや、年間シートの物理カードの郵送費を支払ったにもかかわらず、開幕までに手元に届かなかったためにデジタル形式で入場を試みたファンが、ゲートでQRコードを正しく検証できない状態に陥りました。試合開始のホイッスルが鳴り響いても、座席にたどり着けない多くのファンの怒りは最高潮に達し、クラブ側は最終的に座席番号の入っていない簡易入場券を発行してスタジアムに入れるという、極めてお粗末な応急処置をとりました。

これを受け、ベティスのファン窓口である「Oficina de Atención al Bético」は、土曜日に公式な自己批判と深い謝罪の声明を発表しました。

『金曜日のソシエダ戦において、アクセスのシステムエラーにより、熱烈なサポーターの皆様に非常に大きなご不便とご迷惑、そしてご不快な思いをさせてしまいましたことを、心より深くお詫び申し上げます。この事態を極めて重大に受け止め、今回の開幕戦に関しましては、実際にスタジアムに入場できたかどうかのデータに関わらず、すべてのシーズンシート保持者の方々を「出席(アシスト)」扱いとして記録することを決定いたしました。これにより、来シーズン(2027/28)のシーズンシートの価格割引(継続特典)を適用するための絶対条件である「今シーズン中のスタジアム出席率80%義務」において、不利益を被るファンの方は一人も現れません。今後、二度とこのような重大なシステムエラーが発生しないよう、システムの抜本的な改善に今すぐ取り組みます』(via Estadio Deportivo)

ペジェグリーニ監督が語る「あと2、3の微調整」の必要性と Amrabat再獲得への強い要求

公式記者会見に臨んだマヌエル・ペジェグリーニ監督は、ソシエダ戦での勝利と新戦力への称賛を語る一方で、フロントに対し、移籍市場の残り10日間で「さらなる戦闘力の補強」を極めて強く要求しました。

監督は、今夏獲得したウルグアイ出身のファクンド・ベルナルの堂々たるデビュー戦について次のように称賛しました。

『彼のピッチ上での働き、戦術へのアプローチには非常に満足しています。中盤の底で非常にスマートに機能し、これからの私たちの戦いにおいて必ずや心強い盾となってくれるでしょう。後半、激しい努力の末に足の疲労を訴えたため、無理をさせずに交代させました』

また、決勝ゴールを決めたリケルメの成長については、次のようにさらなる注文もつけています。

『彼が計り知れない高い素質を持っているのは言うまでもありません。しかし、ピッチの上でプレーする際には、もう少し気持ちの回転数を下げて、冷静な判断の「タフな一時停止(pausa)」を取り入れる必要があります。彼にはゴールを奪う感覚と、一瞬で局面を打開できるシュートの力があります。本日の攻撃のチャンスの大部分は彼から生まれました。彼は非常に真面目で、どのような批判に対しても感情的に拒絶せず、自己批判として真摯に受け入れることのできる素晴らしいプロフェッショナルな精神を持っています』

しかし、監督の最も重要なメッセージは、チームに不可欠なピースが未だ足りていないという強い警告にありました。

『私たちのスカッドは非常に良いレベルで構築されていますが、今シーズン直面するChampions Leagueという最高峰の舞台を乗り越えるためには、あと2、3の「微調整(retoques)」が絶対に欠かせません。この市場の最後の10日間は、予期せぬチャンスや新しい選択肢が浮かび上がる時期であり、フロントは警戒を怠ってはなりません。チームの攻撃陣からはChimyとBakambuの2人の実力者が去ったのに対し、新加入したストライカーはParrottのわずか1人です。また、中盤の要であったAltimiraとAmrabatの2人が去ったのに対し、新しく入ったピボーテはBernalの1人のみです。これほどタフなシーズンを戦い抜くためには、これらのポジションに同等のクオリティを持つもう一人の選手を連れてくる必要があります』

ペジェグリーニ監督は、かつて昨シーズンにチームの心臓として活躍し、現在はフェネルバフチェへ戻っているものの去就が非常に不透明なモロッコ代表の守護神ソフィアン・アムラバト(Sofyan Amrabat)の再獲得を、フロント陣に対して強力にプッシュしています。(via ElDesmarque / via MARCA)

火曜日に迫るバレンシアとの延期分第1節、メスタージャでの相性抜群なペジェグリーニの数字

レアル・ベティスは、いよいよ今週火曜日(8月25日)の21:00より、敵地メスタージャにおいてバレンシアCFとのリーグ戦を戦います。

この戦いは日程上は「第1節」となりますが、ワールドカップ決勝戦までプレーした所属選手(ベティスのアルゼンチン代表ジオヴァニ・ロ・セルソなど)を抱えるクラブは開幕の日程を延期できるという特別ルールに基づき、開幕週から延期されていたものです。すでに両クラブとも第2節の試合を終えていますが、この火曜日にようやく第1節を消化することになります。

ベティスにとってメスタージャは、歴史的には非常に大きな鬼門とされてきました。これまでにリーグ戦で対戦した通算73試合のうち、バレンシアが53勝を挙げており、ベティスの勝利はわずかに「10勝」(残りの10試合は引き分け)にとどまっています。

しかし、2020年にマヌエル・ペジェグリーニ監督が就任して以降、この鬼門の歴史は完全に覆されています。

チリ人指揮官は、ベティスを率いてこれまでにメスタージャで6回リーグ戦を戦い、その戦績は3勝1分け2敗と、なんと勝点を得た確率が50%をはるかに超える圧倒的な好相性を誇っています。

2020/21シーズンにはCanalesとTelloのゴールで0-2の完勝、さらに翌2021/22シーズンにはWillian José、Canales、Borja Iglesiasのゴールで0-3とバレンシアを一蹴しました。2022/23シーズンには0-3で敗れたものの、直近の2024年4月の対戦では、Ayoze Pérezの劇的なダブルボレー(1-2)によって、当時Baraja監督率いるバレンシアと直接争っていたヨーロッパカップ戦の出場権をもぎ取りました。昨シーズンの2025年11月の対戦でも、Cucho Hernándezのゴールにより1-1の貴重な勝点を持ち帰っています。

対戦相手のバレンシアは、土曜日のセルタ戦で終始アイデア不足を露呈して0-0の不満の残るドローに終わり、メスタジャのサポーターから激しい辞任コールやブーイングを浴びて大きな不穏な空気が漂っています。ソシエダを破って勢いに乗るペジェグリーニ監督率いるベティスは、得意のメスタージャを再び攻略し、リーグ連勝を狙います。(via Superdeporte / via SPORT)

【本日の総括】

レアル・ベティスは、開幕ソシエダ戦を1-0で制し、ロドリゴ・リケルメの完璧なボレー弾と守護神アルバロ・バジェスの劇的な神セーブにより、満員御礼のラ・カルトゥハで最高のスタートを切りました。新戦力のパロットやベルナルの登場に沸き立つ一方、パブ・ガルシアの涙の退団ジェスチャーや、ネルソン・デオッサを巡るメキシコからの高額オファー、ダニ・セバジョスの帰還に向けた資金繰りなど、移籍市場残り10日の「パズル」を解くフロントの最後の攻防からも目が離せません。ペジェグリーニ監督が要求する「さらなる微調整」を施し、相性の良いメスタージャでのバレンシア戦で連勝を飾れるか、今週のビッグマッチに注目が集まります。